艦隊これくしょんの世界にトイレのアイツらが攻めてきた   作:フェイさん

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この話は閑話となります。時系列的にはタイタンスピーカーマン達が中部海域にいく前日です。


閑話 迷子になった第六駆逐隊

「ここ...どこかしら」

 

雷はそう言う。カメラマンの基地を探検していた第六駆逐隊は広い基地のせいで迷っていた。

 

「はわわ...迷子になってしまったのですか...?」

 

「どうやらそうらしいね」

 

電からは涙が溢れ出そうになっているが響は妙に落ち着いていた。この状況を何とかする為に1番艦である暁が3人を取りまとめる。

 

「皆んな!このレディである暁に任せなさい!私に着いてこればすぐに戻れるんだから!」

 

胸をポンと叩きながらそう言う。

 

「だが暁。さっき暁に着いて行った時に同じ所をグルグル回っていたじゃないか」

 

「うっ...」

 

響に図星を突かれた暁は地面にバタリと倒れる。

 

「はわわ!暁ちゃんが倒れてしまったのです!」

 

倒れた暁を電は必死に起き上がらせようとするが、力不足のせいか中々起き上がらなかった。しかし突然、暁の体がヒョイっと持ち上がる。

 

「あれ...?」

 

暁は一瞬何が起きたか理解できなかったが、3人が見上げるとラージカメラマンが暁の腰を持って立たせていた。

 

「あ...ありがとうなのです...」

 

3m近くある巨体で少し恐怖を感じる電。ラージカメラマンは頷いた。そうしてラージカメラマンが去ろうとすると雷が呼び止める。

 

「ちょっと待って!私達迷子になっちゃったの!だから案内してくれないかしら?」

 

それを聞いたラージカメラマンは頷き、第六駆逐隊全員に近づきしゃがむ。

 

「もしかして運んでもらえるのかい?」

 

ラージカメラマンは腕を大きく広げており、腕に乗る様に腕を指差す。

 

「それじゃあお言葉に甘えて」

 

響はラージカメラマンの右肩に座る。

 

「あぁ〜!私も乗る〜!」

 

雷は左肩に座る。電も申し訳なさを感じながらも響の隣に座る。

 

「ちょっと!一人前のレディは人の肩に座らないものよ!」

 

するとラージカメラマンが暁に近づき頭を撫で始める。

 

「ちょ、ちょっと!いきなり何するのよ!」

 

それでもラージカメラマンは暁の頭を撫で続ける。頬を赤らめた暁は根負けしたのか、ラージカメラマンの左腕に乗る。

 

「しょうがないわね!仕方なく乗ってあげるわ!」

 

(フフフ...暁ちゃん嬉しそうなのです)

 

心の中で嬉しそうな暁を見て笑う電であった。そうしてラージカメラマンはゆっくりと立ち上がって第六駆逐隊を個室までへと運んで行った。

 

「にしても貴方凄い力持ちなのね〜!」

 

ラージカメラマンの力強さに驚く雷。

 

「...♪」

 

雷の褒め言葉にラージカメラマンはどことなく嬉しそうな感じであった。

 

......

 

やがて個室に着いたラージカメラマンと第六駆逐隊。ラージカメラマンは第六駆逐隊を降ろす。

 

「ありがとう!ラージカメラマン!」

 

雷が感謝する。他の3人も運んでくれたお礼をする。

 

「本当に助かったのです!どうもありがとうなのです!」

 

「また君の肩に乗らせてくれ」

 

「運んでくれたのは感謝するけど今度はちゃんとレディとして扱ってよね!」

 

そうして去っていくラージカメラマンにお礼を言う第六駆逐隊。ラージカメラマンもお返しにサムズアップをして去って行った。

 

影から見ていたカメラマンやスピーカーマンも暖かい目で見守っていたのだった。

 




今回の閑話はラージカメラマンと第六駆逐隊の話でした!個人的にラージカメラマンは面倒見が良さそうなイメージがあったのでこのお話を書いてみましたwまたどこで閑話を書こうと思っておりますので是非宜しくお願いします!
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