閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

182 / 809
京都編 第十一章 思いがけない乱入者

上層部からの命を受けて京都に出現した妖魔たち相当すべく忍務をこなす飛鳥達

 

 

佐介のことを思いながらも再会できることを心に願い、妖魔総統に全力を尽くしていた

 

 

しかし、そんな中、佐介の敵ともいえる妖魔衆が一体「十座」が現れ、彼女たちを無視してどこかへ向かっていった

 

 

これを見た飛鳥たちは奴を追うことでカグラの元に行けると考え、後を追った

 

 

案の定そこで捜していたかぐら、奈楽と彼女たちと相対している十座を発見した

 

 

形勢が不利と判断し、撤退しようとする十座を葛城と斑鳩が仕留めるのだった

 

 

 

 

十座を倒したことで半場浮かれ気分を味わう飛鳥達、半蔵学院の面々

 

 

「…っ?」

 

 

「どうしたの飛鳥ちゃん?」

 

 

「あれなんだろう?」

 

 

そんな中、十座が消えたところに赤い玉が転がっていたことに飛鳥が気が付いた

 

 

「わ~い、赤玉みっけ♪」

 

 

「かぐらちゃん?」

 

 

「いっただきま~す♪あーん…もぐもぐ」

 

 

かぐらは十座から出てきた赤玉を拾い上げるとそれを食べてしまった

 

 

「げっ、食べちまったぞ?」

 

 

「おいしー、力が戻ってきたよ!」

 

 

「そうですか、それはよかった。ではそろそろいきましょうか。次のを捜しに」

 

 

「うん♪」

 

 

そしてかぐらが奈落とともに去ろうとした時だった

 

 

「まって!」

 

 

「…なんの真似だ?」

 

 

先回りしていた飛鳥が両手を広げてとうせんぼする

 

 

「悪いけどあなた達をこのまま行かせるわけにはいかないの!」

 

 

「わたくしたちは上からかぐらさんを連れて行くよう命を受けているのですから」

 

 

2人を逃すまいと全員で包囲網を張った

 

 

「貴様ら…だが、自分がいる限りかぐらさまには指一本触れさせないぞ!」

 

 

かぐらを守るべく、奈落が飛鳥たちの前に立ちはだかる

 

 

「奈落ちゃん…あなたに恨みはないけど、これも忍務のためなの!」

 

 

そういうと飛鳥達は武器を手に奈落と戦う覚悟を決めた

 

 

「いいだろう。善の真なる意味も知らない脆弱な善など自分が粉々にしてやる!」

 

 

「行くよ奈落ちゃん!」

 

 

「来い!」

 

 

奈落のその言葉を合図に飛鳥たちは一斉に仕掛けた

 

 

「やあぁぁぁぁぁ!!」

 

 

「はぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

飛鳥と斑鳩が飛び上がると共にその手に持つ愛刀で奈落を切り捨てようとする

 

 

「あまい!」

 

 

「「っ!?」」

 

 

すると奈落は2人が飛んだ時よりもさらに高くジャンプする

 

 

「喰らえ!」

 

 

奈落がかかと落としの要領で鉄球をぶつけた

 

 

「「きゃぁぁぁあ!!」」

 

 

鉄球の直撃をうけ、飛鳥と斑鳩は地面に叩きつけられた

 

 

「次はアタイだ!」

 

 

「ふっ!」

 

 

「ありゃあぁぁぁ!」

 

 

葛城と奈落の足がぶつかり合う、戦闘スタイルが近しい2人の蹴り技が次々と繰り出されて行く

 

 

「はぁっ!!」

 

 

「うぐっ!うあぁぁぁ!!」

 

 

だが、経験の差かやはり奈落が一枚上手であった

 

 

奈落の放った蹴りが葛城の腹部に叩きこまれた

 

 

蹴りを受けて葛城は後方へと飛ばされた

 

 

「隙あり!」

 

 

「っ!?」

 

 

その時、奈落の隙を突いて柳生が仕込み刀で斬りかかった

 

 

一瞬焦りつつも、奈落は寸止めで回避に成功する

 

 

「ちっ!仕損じたか…だが、次こそは!」

 

 

「自分を見くびるな!」

 

 

再び斬りかかった柳生を奈落が迎え撃つ、だが、隙を突くのに失敗したのが災いし、どんどんと追い込まれて行く

 

 

「はっ!」

 

 

「ぐっ!」

 

 

「やぁっ!」

 

 

「しまった!?」

 

 

傘を盾に攻撃を防いでいたが、奈落の放った二度目の蹴りによって傘を飛ばされてしまった

 

 

「これで詰みだ!」

 

 

「うあぁっ!!」

 

 

無防備になってしまった柳生に奈落が鉄球を蹴り飛ばし、それをぶつけられた柳生が吹き飛ばされた

 

 

「よくも柳生ちゃんを!えーい!」

 

 

腕をぐるぐる振り回し、ポカポカパンチを繰り出そうとする

 

 

「そんなふざけた技で自分を倒せると思うな!」

 

 

 

バキイィィン!

 

 

 

「きゃああぁぁ!」

 

 

ひばりに向かって飛び蹴りを放ち、それが見事にヒットした

 

 

「この程度で自分からかぐらさまを連れ去ろうだなど片腹痛いわ」

 

 

飛鳥たちを圧倒した奈落が彼女たちの忍としての腕に対して罵倒の言葉をおくる

 

 

「奈落ちゃん!」

 

 

「っ!?」

 

 

だが、そのすぐ後、再び飛鳥が奈落に攻撃をしかける

 

 

「何度やっても無駄だ!」

 

 

奈落が足で鉄球をなぎ払う

 

 

「はっ!」ドドド!

 

 

「何っ!?」

 

 

しかし、飛鳥も同じ欠を踏むような忍ではない

 

 

鉄球攻撃が繰り出された瞬間、土遁の術で地中に穴を掘り、潜った

 

 

「しまった。見失った!どこだ!?」

 

 

標的である飛鳥を見失った奈落がどこから来るのかとあたりをキョロキョロ見わたす

 

 

 

ゴゴッ…ゴゴゴゴォォォォ!

 

 

 

「まさか!?」

 

 

奈落の足元の地面が盛り上がった瞬間

 

 

 

ドゴォォォォォォォォォン

 

 

 

「やあぁぁぁ!!!」

 

 

 

バキィィィン!

 

 

 

「ぬあああぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

地中から飛び出した飛鳥の拳が奈落にヒットし、奈落の体が宙を浮く

 

 

「ここだっ!秘伝忍法・半蔵流 乱れ咲き!!」

 

 

 

ザシュザシュザシュザシュザシュ!ザシュゥゥゥゥゥン!

 

 

 

「うああぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

飛鳥の秘伝忍法をまともに受けてしまった奈落がかぐらのいる方まで吹き飛ばされる

 

 

「な、奈落ちゃん!」

 

 

「か、かぐら…さま」

 

 

傷ついた奈落の元にかぐらが駆けつけてきた

 

 

彼女の身を心配しているかぐらの姿にやるせない気持ちを抱く、しかし、自分も忍なんだと気持ちを切り替える

 

 

「奈落ちゃん。私たちの勝ちだよ……かぐらちゃん。悪いとは思うけど、私たちと一緒に来てもらうよ」

 

 

そうして飛鳥がゆっくりとかぐらたちのほうへ近づく

 

 

「い、いや、来ないで」

 

 

自分たちに近づく飛鳥にかぐらは恐怖する

 

 

「た、助けて………」

 

 

そして恐怖に駆られたかぐらは叫ぶ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「助けてぇぇぇ"れぇぇええええん"!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かぐらがそう叫んだ時だった

 

 

 

 

 

ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!

 

 

 

 

「「「「「っ!?」」」」」

 

 

突然、上空から何かが落ちてくる

 

 

「飛鳥!離れろ!!」

 

 

「っ!!」

 

 

葛城の指示に従い、飛鳥が急いで後ろに下がる

 

 

 

 

 

ドガアァァァァァァァアン!!!

 

 

 

 

落下直後、凄まじい衝撃と風圧が発生した

 

 

ようやくそれらが止み、目を向けるとさっきまで飛鳥がいた場所には巨大なクレーターが出来ていた

 

 

「……っ!!」ハッ

 

 

「「「「「っ!?」」」」」

 

 

だが、飛鳥たちはすぐにそれ以上に驚くものを目にする

 

 

それはできたクレーターではなく、クレーターを作った者にだった

 

 

なぜなら、そのクレーターを作った者が

 

 

 

 

 

 

 

「……っ!」キリッ

 

 

 

 

 

 

「「「「「さ、佐介(くん)(さん)!?」」」」」

 

 

 

 

 

 

そう、行方不明となっていた佐介だったのだから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これにて第二部はおしまい…第三部に続く

 

 




※緊急速報!




平和な時を過ごす忍学生たちの前に新たな脅威が迫りくる!


「どうだい?僕と契約しないかい?」


突如として現れる謎の者たち「邪魔将」


「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」】ギュィィィィ


契約をかわし、化け物と化す者『邪念魔』の出現


戦慄する人々


この世の平和を守るべく、4人の英雄と共に戦う忍乙女たちが立ち上がる!


新たな戦いが今幕を開ける!




本作オリジナル章「邪念魔編」近日始動!




※今章も現在進行形の京都編、戦姫衆編と同時進行でお届けします



  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。