閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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月閃女学館編 第八章 悪など我々の前では恐るるに足りません

半蔵学院との戦いを追え、傷を癒した紫苑たちは

 

 

決着をつける前に学館から言い渡された指令に従い

 

 

一行は秘立蛇女子学園へと趣いた

 

 

付いて早々、紫苑達の前に現れたのは雅緋だった

 

 

紫苑達は現れた雅緋に自分たちが月閃女学館からきた事

 

 

そして自分たちが雅緋たち蛇女子学園に学炎祭を仕掛けに来たことを告げる

 

 

事情を知った雅緋はこれに対して真っ向から受けて立つことを告げ

 

 

月閃との学炎祭を承諾した

 

 

学炎祭に伴い、雅緋は他の選抜メンバーたちを召集

 

 

その時、紫苑たちは驚きの表情を浮かべる

 

 

なぜなら現れた選抜メンバーたちの中に

 

 

行方をくらませていた自分たちと同じ月閃の生徒だったはずの両備と両奈がいたのだから

 

 

そして紫苑たちと対面するやいなや、両備の方から紫苑たちに歩み寄ってきた

 

 

紫苑は両備たちに自分たちのもとに戻ってくるよう説得するも両備はこれを拒否

 

 

そして叢が口火を切ったことにより

 

 

いよいよ紫苑たち月閃と雅緋たち蛇女の学炎祭が幕を開けることになった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学炎祭が始まり、雪泉たちがそれぞれの相手と戦いを繰り広げる中

 

 

紫苑もまた自分の相手が先んじて待つ場所へと向かっていた

 

 

「(僕の相手。一体どんな人なのでしょう?)」

 

 

相手について考えながら紫苑が到着した先には

 

 

「来たか。待ちわびたぞ」

 

 

「…それは申し訳ございませんね」

 

 

静かに目を瞑り、腕を組みながら佇む男が

 

 

「あなたが私のお相手ですね?」

 

 

「いかにも。俺は、蛇女子学園特別転入生。蒼馬だ」

 

 

「私の名は紫苑と申します。…さて、では自己紹介はこの辺にして、学炎祭の仕来りに乗っ取り、あなたを全力で倒させていただきます」スッ

 

 

「やれるものなら、な」スッ

 

 

互いに懐から巻きものを取り出す

 

 

「「忍、転身!」」

 

 

紫苑が巻きものを空へと投げ、巻きものが光り輝き、忍装束を纏う

 

 

 

《TransFormation》

 

 

 

蒼馬はヴァイザーをセットすると同時に装束を纏った

 

 

「行きます!」

 

 

「こい」

 

 

装束を纏った両者は戦いに身を投じる

 

 

「はぁぁぁぁ……!」

 

 

紫苑は全身から力をあふれださせるとともに右手を地面にむけて突き出す

 

 

 

グラララララララララ……!

 

 

 

「っ、なんだ?」

 

 

すると地響きが起こり始め、次の瞬間

 

 

 

ピキキキキ…ゴォォォォォォ!

 

 

「っ?」

 

 

紫苑の能力で地面が割れ、複数の巨大な岩が宙に浮かび上がる

 

 

「喰らいなさい!」

 

 

「っ!?」

 

 

そして紫苑が蒼馬にむけて腕を突きつけると岩が蒼馬に向かって飛んでいく

 

 

蒼馬は自分に向かって飛んでくる岩を避け

 

 

よけきれない時は手にしている武器で叩き割った

 

 

「子供だましだな」

 

 

「この程度の攻撃、よけきれなければ所詮それほどの実力…ですがこれならどうですか?」

 

 

すると紫苑は再び岩を浮かび上がらせる

 

 

「はあぁぁ!!」

 

 

そして再び岩を蒼馬目掛けて飛ばす

 

 

蒼馬も受けてたつかのように構えをとる

 

 

「さらにここで、秘伝忍法・聖火の夜想曲(ノクターン)!!」

 

 

 

ボォォォォォォォォォォ!

 

 

 

「っ!?」

 

 

岩を飛ばした直後、手から高熱の炎を放ち、それを岩に浴びせる

 

 

炎と高熱を纏った岩石が蒼馬に向かって飛んでいく

 

 

「っ、ぐっ!?」

 

 

不意を突かれるも蒼馬は怯むことなくそれらを勢いよくはじき返していく

 

 

そんな中、中でも一番大きな岩が激突する

 

 

蒼馬は飛んできた岩石の衝撃、防御こそ出来ているもののパワーに押され

 

 

背後にあった壁に激突

 

 

「まだです!はぁぁぁ!!」

 

 

紫苑は蒼馬に相当のダメージを与えたことにより、追撃の燃える岩石を飛ばす

 

 

そして岩石は蒼馬が吹き飛んだ方に飛んでいき激突する

 

 

それとともに爆発が起こった

 

 

「……呆気なかったですね」

 

 

紫苑は勝ちを確信し、その場から立ち去ろうとしたが

 

 

「どこに行こうというのだ?」

 

 

「」ピタッ

 

 

爆煙が立ち込める壁際の方から声が聞こえ

 

 

立ち去ろうしていた紫苑はその足を止め、声のする方へと振り向くと

 

 

もくもくと立ちこむ煙の中から腹あたりが衣服ともに焼けただれ

 

 

胸部あたりに酷い火傷を負いながらも歩み寄ってくる蒼馬がいた

 

 

「……少々、驚きです。高熱を帯びたあの数の飛石をくらって、それによりそんなダメージを追って尚、平然とした態度でいるなんて」

 

 

「ふん。……この程度で俺を倒したとでも思っていたのなら、残念だったな」

 

 

そう言うと蒼馬は脇にさしているホルダーから巻物を取り出し、武器にはめ込む

 

 

 

《治癒》

 

 

「っ」カチャ

 

 

蒼馬は巻物をセットすると武器の銃口を紫苑にではなく自分の胸に押し当てる

 

 

 

バキュン!

 

 

トリガーを引き、撃つ

 

 

すると驚く紫苑をよそに蒼馬の傷が完全に癒えた

 

 

「治癒効果を持つ弾丸?」

 

 

「言っただろう、この程度では俺は倒せんとな」

 

 

それぞれのもつ能力を目の当たりにした二人は探り合いをする

 

 

「厄介な能力だろうと関係ありません。あなたたち悪忍は私がこの世から全部駆逐します!真の平和のために!」

 

 

「大層な物言いだが。俺から言わせれば貴様らの言ってることは、本の中身を見ずに表表紙のみで物事を語っているに過ぎない愚か者の戯言にしか聞こえんぞ」

 

 

「なっ、…なんですって!?」カチン

 

 

生涯をかけてでも黒影の理想を叶えようと日々努力している自分たちの生き様を侮辱されたことに紫苑は怒りを顕にした

 

 

「許さない!その言葉取消しなさい!!」

 

 

怒りのままに紫苑は吹きすさぶ風を操る

 

 

「今度は風を操るか…」

 

 

「秘伝忍法・烈風のソナタ!!」

 

 

 

ビュォォォォォォォォォォォォ!!!!

 

 

 

荒れ狂う風の刃が蒼馬に襲いかかる

 

 

「……っ!」

 

 

蒼馬は攻撃の直撃こそ受けたがダメージが入っている様子がない

 

 

「くっ、このぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

 

ビュオォォォォォォォォォォ!!!!!

 

 

 

紫苑は負けじと風の勢いを強める

 

 

「…はっ!」

 

 

だが、それも虚しく蒼馬が放った気迫に風はかき消されてしまった

 

 

「そ、そんな…!?」

 

 

あまりのことに驚きを隠せない紫苑だったが

 

 

そんなことはおかまいなしにと蒼馬はその隙に攻撃圏内に入った

 

 

「ふん…」

 

 

「っ!?」

 

 

「はぁぁぁぁ!!!」

 

 

蒼馬はバンカーを構える

 

 

紫苑は攻撃を防御するも回転を加えた蹴りのヒットを許してしまった

 

 

「なっ!?うわあぁぁぁぁぁ!!」

 

 

それにより紫苑は吹き飛ばされた

 

 

「ぐっ!」バッ! ザザァァァ!

 

 

しかし紫苑はなんとか受けみをとりながら体勢を立て直した

 

 

「(くっ、強い…!)」

 

 

「…どうした。遠慮はいらないぞ。かかってこい」

 

 

「えぇ、もちろんそのつもりです」

 

 

自身の拳をぶつけながら紫苑を兆発する蒼馬だった

 

 

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