閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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止まらない猛威、飛鳥絶体絶命!?

妖魔たちを呼び寄せ、街を破壊させる道元を止めるために佐介たちが駆けつける

 

 

しかし、その行手を阻むかの如く道元が呼び寄せた妖魔衆、十一座と十二座が現れる

 

 

光牙、飛鳥、焔が挑むも秀でた力、そして強化を施された十一座と十二座は凄まじい力をふるい3人を一気に劣勢においこむ

 

 

さらには道元の巧みな話術によって自分が蓮と名乗り仲間たちを傷つけていた事実を聞かされて心を乱されてしまった

 

 

精神をやられ、戦闘参加が見込めない佐介をみて光牙は飛鳥に彼を任せ、その時間を稼ぐために焔とともに十一座と十二座を迎え撃つことに

 

 

だが、やはり十一座と十二座の力はすさまじく取っ組み合いの中、焔は十一座の拳の前に吹き飛ばされ

 

 

光牙もまた十二座の猛威に苦しむ中、焔を退かせた十一座がここに割って入ってきたことで事態はさらに悪化する

 

 

一体でも厄介な相手が二体という状況下でなんとか踏ん張りを見せる

 

 

しかし、その中で十一座が必殺技を繰り出し、光牙がこれを防ぐもそこに十二座も加わり力を注ぎ込むことで

 

 

パワーアップしたその力に押し負けた光牙は直撃を受けてしまうのだった

 

 

 

 

 

ビュオオオオオオォォォォォ!!!

 

 

 

「ぐあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!??」

 

 

「「光牙(くん)!?」」

 

 

十一座の技に十二座のパワーを乗せた必殺の一撃が光牙を襲う

 

 

やがて勢いが弱まると同時に技が途切れる

 

 

「うぅ…ぐぅ…」

 

 

「こ、光牙!?」

 

 

技の直撃を受けた光牙はマントが無残な姿になり、服もボロボロ

 

 

大ダメージを受けて意識が飛びそうなほどだった

 

 

しかしそこをぐっとこらえてそのい場に跪いた

 

 

「ほう、あれだけの質量の技を食らったというのにまだ耐え抜くほどの余力を残しているとはな?」

 

 

「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…こ、この…くそったれが!」

 

 

ボロボロになっても尚、跪く程度で踏ん張りを見せる光牙に道元がせせら笑うかのようにそう吐き捨てる

 

 

そんな彼を見て光牙は怒りに震えた表情を見せる

 

 

「(光牙くん…焔ちゃん…っ!)」

 

 

2人の姿を見て助太刀したいと思う飛鳥だったが

 

 

身を挺してまで稼ごうとしてくれているこの時間を無駄にすることこそ2人に申し訳が立たない

 

 

気持ちをぐっとこらえて飛鳥は佐介を連れて安全な場所に向かおうとする

 

 

そんな彼女の意図を組んだのか光牙は跪いている自身の身を起こし立ち上がる

 

 

「ほう?立ち上がるか?」

 

 

「俺はまだやれるぞ!」

 

 

「それを言うなら私だって!」

 

 

さらにその隣にボロボロな体を引きずりながら焔がやってくる

 

 

2人は傷だらけの身の状態でも尚、やる気十分な様子だった

 

 

【「「ッ!」」】

 

 

「(そうだ。こっちに集中してろ、それで少しでも時間を稼げれば)」

 

 

「あまいぞ…十一座!」

 

 

【「ッ」】ピクッ

 

 

十一座と十二座の注意を引きつけていれば飛鳥が佐介を連れて逃げる時間を稼ごうと光牙は模索するも

 

 

その直後道元が二体に号令を送る

 

 

「逃がすな」

 

 

【「ッ!」】

 

 

「なっ!?」

 

 

「しまった!?」

 

 

道元の命令を受けた十一座が跳躍とともに2人の真後ろに着地する

 

 

【「ッ!!」】

 

 

2人が対象しようとするよりも早く十一座が飛び出し、佐介を連れて逃げようとする飛鳥に向かっていった

 

 

「まずいぞ!?」

 

 

「…道元!」

 

 

「ふん、死にぞこないのお前たちを始末することなど十二座だけで事足りることだ。それよりも奴らを逃がして私のことを喋られては面倒だからな。…全員生かして置きはせんよ」ニヤリ

 

 

不敵な笑みを浮かべ、この場にいる全員を始末するつもりであることを告げる

 

 

いがみ合いを続けるうちにも十一座が2人に迫っていっていた

 

 

「飛鳥!急いで逃げろ!」

 

 

「っ!?」

 

 

焔がそう呼びかけるも時すでに遅かった

 

 

【「ッ!!」】

 

 

気づいた時には十一座がすぐそこまで接近してしまっていた

 

 

【「ッ!!」】

 

 

「っ、佐介くん!ごめん!」ドン!

 

 

「っ!?」

 

 

このままでは危険と判断した飛鳥が佐介を押し出した

 

 

それが功を奏し、十一座の攻撃を回避することができた

 

 

【「ッ~!」】

 

 

攻撃を失敗に終わらせてしまった十一座が再び佐介たちに狙いを定める

 

 

「やらせない!」

 

 

飛鳥がすぐさま佐介を守るべく前に立ち、十一座と向かい合う

 

 

【「~~ッ!!」】

 

 

「やあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

両者互いに飛び出し、ぶつかり合う

 

 

「てやああぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

小太刀二刀による剣劇を飛鳥が繰り出す

 

 

【「ッ!!」】

 

 

それに対抗するように十一座が防ぎつつも攻撃を繰り出す

 

 

「ふっ!はっ!」

 

 

【「ッ?」】

 

 

「【二刀潦斬】!!」

 

 

壁をつたって宙に舞った飛鳥が必殺技を繰り出す

 

 

【「ッ!!」】

 

 

 

ドスゥゥゥゥン!!

 

 

 

「ぐぅっ!ぬぅぅぅぅぅぅぅ!!」グヌヌ

 

 

【「ッツ~~!!」】グヌヌ

 

 

二刀潦斬を放った飛鳥と受け止めた十一座との押し合いが繰り広げられる

 

 

【「…ッツ!」】

 

 

「なっ!?」

 

 

【「ッ!!」】

 

 

「ぐあっ…きゃあっ!?」

 

 

しかし、十一座は技と力を緩め、飛鳥が体制を崩した隙を突いてそこからみぞおちに蹴りを食らわす

 

 

予想外の攻撃を受けて飛鳥が吹き飛ばされる

 

 

「~~っ、はっ!?」

 

 

【「ッ…」】ぐぽん

 

 

宙を飛ぶ飛鳥が目を開くとすでに目の前に十一座がいた

 

 

【「ッ!」】

 

 

「っ!?」

 

 

【「~~~ッ!!」】

 

 

 

ドスゥゥゥゥン!!

 

 

 

「飛鳥!?」

 

 

「っ!?」

 

 

十一座の繰り出したアームハンマーの一撃を飛鳥がまともに受けてしまった

 

 

「っ、あれは!?」

 

 

周囲を待っていた土煙が晴れ、光牙たちの視界にその先の光景が見える

 

 

2人の視線の先に映った光景、それは十一座のアームハンマーの鉄槌によって叩きつけられた地面に無残に横たわる飛鳥の姿だった

 

 

「…飛鳥!?」

 

 

信じたくない現実が目の前にあることに困惑しながら焔が飛鳥の名を叫ぶ

 

 

しかしどれだけ呼びかけても飛鳥からの応答はなかった

 

 

本当なら今すぐにでも駆け付けたいところであるが自分たちの前にも十二座が立ちはだかっている

 

 

やすやすとそんなことはできそうになかった

 

 

「他愛ないな…さて、十一座。あとはそこの廃人同然の男も片付けてしまえ」

 

 

【「ッ…」】ぐぽん

 

 

道元からの指示を受けた十一座が視線を未だ頭を抱えてうずくまる佐介に向ける

 

 

十一座はゆっくりと佐介に向かって歩んでいき、目の前にまでくると拳を握りしめてそこに力を溜める

 

 

「まずい!」

 

 

「私が!」

 

 

【「ッ!!」】シュン!

 

 

「っ!?」

 

 

助けに向かおうとするもそれを十二座が阻止する

 

 

「何をしようと無駄なことだ」

 

 

もはや無意味だと道元が彼らの抵抗をあざ笑う

 

 

【「ッッ……ッ!!」】

 

 

その間にも十一座が力を溜め終え、引き絞ったその拳を佐介目がけて叩き込む

 

 

「「っ!?」」

 

 

「これで、ジ・エンドだ」

 

 

 

ドゴォォォォォン!

 

 

 

道元が呟いた瞬間、とてつもない怒号が響き渡るのだった

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