前回同様に相馬たちに戦いを挑んできた彼女たちを前に負けるわけにはいかない蛇女メンバーがこれを迎え撃つ
プロトヴァイザーによって人外の力を解放し、本気を出して襲い掛かる響たちとの激しい戦闘が始まる
響の野獣のごとき猛威、後呂太の如何なるものをも捕食する口、智美のステルス能力と変化、莉愛の心を砕く技、沙希の体内より発生させる針の洗礼
多種多様な力を持った彼女たちに苦戦を強いられていくも、引けない思いを胸に応戦していく
その最中、響が相馬の発した言葉を耳にした瞬間、怒りを露わにし、それに好悪するかのように黒いものを発生させ
さらなる身体能力アップを見せ、相馬と蒼馬を驚愕させるのだった
蛇女メンバーがそれぞれの相手と戦闘を継続する中で相馬と蒼馬も響に相対していた
何かおぞましいオーラを纏い、こちらを睨む響の瞳はまるでこちらに敵意を向け、闘争本能をむき出しにしている獣のようにギラギラと光っている
「ソウ、気をつけろ。響のあの様子、明らかに普通じゃない。油断すればやられるぞ?」
「分かってるよ」
見ているだけでも今の響が相当にヤバいということは全身で感じられる
故に警戒を怠るわけにはいかないという考えが浮かばずにはいられなかった
「2人に増えようが関係ない、八つ裂きにしてやる!!」
装甲話し合っている隙に響が再び行動を開始し、両手の鋭利な爪を光らせながら駆け出してきた
「来たぞ!」
「おう!!」
こちらに向かってくる響に続くように相馬と蒼馬も彼女に向かって駆け出す
数秒も経たぬうちに双方が間合いに入ったと同時に激突する
「おらぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「やぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「シャアァァァァァァァ!!」
激突とともにそこから凄まじい奥州が繰り広げる
「畳み掛けるぞソウ!」
「おう、わかった!!」
相馬と蒼馬がコンビネーションを駆使してこの状況を自分たちの流れに持ち込もうとする
「あまいわ!!ふっつ、デヤァァァァ!!」
「な、なにっ!ぐあっ!?」
「アオ!?うわぁっ!?」
しかし奥州が続くにつれてその優勢が響に傾きだす
「チェアァァァ!!!」
「「ぐあぁぁぁぁぁ!?」」
直後、態勢を崩されてしまった相馬と蒼馬に響の鋭利な爪による切り裂き攻撃が数発も繰り出され、その攻撃を受けた2人は大きく後方に吹き飛ばされた
「うっ…ぐぅぅ…」
「っ…ぬうぅぅ…」
想像を絶するダメージを受けて立ちあがることも容易ではないほどだった
そんな2人を眺めながら響は嘲笑うかのようにニヤリとした表情を浮かべていた
「は、半端ねぇ‥響の攻撃、マジで半端ねぇぞ」アセアセ
「2人がかりですらこの座間とは…」アセアセ
優位に立てると思いきや逆に押されてしまっている子の状況を前に焦りを感じる
「ソウ、こうなったらアレで行くしかない」
「あぁ、そうだな…それっきゃねぇよな!」
このままではまずいと判断した2人はこちらも持てる最大限でny変え撃つことを決める
それを互いに了承し合うと相馬と蒼馬が互いの拳を合わせる
拳を合わせると同時に蒼馬が光となって相馬に吸収される
相馬はその後、一本の巻物を手にそれをシノヴァイザーに挿入するとともにポージングを取る
《Special TransFormation》
「
効果音が鳴り響くとともに言葉をつぶやき、シノヴァイザーのボタンを押す
直後、火炎と蒼炎の弐色の炎が相馬を包み、それが薙ぎ払われ現れたのは相馬と蒼馬の最強の姿だった
「な、何他所の姿は?そんなっ姿、見たことないわよ?」アセアセ
響は姿を現した相馬たちの最強の姿を目の当たりにし、とても驚いた様子を見せていた
「驚いたろ、これは俺とアオが手にした力、自分一人、いや、俺たち二人だけじゃ手にすることができなかった仲間たちとの絆が紡いだからこそ生まれた力なんだ」
幾多の死線を仲間と潜り抜けた先で手にしたのがこの力
相馬の持てる全てが詰まった姿である
「それがどうしたって言うのよ!デェェェイ!」
最強の姿へと転身した相馬に対し、響は臆することなく突っ込んできた
「っ!」
《Dual Gun Flares!》
それに対して相馬がデュアル・ガン・フレードを手に装備する
「シャァァァ!」
「ふっ!」
「なっ!?」
突き出された響の爪の攻撃をガン・フレードで防ぐ
「…おりゃっ!どりゃっ!でりゃぁっ!!」
「がはぁぁぁぁぁ!?」
攻撃を防がれたことに驚いている隙を突き、相馬がすかさず斬撃による攻撃を披露する
怒涛の連続斬りによって響は大きく後方に吹き飛んだ
あらにそれとともに変身が解除され、元の姿へと戻ってしまった
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
想像を超えるダメージを受けてしまい、その痛みに悶えている様子だった
「これで分かったろ響、いくらお前たちが強くなっててもこの姿を体得した俺たちには勝てない、諦めろ」
先ほどと立場は180度変わり、力の差は圧倒的に相馬の方が上だ
故にこれ以上の戦闘は無意味であると響に諦めるように促す
「…諦めろですって、ふざけるのもたいがいにしろ!」
「っ!?」
相馬のその言葉に対してさらなる怒りを抱き、感情のままに言葉を吐く
「どうして…どうしてあんたばっかり、なんで私たちじゃなくてあんたみたいなやつが生き残るんだ!私たちだって生きたかったのに!」
響は叫ぶ、怒りの言葉を呟きながらその瞳に涙を溜めながら
「許せない、みんなで約束したのに、あの地獄の日々を生き抜いていつの日か日の当たる場所に帰ろうって…なのにお前はそんな私たちとの誓いを破り、私たちを裏切り、日の当たる場所で何事もなかったかのように幸せそうにしてる……そんなお前を許せるわけがない!」
「……響」
「施設に連れてかれ、実験動物のように扱われ、化け物にされ、挙げ句の果てに失敗作と切り捨てられ肉体を失い魂だけの存在となって数年もの間彷徨うだけの存在になってしまった私たちの苦しいなんてあんたにわかるわけがないわ!」
「っ!」
心の底からの響の訴えに相馬の心が揺らぐ
「…ぐぅっ」
「あっ!」
最中、響がくらっとした様子を見せ、相馬が駆け寄ろうとした時だった
「「「「っ!」」」」
傷ついた響の元に他の四人がすかさず駆けつけ、彼女を守るかのように立ちふさがる
その光景に呆気にとられている隙に響は皆からの肩を借りて立ちあがる
「今日のところはここまでにしてあげる。だけど覚えておきなさい、次はこうはいかない、そして次会った時こそあんたち私たちの決着の時よ」
「っ!」シュゥゥゥゥ~~!!
響がそれを告げると同時に智美が広範囲のミストを散布し、それによって視界が遮られ、それが晴れるとそこには響たちの姿はなかった
「相馬!」
「相馬く~ん!」
「っ?」
皆が消えたところを眺めている相馬の元に雅緋たちが駆けつける
「大丈夫か相馬?」
「あぁ…なんとかな」
「一先ず防衛は成功したけど…」
「…っ」
自分たちの活躍によってヤグラも無事に守ることはできたが、終わってみるとどこかむなしい気持ちも抱かせられるような戦いだと思わずにいられない出来事だった
「…決着、か」
『(…っ)』
相馬は内心、響が去り際に言った言葉を思い返し、物思いにふける
そんな彼の心境を感じてか蒼馬もどこか複雑な顔を浮かべていたのだった
皆さまお久しぶりです
長らくお待たせしてしまいましたが今日よりまた投稿をスタートさせますので
今年もまたヨロシヘグリ