詳しくは活動報告の方をご覧ください
一部のストーリー部分はそのままに蒼馬の性格などやストーリーを変えております
新・蛇女子学園編 第一章 改造された少年
ここは蛇女子学園の本部
先の半蔵学院との争いによって崩壊してしまった蛇女を再建させているその過程で多くの生徒たちもここで仮生活をしていた
そんな蛇女の本部にて今、学園の教師である鈴音こと凛は上層部に呼び出しをくらっていた
その部屋には5人の議員たちがいた
蛇女おきた今までの出来事を凛は議員たちに説明した
「…数少ない少数の善忍たちによって蛇女子学園は崩壊、しかも選抜メンバーたちがそれに乗じて蛇女を抜け出し抜忍になったと……なんとも無様なものよのう、鈴音?」
「はい、返す言葉もございません…此度の件についてはどのような処罰も受ける覚悟です」
凛は頭をさげ、上層部に謝罪を述べる
「ふむ…君に処罰を与えるのは容易い」
「しかし君には今までの蛇女での働きもある。何より君ほどの人材をみすみすなくすのも惜しい」
「そこで我々は君に汚名返上のチャンスを与えようと考えておる。…ですな議長?」
「はい、というわけだがいかがかな、鈴音くん?」ニコニコ
5人の議員たちのリーダーである議長が凛に問いかける
「チャンス?…と言いますと?」
凛は議員たちの言っていることがよくわからなかったので問うた
「君には汚名返上も兼ねて、これより蛇女に特別転入兼選抜メンバー入りさせる少年の面倒を見てもらう」
「少年?」
「入りたまえ」
議員の一人がそう言うと先ほど凛が入ってきた扉からお側人らしき人物が入り、よく見ると後ろに誰か連れていた
そして凛の横に少年が立った
「彼は?」
凛が尋ねようとした時、議員の一人が指を鳴らす
「ふっ!」
「っ!?」
突然、少年か凛に襲いかかってきた
凛はとっさに手裏剣でガードすると
「はぁぁ!」
「ぐっ!?」
今度は素早い脚さばきで蹴りを繰り出す
「っ…はぁぁ!」
「ぬぅ!?」
しかし凛も負けてはおらず攻撃を受け流すとともに隙を伺い
そして素早く斬りかかる
少年はなんとか攻撃を回避すると凛と距離をとる
するとパチパチパチと拍手の音が聞こえた
それは議員たちだった
「ほっほっほっ、素晴らしい。蛇女の誇る最強の教師である鈴音くんを前に引けをとらぬとは、いやはや恐れ入った。すまないね手荒な真似をして、少し彼の力がどれほどのものか確かめたくてね」
そう言って議長が少年に目を向けると少年は構えをやめ、おとなしくなった
「この少年はいったいなんなのですか?」
「数日前に道元が使用していた研究施設から連れてきたのだ」
「残っていた資料などから、道元はある研究をしていたらしい。…ですな議長?」
「はい、どうやら道元は最強の忍を作るためにあらゆる手を使っていたらしい、そして彼はその実験で成功し、並みの忍を越えた強化忍を作っておったようでのう」ニコニコ
「…強化忍?」
それを聞いた凛は少年の方を向いた
「他にも多くの忍たちを強化しようとしていたようじゃが…しかし、彼以外実験の不可に耐え切れず、ことごとく死亡してしまたらしい」
議長の話しが本当ならば道元の行動は許せぬものだった
「さて話しを戻すが、何はともあれ、彼は我々にとっても改造手術で強化された異例の存在、興味深い対象でもある。このままにするのも惜しい、そこで君に彼の指導を命じようと思います」
「左様、君ほどの忍が育てれば重要な戦力となるだろう」
「すでに彼には君の指示に従うように命じてある。…ですな議長?」
「はい、というわけで引き受けてくれますね?我々は君の働きに多いに期待しておるよ」ニコニコ
議長が凛に尋ねる
「…ご命令とあらば、必ずやご期待に添えてみせましょう」
凛はかしこまりながらそう呟いた
そして凛は少年の方を向くと
「お前、名はなんと言う?」
「……蒼馬」
「そうか、よし蒼馬、ついてこい。お前が選抜メンバー入りするというのなら他のメンバー達に紹介しなければならないからな」
「了解した」
議員たちの言った通り、どうやら自分の命令に従うよう指示されているらしく素直に従い
そして凛は蒼馬を連れて蛇女の忍部屋に向かうのだった
廊下を歩く二人、そんな中、凛はふと蒼馬に質問してみることにした
「蒼馬」
「なんだ鈴音?」
「呼び捨てはやめろ。私とお前は教師と生徒の間柄だ。次からは先生をつけろ」
「了解した。今後は善処しよう。鈴音先生」
凛からそう言われると蒼馬は訂正し、ちゃんと先生をつけた
「蒼馬、1つ聞かせろ。議員の方々が言っていたのは事実か?」
「肯定だ」
尋ねられた凛の質問を冷静にその言葉で蒼馬は返した
「ではお前の体には本当に妖魔が宿っているのだな」
「あぁ、その通りだ」
またも冷静に蒼馬は質問に答えた
「怖くはないのか?自分の体に化け物が宿っているんだぞ?」
「俺にはそんな感情はない、俺にあるのは与えられた任務をこなすこと、それだけだ」
「……」
蒼馬の言葉を聞いた凛はかつて道元が語っていたことを思い出す
『主に忠実な駒、それが忍。感情などは必要ない、駒は駒らしく命令に従えばいいのだよ』
彼はまさに道元の言う忍そのものだった
おそらく施設でそのように道元から教育されてしまったのだろう
人らしさを捨てたまるで機械のような人、それが彼なのだと凛はそう思うと同時にこのような道元の行いに怒りを感じた
そしてそう考えている間に部屋に到着した
「ついたぞ。この先が忍部屋だ。すでに中にはこれからお前とチームを組む事になっている奴らがいる。もっともまだ全員揃ってはないがな」
「俺は特別として入るだけだからな。選抜メンバーに必要な人数は5人と聞いてるぞ」
「すでに3人は揃っているからあと2人必要という状況だな」
そう言いながら凛はドアを開ける。するとそこには
「くっ、どうしてこんなことに……」
「みっ、雅緋、落ち着いて」アセアセ
「……光くん……」ボ~ン
「紫!お前もお前で落ち込んでるんじゃない!」
なにやらそわそわしている選抜メンバーたちだった
「何をしているお前たち」
「すっ、鈴音先生!?」
凛が入ってきたことに驚く3人
「これはどういう状況なんだ?」
「いぇ、あのその…」
「鈴音先生!」
「なんだ雅緋?」
彼女たちに問いかける凛にメガネをかけた少女、忌夢は冷や汗を垂らす
そんな時、白髪の少女、雅緋が凛に語りかけてきた
「私はもう我慢できません!一刻も早く光牙を連れ戻す許可をください!」
「ダメだ。まだ残りのメンバーが揃わない中で勝手なことをさせるわけにはいかん」
「っ……」
雅緋の申し出を凛は却下した
「いくらお前が手を回して光牙の処分を軽くさせたとはいえ、それとこれとでは話しは別物。お前の都合でなんでも動く訳あるまい」
凛の言葉に雅緋は黙り込んだ
「ところで鈴音先生。後ろにいるそいつは?」
「紹介するぞ。こいつは蒼馬、特別転入兼、お前たちの仲間として選抜メンバーに入る今後は共に任務に当たってもらう」
「蒼馬だ。よろしく頼む」
蒼馬はぺこりと頭をさげる
雅緋たちは突然凛から伝えられたことに驚きを隠せなかった