艦隊これくしょんの世界にトイレのアイツらが攻めてきた 作:フェイさん
各所で爆発が起こる。シネママンとタイタンスピーカーは激しい戦いを繰り広げている。
「これでタイタンスピーカーマン戻ってくるのかしら...」
「分からないけど、祈るしか無いな」
古鷹と加古が遠くから戦っているシネママンとタイタンスピーカーマンを見ている。タイタンスピーカーマンはレーザーキャノンでシネママンに攻撃するが、びくともしないでどんどん歩を進める。
「本当に防御力高いわね」
シネママンの圧倒的な耐久力の高さに感心する五十鈴。するとタイタンスピーカーマンはジェットパックで浮き、上からレーザーキャノンで攻撃を仕掛けるがシネママンもジェットパックでタイタンスピーカーマンに突っ込む。
「うわっ、凄い爆発!」
シネママンが突っ込んだ衝撃で爆発が起きる。長良は思わず耳を塞いでいた。そしてシネママンは背中にある爪状の武器を伸ばしてタイタンスピーカーマンのスピーカを一個剥ぎ取った。このままでは負けてしまうと思ったのか、タイタンスピーカーマンは一時退散してしまった。
「あ、どっかへ行ってしまった...」
「い、一体どこへ行ったんでしょうか...?」
タイタンスピーカーマンが退散してしまった様子を見る古鷹と名取。シネママンの顔も「-_-」になっており、そのまま黒い霧に包まれてワープしていった。
「消えた...。」
あまりに衝撃的な展開で少し棒立ちになった古鷹であった。
〜カメラマン軍基地提督室〜
捜索艦隊の報告を待つ提督。彼の顔は度重なる任務によって顔が暗くなっていた。それを見た長門が心配そうな表情で提督に声を掛ける。
「提督、少し仮眠を取ったらどうだ...?顔がいつもより暗いぞ...」
「そうか?自分ではあまり気付かなかったが俺の顔は暗いか...」
ため息を吐き、椅子に深くもたれ掛かる。スキビディトイレとの戦いが始まってから提督はまともな休息は全くと言っていいほど取れていない。毎日が戦いである為、休む暇など無いからだ。だが提督は自分だけ休む事を許さず懸命に戦いに向き合っている。
「だが俺だけ休む訳にもいかん。皆んなが戦っている以上俺も休む事などできん」
「そうか...」
長門は提督にそれでも休んで欲しいと思っていたが、提督の強い意志を感じこれ以上言う事が出来なかった。
......
「古鷹、どうする?このままタイタンテレビマンとタイタンスピーカーマンを追うのか?」
加古は古鷹に追跡を続けるか現海域を離脱するのかを問う。
「...一旦基地に戻りましょう。提督にまずは報告してこれからの事を決めていかないと」
全員古鷹の考えを黙って聞いていた。そして古鷹は全艦に基地に戻るよう指示を出した。
......
基地に戻った古鷹率いる捜索艦隊は提督にタイタンテレビマンをバシー海峡で発見した事を報告する。そしてタイタンスピーカーマンが現れ、両者共に戦闘をした事も報告する。この報告を聞いた後、提督は唸っていた。
「そうか...。タイタンテレビマンはタイタンスピーカーマンを追って消えたか...。彼にタイタンスピーカーマンを洗脳から解除して欲しいが何か嫌な予感がする...」
「嫌な予感とは一体何だ...?」
長門は提督に聞く。
「もしかしたらタイタンスピーカーマンはタイタンテレビマンを罠に嵌めようとしているかもしれないという事だ」
「...!?」
提督の言葉に長門は動揺を隠せない。
「今こちらの現状の最強戦力はタイタンテレビマン。彼だけだ。その最強戦力を罠に嵌めて一網打尽にして我々の戦力の大幅弱体を狙っている可能性が大きい」
「確かに...。向こうの兵器はどんどん凶悪になっている。こちらも戦力を強化しているが向こうの開発スピードが速い...」
「奴らは数に物を言わしてやって来る。せめてタイタンカメラマンの修復が終われば戦況を打開する可能性はあるが、向こうはタイタンスピーカーマンとG-Manという強大な戦力がいる。タイタンテレビマンだけじゃ厳しいだろう」
提督の言葉を聞いた長門はただ聞くことしかできなかった。実際提督の言った事は正しく、今の現状だとタイタンテレビマンだけでは分が少し悪いのだ。そしてこの提督の言葉は現実味を帯びてくるのだった...。