閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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第二十章 君がいてくれるから僕は強くなれる

「ぬぅぅぅぅぅ~~!!!」

 

敵のウィルスを食らって弱まっているはずの佐介が今、全員が見る前で恐ろしい顔を向けていた

 

「虫型ウィルス爆弾…暴走…イボンコ…うっ、頭が!」

 

「中の人ネタやってる場合じゃないっての!?」

 

佐介の豹変ぶりに前世が蘇えりそうな霧夜に葛城が突っ込みをいれる

 

「はぁ…取り外すのは…無理です。誰にもなぁ!!聞こえたろ?…脳みそをぶっ飛ばされたいのかぁぁぁ!!!」

 

「いつもの佐介くんじゃない!?」

 

「とにかく佐介をとめろ!!」

 

荒れる佐介を5人がかりでようやく押さえ込む

 

「ぬぇい!離せぇ!!」

 

もはや口調もいつもの優しい感じとは違い、乱暴な言葉遣いに変わりはてていた

 

「はぁ…はあ…怖くないかないぞ…誰も怖くないかないぞぉぉぉ!!!!」

 

じたばたする佐介を抑えるのは5人にとってはとても辛いものだった

 

「ウィルスの影響で佐介が死の恐怖に怯えている」

 

「佐介くん。気をしっかり持って!!」

 

「ウィルスなんかに負けるなよ!!」

 

「はぁ…はぁ…もうダメだ…これ以上は、耐えられない!…僕を、拘束して…今すぐに!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仕方なく本人の希望通りに手足を拘束し動きを止めるしかできなかった彼女たちは最愛の人にこんなことをしなければならないことを悔やまずにいられなかった

 

「…仕方ないとはいえ。佐介さんを拘束しなければならないなんて」

 

「どうすりゃいいんだよ」

 

「今、霧夜先生が上にも掛け合って全力でやつを追ってる」

 

「ひばりたちじゃどうすることもできないの…」

 

佐介を救いたい気持ちでいっぱいな斑鳩たち

 

そしてその中でも一番彼を心配している人がいた…飛鳥だった

 

「うぉっ!!うぉぉぉぉぉ!!何を…してるんだ!?早く、離れろ!!……あす、かちゃん」

 

「できないよ。佐介くんが苦しんでるのに離れてるなんて……」

 

「わかってるのか!?今の…ぼく、は…危険な状態なんだ!いつきみを、襲うかわからないんだぞぉぉ!?」

 

「…それでも、できないよ」

 

飛鳥は暴れる佐介を危険も顧みず抱きしめる

 

「佐介くんだって怖いんだよね?…でも大丈夫。私がそばにいるよ…あなたのそばに、ずっと…」

 

「っ!?」

 

「覚えてる?…小さい頃、私が迷子になって不安で泣いていた時。佐介くんが私を見つけてくれた。私を優しく抱きしめてくれたよね?あの時…私、すごく嬉しかったんだよ。佐介くんがそばにいてくれてとっても安心できた…だから今度は私がそばにいるから…負けないで」

 

「あ、すか…ちゃん」

 

飛鳥はぎゅっと佐介を優しく抱きしめるのだった

 

 

 

 

それからしばらくしてタイムリミットもわずかな時間しかなくなってしまったそんな時

 

 

 

 

「本当か!霧夜先生!!」

 

「敵の居場所がわかったんですのね!」

 

「あぁ。やつが出入りするとこを目撃したと言う上からの目撃情報がはいったんだ。なにも手がかりがない以上そを信じるしかないだろう」

 

ようやく敵の居場所を突き止めた面々は地図で場所を確かめる

 

「そうと決まればそいつを倒して解毒剤を手に入れれば」

 

「佐介くんを救い出せるってわけだね!」

 

「よし、では全員でそいつから解毒剤を奪い佐介を救うぞ!!」

 

みんなが一致団結をしようとしたその時

 

「まっ…てぇ!」

 

「「「「「!?」」」」」

 

声のするほうを向くと佐介と佐介に手をかす飛鳥の姿が

 

「飛鳥、何をしている!?」

 

「どういうつもりですか!?」

 

「佐介くんがどうしてもって言うから……」

 

「はぁ…はぁ…僕に行かせてください…それにこれは僕がやるべきことなんです…」

 

佐介は苦しみながらもそう告げる

 

「何言ってるんだよ!」

 

「そうですわ!危険すぎます!」

 

「いや、いいんです…今…この、溢れるばかりの攻撃本能を利用しない手はない…僕がやつと戦いその間にあすか、ちゃんが解毒剤を手に入れてくれる…」

 

「飛鳥、お前がか?」

 

霧夜が尋ねると飛鳥はうなづく

 

「でもよ…今の佐介の状態じゃヘタをしたら飛鳥にも襲いかかっくる可能性も…?」

 

「俺もそう思う」

 

みんなが危険だと感じ2人の作戦を否定する

 

「はぁ…はぁ…みんな。もう僕は昔の僕じゃない…残念だが、そろそろ平静を保つのも限界だぁぁ!!!」

 

限界を迎えて佐介が再び暴れだす

 

「うおおおぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

「おっ、落ち着け佐介!!」

 

「うるせぇ!ダーダー恐竜やろうは引っ込んでろ!!」

 

「へぇぇえ~」アセアセ

 

霧夜の説得も虚しく気弾を撃ちまくると警報が鳴り響く

 

「くそぉ!びーびーとうるせぇぞ!このバカ野郎!!黙れと言ってるんだぁぁぁ!!!」

 

警報装置に腹を立てさらに佐介が気弾を撃ちまくる

 

「まだわからないのか!?時間がない以上手段は選んでられない、この状況で躊躇だの、ためらってるような弱虫野郎は足でまといだ…僕、一人で戦ってやるぅぅぅぅぅ!!!うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

「ワイルドなお方〜!?」

 

たからかに叫ぶと地図を奪って走り去ってしまった

 

「佐介くん!!」

 

「まて飛鳥、危険だって!!」

 

「みんなはここに残って佐介くんが戻ってきた時のための準備をしておいて!大丈夫、絶対佐介くんを無事に連れて帰るから!!」

 

そう言うと飛鳥は佐介をおっていった

 

 

 

 

 

 

 

 

悪忍が立てこもっている使われなくなった館

 

「ぎえぇぇぇぇぇぇ~…もうすぐリミットが迫って来るな。来るなら来やがれ、ただしお前がたどり着くなんて無理だ。なんせ俺様が大金まではたいて雇った護衛たちが待ち構えてる。そいつらと戦ってるうちにタイムオーバーさ」

 

この館の奥に悪忍がいるのだが、そこを守っているのは彼が今まで盗んだ金品で雇った凄腕の忍たち

 

幾ら何でも無理だろうといたるところに設置したモニターを監視しながら余裕そうにしていた

 

「ん?なんだぁ!?」

 

とある映像に映るのは樹木が次々と倒れていく光景とその樹木を倒す佐介の姿が

 

「なっ、なんじゃありゃ!?」

 

まさかの予想外、悪忍の予想ではもっと弱りきっているものだと思っていたからだ

 

「やつが来たぞ。全力で迎え撃て!」

 

悪忍は雇った部下たちに命令をくだす

 

 

 

 

 

 

 

「ここかぁ!あのクソ野郎がいがるのはぁぁ!!!」

 

館にたどり着くとそこにはたくさんの用心棒たちがいた

 

「きたぞかかれぇぇ!!」

 

「「「「「「「「「「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」」」」」」」」」」

 

用心棒たちが一斉に襲いかかってきた

 

「邪魔だァァァァァ!!!!」

 

佐介は荒れ狂う獣の如く迫り来る敵をなぎ倒していく

 

そしてあらかた片付けると館に侵入した

 

しかも入口ではなく一回の壁をぶち破って

 

「まっ、まずい!おい!誰か迎え撃て!!」

 

 

 

廊下を進んでいると

 

背後から自分を狙う影が

 

「へへへへ!」

 

用心棒がボウガンをぶっ放つ

 

しかしそれを簡単に受け止めた

 

「ちっ、ちっ、ちっ…」

 

指を立てる佐介はゆっくりと的に向かっていく

 

「なっ、くそっ!死ねぇぇ!!」

 

用心棒が今度はマシンガンを撃つ

 

何発もの弾丸が命中してるにも関わらずそれでも佐介は前に進む

 

「あっあれ?」

 

「うらぁぁ!」

 

「おぎゃ!?」

 

佐介は勢いよく用心棒を壁に叩きつけると

 

「か~え~す~ぞぉ~」

 

「あ~!やめてぇぇぇぇ!!」

 

 

グサッ

 

 

佐介が先に進んでいく中

 

「良い子のみんなはマネしないでね」ナキ

 

腹に矢を刺されて悶える用心棒だった

 

 

 

 

飛鳥が到着すると周りにはボコボコにされ気を失った用心棒たちが転がっていた

 

「っ。佐介くんがやったんだね…佐介くん!」

 

飛鳥が佐介を追って中に入る

 

 

 

そして佐介はその後も次々と敵を排除していく

 

「ぎっ、ぎぇぇ…ありえねぇ…こんな馬鹿な…」

 

自分の予想を大きく裏切り、雇ったやつらはほぼ全滅。時間もまだ残っていた

 

このままでは危険と感じ逃げようとしていると

 

「ウオォォォォォォォォォォォォ!!!」

 

 

ドカアァァァァァァァァン!!!

 

 

「ぎえ!?」

 

部屋の扉を破り、佐介が入ってきた

 

「見つけたぞォォォ…」

 

「ひっ!ひぃぃ!?」

 

「覚悟しろォォ」

 

「悪かった!俺が悪かった!だから許してくれ!」

 

再び命乞いのフリをして逃げようとするも

 

「うらあぁぁぁ!!もうそんな手には乗らねぇぞ!こんな茶番はもうおしまいだぁぁぁ!!!」

 

そう言うと佐介は胸に取り付いていた爆弾を無理やり敷き剥がす

 

「正気か!?」

 

「ウオォォォォォォォォォォォォ!!!!」

 

佐介は渾身の力で勢いよく爆弾を天上に投げ飛ばすと床を突き破り爆弾は空まで飛んで大爆発

 

そして

 

「ぎぇぇぇぇ!!」

 

佐介が悪忍を勢いよく蹴り飛ばされた

 

悪忍が吹き飛ばされた先の横に解毒剤らしき注射器が

 

「佐介くん!」

 

「あすかっちゃん…」

 

「あれが解毒剤ね!」

 

そしてその注射器を追いついた飛鳥が解毒剤を奪取する

 

「はぁ…はぁ…」

 

佐介はフラフラ状態となり倒れ込む

 

「佐介くん!?待ってて今、解毒剤を!!」

 

飛鳥が解毒剤を使おうとしたその時

 

シュン! ピキキ…パリィィン!!

 

「っ!?」

 

突如、投げつけられた苦無が注射器を壊した

 

「ぎえぇぇぇぇぇぇ~切り札は最後までとっとかなくちゃな♪よくやったぞお前たち」

 

「これも仕事ゆえ」

 

「同じく」

 

苦無を投げつけたのは悪忍が切り札として雇った腕の立つ忍だった

 

「そんな……こんなのって…」

 

手に残ったのは砕け散って付着した解毒剤の液体だった

 

「もうそいつはおしまいだぜ」

 

「……よくもぉぉぉぉ!!!」

 

飛鳥は忍装束を纏い悪忍に向かうも彼の雇った忍に阻まれ、2対1という状態で勝てるはずもなく

 

「きゃあぁぁ!!」

 

佐介のとこまで吹き飛ばされた

 

「……佐介くん」

 

飛鳥は体を引きずりながら佐介のもとに寄り添うと佐介の心臓の鼓動が聞こえる

 

 

 

ドックン…ドックン……ドッックン………ドッックン………ドッ……クン……

 

 

 

「っ!?」

 

佐介の心臓の鼓動が止まった

 

 

「そんな…やだよ…佐介くぅぅぅぅぅん!!!」

 

「ぎぇぇぇぇ……死んだな無理やり爆弾を外すからだ。さて、女のほうはなかなかの上玉だな。このまま俺の女にして可愛がってやるとするか♪」

 

勝利を確信し悪忍は勝ち誇る

 

「…佐介くん。ごめんなさい…結局私、なんにもしてあげられなかった。佐介くんを助けてあげられなかった…ごめんなさい…ごめんなさい」

 

目からたくさんの悲しみの涙を流す

 

「せめて…せめて伝えたい…」

 

死にゆくあなたにせめて伝えたいと飛鳥はゆっくりと佐介の体を抱きよせ抱きしめ、そして告げた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「好きだよ…佐介くん…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飛鳥の佐介を想う純粋な心が奇跡を生んだ

 

 

 

 

 

 

ピカァァァァン!!

 

 

 

「うげぇぇ!?眩しい」

 

「これは?…私の秘伝忍法書が?」

 

飛鳥の秘伝忍法書が青い光をはなつと秘伝忍法書がひとりでに浮かびあがり蛙の姿に変わる。そして蛙が佐介に光を注ぐと、体内の毒を浄化した

 

 

 

その時…

 

 

 

………クン……ドックン…ドックン…ドックン

 

 

「…うっ、ううん……」

 

「はぁ……!?」

 

止まったはずの心臓が動き出し

 

佐介が目を覚ます

 

「…あれ?ここは……あすか、ちゃん?」

 

「さっ、さすけ…くん?」

 

「…あすかちゃんどうしてないてるの?」

 

「さすけぐうぅぅぅぅ~ん!」

 

死んだと思っていた人が生き返ったというあまりの嬉しさに泣きつく飛鳥に佐介は慌てる

 

「馬鹿な!?どうなってんだ!?」

 

これには悪忍たちも驚く

 

そして佐介が蛙に目を向けると蛙がひと筋の光に変わり佐介の秘伝忍法書が青く光をはなつ

 

これが何を意味するかを理解していた佐介は立ち上がる

 

「佐介くん?」

 

「ありがとう飛鳥ちゃん…僕を助けてくれて…君がいてくれるから、君の存在が僕に力をくれる。僕はもっともっと強くなれるんだ!」

 

「…佐介くん」

 

そう言うと佐介は高らかに叫ぶ

 

 

 

「忍…(ソウル)転身!!」

 

 

すると佐介の足元から大量の水が吹き出し佐介を包む

 

「佐介くん!?」

 

その異変に飛鳥が佐介の身を案ずる

 

「ハアアァァァァァァァァァ!!!!!」

 

水柱の中から佐介の声が響き

 

「ハアァァ!!!」

 

勢いよく水を弾き、そこに現れたのは

 

「湧き上がる想い 佐介・(ソウル)飛鳥!!」

 

蒼い瞳と髪に染まり、両手には水でできた二本の刀が

 

「佐介くん。その姿は…?」

 

「これが僕と飛鳥ちゃんの絆の力だ!!」

 

「私と佐介くんの……」

 

「なにが絆の力だ!やれ!!」

 

痺れをきらした悪忍の命令を受け忍が襲いかかってきた

 

だが、佐介は二人を逆に圧倒する

 

「なんと!?」

 

「強い!?」

 

「はぁぁぁぁ!!!」

 

勢いを付ける佐介は高らかに叫ぶ

 

「秘伝忍法・乱れ咲き「杜若」!!」

 

「「うわあぁぁぁぁぁ!!!」」

 

乱れながらも美しき剣撃を浴びせ忍たちを切り倒す

 

「そっ、そんな…!?」

 

「覚悟!!はあぁぁぁ!!」

 

「ひぃぃ!!?ぎゃあぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

悪忍もまた佐介の刃に倒れるのだった

 

「やったぁぁぁ!!!」

 

 

 

 

 

 

そして事件が解決し、佐介と飛鳥は半蔵学院に戻った

 

 

 

 

 

「みなさんご迷惑をお掛けしました。佐介、無事帰還しました」

 

「「「「……」」」」

 

「あれ?みなさん?」

 

帰ってきたのに返事がないことに佐介が不安がっていると

 

「「「「佐介ぇぇぇぇ(さん)(くん)!!」」」」

 

「うわっみなさん!?」

 

一斉に泣きついてきたことに驚く

 

「よかった…よかったですわ」グスン

 

「心配させんじゃねぇよ」グスン

 

「全くだ」グスン

 

「おかえりなさい」グスン

 

自分のことをここまで心配していることを知った佐介はとても嬉しい気持ちになった

 

「佐介くん」

 

「飛鳥ちゃん…ごめんね迷惑をかけたね」

 

飛鳥に謝罪をする佐介に飛鳥は首を軽く横に振る

 

「ううん。…佐介くんが元気でいてくれて嬉しいよ」

 

「…ありがとね飛鳥ちゃん。これからもよろしくね」

 

「うん♪」

 

こうしてより一層。絆を佐介たちは深めたのだった

 

 

 

そして飛鳥はいつか、あんな形じゃなくて本当の意味で自分の気持ちを伝えたいと切に願うのだった




おまけのショートストーリー

「はぁ…はぁ…ちっ、ぢぐじょ〜!」

佐介達にコテンパンにやられた悪忍は懲りずに護送される途中に脱走して逃げていた

「あのガキ〜!次会ったら容赦しねぇぞ〜!」


ズゥゥゥゥゥゥゥ〜ン!!


「なっ、なんだ?」

突然前方に灰色のカーテンが出現した

その刹那


「いきなり飛び出て波紋、『ズーム』!!…『銃』!!!」

「ギャアァァァァァア!!!?」

突然飛び出て来た何者かに吹き飛ばされた悪忍はそのまま完全に伸びてしまった

「おっし!」

「いや、おっし!じゃねぇよ!なに本当に次元超えてんだよショウ!?この世界の時間軸おかしくなんだろうが!?」

「うるへぇ!佐介だけでなくて飛鳥まで傷つけやがったこのクソ野郎を一発殴んないと俺らぁ気がすまねぇんだよ!本当は殺りたい気持ちを抑えて殴り飛ばすだけに止めてやってんだからいいだろう!」

「だからって次元越えていい話にはならんだろうが!」

「そうよそうよ。なに考えてるのかしら君たちは〜ww」

「いや、なに他人事のように言ってんだよ!そもそもはオメェが俺らを連れてったんだろうが!せっかくこのアホを食い止めてたのにお前のせいで水の泡だ!どうしてくれんだ!?」

「ふっ、俺ちゃんが楽しけりゃそれでいいんじゃい」ゲス顔

「最低だぁぁぁ!だいたいディケイドでもないのになんで次元超えられんだよ!お前そんな能力ないだろう!?」

「あぁこれ?ダメ元でやってみたらなんかできました。テヘペロ♪ww」

「そんな軽いノリでできるようなものかこれ!?そんなんでいいのかよ!?」

「フッフーン!この天才な晴華さんに不可能はないのだ!」ドヤ

「問題大有りじゃボケェェ!!」

「ふぅーぐるぐる巻きにしたからもう逃げらんねぇな」

「よーし、事も済んだみたいだし帰ったらどっか食べに行くか!…クウっちの奢りでw」

「はっ?」

「おぉ!いいね、賛成!」

「いやいやいやいや!なんでそうなんだよ!勝手に決めんなよ!?」

「いや〜クウヤってば太っ腹だな〜w」

「ショウお前ものってんじゃねぇよ!てか、人の話を聞きやがれえええ!!!!」

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