それに伴い春花は第一の種目として自身が発案した「パンツ食い競争」を行うことを皆に告げる
種目名だけですらアウトに見えるのにパンツを口に含んで奪い合うという
変体行為まっしぐらなようなルールに啞然としてしまう者、反論する者たちもいたが
決まったからにはもう止まらないというかのように春花は競技の開会を宣言し
「パンツ食い競争」が開始されるのだった…
春花から開会の言葉を聞かされた一同は仕方なく言われた通りにパンツを口に含んで競争を行うことになった
開始の宣言を受け、皆がルールに乗っ取り相手にパンツを突っ込むべく口元を狙い、競い合っていた
そんな中、紫苑も嫌々ながらこの行事に参加させられていた
「っ…!」キョロキョロ
動きを止めて周囲を警戒する
「はっ!」バッ!
「なっ、しまっ!?」
「紫苑く~ん、覚悟しなさーい!えいっ♪」
「むぐっ!?」
警戒をしていた紫苑だったが、背後から襲い掛かってきた春花に反応こそできたが対応が間に合わなかった
すかさず春花はもっていたパンツを紫苑の口に押し込み
「さぁ、遠慮なく召し上がれ♪」
「むっ…む~」ヘナヘナ
口にパンツを押し込まれた紫苑は恥辱と羞恥心で頭の中がおかしくなってしまい
戦意喪失の状態となり、その場に崩れ落ちる
よく見るとそこには他の月閃メンバーたちも口にパンツを突っ込まれて崩れ落ちていた
「うふふ、私1人で月閃のみんなを仕留めちゃった♪」
ものの見事に全員の口にパンツが咥えさせられており
やられた者たちは恥辱を受け、恥ずかしそうにしていた
「まだだ。まだ我が残っているぞ春花!」
「あらっ叢ちゃん。あなたどうして?」
「残念だったな。お前が突っ込んだのは面の口であり我本来の口ではない。故に我はまだ負けてはおらん!」
勝利を確信している春花に対して叢が自身の面の顔を見せつける
確かに叢の面の口にはパンツが加えられてはいる
だがこの口はあくまでも面の口であり、叢本人のものではない
「なるほどそう来たのね。ルールの穴を見つけたってところかしら?」
「そうだ、故にまだ我は」
「うふっ…えいっ♪」
「はむぐぅっ!?」
負けていないと言い切るよりも先に春花が素早く叢の顔から面を剥がし
行きつく暇も与えないというが如く、春花が叢の口にパンツを突っ込んだ
「む、むむ~~~////!?!?」ボン!
「お面を外してしまえばどうということはないわね♪」
あっという間の出来事に対処しきれなかったばかりか
面を取られてしまったことも重なって羞恥心の限界を越えてしまい顔が真っ赤に染まりオーバーヒートを起こして倒れてしまうのだった
「うふふ、さすがの月閃もパンツを口に含みながらでは実力が発揮できなかったみたいね?でも勝負は勝負、あなたたちはもう少し大人の戦い方を学んだ方がいいかもね?」
「むぐ!ふぐっ!もがもが!ぷぅ!」
「なになに?「こんなのまともな戦い方じゃない」ですって?ダメダメそういうこと言うのは、負け犬の遠吠えにしか聞こえないわよ?」
「むふ~」
パンツを口に含みながらに異議申し立てをする雪泉だったが春花の口に軽く負かされてしまった
「むが…ふがががが…」シクシク
「なになに?「どうして僕だけ女もののパンツを口に含まされなきゃならないんだ」ですって?…そういえば紫苑ちゃん男だったわね。すっかり忘れてたわw」
「むぐ~」ムカムカ
うっかりということを主張する春花だったが、紫苑はそれが嘘だということをすぐに見抜いていた
数分後、種目時間が終了し、結果として紅蓮竜隊の(というかほぼ春花の)勝負に終わった
やられた者たちは一貫して恥辱を思い知らされていた
「うふふ、いい感じに盛り上がってきたわね♪…面白いものも見れたし」
春花はこの種目中で協議を行いながら周囲の観察も行っていたが
その中でも特に面白かったのは愛花と紫の光牙をかけた攻防戦
「「やあぁぁぁ!!」」
互いに手にしたパンツを相手に加えさせようとぶつかり合う
「あなたには……負けない!」
「こっちだってあなたには負けられません!!」
双方ともに一歩も譲らぬせめぎ合いが繰り広げられていた
「…白熱しているな」
2人のその様子を少し離れたところから光牙が見物していた
両者ともに拮抗した試合展開を見せたが、結局勝負はつかなかったのが惜しいところだった
しかしながら見応えのあるよき勝負であった
あとは相馬が女子たちにフルボッコにされていたりという展開があったのも面白いところだったと春花は思っていたのだった
「さて、じゃあそろそろ次の種目を発表するわよ~」
テンションが冷めぬうちに春花が次なる種目の開催を宣言する
「一応聞くが今度は何を始めようとしているんだ春花?」
もはや聞くのも阿呆らしいとは思いつつも光牙は次の種目についてを尋ねる
「急かさないの、第二種目の発表の前に軽くルール説明をするわね。今度の競技は半蔵学院と蛇女の対決よ」
「えっ?今度は対抗戦なんですか?」
パンツ食い競争は全員参加型だったのに対して次に行う種目は対抗戦なのかと驚きを隠さなかった
「運動会などくだらないとは思うが勝負事とあらば負けるわけにはいかん、蛇女の誇りにかけてな」
企画と競技内容自体に興味はない雅緋ではあるものの、勝負事であるならば負けられないと気合を入れていた
「で、春花。勝負の内容はなんだ?さっきの競技も良かったが今度はどんなやつなのか楽しみで仕方ないぜ♪」
「ちょ、ちょっとかつ姉、さっきから興奮しすぎだよ?」アセアセ
先ほどのパンツ食い競争といい今回といい葛城のテンションは近年に例を見ないほどの興奮を見せていた
その様子を見ていた飛鳥含めた半蔵学院勢は呆れていた
「仕方ないじゃないか!夏のビーチがアタイの心を狂わせてしまうのさ!」
何を訳の分からないことを言っているんだろうかと他のメンバーたちが思っていると
「分かります!わかりますよ葛城さん!夏のビーチは最高じゃ♪」
夏のビーチという言葉に共感したのか夜桜が葛城の意見に賛同する
「う~ん、多分かつ姉の思ってることと夜桜さんの思っていることって似てるようで違うと思うな~?」アセアセ
「「「「「うんうん」」」」」
様子を見ていた佐介は2人の思う”夏のビーチ”は同じようで同じではない気がすると考え
佐介のその考えに他のメンバーたちも同感だと頷く
「あと夜桜ちゃんも少し落ち着こうね?」
葛城とは別の意味で興奮しっぱなしの夜桜に飛鳥がそうささやいた
「うふふ、盛り上がってきたわね?それじゃそろそろ第二種目の内容を発表するわね。第二種は~……「大チチ転がし」よ~!」
『「お、大チチ転がし?」』
春花から告げられた二つ目の種目名にまたも全員の乾いた声が周囲に小玉するのだった