相馬たち蛇女子学園は半蔵学院の攻め込みを受けていた
ヤグラを破壊せんとする半蔵学院に苦戦を強いられてしまっているも負けられないと奮闘する
そんな中、未だ響たちのことを引きずっている相馬は戦いに集中することができずにおり
せっかく蒼馬が佐介との戦闘中に作り出した好機も徒労に終わらせてしまったりと散々な始末だった
しかし蒼馬の一喝と励ましの言葉を聞き、自分のせいで仲間たちに負担を強いるのは筋違いだということを認識し、これ以上めげていても何も変わらないと悟り
迷いを捨てて蒼馬とともに佐介を倒すことを決めたのだった
蒼馬の一喝によって自身を取り戻した相馬の反撃が始まろうとしていた
「いくぜ!」
「あぁ!」
互いに掛け合うと共に2人は一斉に佐介に向かって駆け出した
迫りくる相馬たちを前に佐介も身構える
「行けソウ、俺が援護する!」
「頼むぜ!…うおおぉぉ!」
「はあっ!」
ババババッ!!
相馬が佐介に向かって接近するのと同時に蒼馬がシノヴァイザーで援護射撃を仕掛ける
「ふぅぅん!」パシシシシッ!
飛んでくる光弾を佐介は手刀で跳ね除ける
「おりゃぁぁぁぁ!!」
「っ!?」
だが、それによって相馬の接近を防ぐと言う動きを行えず、間合いに入られると共に近接戦に持ち込まれてしまう
「うりゃりゃりゃりゃりゃ!!」
「ぐぅっ!?」
あらん限りの連続攻撃で相馬が佐介に攻撃を仕掛ける
「ふっ、せぇぇい!」
「どわぁっ!?」
これに対し佐介は合気道などを駆使して相馬を返り討ちにする
ビュビュン!!
刹那、飛んできた光弾に気づいた佐介が慌てて姿勢を後ろに倒し、その攻撃をかわす
「ふぅぅん!」
「ぐぅっ!?」
直後蒼馬が隙を生じさせぬ勢いで迫りくるとともに佐介にかかと落としを繰り出す
「――っ!!」
「~~――っ!!」バッ!
そのかかと落としを皮切りに蒼馬と佐介の両者ともに攻めに攻め、守るに守るという態勢で交戦を繰り広げていく
「おいおい、俺を忘れんじゃねぇよ!」
「なっ!?」
しかし行きつく暇もなく復帰した相馬がその交戦に再突入してきたことで佐介は2人を相手にすることとなる
「はっ!ふん!」
「おりゃっ!そりゃっ!」
「ぐぅ!?」
蒼馬の銃撃と蹴りを主体とする巧みな戦闘術と相馬の基礎など全くない荒々しく我流のスタイルによる喧嘩殺法が繰り出される
「ソウ、使え!」バッ!
「サンキュ!」カチャッ!
さらには息の合ったコンビネーションによって蒼馬からもらい受けたシノヴァイザーを接近戦モードに切り替える
「おりゃっ!!」
ザシュン!ザシュシュシュン!
「うぅっ!?」
「良し、アオ!」バッ!
「あぁっ!」カチャッ!
数発の斬撃を与えた直後に今度は相馬がシノヴァイザーを蒼馬に投げ与える
「ふぅん!!」
ババババッ!!
「~~~――っ!?」
シノヴァイザーを受け取った蒼馬が光弾を乱射し、その雨が佐介をじわじわと苦しめていく
連携に加えて得物をトレードすることによって相手を翻弄する
戦いの流れはどんどんと相馬たち2人のほうに傾き始めていた
「負けません!てぇぇぇい!」
それでも負けじと佐介も反撃に出る
「あまい!ふっ!」
「しまった!?」
だがそれを避けた蒼馬が佐介の背後を取るとともに瞬時に身柄を拘束する
「ぐっ!ぬぅっ!!」ジタバタ
拘束からのがようと必死にもがく佐介とそれを阻む蒼馬の攻防が起こる
「ソウ、今がチャンスだ。やれっ!」
「OK、二度もお前のくれたチャンスを無碍にはできねぇからな!」
蒼馬が佐介を抑え込みながら相馬に攻撃するように指示を出し
先の失態の汚名を返上するため、相馬が佐介に向かっていく
「おりゃっ!」
「ぐふっ!?」
「せりゃっ!!」
「うわぁぁっ!?」
抑え込まれている佐介に相馬がシノヴァイザーで切り込む
斬撃を受けたことによって佐介は痛みによる声をあげる
「いいぞソウ、そのまま追い込め!」
「おう!悪いな佐介、これで…終わりだ!!」
必殺のエネルギーをシノヴァイザーの先端に集約させ、相馬がそれをtら炊き込もうと突っこんだ
…その時だった
ビュゥゥゥゥゥン!!
「なっ、ソウ危ない逃げろ!」
「っ!…うわぁっ!?」
「ソウ!!」
どこからともなく飛んできた光弾が相馬ほうに飛んできた
光弾が地面に着弾するとともに爆発し、直撃こそしなかったが着弾による衝撃波によって相馬は大きく後方にへと吹き飛ばされてしまった
予想外の事態に蒼馬が困惑する
ビュゥゥゥゥゥン!!
「またかっ!…っ!!」
「っ、ぬぅぅっ!?」
いきつく暇もなく次の光弾が蒼馬たちのほうに飛んできた
棄権と判断した蒼馬が拘束を解いて逃げようとする
だが佐介を離したと同時に地面に着弾して爆発による衝撃が2人を襲った
「けほっけほっ…い、いったい何が?」
「……あっ」ピクッ
どうして光弾が飛んできたのかと蒼馬は考えが纏まらない様子を見せていた
一方で佐介は起き上がりを見せるとともに不意に視線があるものをとらえた
ここから少し離れた位置に立つビルの屋上付近、そこにこちらのほうを見る二つの影があった
佐介はその影に見覚えがあった
影の正体、それは以前、突然の奇襲をかけて自分たちを攻撃してきたあの2人だったのだ
「…どうして?」
あの時自分たちを襲った2人がここにいることも気掛かりだったが
それよりも先の攻撃は自分を助けるために放ったもののように思えたからだ
疑問が浮かばせる佐介だったが、その間にも2人は数秒の沈黙ののちにこの場を去っていってしまったのであった
「痛てて…もう、なんだったんだよ?」
「分からん」
未だ状況が飲み込めず何が何やらといった表情を相馬たちは浮かべる
「相馬!」
「蒼馬く~ん」
「「っ?」」
自分たちを呼ぶ声がすることに気づいたのと同時に両備と両奈が2人の元に駆け付ける
「お前らどうして?」
「この勝負はここまでよ」
「えっ?」
戦いは終わりだと告げる両備と両奈の一言にどういうことなのかと小首を傾げる
「佐介!」
「佐介くん!」
「っ?」
さらに佐介側の方にも飛鳥と葛城が駆けつけた
「2人ともどうしたのその格好?」
やってきた飛鳥と葛城はひどくボロボロで疲労している様子だった
「ごめんな佐介くん、もうこれ以上の攻め込みはできそうにないの」
「面目ないことだけど紫のやつに手ひどくやられちまってな、もう体力も限界なんだ」
「紫ちゃんが?」
飛鳥たちは何故ボロボロになって疲弊していたのか、その理由が紫にあることを語った
「…おい、どう言うことだよ?紫のやつがなんだって?」
「それがね、なんでも未来の書いてるweb小説を読むのに邪魔だからって積極的に戦ったもんだから」
「あ~、なるほどね」
小説読むのを邪魔さrるわけにいかないからという実に彼女らしい動機だと相馬は思った
一方で佐介たちもまた話が終わったのか次々とこの場から去っていく姿が見えたので一先ず拠点の防衛には成功した相馬たちだったのであった