閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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相馬たちが響たちと交戦をしていたころ


単身で半蔵学院の拠点に潜入し、ヤグラを破壊戦と行動をしていた忌夢だったが


早々に襲撃に気づき、防衛せんとする蔵学院の面々との戦闘に発展してしまう


多勢に無勢の状況へと追い込前れてしまった忌夢はピンチに追い込まれるが


間一髪のところで雅緋が現場に駆け付け、奇襲により、混乱を招き、忌夢を救出することに成功した


まんまと忌夢たちを取り逃がした半蔵学院のメンバーたちはヤグラを一個だけとはいえ破壊されてしまった


佐介たちは今回の件に対して反省をし、次こそは負けないことを肝に銘じ


気持ちも新たに、手始めとして拠点に戻り、食事をとることにした


しかしその直後、突如として現れた獅子と虎の面を被った2人の陣ぬつによる奇襲を受けてしまう


いきなり現れ、佐介を傷つけたことに怒りをあらわにする他の面々は報復といわんばかりにその二人に攻撃を仕掛けるのだった



半蔵学院全滅!?仮面の忍たちの力 

 

臨戦態勢を取りながら葛城たちが仮面の忍たちを取り囲む

 

 

「みんな、いくぞ!」

 

 

「「「おー!」」」

 

 

葛城が号令を出すと同時に皆が一斉に2人に向かって行った

 

 

「っ…」

 

 

「待ってあなた。今度は私が行くわ」

 

 

「…わかった」

 

 

自分たちに向かってくる葛城たちを見て獅子の面の男が再び構えを取ろうとするも

 

 

それを虎の面の女性が静止し、代わりに自分が出ると告げて数歩前に出る

 

 

「「「「はぁぁぁぁ!!」」」」

 

 

間合いに入った葛城たちが一斉に飛びかかる

 

 

「すぅ……っ!」

 

 

「「「「っ!?」」」」

 

 

「はぁぁぁぁ!!」

 

 

 

ダダダダダダダダ!!

 

 

 

「「うわぁぁぁ!?」」

 

 

「「ぎゃぁぁぁぁ!?」」

 

 

「みんな!?」

 

 

飛鳥は目の前の光景に唖然となる

 

 

仕掛けたはずの葛城たちが女性の高速の蹴りの乱撃を受け、吹き飛ばされてしまったのである

 

 

「ぐっ…な、なん、だと…」

 

 

「あ、アタイたち全員を蹴りだけで…」

 

 

「なんという…強さ…」

 

 

「こ、こんなの…反則だよ…」

 

 

4人はダメージのせいもあって一言告げたとともに力付き、気を失ってしまった

 

 

「そ、そんな。みんなが」アセアセ

 

 

「ぐうっ――っ!」

 

 

「佐介くん、ダメだよ、まだうごいっちゃ!?」アセアセ

 

 

一瞬にして仲間たちがやられてしまう光景を目の当たりにし、飛鳥は驚愕し

 

 

佐介のほうはというと仲間たちを傷つけられたことに怒りを見せており

 

 

今にも飛んでいこうかという意思を感じていた

 

 

だが、皆が瞬く間にやられてしまった惨状を目の当たりにしてしまい、尚更佐介を行かせるものかと必死に静止しようと呼び止める

 

 

「…飛鳥ちゃん、ごめん。でも僕、我慢ならないんだ!」

 

 

「あっ!佐介くん!?」

 

 

しかしその願いも虚しく佐介は再び2人に向かって突っ込んで行った

 

 

やられた仲間たちの無念に報いるためにもやられっぱなしでいられないという思いを胸に拳を引き絞る

 

 

「たぁぁぁっ!」

 

 

瞬く間に間合いに入ったと共に佐介は引き絞っていた拳を勢いよく突き出した

 

 

 

バシィィィィィィン!ブォォォォォ!!

 

 

 

「ううっ!?」

 

 

佐介が拳を突き出した瞬間、ものすごい衝撃波が発生し、あたりを震わせる

 

 

飛鳥もまたほの衝撃に吹き飛ばされそうになるのを必死に堪えていた

 

 

やがて勢いが治ったのか衝撃波も消え、瞼を開けられるほどまだ落ち着きを取り戻す

 

 

どうなってしまったのかのかと飛鳥はすかさず目を開ける

 

 

「…う、噓」アセアセ

 

 

だが、飛鳥は物の枢要でその自分の行いを悔やんだ

 

 

「っ…」

 

 

「ぐぅっ!…うううぅ!?」グヌヌ

 

 

視界を開いた先には先の衝撃を生んだ佐介の渾身の拳を片手で受け止めている獅子の面の男とその彼に受け止められた拳から伝達される痛みに必死に耐えようとしている佐介の姿だった

 

 

信じられないことの連発に飛鳥は絶望の思いを抱いた

 

 

一方の佐介のほうも自分が放った一発をこうもあっさりと防がれてしまったことに驚きを抱きつつも獅子の面の男の拘束から抜け出そうと必死だった

 

 

「っ…!」ゴキッ!ゴキキッ!

 

 

「うっ!?うぅぅぅ!?」グヌヌ

 

 

しかし全力でそれをしようとしても獅子の面の男の掴む手を振りほどくことができず、その度に骨がきしむ音が響き渡る

 

 

「あっ…あぁぁっ!?」

 

 

「あなた、もうそれくらいにして、これ以上は許さないわよ?」

 

 

「分かってるよ。俺とてこれ以上はするつもりもない」

 

 

何やら彼らだけで会話をしているも痛みに悶えている佐介にはそれどころの話しではなかったが

 

 

すぐにことは動き出す。獅子の面の男が拘束していた佐介の手を離す

 

 

いきなり拘束が解けたことで佐介は体制を崩した

 

 

「……っ!」

 

 

ドスッ!

 

 

「ぐっ!?」

 

 

直後、佐介の腹部に強烈な痛みと衝撃が走る

 

 

男の拳がクリーンヒットしたからだ

 

 

「…――ふんっ!!」

 

 

「っ――〜〜!?」

 

 

 

ビュゥゥゥゥゥゥン!!

 

 

 

数秒の間をおき、男は佐介の腹部にめり込んでいる拳をさらに勢いよく突き出した

 

 

刹那、佐介の体は音速を超えるほどの速度で大きく後方へと吹き飛んでいった

 

 

道中にある木々を何本も何十本も粉砕するもその勢いは止まることを知らなかった

 

 

 

 

 

 

一方その頃、半蔵学院の拠点ではチェルシーとレイナが留守番をしていた

 

 

「も〜、佐介たちってばいつまで油売ってるんだよ〜?忌夢だけならちょちょいってやっちゃえるよねレイナ?」

 

 

「チェルシー、そんなこと行っちゃだめだよ。忌夢さんだってとっても強いんだから」

 

 

「敵を褒めてどうするるのさ~?」

 

 

チェルシーとレイナが他愛ないやり取りに花を咲かせていたまさにその時だった

 

 

 

ヒュゥゥン!ザバァァァァァァン!!

 

 

 

「「っ!?」」

 

 

突如何かが海に落下し、とてつもない水しぶきをあげていた

 

 

「な、なんだなんだ!?」アセアセ

 

 

「チェルシー、落ち着いて!?」アセアセ

 

 

いきなりのことで気が動転しているチェルシーをレイナが落ち着かせようとした

 

 

そうこうしているうちに水しぶきが消え、海が落ち着きを取り戻した

 

 

「いったい何だったんだ今の?」

 

 

「あっ!」

 

 

「どうしたのレイナ?」

 

 

「チェルシー、あれを見て!?」

 

 

何かに気づいたレイナが指さす方にチェルシーが視線を向けると

 

 

海面に浮かぶ人影が見えた

 

 

「ちょ、あれって!?」

 

 

「そ、そんな…」

 

 

チェルシーとレイナが目にとんでもない光景が飛び込んだ

 

 

 

「「佐介(兄さま)!?」」

 

 

2人が目の当たりにしたのは海面にぷかぷかと浮かんでいる傷ついた佐介の痛々しい姿だったのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

佐介が海まで吹き飛ばされしまっていたころ、残された飛鳥はこの現状に絶句していた

 

 

「みんな…佐介くんが」アセアセ

 

 

たった一瞬で佐介や斑鳩たち、自分以外の全員がやられてしまったことがあまりにもショックだった

 

 

「ちょっとあなた!!やり過ぎだって言ったわよね!?もしこれであの子が死んでしまってもしたら本末転倒じゃない!!」

 

 

「おお、落ち着け、心配はいらない。ちゃんと急所は外してある。あの子ならあれくらい問題はないさ」オロオロ

 

 

「本当でしょうね…わかったわ。あなたの言うことを信じてあげる」

 

 

何やら面の男女は会話をしているも今の飛鳥にはその会話を聞く余裕すらなかった

 

 

「「…っ!」」シュン!

 

 

「あっ!」

 

 

やっと我に返ったのはその2人がこの場から去っていった直後だったのである

 

 

「なんだったの?…って、今はそれどころじゃない!みんな起きて!?」

 

 

2人が去った後、飛鳥は倒れている仲間たちの元へと駆け寄るのだった

 

 

 

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