閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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新・蛇女子学園編 第三章 何者だこいつら?

蒼馬と対面した雅緋たちは凛が彼が特別転入として選抜メンバー入りをすると聞かされた

 

 

しかしそれを聞いた雅緋たちは意義を唱えた

 

 

実力もわからないような得体のしれないものとは組めないと言い張る雅緋たちに凛が組み手を行うことを提案し

 

 

雅緋はそれに賛成し、蒼馬に戦いを申し出た

 

 

組み手が始まると序盤から雅緋が猛攻を繰り広げ

 

 

この勝負、雅緋が勝つかと思っていたが

 

 

それはすぐに覆される

 

 

雅緋の攻撃は蒼馬にまるで歯が立たず

 

 

満を持して蒼馬が攻撃を行うと今度は雅緋が防戦一方状態となり

 

 

ついに決着がつき、勝敗は蒼馬の勝ちとなった

 

 

雅緋は蒼馬の強さを思い知り、雅緋はなくなく蒼馬のメンバー入りを認めた

 

 

そして晴れて蒼馬がメンバー入りをした直後、突然何者かが蛇女へと侵入してきたのだった

 

 

 

 

 

 

蒼馬や雅緋たちの前に現れたのは互いに左右の目の色が別々で方や茶色い長髪でツインテールに結わえた少女と短髪で金髪の少女がいた

 

 

「あなたが雅緋?」

 

 

「……お前たちは何者だ?」

 

 

「やっぱり目つきが違うわね。期待できそう」

 

 

「うんうん~。絶対だね~。両備ちゃん♪」

 

 

少女たちが雅緋を見て何やら納得した様子を見せていた

 

 

「おい、お前ら!雅緋が聞いているんだぞ、お前たちは何者だ?」

 

 

「あら、こっちの忠犬はイジメがいがありそうね」

 

 

「なっ、忠犬だと!?」

 

 

忌夢は二人の態度が少々気に入らなかったかようで怒鳴り口調で二人に尋ねる

 

 

しかしそんな忌夢をツインテールの少女、両備が彼女を忠犬呼ばわりする

 

 

小馬鹿にしたような態度が忌夢をさらに苛立たせた

 

 

「両備ちゃん。まって、まって~。イジメるなら両奈ちゃんをイジメて~!両奈ちゃんも忠犬よ~ん♪」

 

 

しかし何やら両備の鄰にいるもう1人、両奈が騒ぎ出す

 

 

「ちょっと黙ってなさいよこの駄犬!両備が大事な話しをしてるのに余計な口を開くんじゃないわよ。KYな犬は黙ってその場でおすわりでもしてなさい」

 

 

「はぅぅ~ん!わん。わんわん♪わーん♪」

 

 

「はしゃぐんじゃないわよ!!」

 

 

何やら変態じみたことをする二人に飽きれた顔をする雅緋と忌夢

 

 

すると腕を組み、柱にもたれかかっていた蒼馬が二人のほうに近づき、声をかけた

 

 

「お前たち」

 

 

「うん?」

 

 

「その制服、お前たち月閃の忍だな?」

 

 

「あら、察しがいいじゃない…そうよ。両備たちは月閃女学館から来たけど、でもあんた誰よ?」

 

 

蒼馬はどうやら二人の着ている制服から

 

 

彼女たちがどこから来たのかを予想し、尋ねた

 

 

少女は蒼馬の問いに答え、確かに自分たちは月閃から来たと告げる

 

 

しかし同時に両備たちは蒼馬の存在に疑問をいだく

 

 

「月閃の忍だと?…つまり貴様らは善忍か、なら私の敵だな」

 

 

「まて雅緋、まだ話しを終わってないぞ?」

 

 

「…わかったから離せ」

 

 

両備と両奈が善忍だと知り、排除しようとするも

 

 

それを蒼馬が止めた

 

 

雅緋は鬱陶しそうに肩を掴んでいる蒼馬の手をはらった

 

 

「何者かは知らないけど、随分と話しがわかる奴ね。じゃあそろそろ本題に入るけど、両備たちは姉妹揃って蛇女に転校しようと思ってきたの」

 

 

「転校?なぜだ?」

 

 

善忍である彼女たちがわざわざ悪忍の養成校であるこの学園に転入しようとしていると聞いて雅緋はキョトンとした顔をする

 

 

「まぁ、詳しくは言えないけど、簡単にいえば両備たちは善忍より悪忍のほうが向いているみたいなのよね」

 

 

「そうなの~。絶対、蛇女に転入したいんだわ~ん♪」

 

 

「なるほど。…で?お前たちはどう思うんだ?」

 

 

釈然としない理由ではあったが蛇女に入りたいと言い出した両備の言葉を聞いた蒼馬は雅緋たちがどうなのかを問うため雅緋たちに視線を向けた

 

 

「ふん。悪忍を目指すものから理由を問うのはマナー違反というものだ。転校したければ勝手にしろ。来る者は拒まず、それが蛇女だ」

 

 

「…だそうだが、お前たちはどうしたい?」

 

 

「もちろんそうさせてもらうわ。でもその前に…あなたで蛇女の実力を確かめさせてもらうわ。両備たちが入るに相応しいかを…ね」

 

 

兆発的な態度で両備が物申す

 

 

「こいつ…さっきから聞いていれば!」

 

 

「よせ忌夢……両備とか言ったな。実力を確かめたいというなら私以上にうってつけのやつがいるぞ」

 

 

「あら。それは誰かしら?」

 

 

「」チラッ

 

 

両備の問いに雅緋が腕を組み、目をつぶって立ち尽くす蒼馬をチラ見する

 

 

「…さっきも気になっていたけど、こいつは何者なの?なんで男がこの学園にいるのかしら?」

 

 

「こいつの名は蒼馬、特別転入によってこの学園にきた。しかもこいつはとんでもなく強い、私を倒したほどだからな」

 

 

「なんですって…?」

 

 

雅緋からそう聞いた両備は蒼馬に視線を向けた

 

 

「ふん。面白そじゃない。ならばあなたの提案に従っちゃおうかしら」

 

 

そう言うと両備は蒼馬の前に来るとそのまま彼を指さす

 

 

「蒼馬って言ったわね。今から両備と勝負しなさい、雅緋を倒したっていうあんたの実力のほどを見せてもらおうじゃない!」

 

 

強気な発言で両備が蒼馬に戦いを挑む

 

 

「いいだろう。望みとあらば受けてたとう。ならばお前たち二人で挑んでこい」

 

 

「なんですって?」

 

 

蒼馬は両備と両奈二人と同時に戦うと言い出した

 

 

「交互に戦うのでは面倒なのでな。まとめて相手をしてやると言っている」

 

 

「随分と余裕ね。後悔してももう遅いわよ」

 

 

「その言葉、そっくりと返そう」

 

 

両備は蒼馬の態度にイラつきヤジを飛ばす

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話しは終わり、再び組み手のためにスタンばる両者たち

 

 

両備はスナイパーライフルを構え、両奈は上と下にもトリガーのある変則型の銃を手に、戦闘準備は完了していた

 

 

一方、蒼馬のほうはとくにこれという反応はなく、ただつったていた

 

 

「さぁ、始めましょう。…でもね、一つだけ言っておくけど、私の忍転身は他のやつらと一味違うからあなたたちもしっかり目に焼き付けるといいわ」

 

 

「一味違うだと?」

 

 

「いったいどんな風になるんだ?」

 

 

両備の語った言葉の真意がわからぬ雅緋と忌夢はキョトンとする

 

 

「……大きくなるのよ……胸が!」

 

 

「「……はっ?」」

 

 

「だ~から!胸が大きくなるよの!!」プンスカ

 

 

転身した時、自分の胸が大きくなると語る両備だったが

 

 

しかし雅緋や忌夢にとってはさほど大したものではなく

 

 

むしろ呆れてしまうような内容だった

 

 

「くぅぅ~!なによその態度、ちょっと胸がデカいから自分には関係ないって言いたいんでしょ!む、ムカつくわ~!」プンスカ

 

 

「両備ちゃ~ん。そんなに怒らないで~」

 

 

「うっさい!あんたも他人事みたいに言ってんじゃないわよこのバカ犬!!」

 

 

「きゃい~ん♪」ウズウズ

 

 

雅緋たちの態度が気に入らなかった両備は恨み言を呟き

 

 

落ち着かせようと話しかけてきた両奈に罵声を浴びせた

 

 

罵声を浴びせられた両奈はとても喜んでいた

 

 

「…おい、いつまで待たせる気だ?」

 

 

しびれを切らした蒼馬は両備たちを急かす

 

 

「まぁいいわ。ともかくしっかりと見せてあげるわ両備たちの力を、忍転身!!」

 

 

忍装束を纏うとともに確かに徐々に両備の胸が膨らみ、かなりの大きさになった

 

 

「両備ちゃん待ってよ~、両奈ちゃんも~忍転身~!」

 

 

両奈もまたバレリーナのような白いドレスの装束を纏った

 

 

「さぁ、こっちは準備OKよ」

 

 

「いつでもどうぞ~♪」

 

 

両姉妹は武器を構え蒼馬と相対する

 

 

2対1の戦い、蒼馬はどうでるのか?

 


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