ヤグラを破壊されてなるものかと迎撃に打って出る忌夢と日影が戦闘を開始する
一方で紫は戦いたくないと駄々を捏ねるとともに光牙に泣きついてしまった
光牙たちが困り果てる中、愛花が紫に対して物申す
その言葉が紫の癇に触れることになり、今までにたいする愛花への不満が爆発したように怒り狂い
愛花もこれに対して負けじと突っかかり、一触即発の展開となる
2人は忍装束に身を包み、戦闘を開始する
光牙への思いを乗せて2人は全力の戦いに望む
普段の彼女たちからは想像もつかない程の規模の戦闘風景に皆が唖然となる中
決着をつけるべく2人は必殺の一撃を繰り出す
互いの技と技、力と力がぶつかり合い
刹那、大爆発が起こり、爆煙がやんだ先には互いに力尽きて倒れている愛花と紫がいた
止む終えず紫を回収し、忌夢はその場から去り、残された光牙たちは当初の目的であるヤグラを破壊することに成功するのだった
愛花の活躍によってヤグラの破壊に成功した光牙たちは拠点に戻ってきていた
「愛花~♪お手柄だったわ~♪」
「えぇ、愛花さんのおかげで蛇女のヤグラを壊せたんですもの♪」
「ひゃう、くすぐったいですよ詠お姉ちゃん、未来お姉ちゃん♪」
詠と未来が今回の功労者である愛花をハグしながら褒め称える
「本当すごいわよね愛花ちゃん、まさかあそこまで強くなってたなんてね?」
「せやな、出会った頃とはえらい違いやわ」
「弟子が成長して師として鼻が高いんじゃないか光牙~?」
「…ふっ、あぁ、そうだな」
じゃれつく愛花たちを和やかな視線を向ける焔たちと弟子の成長をしみじみと感じる光牙だった
「よーし、蛇女のヤグラを壊したし、この調子でどんどん行っちゃうわよ!」
「私ももっともっと頑張っちゃいますよ~!」
「うふふ、未来さんも愛花ちゃんもいつになく張り切っていますね♪」
「うん、それに妖魔を倒さなきゃってのももちろんだけど、忍の盆踊りで一番になればカグラの道が開けるんだよね?」
あの時、忍の盆踊りを勝ち抜けばカグラの道が開けると小百合が語っていたことを思いだす
つまりそのままの意味でとらえればこのまま勝ち抜くことはカグラへと通ずることになるのだと
「カグラっていえば忍の最高称号だし、もしなれたならバイトとかしなくても忍としての仕事だけで生きていけると思うんだよね!」
カグラになれば今のアルバイト生活から抜け出し、忍としての本文である忍務をこなしていくことになる
さらにカグラほどの忍が行う忍務とあらばその報酬はどれ程の稼ぎになるか
その収入だけでも一生遊んでいけるくらいだろうかと皆の想像は留まることを知らなかった
「でもそんなにやる気だったのでしたら最初からやる気を出せばよかったのではございませんか?」
「そ、それはそうなんだけど、ビーチにきたら舞い上がっちゃったもんで」アセアセ
「確かに分かります。私も古今来てからテンションが上がりまくってますから」
「そうよね。うんそうよね!さすが愛花、わかってくれる~♪」
いつものバイト三昧の生活から久しぶりの青い海に白い砂浜といったここの雰囲気にすっかりテンションが上がっているからこその先の発言がでたのである
これに対して愛花も同意してくれてるようで共感してくれたことに未来は嬉しそうに頬をすりすりした
「ちょっと、お取込み中のところいいかしら?」
「はい、三名様ごらいてーん♪いらっしゃーせ~♪」
「いらっしゃせー!ご来店ありがとうございまーす!」
不意に声をかけられた瞬間、詠と未来は瞬時に接客の挨拶をかける
「な、なによいきなり?ていうかなんなのその掛け声?」アセアセ
「はっ!?し、しまった!急にあんたたちが来たからついいつものノリで!?」
「さ、最近居酒屋風喫茶店でバイトをしてるせいで!?」アセアセ
自然に出てしまうほどにバイト生活が身体に染み込んでいたようでそれに気づいた詠と未来はハッと我に返ったとともに動揺を隠せずにいた
「な、なんなのよこいつら?」アセアセ
「わ、私に聞かれても?」アセアセ
「う、ウチだってわかんないっすよ?」アセアセ
その行動に声をかけた方は困惑していた
「誰かと思えばお前たちか、ここに来たということは言わずもがなか?」
「お、おう、そうだった…べらんめえ!当然あんたたちのヤグラを壊すために来たに決まってんだろ!」
「私たちから動かないとあんたたち動こうとはしないからね、だからちょっと遊んであげようと思ってきたのよ」
「覚悟してもらうっすよ!」
巫神楽三姉妹がやってきた理由は当然ながら光牙たちのヤグラを壊すためだと語る
「うわ~、あんた小さい癖に生意気ね?」
「小さいのはあんたのほうでしょ、あんた身長いくつよ?」
「えっ?150センチだけど?」
「私はそれ以上はあるから、はい論破」
華風流の言い方が上から目線なのが気になった未来がそのことを追求すると
これに対して華風流は身長がいくつなのかを尋ね、それを聞いた未来の答えを聞くと自分のほうが身長はあると告げる
「論破って、あんた自分の身長言ってないじゃない!」
「はいはい、悔しいのう、悔しいのう~w」
「むかっ!…ふ、ふん、いいわよ。別にそんな挑発に乗るようなあたしじゃないもの」
華風流の言動にムカムカが込み上げてくるもどうにか手前で堪えてる状態だった
「何その反応、ダサっ…我慢してちゃおっぱいに毒よ。そのちっちゃなおっぱいにね」
「むっきゃー!!もう頭にきた!あんたみたいな生意気な奴はあたしがギッタンギッタンのボッコボッコにしてやるわ!」
必死に押さえ込もうとしていた未来だったが華風流が彼女にとってNGワードである胸の話しをした瞬間、堪えていたものが一気に爆発し
ものすごい形相で華風流をぶっ飛ばすと宣言する
「ふん、いいわよ。かかってきなさいよ?」
「言われなくたってそうしてやるわ!忍転身!」
「忍転身!」
すかさず未来と華風流は巻物を掲げ、転身する
忍装束を纏い、2人は武器を手にする
「いくわよ!おりゃぁぁぁぁぁ!」
「はあぁぁぁぁぁ!!」
声を張り上げるとともに未来が飛び出し、華風流もそれを見て攻撃を開始する
銃と水鉄砲による銃撃戦が幕をあけ、激しいどんぱちが起こっていた
「未来のやつ派手にやってるな?」
「まぁ、しゃあないやろ。華風流さん、未来の一番気にしてること言ってもうたんやし?」
「未来さん、すごく怒ってらっしゃいましたね?」
貧乳なのを気にしてる未来だからこその現象であった
「おうおう!華風流のやつめっちゃ燃えてんな!私たちも負けられないぜ!」
「はいっす!」
華風流に遅れをとるまいと蓮華と華毘も戦闘態勢を取る
「他の2人もやる気みたいだな?…誰から出る?」
蓮華と華毘を前に光牙が彼女たちを誰が相手するかと皆に相談を持ち掛ける
「光牙、ここは私に行かせてくれないか?」
ここで一番に名乗りを上げたのは焔だった
「随分とやる気だな?」
「愛花と紫の戦いを見てたら私も負けてられないって思ったからな!」
2人の戦いに感化され、気持ちが高ぶっているようだった
「いいだろう、なら頼んだ」
「おう!」
光牙から了承を得て焔が蓮華たちの前に立つ
「お前らの相手は私がしてやるぜ!」
2人を前に焔が六爪を構え、迎え撃つ構えを取るのだった