閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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集う忍学生たち 

両備と両奈が光に包まれ消えてしまったように

 

 

今度は佐介もワームホールに吸い込まれてしまった

 

 

飛ばされた先で目を覚ました佐介は両備と両奈を探すため

 

 

森から抜けだし、その後、その先に広がる海岸付近に到着する

 

 

さらにはその海岸の浜辺で倒れている複数の人影を見つけ

 

 

向かって見たところ、それは飛鳥たちだった

 

 

目覚めたことで突然の事態に困惑する彼女たちに

 

 

自分が体験した経緯などをつげ、逆にこちらも彼女たちからの情報を受け取る

 

 

小百合が何を考えているのか気になるところだが、まずは自分たちがどこに飛ばされたのか

 

 

そしてそれと並行させる形で飛ばされた両備と両奈の捜索をしようという結論に至り、一行は行動を開始する

 

 

移動を開始した佐介たちはその先のほうで人だかりを発見し、その人だかりに見覚えを感じ

 

 

確認のためにもとその場所に向かっていくのだった

 

 

 

 

 

向こう側に人だかりを見つけ、それに向かって駆けつける一向

 

 

「おーい!おーい!」

 

 

ここで先んじて飛鳥が大きく手を振りこちらの存在をアピールした

 

 

『「っ?」』

 

 

その声に向こうも気づいたようにこっちを見た

 

 

「おーい!みんなー!」

 

 

「あれは…飛鳥か!」

 

 

「それに他の連中もいるようだな?」

 

 

「やはり半蔵学院の皆さんもこちらに来てたようですね?」

 

 

飛鳥の声に反応を示したのは紅蓮竜隊の焔、蛇女子学園の雅緋、月閃女学館の雪泉の3人だった

 

 

3人が会話を進める中、佐介達が自分たちの元に到着した

 

 

「みんなも来てたんだね?」

 

 

「あぁ、突然妙な気配を感じたと思っていたらあの変な穴が現れてな」

 

 

「どうにかしようにも何も出来ず全員吸い込まれてしまったんです」

 

 

「で、気がついたらここに至って訳だ」

 

 

他の面々もどうやら似た状況のようだった

 

 

「そういえばよぉ、お前ら両備と両奈がどこに行ったか知らねぇか?」

 

 

ここで唐突に相馬が両備と両奈の所在についてを聞いてきた

 

 

「両備と両奈だと?一緒じゃないのか?」

 

 

「それが今朝でかけてくるって行ったきり会ってないんだ」

 

 

「あいつらがいないタイミングで俺らはここに飛ばされたもんでよ?」

 

 

「故に私たちも両備と両奈の行方が分からないんだ」

 

 

相馬の質問の内容を聞いて光牙が質問を返し、蛇女メンバーは今朝からその後の2人を見てはいないということで先の質問をしたのだという

 

 

「そのことなんですが実は皆さんにお伝えしたいことがあるんです?」

 

 

「伝えたいこと?どういうことですか?」

 

 

「佐介、さてはお前この状況について何か知ってるな?」

 

 

「えっ?マジか?…おい、どういうことなんだよ佐介?」

 

 

光牙が佐介の口ぶりから自分たちの置かれているこの状況を佐介は知っているのだと感づきこれを尋ねる

 

 

それを知った相馬も続けざまに佐介に詰め寄った

 

 

「落ち着いてください、準を持って説明しますから」アセアセ

 

 

皆に言い寄られ、あたふたする佐介だったがどうにか

 

 

先ほど飛鳥たちに説明したことを光牙たちに説明する

 

 

「えっとつまりだ。両備と両奈の付き添いで墓参りに行ったら飛鳥のばあちゃんと遭遇して、んでそのばあちゃんが俺らをこの訳の分からん場所に呼び寄せた張本人だっていう、そういうことだな?」

 

 

「まぁざっくりといえばですね?」

 

 

話を聞き終え、相馬が大分話しを略称しながらも確認を取り

 

 

だいたいはあっていたので佐介もそうだと告げた

 

 

「ようやく全員そろったようだね?待っとったよ、若き忍学生たち」

 

 

『「っ!?」』

 

 

「だれだ!」

 

 

「この声は、もしかして!?」

 

 

最中、どこからともなく聞こえる声に一同は驚きの顔を浮かべ、同時に警戒する

 

 

すると一瞬強風が吹き荒れ、その後、その風が吹きやんだとともにこの場所に現れたのは小百合だった

 

 

「ば、ばっちゃん!!」

 

 

「小百合さま!」

 

 

『「っ!?」』

 

 

小百合の登場によって飛鳥と佐介が反応を示し、それによって他の者たちはさらに驚いた様子を見せる

 

 

「ばっちゃん?もしやあの方が先ほど話しに出た飛鳥さんのおばあ様なのですか?」

 

 

「う、うん」

 

 

「てことはあのばあさんが俺たちをここに呼び寄せた張本人ってわけだな?」

 

 

「そうです。そうなります」

 

 

2人の様子を見て雪泉が飛鳥に、相馬が佐介にとそれぞれ質問をし

 

 

佐介も飛鳥もそうだと頷く

 

 

「ばっちゃん、佐介くんから話しは聞いてたけど心配したんだからね!こんなところで何やってるの!どうして家を出てったの!お義兄ちゃんたちが亡くなったり、佐介くんが5年間修行の旅に出て行ったりして、私寂しかったんだからね!」

 

 

「…飛鳥ちゃん」

 

 

再会した小百合に対し、飛鳥は心配していたことや溜め込んでいた思いなどをつぎつぎとぶつけ

 

 

自分がいかにあの頃を過ごしたかを語る

 

 

そんな飛鳥の気持ちを聞いた佐介は複雑な思いを浮かべていた

 

 

「お前には悪いことをしたと思ってはいる。しかしわしにもやらねばならないことがあったが故じゃ。許せ飛鳥」

 

 

「ばっちゃん…」

 

 

「それにお前たちをここに呼び寄せたのもちゃんと訳がある。詳しいことは今のところは教えられんが、時がくればいずれわかることさ」

 

 

寂しさの思いが再発した飛鳥に小百合は慰めるように優しく頭を撫でていた

 

 

「落ち着いたかい?」

 

 

「うん…ありがとう、ばっちゃん」

 

 

久しぶりの祖母のなでなでに心が安らいだのか落ち着きを取り戻した

 

 

「小百合さま、お聞きしたいことがございます」

 

 

「わかっておるよ。両備と両奈のことじゃろ?そう心配せずとも…」

 

 

「相馬くぅ~ん♪」

 

 

「どわっ!?」

 

 

小百合が説明をするよりも先に聞き知った声がしたと思ったら相馬が突然飛びつかれて砂地に倒れた

 

 

「ぬぁ~髪が砂まみれじゃねぇかよ~?…何すんだよ両奈!」

 

 

「えへへ、ごめんね~。視界に相馬くんがいたから両奈ちゃん飛びついちゃった~♪」

 

 

「飛びついちゃった~♪…じゃねぇよこのアホちん!」ペチン

 

 

「はう~ん♪」

 

 

突如として飛び込んできた両奈に押し倒されて髪や服が砂まみれになった相馬が制裁のチョップを食らわす

 

 

「両奈ちゃん、無事だったんですね。心配しましたよ」

 

 

「ごめんね~。両奈ちゃんたちも急に飛ばされちゃったから大変だったよ~」

 

 

「そうだったんですね…それで両備ちゃんは?」

 

 

「両備ならここにいるわよ」

 

 

両奈が現れたことで少し安堵した佐介は続けざまに両備のことを尋ねると

 

 

すぐさま両備の声が聞こえてきた

 

 

「両備ちゃん、両備ちゃんも無事でなによ…り?」

 

 

佐介は両備に声をかけようと振り返った直後言葉を失う

 

 

「っ!?」

 

 

それは佐介のみならず雅緋もだった

 

 

なぜなら両備の隣にはもう一人の人物が

 

 

「両備ちゃん、この子たちがそうなの?」

 

 

「まぁ、そうなるわね」

 

 

「まぁ、両備ちゃんと両奈ちゃんにこんなにもたくさんのお友達がいたなんて”お姉ちゃん”感激だわ♪」

 

 

両備の隣人物、それは彼女たちの”姉“である両姫だったのだ

 

 

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