閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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心清らか、みんなで入ろう温泉に♪

ちゃぽん…ザパ~ン

 

 

「…ふぅ、はぁ~♪」

 

 

浸かる音の後に気持ちよさから発せられる幸福感を感じさせる声が漏れる

 

 

ここはこの旅館の中にある大浴場の露天風呂である

 

 

今、この露天風呂で飛鳥たちとかぐらたちは朝風呂に入りに来ていた

 

 

「は~…気持ちいいな奈楽♪」

 

 

「あぁ、そうだな~♪」

 

 

露天風呂に漬かりながらその気持ちよさをかぐらと奈楽は堪能する

 

 

あまりの気持ちよさに心も体もとろけそうな思いだった

 

 

「ふふふ、かぐらちゃんたち凄く嬉しそう♪」

 

 

「確かにな、とびっきりいい顔してるな」

 

 

長らく縛り付けられていた使命や宿命の呪縛から解放され

 

 

自分たちの道を進んでいくことを決めたかぐらたちのこれまでの負の感情が洗い流されていくかの如く

 

 

漫勉な笑みで入浴を楽しむ2人を見て飛鳥も焔も安心の顔を浮かべる

 

 

「でもほんとここまで来るの大変だったね」

 

 

「いろいろあったからな」

 

 

かぐらとこうして一緒に入浴し、露天風呂の気持ちよさを堪能する

 

 

少し前であれば考えつかなかったそんな光景がこうして今広がっている

 

 

辛く険しい戦火を駆け抜け、傷つきながらも勝利を手にしたことが今のこのひと時を作り上げたのだ

 

 

「私、こうしてまた焔ちゃんたちとかぐらちゃんたちと一緒にお風呂につかれてうれしいな」

 

 

飛鳥は思ったことを素直に述べた

 

 

「そうそう、アタイもみんなと露天風呂に入れて最高だぜ♪」

 

 

「ってうわっ!?かつ姉!?」

 

 

「いつの間に!?」

 

 

知らぬ間に背後にいた葛城に飛鳥と焔は驚く

 

 

「隙あり!」

 

 

「きゃあっ!?」

 

 

「ぬあっ!?」

 

 

驚いている隙を突いた葛城が左右の手を使い、湯船に浮かぶ飛鳥と焔の豊満なそれを鷲掴みにする

 

 

「ちょ、ちょっとかつ姉!?…うぁっ///!?」

 

 

「いきなり何しやが…なぁっ///!?」

 

 

「きししし、どうしたんだお前ら〜、そんな情けない声出してよ〜♪」

 

 

「だ、誰のせいだと思ってんだ!?」

 

 

葛城のセクハラに文句をいう2人だったが

 

 

そんなことお構いなしに葛城は2人の豊満なそれをもみもみする

 

 

「こら!葛城さん、またそんなことを!そのようなことをしてはいけませんと何度も!「あそ~れもみもみ♪」きゃあっ!?」

 

 

斑鳩が葛城を注意しようとするも

 

 

それよりも先に葛城が背後を取るとともに斑鳩のももみもみしだし彼女は慌てた声を上げる

 

 

「甘いぜ斑鳩、そんなことでこのアタイが止められるわけないだろ~?」

 

 

「もう怒りましたよ!今日という今日は許しませんよ!」

 

 

「へっへ~ん、捕まえられるもんかよ~だっ♪」

 

 

「お待ちなさーい!」

 

 

怒った斑鳩とおちょくる葛城の追いかけっこが始まる

 

 

「いいぞ~もっとやれ~!アゲアゲMax!」

 

 

「チェルシーちゃん。あんまりおだてちゃダメだよ?」

 

 

「えぇ〜、いいじゃん別に〜、レイナと入れなかったんだからその分の娯楽が欲しいんだよ〜」

 

 

寮でならともかく京都で混浴は却下されたこともあり、チェルシーはレイナと一緒に入れなかったことに不満たらたらな様子だった

 

 

「でもかつ姉と斑鳩さんのやり取り見てるとやっといつものひばりたちの日常に戻れたって気がするよ」

 

 

「…そうだなひばり、オレもそう思うぞ」

 

 

「そうね、私もそう思うわよ」

 

 

幾度となく見た平和な光景、これをまた見ることができることを感じると考え深いところがあった

 

 

「もう、斑鳩さんったら」

 

 

「追いかけっこしだしちゃったね?」

 

 

2人の様子を流し台からちらっと見た詠と愛花は眺めながら少し呆れながらに苦笑いをしていた

 

 

「愛花さん、痒いところがあった言ってくださいね?」

 

 

「大丈夫だよ。むしろ気持ちいくらいだもん♪」

 

 

「あら、うふふ。そういって頂けるとわたくしも嬉しいですわ♪」

 

 

髪をシャンプーでごしごししてもらい愛花はとても喜んでいた

 

 

詠もそんな彼女の反応を見れて嬉しそうな顔を浮かべていた

 

 

「はぁ~、いいお湯ね~♪」

 

 

「せやな~」

 

 

未来と日影が湯につかりながら幸せのため息を漏らす

 

 

「これでいて胸が大きくなる効果とかあったらもっといいのに」

 

 

「いやそんな効果温泉にあらへんやろ?」

 

 

「真面目に答えないでよ言ってるこっちが虚しくなるから!?」

 

 

「そらすまんかったの」

 

 

冗談交じりで言ったことを素で返されてしまい恥ずかしそうに顔を赤くする未来に

 

 

日影は自分なりに誤りを見せた

 

 

「…賑やかなものだな」

 

 

「ちょっとうるさい気もするがな」

 

 

その様子を湯舟から眺めていたかぐらと奈楽はそのようにつぶやく

 

 

「あはは、うん。そうだね、でもそれがいつもの私たちだから」

 

 

「確かにな、良くも悪くもこれが私たちって感じだからな」

 

 

 

 

こんな風に彼女たちは各々、露天風呂を楽しんでいたのだった

 

 

 

一方、女子風呂が賑わいを見せてる中、同じく露天風呂に使っている男子組はというと

 

 

「はぁ〜、体中に染み渡る感覚がします〜♪」

 

 

「ですね。佐介兄さま」

 

 

ゆったりと使っている中、佐介とレイナは幸せのため息をつく

 

 

「ふっ、言い方がおっさんくさいぞお前たち?」

 

 

「ふぇっ、そそそ、そうですか///?」

 

 

「もう、せっかくいい気分でしたのに、細かいことは言いっこなしですよ光牙くん?」

 

 

「怒るな怒るな。…まぁ、確かにこうして体を伸ばせるほどにゆったりと浸かるこの感覚は悪くないな」

 

 

数々の修羅場をくぐり抜け、その先に得た幸福

 

 

これを噛み締めずにいられるものなどそうはいない

 

 

永遠ともとれるこの幸せなひと時が心にしみわたっていった

 

 

「…さて、そろそろ現実を見るとしようかお前たち?」

 

 

「…確かに」

 

 

「そう、ですね」

 

 

光牙がそういうと呆れながらに佐介とレイナも頷く

 

 

「で、何をしているんだそこの2人?」

 

 

「「えっ?」」

 

 

直後、光牙がじ止めを向けながら見据える先には何とかして女子風呂を覗こうとしている疾風と半蔵の姿があった

 

 

「はぁ…半蔵さま、僕は悲しいです。いつもはお優しく時には凛々しいとすら思っておりますよ。こんなことをなさること以外においては」

 

 

「これこれ、大げさじゃよ佐介、それにわしはただ男としてやらねばならんことをしようとしてるだけじゃって」

 

 

「そうそう、こいつはいわば温泉地における男なら誰しもが通る道ってね」

 

 

「お前らの価値観で物事を決めるな?」

 

 

目の前にいるのが伝説の忍であろうが、数百年の時を生きた政令だろうが関係なく

 

 

まるでごみを見るかのような顔を光牙が見せる

 

 

「じゃあ聞くがお前らはどうなんだよ?興味ないのか?」

 

 

「何を言い出すかと思えば、悪いが俺はそんな手にひっかりはしないぞ?」

 

 

「そ、そうですよ!の、覗きなんてダメですよ」アセアセ

 

 

「わ、私もそう思います」アセアセ

 

 

疾風の問いに対して冷静にツッコミを入れる光牙と

 

 

覗きという単語に顔を赤らめながら佐介とレイナも否定を述べる

 

 

「かぁ〜、揃いも揃って真面目じゃの〜」

 

 

「お前らそれでもタマついてんのか〜?」

 

 

「知るか」

 

 

それに対して半蔵と疾風がやれやれといった様子で反論した

 

 

「じゃあしょうがね。俺らだけで楽しむとしようぜ」

 

 

「そうじゃの~」ぐへへ

 

 

「ちょ、ちょっとお二人とも!」

 

 

「だから覗きはダメですよ!」

 

 

否定的な佐介たちは放っておいて自分たちだけで楽しむという結論に対し

 

 

再び覗きを始めようとする2人を見て急いで佐介とレイナが止めにかかった

 

 

『こら!葛城さん、またそんなことを!そのようなことをしてはいけませんと何度も!『あそ~れもみもみ♪』きゃあっ!?』

 

 

「「「「っ?」」」」

 

 

刹那、壁の向こうから聞こえた声に佐介たちは気づく

 

 

『甘いぜ斑鳩、そんなことでこのアタイが止められるわけないだろ~?』

 

 

『もう怒りましたよ!今日という今日は許しませんよ!』

 

 

『へっへ~ん、捕まえられるもんかよ~だっ♪』

 

 

『お待ちなさーい!』

 

 

壁の向こうからは葛城と斑鳩の声が聞こえる

 

 

様子からして葛城にセクハラされて怒った斑鳩が追いかけているといった様子だった

 

 

その際に聞こえた斑鳩の喘ぎ声とかすかにむにゅっという音が聞こえ

 

 

佐介とレイナは顔を赤らめ、疾風と半蔵は鼻の下を伸ばしながら耳を澄ましていた

 

 

『今日という日は!』

 

 

『そうはさせるか!くらえ!石鹸!』

 

 

『えっ?きゃあっ!?』

 

 

どてーん!

 

 

向こうから響く音からして斑鳩が転んだようだ

 

 

『あはは…てうわっ!?』

 

 

ざぱーん!?

 

 

直後、今度は勢いよくダイブする音

 

 

おそらくは同じように滑って転んだことによるものだろう

 

 

『な、なにをする…ぬあっ』

 

 

『おい貴様かぐらに何をしている!』

 

 

すると今度は奈楽の声が聞こえる

 

 

『いや〜不可抗力だって~でも倒れた先がこんなに柔らかいものの上なんてアタイってば最高だね~♪てなわけで~むふふふ~♪』

 

 

『や、やめろ~』

 

 

『いししし、そんな声もまたいいね~♪も~溜まらん、辛抱溜まらん♪』

 

 

かぐらの豊満なそれを堪能しているような声を葛城が放っている

 

 

『っ、もう、やめろといってるだろうが!!』ギュィィィン

 

 

『お、おい、ちょ、ちょっと待てよ?これはただのおふざけの一環なわけで!?』

 

 

『問答無用だ!はあっ!!』

 

 

『ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

 

 

 

ビュオォォォォォォ!!!

 

 

 

 

葛城のセクハラに怒ったかぐらが気波を放つ

 

 

「「…えっ?」」

 

 

『「…えっ?」』

 

 

その瞬間、周囲は凍り付いたように静止する

 

 

なぜなら本来あるべき男女を隔てるはずの壁が

 

 

先ほどのかぐらの一撃によって破壊され、双方の浴場が見えてしまっていた

 

 

しばしの沈黙が走る

 

 

「…えっ、えっと~?」アセアセ

 

 

「…まずいな?」アセアセ

 

 

凍り付いた浴場内に動揺が押し寄せる

 

 

「なぁ、半蔵」

 

 

「皆までいうな疾風。この場合にかける言葉は一つじゃ」

 

 

「「…ごちそうさまです!」」

 

 

「って何いきなり頭下げてお礼言ってるんですか!?」

 

 

疾風と半蔵が目の前に広がる桃源郷を前に眼福という思いを乗せて頭を下げる

 

 

「…き」

 

 

『「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」』

 

 

当然ながらに浴場内に響き渡る悲鳴と桶の雨が舞う

 

 

「ご、ごめんなさぁぁぁぁい!!」

 

 

巻き込まれただけなのにとばっちりを食らう羽目になり、佐介たちは浴場から大急ぎで逃げるのだった

 

 

 

 

「…まったく、何をやっているんだか?」

 

 

「まぁ、それがあいつららしいというかなんというか」

 

 

「うむ、実にその通りだな」

 

 

他のものが風呂にいる間、霧夜たちは霧夜たちで酒などを持ちいって話に花を添えている中

 

 

浴場のほうから聞こえる騒ぎ声を聞いてあきれるやらなにやらの感情を向ける

 

 

 

 

こうして佐介たちの京都を舞台にした物語が幕を閉じるのだった

 

 

 

 




告知!



この冬、新章へと繋がる2つの物語が幕を開ける…



「君は…だれだ?」


「会いたかったわよ…”菊冦”」


「っ?」


突如、紫苑の前に現れる謎の女性


【「~~~ッ!!」】


「くうっ!?」


「戦いなさい。さもなければあなたに待つのは死だけよ?」


「忍、転身!」


敵を前に現れるは”黒”に染まった紫苑


「こ、これは?」アセアセ


「それが本当の…あなたよ」


「っ!?」


謎に包まれた紫苑出生の謎が明かされる


「僕が…そんな…」アセアセ


『希望を捨てないで、あなたには光がある』


巻き起こる事態


「もうすぐあなたと共にこの世を闇に包み込んでやる」ニヤリ


暗躍する陰謀


「僕が止めてみせる!たとえこの命に賭けても!」


「紫苑!?」


「はああぁぁぁぁぁ!!」


今、大切なもの、愛する者を守るため全霊をかけた紫苑の壮絶な戦いが幕を開ける


「たあぁぁぁぁっ!!」


銀幕の章「第一弾」



Sion the LIGHT&DARKNEES



「あれが…紫苑?」


「……っ!」



2月5より投稿開始…




※1話から最終回までの全15回分毎日投稿
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