閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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千年祭、模擬戦開幕 

小百合によって特別な空間にへと転移させられた佐介たち

 

 

死して彷徨える忍たちの魂を成仏させるための祭典であるカグラ千年祭に半ば強制ではあるが参加を余儀なくされる

 

 

そうして話しの中、佐介たちに課せられたのは忍の「盆踊り」なるものであった

 

 

半蔵、月閃、紅蓮竜隊、蛇女に加えて小百合が千年祭を円滑に進めるために協力を要請する形で参加している

 

 

蓮華たち巫神楽三姉妹の所属するチームであるカグラ千年祭執行部の計五組による

 

 

81個の自軍の拠点に設置されているヤグラをかけたバトルロワイアル形式の戦いを行うことがルールであることを告げられた

 

 

思いにもよらぬ展開に巻き込まれることになってしまった佐介たちにこれから待ち受けるものとは…

 

 

 

 

小百合と巫神楽三姉妹の説明を受け、自分たちが忍の盆踊りと言う5巴の戦いを強いられたことを知らされる

 

 

「忍の盆踊り…ヤグラをかけて僕ら全員で戦う、ですか」

 

 

「なるほど、それが忍の盆踊りか…面白そうだな?」

 

 

「突然この世界に飛ばされてしまったと思ったらよもやこのような事態に発展してしまうとはおかしなものですね」

 

 

説明を受けてそれぞれが思い思いの感情を抱く

 

 

「そうさ、夏だ!ケンカってわけだ!くぅぅぅー!血が騒ぐー!!くぅぅぅー!!体の底が熱くなるのをかんじるぜ!とりあえず脱ぐか!…てぃ!」

 

 

『「っ!?」』

 

 

体が熱くなり、疼いて疼いてしょうがないと言うノリをかましながら蓮華がいきなり纏っていた巫女服を脱ぎ捨て

 

 

上半身サラシだけの姿になった

 

 

その瞬間、数秒の沈黙が走った

 

 

「ぶ、ぶふぅぅぅぅぅぅぅ!!!!???」ブシャァァァァ!!

 

 

「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!佐介くぅぅぅぅぅん!?」

 

 

サラシだけになった蓮華の上半身を見た佐介は鼻から勢いよく鼻血を吹き出して倒れた

 

 

「「うっひょー!おぱぱ、おぱ~い!!!」」フンス

 

 

「やめろこのアホども」ベシッ

 

 

佐介とは対照的にサラシだけの上半身の蓮華の姿に相馬と葛城が興奮した様子で叫びだしてきたので

 

 

光牙が飽きれながらに2人の頭を小突くのだった

 

 

「ちょ、どうして脱いでるんですかあなた!?」

 

 

「それに待ってください、私たちはまだその盆踊りをやるとは言ってませんよ?」

 

 

続けざまに紫苑が蓮華にツッコミを入れ、雪泉はまだ自分たちが忍の盆踊りをやるといったわけではないと勝手に飛躍するこの話しに待ったをかける

 

 

「いいや、お前たちには忍の盆踊りをやる以外に道はないんだよ」

 

 

「それはいったいどういうことですか?」

 

 

自分たちには忍の盆踊りをする以外の選択肢が存在しないと小百合が告げてきた

 

 

「なにせこの戦いを勝ち進み、ヤグラを一番多く壊したチームには…カグラへの道が開かれるからね」

 

 

『「っ!?」』

 

 

刹那、小百合が最後に放ったその言葉に皆が反応する

 

 

「カグラへの道が」

 

 

「開かれる…だと?」

 

 

カグラ、それは忍たちが目指す最強の忍の最高称号のことである

 

 

「忍の盆踊りとカグラにどういった関係があるのですか?」

 

 

「それもおいおいわかることさ」

 

 

次々に出で来る衝撃的なワードを言う割に肝心な個所は濁す小百合の言動もあって

 

 

どうにも解せぬといった感覚に襲われる

 

 

「そうそう、言い忘れていたけど実はね忍の盆踊りを盛り上げるべくちょいとした面白い思考も用意しているよ」

 

 

「面白い思考…なんですかそれは?」

 

 

「この結界はあたしの思うがままに場所を作り替えることができる。街の中に変わったりするかもしれないし、海の地帯山の地帯、砂漠の地帯、氷点下の地帯に変わるかもしれんと言うことさ」ニヤリ

 

 

つまりいざ盆踊りを始めたとしたらその場所がどんなところになるかなどは小百合しかわからないと言うことになる

 

 

各チームにとって有利に働くかもしれないし、また逆も然りと言うことだ

 

 

「随分と用意周到のようだな?」

 

 

「それだけあんたたちに期待してるのさ、お前たちにはこの忍の盆踊りを大いに盛り上げてもらうからね」

 

 

佐介たちをこの世界に呼び寄せたり、長時間の滞在を考慮に食料の備蓄

 

 

おまけに佐介たちが戦いに参加することになった際の試行まで用意してることから小百合の周到さに身震いすら覚えるほどだった

 

 

「まだまだ分からないことだらけですが、こうなってしまったからにはやるしかないようですね?」

 

 

「おっ、やっとやる気になったかいいね~♪…だったら!」パチン

 

 

雪泉がやるしかない状況を受け入れた直後、蓮華が指を鳴らす

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴ!!

 

 

 

『「っ!?」』

 

 

刹那、突然地響きが鳴り響く

 

 

「こ、これは!?」

 

 

「慌てるでない…来るぞ」

 

 

来るという言葉を小百合がつぶやいたその直後だった

 

 

 

ドゴゴゴゴォォォン!!

 

 

 

「や、ヤグラが地面から出てきた!?」

 

 

突如として地面の中から二つのヤグラが突き出してきた

 

 

「紫苑ちゃん、雪泉ちゃんあれ見て!」

 

 

地面から現れたヤグラに驚いていると美野里が紫苑と雪泉にヤグラを見るように促し

 

 

2人が言われるがままにヤグラのほうに視線を向ける

 

 

現れた二つのヤグラにはそれぞれ月閃とおそらく巫神楽三姉妹のものと思われる紋が刻まれていた

 

 

「…これはいったいなんですか?」

 

 

「簡単なことさ、今から私とお前たち月閃の誰かと模擬戦を一戦おっぱじめようってことさ」

 

 

「模擬戦?」

 

 

「百聞は一見に如かず、忍の盆踊りがどういうものかを実戦で教えようってことだね」

 

 

ヤグラが出現したのは紫苑たち月閃と蓮華が模擬戦を行うためだということだった

 

 

口であれこれ説明するよりも実践を通して忍の盆踊りのルールを教えるためであると小百合も説明した

 

 

「さぁ誰が私と勝負するんだ?誰だろうと構わないぜ、かかってきやがれ!」

 

 

挑発めいた台詞と手招きを紫苑たちに贈る

 

 

これを受け、すかさず紫苑が向かおうとする

 

 

「お待ちください」

 

 

「雪泉?」

 

 

「ここは私が参ります」

 

 

しかしそんな紫苑を雪泉が静止し、代わりに自分が出ると宣言する

 

 

あの方たち(巫神楽三姉妹)の実力は未知数、なればこそ、ここで不用意にあなたを先行させるわけにはいきません。ですから私が蓮華さんと戦います」

 

 

「雪泉、じゃったらわしらでも?」

 

 

「お気持ちは嬉しいです夜桜さん。しかしながら蓮華さんがどれほどかを知るためにも私が行きます」

 

 

月閃、果ては皆に蓮華の実力や盆踊りがどういったものかを知ってもらうためにも自分が出ると聞かなかった

 

 

「いいぜいいぜ、盛り上がってきたぜ!だったらさっそくおっぱじめるぜ!忍、転身!!」

 

 

そういうと蓮華は巻物を手に解号の言葉を叫び、忍装束の姿へとなった

 

 

「参ります。忍、転身!!」

 

 

続くように雪泉もまた巻物を手に解号の言葉を叫び、忍装束を纏った

 

 

「…双方準備はいいね?ルールは忍の盆踊りに乗っ取り先に相手のヤグラを壊した方の勝ちだ」

 

 

「「っ」」コクッ

 

 

「では忍の盆踊り模擬戦……開始!!」

 

 

「「っ!!」」バッ!

 

 

小百合の号令の元、雪泉と蓮華が一斉に飛び出した

 

 

 

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