閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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最強は私だ!激昂する道元 

飛鳥たちの手助けを経て回復を果たし

 

 

蓮によって力を受け取った佐介が満を持して巻物を使用する

 

 

隣にいた光牙を巻き込み、融合したことで2人の力を合わせた忍、佐合牙(サーガ)を誕生させた

 

 

その出現に飛鳥たちが驚きを見せ、さらには転身した自分たちですらそのことに驚きを隠せずにいた

 

 

しかし驚きつつも佐合牙(サーガ)の中にある佐介と光牙の魂はこの肉体からあふれる力の高まりを感じる

 

 

これを立証するかのように襲いかかってきた道元を返り討ちにしてダメージを与えるほどに凄まじいパワーを誇っていることを実感する

 

 

サーガの力を実感した2人の魂、そしてそれを見ていた飛鳥たちは勝利への活路を見出す

 

 

自身がこれほどまでに追い込まれた事態に道元の方も怒りを露わらにし

 

 

両者は互いを視線に捉えるのだった

 

 

 

 

 

 

 

凄まじい怒涛の攻撃を繰り出し、佐合牙(サーガ)は道元に手痛いダメージを与えた

 

 

一方で今までの中でも最大級にダメージを受け、自身を最強と自負していた道元にとってこれ以上の屈辱はなかった

 

 

それに伴い、佐合牙(サーガ)への道元の怒りは想像を絶していた

 

 

【「許さん、許さんぞ貴様、いい気になり追って雑魚二匹が合体したところで私を倒せるだなどと粋がっている出ないわ!」】

 

 

『「ほう?ならその雑魚2人が合体した俺たちについさっきまでぼこぼこにされていたのは一体どこの誰だ?」』

 

 

光牙の魂が佐合牙(サーガ)としての自分たちを罵る道元に対して逆に煽りを入れる

 

 

【「…口の減らぬ小僧どもが!もういい、ここからは手加減なしだ。全力で貴様を私の元にひざまずかせてやるぞ。覚悟しろ!!」】

 

 

刹那、道元が地面を蹴り飛ばしながら佐合牙(サーガ)に向かって飛んでいった

 

 

『「来ますよ!」』

 

 

『「わかってる!」』

 

 

道元が向かってくるのを見て互いに意思疎通を合わせ、佐合牙(サーガ)は身構える

 

 

【「でやぁぁぁぁぁぁぁ!!」】

 

 

『「「はああぁぁぁぁぁ!!」」』

 

 

次の瞬間、攻撃を繰り出した道元とそれを防ぐ佐合牙(サーガ)が互いの手をクロスさせるような形で鍔迫り合いに持ち込む

 

 

【「消えろ!!」】

 

 

『「「っ!?」」』

 

 

鍔迫り合いの中、すかさず道元が開いている左手のほうを構え

 

 

手にエネルギー弾を生成する

 

 

生成したそのエネルギー弾を繰り出そうとした

 

 

『「光牙くん!」』

 

 

『「あぁっ!」』

 

 

『「「っ!」」』バッ!!

 

 

【「っ!?」】

 

 

これを見て佐合牙(サーガ)は攻撃が繰り出されるよりも先に鍔迫り合いを解くとともに瞬時に身をかがませることでぎりぎりその直撃を回避した

 

 

『「「せぇぇい!」」』

 

 

【「うぼぁっ!?」】

 

 

さらにそこからカウンターによるかがみごしによる回し蹴りを披露し、それによって足を取られた道元の体が宙に浮く

 

 

『「「はぁぁぁぁ!!」」』

 

 

【「ぐはぁっ!?」】

 

 

宙に浮いた道元に追撃のかかと落としを決めてその顔面を地面に叩きつける

 

 

【「ぬぅぅ、このぉっ!」】

 

 

『「「っ!」」』

 

 

仕掛けたつもりがカウンターをくらってしまい、やぶれかぶれに道元が剛腕による攻撃でサーガに迫る

 

 

『「「っ!」」』

 

 

【「くそっ、ちょこまかと!」】

 

 

しかし、その剛腕による攻撃を素早い身のこなしでかわしていく

 

 

『「「はっ!」」』

 

 

【「なっ!?」】

 

 

さらにラッシュの隙間を見切り、勢いよく跳躍し、道元の頭上を過ぎる

 

 

【「ちいっ!…っ!?」】

 

 

『「「せいやぁっ!」」』

 

 

【「むがぁっ!?」】

 

 

頭上を追い越され、すぐさま後ろの方に視線を向けた次の瞬間

 

 

それを見越してサーガが繰り出したサマーソルトキックが道元の顎を蹴り飛ばし

 

 

攻撃を受けた道元が二、三歩後方に下がって攻撃を受けた箇所を押さえ込んでいた

 

 

【「ばっ、バカな…っ!?」】

 

 

道元は焦りを隠せずにいた

 

 

当然だ。繰り出す技のどれもこれもがサーガにはまるで通じないうえに

 

 

自身は挑む度挑む度にダメージは必至になっているのだから

 

 

【「(あ、あり得ない。こんなことあってたまるか!今の私は怨櫓血(オロチ)とかぐらの力を持った完全無欠、最強の存在。その私がたかが合体した程度の存在に押されているだと?)」】

 

 

二つの力を得て人も妖魔も超えた究極の存在になれたと自負していたのに

 

 

そんな自分を佐合牙(サーガ)という存在は明らかに自分を上回っているように思えた

 

 

だがそれが事実であればなおのこと認められるはずがなかった

 

 

【「そんな…そんなことあってたまるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」】

 

 

怒りの方向を上げ、全身から気をあふれ出させる

 

 

【「認めん!認めんぞ!最強は…この私だ!!」】

 

 

 

ビュビュビュビュビュビュン!!

 

 

 

劣勢に追い込まれて尚、自分が佐合牙(サーガ)に劣っていると認められない道元が

 

 

連続の「ホノイカズチ・妖」を繰り出す

 

 

『「「っ!!」」』

 

 

飛んでくる光弾の嵐の中、佐合牙(サーガ)は素早い身のこなしでかわしていく

 

 

しかし留まるところを見せない光弾の嵐によって佐合牙(サーガ)はその場から先に進むことができずにいた

 

 

【「ふふふふ、どうだ!いくら貴様が強かろうとこの攻撃をかわすのが精いっぱいのようだな!」】

 

 

『「「っ!」」』

 

 

先ほどと打って変わり、自身の攻撃によって動けずにいる佐合牙(サーガ)を道元が煽り散らしていた

 

 

「野郎、汚い真似しやがって」

 

 

「あれじゃ迂闊に近づけないよ?」

 

 

「かといって私たちが出てもかえって足手まといになるだけだわ」

 

 

佐合牙(サーガ)が苦戦を強いられているにも拘わらず

 

 

もはやこの戦闘領域は飛鳥たちの出る幕のないほどの次元のレベルの戦いになっているため

 

 

身動きを取ろうにもかえってそれは足手まといになってしまうことは必至だった

 

 

動こうにも動けない歯がゆさに飛鳥たちは不甲斐なさを感じていた

 

 

 

ビュビュビュビュビュビュ!!

 

 

 

一方、彼女たちが思い悩んでいる中で今も光弾の嵐を佐合牙(サーガ)かいくぐっていた

 

 

【「そらそらそらそら!!」】

 

 

道元が佐合牙(サーガ)に対して攻撃の手を緩めようとはしなかった

 

 

『「(くぅ、な、なんとかこの状況を打破したいのに位置をキープするのが精いっぱいだなんて!?)」』

 

 

避けるしかできていない状況に佐介の魂が焦りを感じていた

 

 

『「(慌てるな佐介)」』

 

 

『「(光牙くん?)」』

 

 

『「(俺たち二人が合体して生まれたこの佐合牙(サーガ)がこんなことで手こずってどうする。俺たちの背には守らなければならない者たちがいるだろう?)」』

 

 

『「(っ!)」』

 

 

光牙の意思の語り掛けに佐介の意思はハッとなる

 

 

自分たちが倒れてしまえば勝利を信じて見守る飛鳥たちに示しがつかない

 

 

それだけは何としてもしてはいけないことだ

 

 

『「(そうですね光牙くん。その通りですね!)」』

 

 

『「(佐介、ここは俺に任せろ、お前は補助だ!)」』

 

 

『「(わかりました。光牙くんに合わせます)」』

 

 

『「(よし…いくぞ!)」』

 

 

二つの意思が疎通をこなし、行動に出る

 

 

『「「っ!」」』キュピン!

 

 

【「っ?」】

 

 

同時に佐合牙(サーガ)の瞳が一瞬発行する

 

 

『「「…っ!!」」』ギュィィィン!シュン!!

 

 

【「…?」】

 

 

 

 

 

 

 

 

バシィィィィィィン!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【「がはっ!?」】

 

 

 

『「「~~っ!」」』

 

 

 

「「「「っ!?」」」」

 

 

その光景は一瞬にして起こった

 

 

飛鳥たちの目に移ったのは佐合牙(サーガ)の繰り出した蹴りによって顔面が歪んでいる道元の姿だったのだから

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