閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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月閃女学館編 第十二章 互いの誇り

己が正義を再確認し、新たに戦い抜くと誓い合った紫苑たち

 

 

その次なる標的を光牙たち焔紅蓮竜隊に決まり、彼らが住まわっているという場所の情報を突き止めた

 

 

探索する中、どうやら自分たちの侵入に気づいたこ光牙たち自らが出むき、紫苑たちの前に姿を現した

 

 

流れるように互いの思いを胸に戦いに身を投じることになり、瞬時に飛び去る光牙たちを急ぎ追いかける紫苑たち

 

 

待ち構える紅蓮竜隊の面々に四季、美野里、夜桜、叢、雪泉の順に待ち構えるそれぞれの相手に勝負を挑むとともに他の仲間たちを先に行かせていった

 

 

そして最後に到着した紫苑は自分を待ち構えていた光牙と相対し、その戦いに身を投じるのであった

 

 

 

 

 

 

 

ヒュウ~

 

 

 

 

「……」

 

 

「……」

 

 

 

互いに構えたまま微動だにせず、その場に佇む2人

 

 

緊迫する状況の中、ついに沈黙が破られる

 

 

「はあぁ!」シュン!

 

 

「ふん!」ガキン!

 

 

光牙に向かって紫苑が先制攻撃を繰り出し

 

 

それを弓を盾にして防ぐ光牙

 

 

「せい!」

 

 

「やあぁ!」

 

 

二人の攻防が徐々に激しさを増していく

 

 

「風よ、薙ぎ払え!秘伝忍法・烈風のソナタ!!」

 

 

 

ビュォォォォォォォォォォォォ!!

 

 

 

「っ!?」ジャキ ジャキ

 

 

紫苑が唱えると突如として真空波が発生した

 

 

そして風が光牙の体を傷つけるとともに後方へと投げ飛ばした

 

 

「くっ!」バシュン

 

 

光牙は吹き飛ばされながらも体制を立て直しつつ矢を放つ

 

 

「クリア・ウォール!!」

 

 

ヴゥゥン!!

 

 

しかし、紫苑はその攻撃をクリア・ウォールで防ぐ

 

 

「っ!!」タタタタタ

 

 

光牙が紫苑に向かって駆け出した

 

 

「させない!烈風のソナタ!!」

 

 

 

ビュォォォォォォォォォォォォ!!

 

 

 

紫苑が再び烈風のソナタで光牙を攻撃する

 

 

「二度も同じ技にひっかるものか!」ヒョイ!

 

 

だが、光牙は迫り来る烈風のソナタを既でかわすとともに一気に距離を詰める

 

 

「はあぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

「っ!?」

 

 

攻撃をかわされた挙句、発動中の反動によって紫苑は身動きが取れない

 

 

「ふっ!!」ブン!

 

 

「ぐっ!?」

 

 

「せい!」

 

 

「ぬああぁ!?」

 

 

斬撃を決めるとともに直ぐ様後ろ回し蹴りで紫苑を蹴り飛ばす

 

 

「っ!」キュィーン! シュゥゥン!

 

 

更なる追撃か、光牙が瞬時に針状に生成した何本もの粒子を投げつけた

 

 

「くっ!…っ?」

 

 

咄嗟に受け身をとる紫苑に光牙の攻撃が命中した

 

 

しかし、紫苑はここで違和感を感じた

 

 

攻撃を受けたにも関わらず、ダメージは愚か傷一つ負っていないのだ

 

 

「(いったいこれは?)」

 

 

不思議に思いつつも紫苑だったが

 

 

「…っ!?」

 

 

「っ!」チャキ

 

 

考える暇も与えてはくれず光牙がすでに構えをとり、弓矢で自分を射抜こうと狙っているところだった

 

 

「くらえ!」ビュン!

 

 

光の矢が紫苑に向かって飛んでいく

 

 

「くっ、これ以上好きにはさせない!!」ドン!

 

 

それを見た紫苑は地面に手を置く

 

 

「生地の奏でし命の聖歌に誘われ……眠りなさい!大地の狂詩曲(ラプソディ)!!」

 

 

紫苑が演唱を唱えた瞬間

 

 

放たれた矢が急に勢いを無くし、そのまま地面に落ちた

 

 

「どういうこと…っ!?」ズゥゥゥゥゥゥン!

 

 

さらにそのすぐ後に自身の身体が急激に重くなったことに光牙は気づいた

 

 

徐々に立つこともできなくなり、地面に膝をつくまでを保つのが精一杯だった

 

 

「ぐっ…こ、これは…!?」グヌヌ

 

 

「今、この一帯には超重力フィールドが貼られている」

 

 

「超重力…フィールドだと!?」グヌヌ

 

 

「そう、発動させてから10秒の間、このフィールドに動きを封じられ、唯一動くことが出来るのは術者のみ、これで君はもう何もできずにただただ己が敗北する瞬間を待つことしかできないのです」

 

 

そう言うと紫苑がゆっくりと光牙のほうに歩み寄ってきた

 

 

「これで終わりにしてあげましょう!」バッ

 

 

紫苑が止めを刺すべく右手を空にあげた

 

 

「…ふっ」ニヤ

 

 

「っ、何がおかしい?」

 

 

「さっき…貴様は俺の攻撃を食らったよな?」

 

 

「攻撃?…っ」ハッ!

 

 

先ほどの攻撃、そう、着地前に自分に放った針のことを思い出す

 

 

「えぇ、確かに…でもそれがなんだというのです?あんな当たってもなんのダメージにもならないような技が何の役にたつというのか理解不能です。ともかく、そんなことは関係ない…これで仕留めてしまえば何の問題もないのだから!」

 

 

紫苑はそう言うと全身から気を滾らせ、力を高める

 

 

「あれを使った理由がわからないのなら…今すぐ教えてやるよ…」フフフ

 

 

「っ?」

 

 

光牙が再びニヤリと笑い紫苑が不思議な顔を浮かべた

 

 

 

その刹那!

 

 

キュピーン シャリリリリリリリリリ!

 

 

「なっ!?なに、これ!?」アタフタ

 

 

突如、先の攻撃を食らった紫苑の体の箇所がが光り輝き

 

 

「こ、これはっ!?」ガッシャン!

 

 

さらにその光がチェーンへと形を変え、ほかの箇所と連結していくとともに一斉に紫苑の体に巻き付いた

 

 

「ぐっ!?ぬあっ!?」ドテッ

 

 

チェーンによって身動きがとれずその場に倒れ込む

 

 

「くっ、くあっ!くっ、鎖が体に…くい、こむ!?」グヌヌ

 

 

脱出しようともがけばもがくほどチェーンが紫苑の体に食い込んでいくのだった

 

 

「な、何をした!?」クワッ!

 

 

「この技は最近開発した拘束術でな。相手に粒子を付着させることで相手を拘束することができる技なのさ、しかも拘束するタイミングは術者の任意で決められるのさ」

 

 

「そんな技だったとは…油断した!?」

 

 

悔しげな顔を紫苑が浮かべていると

 

 

先ほどまで発生していた超重力フィールドが消滅した

 

 

「…これでやっと動ける」

 

 

光牙は体の自由が元に戻ったことを確認すると直ぐ様立ち上がり、チェーンに絡められている紫苑に近づく

 

 

「形勢逆転…だな」

 

 

「くっ!?」

 

 

「どうやら終わるのは俺ではなく、お前のようだな」シャキン

 

 

弓の刃を光らせ紫苑にそうつぶやく光牙は止めをささんと構える

 

 

「終わりだ!!」

 

 

光牙が弓を振り下ろす

 

 

「まだだ!まだ終わらない!!…こんなことでやれると思ったら大間違いだ!!」

 

 

そう言うと紫苑は体を回転させるとともに振り下ろされた弓の斬撃をかわす

 

 

「なっ!?」

 

 

「隙きあり!はぁぁぁぁ!!」バキィン!

 

 

「ぬあっ!?」ドサッ!

 

 

攻撃をかわすとともにすかさず自由を奪われていない足で光牙の足を蹴り飛ばし

 

 

それにより光牙は地面に倒れ込む

 

 

「ふっ!!…ぬぅぅぅ……はぁぁぁぁ!!」ピキキキ パリィィィィィィィン!

 

 

光牙が倒れている隙に紫苑は立ち上がり、全力の力で鎖を引きちぎった

 

 

「…ほう、やるな」

 

 

「本当の勝負はここからです!」

 

 

「そう来なくちゃな…っ」スッ

 

 

「ふっ!」スッ

 

 

互いに相手を睨み据えながら、次の一手を練る二人

 

 

果たしてこの戦いの結末はいかに…

 

 

 

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