閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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新・蛇女子学園編 第九章 奇襲失敗

各々の修行をこなすとともに7日という月日を終えた蒼馬たち

 

 

そして蛇女本部からの月閃撲滅任務を遂行すべく蒼馬たちは直ちに死塾月閃女学館に向かった

 

 

様々な意見を出し合い、どう月閃に攻め入るか議論をしていると、そこに名乗りをあげたのは

 

 

元この学館の生徒であった両備と両奈であった

 

 

彼女たちがいうにはこの学館にはいくつかの抜け道があるというらしく

 

 

これを聞いた蒼馬たちは両備たちの案に乗り、それぞれ別々に侵入をして、最優先ターゲットである選抜メンバーの排除へと動くのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こっちよ。ちゃんと付いてきてるわね?」

 

 

「問題ない」

 

 

「当たり前に決まっているだろう」

 

 

 

抜け道から校内に侵入すべく、蒼馬と雅緋を両備が。忌夢と紫を両奈が二手に分かれて抜け道のある場所へと案内していた

 

 

「あっ。ここよ」

 

 

両備がそう言いながら止まり、それにより蒼馬たちも止まる

 

 

「どこに抜け道の仕掛けがあるんだ両備?」

 

 

「慌てないの、もう、せっかちなんだから」

 

 

そういうと両備は敵に気づかれないよう注意を払いながらゆっくりと抜け道への入り口の仕掛けがある場所へと歩み寄る

 

 

とある大きな岩のとこへと歩み寄る

 

 

「両備、お前が言っていたのはこれか?」

 

 

「そうよ。見た目は岩にカモフラージュしてあるけども…」コソコソ

 

 

手慣れた手つきで両備が岩を触っていると岩の一部がスライドし、中からレバーが出てきた

 

 

「こいつをこうすれば…っと」

 

 

両備がレバーを倒すと

 

 

ギギギギギギギギ~!

 

 

ガッシャン!

 

 

地面の一部が自動ドアのように開く

 

 

中を覗いてみるとそにには抜け道へと続く階段があった

 

 

「さぁ、行くわよ」

 

 

階段を降りて月閃に侵入しようとしたその時だった

 

 

pppp…pppp…

 

 

「あっ、待て!」

 

 

「っ?」

 

 

「なによ、雅緋、これからって時に?」

 

 

「忌夢からの通信だ」

 

 

降りようとしていた蒼馬と両備を突然雅緋が止めた

 

 

両備が何事かと尋ねると、どうやら別行動中の忌夢から通信が入った

 

 

雅緋が通信機を作動させると

 

 

『雅緋!雅緋聞こえる!』

 

 

「…あぁ、聞こえるぞ、どうした?」

 

 

「「っ?」」

 

 

通信ごしから慌てた様子の忌夢の声が聞こえ

 

 

それを近くから聞いていた蒼馬たちも何事かと内心思っていた

 

 

『ごめん雅緋。…しくじった』

 

 

「なに?どういうことだ?」

 

 

『敵に……発見された』

 

 

「「「っ!?」」」

 

 

忌夢の通信から自分たちが敵に発見されたと聞いて蒼馬たちは驚く

 

 

「なにがあったんだ忌夢!?」

 

 

『面目無い、僕が居ながらこんなことになるなんて…ともかく気をつけて雅緋、おそらくそっちにも月閃の奴らが-』

 

 

 

シュン!シュン!シュン!

 

 

 

スタッ!

 

 

 

「「「っ!?」」」

 

 

通信の最中、空から蒼馬たちの元に降り立つ3つの影が

 

 

「見つけましたよ。悪忍のネズミさんたち」ギロ

 

 

そして3人の内、真中にたつ人物が口を開く

 

 

「やはりあなたもでしたか両備さん。両奈さんがいたと聞いてもしやと思っていましたが…」

 

 

「姉妹揃って善である誇りを捨て悪に寝返るとは…許さぬぞ、この裏切り者が」ギロ

 

 

それに続くようにあとの二人も口を開く

 

 

「く、よりもよってこいつらのほうが来るなんて…」チッ

 

 

「両備、こいつらは何者だ?」

 

 

マズイとい言った顔をする両備に雅緋が尋ねた

 

 

「こいつらこそ、両備たちのお目当てよ」

 

 

「…ということはこいつらが?」

 

 

「気をつけたほうがいいわよ。何しろこの学校の選抜メンバーなんだから、ちなみに右側にいるのが雪泉、左側にいる面をつけたやつが叢。こいつら二人とも相当の腕の持ち主よ」

 

 

両備が蒼馬と雅緋に相手のことを教える

 

 

「でも…それ以上に厄介なのが。あの銀色の長髪をしたあいつ…紫苑よ」

 

 

そして、両備は先の二人の時以上に警戒心を強めながら真中の人物を睨み据える

 

 

「お前がそこまで警戒するとは…どういうやつなんだ?」

 

 

「どうもこうもないわよ。あいつは自然の力を操ることができるとんでもない奴よ!」

 

 

「っ!」

 

 

両備が指さす人物が自分が倒すべき最重要ターゲットだと知るやいなや蒼馬は紫苑を睨み据える

 

 

「わざわざ果たし状を出した相手の学校に奇襲をかけようとするとは…やはり悪忍は姑息な奴らばかりですね」

 

 

「ふん。そっちこそ、果たし状などといいう餌を使っておびき寄せた私たちを罠にかけようとしたんじゃないのか?」

 

 

「あなたたちのような世界の害悪と一緒にしないでください。秩序を壊すだけのあなたたちとは違い、我々には崇高なる目的がある。そしてそのために私たちは戦ってるのですから」

 

 

「崇高なる目的?」

 

 

紫苑たちが語ることに蒼馬は小首をかしげる

 

 

「そう、我々の目的はただ一つ、あなたたちのような邪悪なる存在をこの世から消し去り、世界に正しき者たちの生ける楽園を作ことなのですから」

 

 

自分たちの力で理想郷を作るべく戦っていると紫苑たちは高らかに言い放つ

 

 

「全く、相変らず堅物なのねあんたたちときたら」

 

 

その話しを聞いてうんざりと言わんばかりの顔をしながら両備が口を開く

 

 

「なんですか両備さん、私たちの悲願にケチをつけるというのですか?」

 

 

「えぇそうよ。正直聞いてて耳にタコができちゃいそうだわ。『悪忍は滅せよ。悪忍は滅せよ』…あんたたちは口を開けばそればっかり、芸がなさすぎなのよ。つまらない授業の講義を永遠に聴かされるくらい退屈ものだわ」

 

 

「なんですって~!」イラ

 

 

それを聞いた紫苑たちは怒りを感じた

 

 

「笑止、どんな理由があれ我々を裏切ったやつがとやかくほざくな…この貧乳」

 

 

「なっ!?」

 

 

突然の叢から自身のタブーが放たれ、両備は驚く

 

 

「ひ、ひひひひ…貧乳ですってぇぇぇ~!!」メラメラ

 

 

そして直ぐ様、怒りとともに全身に怨みの炎のようなオーラを纏う

 

 

「ちょ、調子乗ってんじゃないっての~…どいつもこいつも無駄にでかいのぶら下げて、イラつくわぁぁぁぁ!!!」ゴォォォォォォ!

 

 

凄まじい妬み嫉み、そして殺気を混ぜ合わせたどす黒いオーラを両備は噴き出させる

 

 

「…なぁ雅緋、なぜ両備はあんなにも怒っているんだ?」

 

 

「知らん、私に聞くな」

 

 

それを見ていた蒼馬はなぜ両備があんなにも怒り狂うのかわからず雅緋に尋ねるも、結果はわからずじまいであった

 

 

「もう怒ったわ!両備を貧乳扱いしたあんたはぜっったいに許さない!!」

 

 

「やるというのか…望むとこだ」

 

 

 

シュン!シュン!

 

 

 

話しが勝手に進む中、そのまま両備と叢は互いに決着をつけるべくどこぞへと行ってしまった

 

 

「…さて、これで2人ずつになったわけだが。私の相手はいったいどっちがしてくれるんだろうな?」

 

 

雅緋が兆発的な発言でそう言い放つ

 

 

そしてふと紫苑の方に目を向ける

 

 

「よし、私の相手はあいつに「やつは俺の得物だ。手は出させん」なっ!?」

 

 

紫苑と戦おうとした雅緋だったが、そんな彼女に蒼馬がダメだしし、紫苑の相手は自分だと言い放つ

 

 

「蒼馬きさま!横取りするなど汚いぞ!」

 

 

「…」

 

 

「おい!」

 

 

納得がいかずに文句をたれる雅緋だったが、蒼馬はそんな彼女の言葉に聴く耳もたんと言わんばかりに紫苑を睨む

 

 

そして紫苑の方も蒼馬のほうを見ていた

 

 

「…俺と戦え、四大元素を操る忍」

 

 

「ほう、わざわざ御氏名ですか?」

 

 

「貴様は俺が潰す」

 

 

「いうじゃないですか悪忍風情が。思い上がるのも大概になさい」

 

 

両者は互いに火花を散らす

 

 

「いいでしょう、そこまで言うのなら私の相手はあなたにしてあげましょう。付いてきなさい」

 

 

「望むところだ」

 

 

戦うことになった二人は場所を変えるべく移動することになった

 

 

「雪泉、ここは頼んだよ」

 

 

「任せてください紫苑」

 

 

「うん」

 

 

 

シュン!!

 

 

 

「蒼馬、こいつは貸しにしとくからな」ギロ

 

 

「好きにしろ」

 

 

 

シュン!!

 

 

 

各々、相方に一言告げると決着の場へと二人は向かって行くのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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