艦隊これくしょんの世界にトイレのアイツらが攻めてきた 作:フェイさん
羽黒達がテレビマンと一緒にカメラマンの基地に戻って来た。羽黒は任務の報告を提督にする為に提督室へ行き、他の者達は体を休める為に各々の部屋へと戻って行く。そんな時、1人のテレビマンに向かって走ってくる大鳳を見つける。
「うわぁ!危ない!」
大鳳が止まろうとするがストップが効かない為、激突するかと思われたがテレビマンが優しく大鳳を受け止めていた。
「あ、ありがとうございます...」
テレビマンの画面には「(´-ω-`;)ゞ」の顔文字が表示されていた。
(頭部がテレビになっている人みたいだけど、新しい仲間の人なのかしら...?)
「あの、貴方は...?」
するとテレビマンは画面に文字を投影する。そこには「TVman」と表示されていた。
「テレビマンさんですか...。先程は止めていただいてどうもありがとうございます。トレーニングの為に走っていたら中々止まれなくて...」
大鳳が止まれなかった理由を聞いたテレビマンは頷きながら理解したようだった。
「...あの〜良かったらですけど、少し外に出て散歩しませんか?ちょっとした運動だと思って」
テレビマンはゆっくり首を縦に振る。
「良いんですか!?それじゃあ一緒に行きましょう!!」
そうして大鳳はテレビマンの袖を掴み、走って外に出た。外の景色は当たり前だが海が広がっている。因みに余談だが、このカメラマンの基地の外には艦娘やカメラマン、スピーカーマン達が羽根を伸ばすための施設が充実している。飲食店は勿論のこと、雑貨屋や劇場、温泉までも完備されている。その広さはなんと150万平方メートルであり、東京ドーム32個分の広さを誇る。
「本当にこの基地は広いですねぇ...施設も充実してますし」
並び立つ建物を見る大鳳。テレビマンはそんな大鳳をただ見つめていた。
「あ!あそこに雑貨屋さんがありますよ!」
指を指した先には大きなビルの雑貨屋があった。2人は早速中に入って行く。まず最初に立ち寄ったのはぬいぐるみ屋であった。
「あ!テレビマンさんこれ見てください!」
すると大鳳はテレビマンにある物を持ってくる。それは猫のぬいぐるみだった。
「これ見てくださいよ!とっても可愛いですよね!」
ただ頷くテレビマンだったが、どこからか楽しそうな雰囲気であった。
2人は雑貨屋をしばらく見て回った後、外に出る。外は既に夜であった。
「もう夜になってしまいましたね。どうします?どっかまだ寄って行きます?」
テレビマンは少し考え、ある場所を指差す。それは公園であった。
「公園ですか?良いですけど、公園で何するんですか?」
そうしてテレビマンは優しく大鳳の手を握って公園に行く。その後ベンチに座った2人は少し一休みをし始める。
「あの...公園に寄った理由は?」
するとテレビマンは空に対して指を指す。
「わぁ...!」
そこには空一面に星空が広がっていた。海に近い場所であった為、より綺麗に写っていた。
「綺麗ですね...。初めてこんな星空を見ました」
テレビマンはただ黙って大鳳の言葉を聞いていた。
「今でも時々思うんですけど、私達艦娘って何の為に戦っているのか分からなくなる時があるんです。今は深海棲艦やスキビディトイレ達を倒す為に戦っていますけど、この戦いが終わったら兵器である私達は一体何を目的として生きていけば良いか分からないんです...」
大鳳の気持ちを理解したテレビマンはそっと大鳳の手を握る。大鳳がテレビマンの顔を見ると彼の画面には「
「普通の女の子として生きていく...?」
テレビマンはゆっくりと頷く。
「でも...兵器である私達にそんな事出来るんでしょうか...?」
テレビマンは
「そうですね!テレビマンさんの言う通り、この戦いが終わったら普通の女の子として生活してみようと思います!その時はテレビマンさんも...ね!」
何やら意味深な言い方をした大鳳。テレビマンは少し気になったが、大鳳と2人で暫く星を見つめる。
「「...!!」」
公園の木の影から見ていたカメラマンとスピーカーマンはあまりの尊さに地面をバンバン叩いていたのであった。
なんかテレビマンと大鳳ってお似合いだなぁと思っている自分がいますw