手始めとしてカグラ千年祭執行部の拠点を襲撃する
迎撃に出る巫神楽三姉妹を相手に紫苑が単身で挑む
3対1であり、尚且つ未だ制御がしきれない力によって不調な状態である中にも関わらず
巫神楽三姉妹との戦闘を繰り広げ
約束した誓いの言葉を胸に辛くも巫神楽三姉妹との戦いに勝利を収めた紫苑はこの勝利一歩とし、勝ち抜くことを誓うのだった
紫苑たち月閃が巫神楽三姉妹と戦闘を繰り広げている中、実はその時刻、もう一つの戦いが起こっていた
キンキンキン!シュタタ!ドゴォォォォン!
静けさを漂よわせていた街中で激しい轟音が響き渡る
「行くよ雅緋ちゃん!てやぁぁぁぁぁぁ!!」
「くぅ、ヤグラを壊されたら忍の盆踊りが終わってしまう。それだけは何としても避けなければ!」アセアセ
リードを取ろうとする半蔵学院の攻め込みによって蛇女子学園の拠点が襲われていたのだ
「はぁ~はぁ~、くぅ、まずいわねこの状況」
戦闘の中、両備は自分たちがすごい劣勢に追い込まれてしまっていることを危惧する
「ところで…そこのあんたは何やってんのよ!?」
「えっ?」
それと同時に両備がイラっとした顔を向けながらに声を上げる
彼女の視線の先にはこんな状況下の中、パソコンでネット小説に興じている紫がいた
「い、いきなりなんですか両備さん?」
「なんですか?じゃないわよ!今どういう状況下わかってんの!半蔵学院がせめてきてんじゃない!」
「…あぁ、そうだったんですね?」
「他人事のように言ってんじゃないの!てかこんなに激しくどんちゃんやってんのに気づかないなんてどんだけ集中してんのよ!?」
現在の自分たちがどんな状況に置かれてるのかわかっているのかと尋ねる両備に紫は今更気づいたという下のような発言をしてしまう始末だった
「イヤッハー!」
「うぉぉぉ!!」
向こうでは斑鳩と忌夢が
「ほあちょおぉぉ!!」
「はうぅぅ〜ん♪」
あちらでは葛城と両奈が
そのほかの面々もそれぞれの相手と交戦していた
「ともかく早く加勢しなさい!ただでさえこの前の変な奴らにヤグラ壊されてこのままじゃ負けちゃうかもしれないんだから!」
「はいはい…わかりましたよ……やりますよ」
仕方ないなと紫は渋々戦いに参戦していった
「まったく、紫にも困ったもんだけど……今一番面倒なのは、あいつよね?」
戦いに向かう紫を見届けながら両備はやれやれと一息つきながらある方向に視線を逸らしながらぼそりとつぶやくのだった
一歩、戦闘が尚もも続くこの状況下の中、当然忘れてはいけない対戦カードのほうも進行形で戦っていた
「たあぁぁぁぁぁ!!」
「おおおおお!!」
互いに声を張り上げて激突するのは佐介と蒼馬だった
勢いよく駆け出すとともに一撃を繰り出し、それがぶつかり合う
「はっ!」ビュビュビュビュン!
「ふぅぅぅんっ!」カキキキキン!
「っ!?」
「やあっ!!」
続けざまに蒼馬がシノヴァイザーで射撃攻撃を繰り出し
佐介は怯むことなく発射された光弾を手刀で次々と打ち返しながら相馬に迫っていき間合いに入るや飛び蹴りを繰り出す
間一髪のところで攻撃をかわし、次の手に備える
攻撃をかわされた佐介もすぐに構えを取り直し、次に備えた
「(さすが佐介といったところか。…だが!)」
バキュンバキュン!
「はあっ!」
今度は蒼馬から駆け出し、走り込みながら光弾を連射する
これに対しして佐介は先程同様に手刀を駆使して光弾を弾き飛ばす
その隙にどんどんと間合いを詰める
「やあっ!」
させてなるものかと光弾を弾き、すかさず回し蹴りを繰り出す
「甘い!はっ!」
「なっ!?」
しかしそれを見切った蒼馬がそれに合わせて跳躍し、佐介の足の上に着地する
「ふぅん!」
「ぐっ!?」
「たぁぁぁっ!」
「うわぁぁぁぁぁ!?」
予想外の困惑している中、蒼馬はその隙を突くかのように飛び蹴りからの回し蹴りの連続攻撃を歩廊する
二眼構えの攻撃を受けてしまった佐介はそのまま後方にへと吹き飛ばされる
「ソウ!任せたぞ!」
最中に蒼馬が大きく声を出し指示を送る
蒼馬が声をかけた先には既に分裂の術によって2人になっていたようで、相方でもある相馬に佐介への追撃を指示する
「…っ」ボ~
「どうしたソウ!」
しかし当の相馬は何やら上の空のような顔をしており蒼馬の指示も聞こえてなかったようである
「…はぁ~」
思い悩みの成果深くため息をつく
「(あいつらどうしてあんなことを…)」
この前の出来事が脳裏を過っているせいか気持ちが上の空になっていた
「ソウ!危ない!?」
「…えっ?」
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!?」
「って、どわぁぁぁぁぁぁ!?」
そんな中、蒼馬の危険を知らせる声にようやく反応を示すまでは良かったものの反応自体は間に合っておらず自分めがけて飛んできた佐介に対処することもできずにぶつかってしまった
「大丈夫かソウ!?」
慌てた様子で蒼馬が声をかける
「痛っててて~」
「っ〜…っ!!」バッ!
「あっ!?」
激突の際に頭を打ったようで相馬が頭に悶えている最中
その隙をついて佐介はすかさず距離を取った
「何をしているんだソウ、せっかくのチャンスをみすみすと」
「うっ、うっせえな。わかってるよ…悪かったよ」
蒼馬のプランではあの蹴り飛ばしによって相馬の方へと誘導して彼の追撃によってさらなるダメージを与える算段だった
しかし当の相馬がぼーっとしていたせいで追撃のチャンスを逃したうえに佐介に距離を取る機会を与えてしまったのだ
このことに関して注意をすると相馬は不貞腐れながらも謝罪の言葉を述べた
「…響たちのことか?」
「っ!」ピクッ
「やはりな」
十中八九先ほどからの相馬の様子からして今だあの時のことを気に病んで落ちのだということを理解する
「ソウ、お前が響たちのことを思っている気持ちはよくわかる。だが、今はそのことは一旦忘れておけ、俺たちが一丸にならなければ皆に迷惑が掛かってしまうんだぞ?お前はそれでいいのか?」
「っ!?」
かつて同じ苦楽を共にした響たちと敵対することになってしまったことを嘆き悲しんでいる相馬の思いには蒼馬も分かっているつもりではある
だが、それを言い訳にして今佐介たちを止めることができなければヤグラは全て破壊され蛇女は敗北を記すことになる
自分ひとりのせいで皆に迷惑をかけてしまうことになるのだ
「…….悪いアオ。お前の言う通りだよ。俺のわがままのせいでみんなに迷惑かけちまうのは筋違いってもんだもんな!」
「…あぁ、そうだな」
「行こうぜアオ!俺とお前でこの状況をひっくり返す!」
「そうだ。その垢だ!」
一喝がよほど効いたのか立ち直り、一貫してやる気に満ちた相馬と共に蒼馬は佐介と再び相対するのだった