小百合の手により、カグラ千年祭の行われる会場に転移させられた佐介たち一向
この祭りは死した忍たちの魂を安らかに成仏させるためのものであることを説明し
自分たちをここに呼び寄せたのもこのカグラ千年祭を行うために必要なことであると小百合は告げる
しかしながら勝手に連れてこられてはいそうですかと聞切れられないと思うのもまた事実
そんな者たちの思いの代弁者として雅緋が異議申し立てをする
だが、既にこの地に転移させられてしまったがために祭りを終わらせるまでは出ることは叶わないことを聞かされた
焔も続いて異議もうしてるも、その最中に一同の前に
この地に転移させられまで小百合と一緒にいた3人の少女が現れ
バイトがなんだのと文句を言っている焔を情けないなどといって貶してきた
カチンときた焔が何者かと問い詰めると少女たちは自身らを巫神楽三姉妹と名乗り
インパクトを乗せたなの利上げを行ってきたのだった
一同の前に華々しく登場を果たした巫神楽の登場によって周囲は騒然となる
「み、巫神楽三姉妹?」
「たしか様々な世界と交信する力を持つとされる巫女の一族だと以前聞いたことがあります」
「こやつらには千年祭を円滑に執り行うための執行部として協力してもらっておるのじゃ」
小百合が巫神楽三姉妹が自分と行動を共にしている理由を皆に聞かせる
「それから焔よ、バイトの心配をしているようじゃが安心せい、ここは元の世界との時間流れは異なっておおる。そのためバイトをクビにされることはないから大丈夫じゃ」
「時間を停止ですか?」
「俺の中にいるやつのまねごとをしているということだな」
光牙は自分の中にいる竜のことを思った
この竜の力によって自分は時を逆巻いたり進ませることができるからだ
「おいおいおい、マジかよ?飛鳥、ほんとお前のばあちゃんって只者じゃねぇんだな?」
「当然っす、小百合さまは伊達に長生きしてないっす!小百合さまが持ってる力や知識はおばあちゃんの知恵袋なんてレベルをモーレツに超えてるっすよ!」
「華毘、あたしをどさくさに紛れてあたしを年寄り扱いしてるんじゃないよ」ペチン
「あ痛!?~~さ、小百合さま痛いっす~」
一言余計だという意味も込めた小百合のチョップが脳天を直撃し、言葉の後に語尾をつける少女が痛みに悶えていた
「おいおい、大丈夫か?えっと、名前なんて言ったけ?」
「う、うちは華毘っす。巫神楽三姉妹の次女っす~」
見ていて少し可哀想に思った相馬が声をかけ、その過程で彼女の名が華毘ということが判明した
その際、相馬は華毘がなんとなく馬鹿っぽい子だなと思った
「話しはだいたいわかりましたが、しかし未だに解せませんね。どうしてここまでのことをしてまで僕たちをこの世界に閉じ込めたのですか?」
「僕もそこが気になっていたところです、小百合さまはどうしてこのようなことを?」
紫苑がなぜ小百合が自分たちをここに閉じ込めたのか、それがどうにもわからない様子でモヤっとしており
これに関しては佐介も同感だった
「慌てる出ない、今説明してやるから…お前さんたちを呼んだ理由は忍の盆踊りをしてもらうためじゃ」
『「忍の盆踊り?」』
小百合が説明を開始する中で「忍の盆踊り」というまた新たな単語が語られ
一同はどういう意味なのかと小首をかしげる
「それはあたしが説明してやるぜ」
するとそこに割って入ってきたのは最初に自分たちに声をかけてきた子だった
「えっとあなたは?」
「あたしか?あたしは蓮華ってんだ。巫神楽三姉妹の長女さ!」
最初に声をかけてきた少女は蓮華と名乗り、同時に三姉妹の長女であることも明かした
「さて、ちっと話しが逸れちまったが説明を続けるぜ。忍の盆踊りってのはな、半蔵学院、紅蓮竜隊、月閃女学館、蛇女、そして私たちカグラ千年祭執行部の全5チームでド派手に戦うのさ!」
『「えっ!?」』
それぞれの所属チームに蓮華たち三姉妹のチームを含めた5組による戦いを行うと聞かされ佐介たちは驚愕する
「蓮華の言う通り、これよりお前たちにはそれぞれ所属に別れてもらい、バトルロイヤル形式で戦ってもらう」
「バトルロワイアル形式?」
「そうよ。ルールは簡単。既にそれぞれの陣営には81個のヤグラが設置されているわ、そして全チームは互いに自身の陣営のそのヤグラを守ったり、または相手のヤグラをぶっ壊していく形式で勝負を行うわけ、どう?これらならあんたたちみたいなバカでも理解できるでしょ?」
「ば、バカとはなんだバカとは!」
一番小柄で尚且つ今までのことから察するに三姉妹の末っ子に当たる少女が
皆にヤグラを壊したり守ったりすることが忍の盆踊りの内容であり、且つカグラ千年祭で自分たちが行うことの全貌なのだと知る
しかしその際にバカといわれたことに焔がムキっとした様子で突っかかる
「あんたに決まってんでしょ?あとはそうね~?」
少女はちらちらと佐介たちのほうを見渡す
すると視線が相馬の前で止まった
「「…ん?」」
「そこのさえない男と青髪の女も見るからにバカそうだわ?」
「「な!?…んだとぉ~!?」」ムキッ!
ここでまさかの発言
唐突に自分までバカにされ、そんなことになるなんて思っていなかった相馬とチェルシーは少女の言葉にカチンとくる
「やいやいやいやい!人が黙って聞いてりゃ好き放題言ってくれんじゃねぇかよ!」プンスカ
「そうだそうだ!だいたいお前、ちょっと生意気が過ぎんじゃねぇのかこのちんちくりん!」プンスカ
先んじて突っかかていた焔に混ざるように2人も少女に詰め寄る
「残念でした~私には華風流っていう名前があるのよ~。それに何よその態度?ちょっとしたジョークに何ムキになってんの~?そういうことろがバカだっていうのよ。はい論破♪」
「「「……ムッキ~~~~~!!!!」」」
散々自分たちのことを馬鹿にする華風流に3人が言い寄っていくもそれすらも軽くあしらわれ
逆にまたバカにされる要因を作らされただけであり、2人はさらに悔しそうに顔を真っ赤にしていた
「チェ、チェルシーったら落ち着いて、ほらリラックス~」アセアセ
「…どうしますあれ?」
「ほおっておけ、止めてやる義理もないしな」
「ま、まぁそうですね」アセアセ
焔と相馬のギャーギャーと叫ぶ声が響き渡る
そんな2人の様子に困惑していると光牙がほっとけばいいというのでその言葉に甘んじて気にはなるが見て見ぬふりをするのだった