閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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まさかの再会!?生きていた半蔵!? 

佐介たち半蔵学院、光牙たち紅蓮竜隊、さらには大導寺や凜、疾風たちの活躍を経て

 

 

京都を舞台に壮絶な戦いを繰り広げ、かぐらを宿命の呪縛から解き放ち

 

 

その彼女から力を奪い、怨桜血(オロチ)の力も合わせて人外の強さを手にした道元と

 

 

総力戦による戦闘を繰り広げた

 

 

仲間たちが傷ついていく中で最後の希望を託された佐介と光牙が

 

 

思念体として現れた蓮の力を受け取り、2人が1つとなった究極の忍佐合牙(サーガ)となりてこれを迎え撃つ

 

 

激戦の末、互いの全力を尽くした一発の打ち合いに見事勝利し

 

 

企てた野望もろとも道元を打ち砕くことに成功し、街と人々を救った

 

 

こうして佐介たちの京都の街を巻き込んだ忍たちの戦いに幕が下りたのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かぐらから蓮との最後を聞いて佐介たちが思いにふける

 

 

「おーい、佐介くん、みんな~!!」

 

 

「飛鳥ちゃんと光牙くんだ…ふふっ」

 

 

すると向こう側から声が聞こえてきたので見るとそこには手を振りながらこちらに向かってきている飛鳥とその後ろにいる光牙がいた

 

 

こちらに来る飛鳥と光牙に対して佐介も軽く手を振ってこれに答えた

 

 

「佐介くん。みんなの手当てが終わって意識を取り戻したよ」

 

 

「えっ?そうなの?…よかった~」

 

 

手当てに動いていた春花たちの活躍によって皆が再起可能なほどに回復したことを聞かされ安堵する

 

 

「終わったんだね」

 

 

「うん。終わったね」

 

 

長かった戦いを終結に導き、かぐらたちも救うことができた

 

 

佐介たちにとってこの上ない勝利だった

 

 

「さて、これ以上の長居は無用だ。さっさと帰るぞ。皆へとへとだからな」

 

 

「はい、そうですね。そうしましょう」

 

 

戦いが終わった以上もうこの場にいる必要はなく

 

 

これまでの戦闘で皆疲れ切っていることもあって佐介たちは宿泊先に戻ることとなったのだった

 

 

 

 

 

 

 

洗浄を後にし、かぐらたちもお供に連れ、一行は宿に向かっていた

 

 

「…っ」

 

 

「どうしたの飛鳥ちゃん?」

 

 

だが嬉しさの反面、暗い顔を落としている飛鳥の様子に気づいた佐介が尋ねる

 

 

「あっ、ご、ごめん…みんなが無事でかぐらちゃんたちを助けられたことは嬉しい。でも…結局のところじっちゃんは見つからず仕舞いだったなって」

 

 

「っ!」

 

 

飛鳥のその言葉を聞いて佐介はハッとなる

 

 

かぐらたちを助けるため、道元を倒すために躍起になってそれどころではなかったが

 

 

半蔵学院組にとっては一番重要なことが残っていたことを想いだす

 

 

忽然と消息を絶ってしまったと思いきや道元の口から半蔵を始末したと聞かされ

 

 

信じないという気持ちもあって佐介たちは半蔵がどこかで生きているに違いないと言い聞かせていた

 

 

しかし事件が解決してもその手掛かりすらも今だ見つかってはいない

 

 

この件に関して動いているであろう霧夜からの報告も一切来てもいない

 

 

いよいよ不安がよぎるのも仕方がないことだった

 

 

「…どうしよう、もし本当にじっちゃんが死んじゃってたら私」プルプル

 

 

「っ…飛鳥ちゃん」

 

 

半蔵が死んでしまったかもと考え、その恐怖に駆られそうになる飛鳥の肩が震える

 

 

以前にも自分たちは大切な家族を失ってしまった過去がある2人にとって兄と呼べる存在を

 

 

故にその苦しみがわかるからこそ彼女の悲しみと痛みに共感するかのように佐介は慰めを込めて優しく肩を摩る

 

 

「佐介…くん?」

 

 

「大丈夫、心配いらないよ。あの半蔵さまのことだ。無事に決まってるよ。だから気を落としちゃだめだよ」

 

 

「…うん、そうだね。ありがとう佐介くん」

 

 

「いいんだよこれくらい」

 

 

慰めを受けた飛鳥が佐介に礼を言い、それに対して佐介は礼には及ばないといった

 

 

それからしばらくして一行はようやく宿に到着した

 

 

「や、やっと着いた~」

 

 

「せやな~」

 

 

宿に到着した中、葛城は今までの疲れがいっぺんにきたのかその場にへたり込み

 

 

さしもの日影も疲労のせいかこれに同意していた

 

 

「こらこら葛城さん、座るんでしたら部屋に行ってからにしてください!」

 

 

「わ、わかってるよ~ちょっと休憩したかっただけだって」アタフタ

 

 

斑鳩に怒られる葛城の姿に他の面々が笑みをこぼす

 

 

些細なやり取りを終え、無事全員旅館内に入り、宿泊部屋に向かう

 

 

「一先ず霧夜先生に事件が解決したことを報告したら少し休息を取って、その後改めて半蔵さまの捜索に行こう」

 

 

「うん、そうだね」

 

 

先ほどの続きを話し合いながら廊下を進み、その間にあっという間に部屋に到着した

 

 

ここまで帰ってきたことに安堵の一息を入れながら佐介が襖を開ける

 

 

「霧夜先生、ただいま戻りました」

 

 

「っ?…なっ、お、お前たち!?もう戻ってきたのか!?」

 

 

襖を開けた佐介たちが入室する

 

 

最中、それに気づいた霧夜が慌てた様子を見せる

 

 

「どうしたんですか霧夜先生、そんな驚いたような顔…した?」

 

 

霧夜の反応に疑問を抱いた佐介が声をかけようとするが次に視界に入れたものを見て時が止まったかのような感じになる

 

 

さらには止まったのは佐介だけではない、その場にいるほとんどの者が驚く

 

 

彼らの視線の先にはある人物がいた

 

 

「ん?おお、お前さんたちか?いや~よく戻ってきたの~?ご苦労様じゃったの」

 

 

「…じ、じっちゃん~~~!?」ガビーン

 

 

「半蔵さまぁぁぁぁ~~!?」ガビーン

 

 

その人物とは道元が始末したと語り

 

 

先ほどまで生死不明だった半蔵だったのだ

 

 

「ほれほれ、何をそんなところでぼ~っとしとるんじゃ?疲れとるじゃろ?遠慮せず英気を養え」

 

 

突然の事態に困惑しているこっちの反応などお構いなしに

 

 

一方的に話しかけてくる半蔵にどうしたらいいのかわからず霧夜もこれに関しては頭を抱えていた

 

 

「って、ちょっと待って、ちょっと待ってよじっちゃん!状況が全く飲み込めないんだけど!?一体全体どういうことなの!?」

 

 

ようやく我に返った飛鳥がすかさず今まで行方知れずだった半蔵がここにいることや状況が全く飲み込めていないことに関して説明を要求する

 

 

「あぁ、そら俺がしばらく匿ってたからな?」

 

 

『「…えっ?」』

 

 

「だから、半蔵は俺が少しの間匿ってたんだって」

 

 

『「……はぁ!?」』

 

 

 

ここでまさかの疾風のカミングアウトを受けて一同はぽかんとした直後

 

 

カミングアウトした本人と半蔵以外の全員が驚いた顔を浮かべていた

 

 

「まぁ、そういうことなんじゃよ~」

 

 

半蔵本人もその話しが事実であると告げてるため一同はますます状況が飲み込めず、ただただ困惑するだけだった

 

 

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