そうして〆を務める対戦カードは紅蓮竜隊VS蛇女という流れとなった
紅蓮竜隊は焔を、蛇女は雅緋を中心に
共にこの勝負、絶対に勝つ、絶対に負けないという意思を胸に最後の競技は開催された
白熱の試合展開の中、今まで気乗りしなかった光牙がとうとう重い腰を上げ
戦いに参戦し、双方ともに総力戦という形で試合は行われていくのだった
水上運動会最終種目「脱いで破って淫らにポン!」は紅蓮竜隊と蛇女の総力戦によって熾烈を極めていった
やがて周囲に響いていた交戦の音が止んだ
この戦いの勝負の決着がついたのだ
そして見事最終種目を制したのは……
”焔紅蓮竜隊”だった
「よっしゃー!私たちの勝ちだ!」
「ふん、当然の結果だな」
見事勝利を収めた焔は大喜びし、光牙は余裕の笑みを浮かべる
「まぁ、とはいっても結構やばかったはやばかったけどね。現に光牙くんがいなかったら負けてたし」
「お、おい春花!余計なことを言うんじゃない!せっかくの勝利の喜びが台無しになっちまうだろうが!?」
「あらごめんなさいw」
傍らで勝ち誇っている2人に春花が茶々を入れる
実際は光牙以外のメンバーに関しては日影や未来はタイマンの末に相打ちに
それ以外のメンバーも紆余曲折あって結果としては衣服がボロボロ状態で唯一光牙のみが生き残る形で勝負は決したのだ
「くぅ、最後の最後でまたしても!?」
「雅緋、落ち込まないで。やれるだけやったんだから」
最終決戦にも関わらずここでも黒星を刻まれてしまったことに雅緋はとても悔しそうにしていた
「くそ〜光牙の野郎!きったねえぞ不意打ちなんて!」
『いや、これに関しては完全に俺たちのミスだ。焔たち3人を相手にしている隙を狙ってくるとは。流石と言えるな』
「敵を褒めんなっての」
同じように相馬もまた光牙によって不意を突かれてこの様であった
「みんなお疲れ様、これにて「ドキ!忍だらけの水上運動会 ポロリもあるよ」を閉幕するわ」
春花が最終競技の終了に伴い、水上運動会の終わりを告げた
「えぇ~、もう終わり~?みのりまだ遊び足りないよ」
「ひばりもみんなともっと遊びたかったな~」
「私もです~」
美野里、雲雀、愛花の3人はまだ遊んでいたそうに不満を漏らす
「そういってくれると私も嬉しいわ。ならまたいろいろ企画を考えてみるわね♪」
「ほんと!わーい!」
第二弾を企画しておくと聞いて3人はとても嬉しそうな顔をしていた
「ふふっ、思いのほかみんなが楽しんでくれててよかったわ」
笑顔を浮べ、和気あいあいとしている皆の様子を見ていた春花は水上運動会を開催してよかったなとしみじみ思った
「…さて、いろいろあったけどこれだけは出にやれば十分かしらね?」
「誘いをかけるにしては少し過激すぎではあったがな…しかしまぁ、あとはあちら側がどのような行動を示すかだな?」
「そうね」
光牙と春花は皆に聞こえないように内密に話しをしていた
水上運動会の開催を機に小百合たちがどのような行動を起こすのかと2人は思うのだった
そのころ、巫神楽三姉妹たちカグラ千年祭執行部チームは
他チームの面々が水上運動会を開後、自分たちの拠点にてしばらく様子を見ていた
「ポロリ運動会とやらは終わった感じだね?まったくなんなんだよあいつら?忍の盆踊りを真面目にやる気がねぇなありゃ?」
「そうっすね。きっと小百合さまめっちゃ怒ってるっす」
勝手に変な余興を始めたりして忍の盆踊りをやる気がないと思われるその様子に蓮華は呆れ、華毘もこれでは小百合が文句を言うだろうと予想していた
「でも私たちにとってはダラダラと遊んでくれてた方が都合がいいから助かるわ…その分時間が稼げるもの」
姉2人が他チームの呆れたような様子で話している中、ここで華風流が意味深なことを呟く
「華風流の言う通りだ。さっさとヤグラを壊して忍の盆踊りが終わっちゃ私たちの目的が果たせなくなってしまうって」
華風流のその意見に蓮華も同意するように頷いた
「ウチ思ったんすけど、ウチらの目的を小百合さまに話してみたらどうっすか?話したらきっと小百合さまも協力してくれるかもっすよ?」
華毘に至っては自分たちが小百合にすら秘密にしているこの件を打ち明けて協力を得るのはどうかと提案を持ちかける
「あのね~…忘れちゃったの華毘お姉ちゃん。私たちの目的のうち一つはいいとしても”あっちのほうの件”は里のみんなにも内緒にしてるんだよ?」
「それはわかってるっす。わかってるっすけど…なんだか嘘をついてるみたいで…う~ん、う~ん」
意見を申すも自分たちが誰にも言わず内密にしていることを今更第三者に言うのはまずいと華風流がやめるよう進言する
あまり納得がいかない様子の華毘は考え事を開始する
「ちょ、これやばいんじゃんぇか?お、おい華毘、ちょっと落ち着け、あんまり難しく考えようとするな」アセアセ
「そういわれても考えないでって言われても困るっす…う~ん、う~ん…」
蓮華が必死に止めようとするも、華毘は考え事をやめられずにいた
「…ど…どっ…どぉぉ!」
「ちょ、ちょっと待って華毘お姉ちゃん!?ま、まずいよ蓮華お姉ちゃん!?」
「て、撤退だ!急げ華風流!?」
考え事をしていた華毘が次第に「ど」を連呼し始めるのを見て慌てて蓮華と華風流が逃げ出そうとしたその時だった
「どっかーーーーーーーん!!!」
ドバァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
刹那、華毘が大きく声を張り上げた瞬間、彼女を中心に大爆発が起こった
「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
「ひぃっ!?あつ、熱いってんだバカやろう!!」
危険を察知して逃げ出そうとした蓮華と華風流だったが、直後、爆風と爆炎に巻き込まれてしまうのだった
やがて爆発が収まりを見せ、恐る恐る2人が様子を窺う
「…ぽふっ」ぷしゅ~
先の爆発によって地面には巨大なクレーターができており、その中心には黒焦げで着ていた衣服もボロボロになっている華毘が口から煙を噴出していた
「もう、華毘お姉ちゃんったら」
「言いたいことはあるのはわかるがひとまず置いとけ、華風流、華毘に水をかけてやれ」
「わかったよ。えい!」
「ぷ、ぷす~…」シュ~
華風流が水をかけてあげたことで華毘は沈下した
「難しいこと考えると花火忍法が爆発する癖なんとかならねぇのかね?」
「あ~、またやっちゃったんすね。ごめんなさいっす」
自分が爆発したことを知って反省の顔色を華毘は見せていた
「…もう、まったく華毘お姉ちゃんったら」クスリ
「ほんとにな。あははは♪」
「わ、わらわないでほしいっす」アセアセ
姉妹の騒がしくも楽しいひと時に巫神楽三姉妹はふけるのだった