それを知るべく拠点にやってきた佐介たちは小百合と直接話し合いをする
しかし小百合からは真実を知りたくば力を示すことと告げられ
彼女の行った口寄せによって呼び出された大導寺と戦うことになった
思わぬ事態に驚きつつも、真実を知るためにと佐介たちは大導寺との戦いに臨む
だが、日々精進を重ねている自分たちを上回るほどに鍛えぬいていた大導寺は以前よりもはるかにパワーアップを遂げていた
戦いが長引く事にあの手この手を駆使するも徐々に追い込まれて行ってしまう
そんな中、この窮地を打開するため、佐介が能力を解放し、全力全開の極限魂V2にへと転身する
立ちはだかる大導寺という巨大な壁を壊すべく
佐介が自身の全てを持って大導寺に挑むのだった
強敵である大導寺を前に佐介は全力を尽くすべく、極限魂V2に転身する
「っ~~~!!」ゴォォォォ!!
「…っ」
全身から凄まじいエネルギーをあふれ出させている弟子である佐介の全力の姿を前に大導寺は息をのんでいた
「(なんという気の量だ。少し見ぬうちにこれほどまでの力をつけていたか佐介よ…ふふっ、流石は我が愛弟子か?)」
弟子が自分の知らぬ道の力を手に入れていることを知り、どこか嬉しさとワクワクを感じていた
「行きますよ師匠!」
「あぁ、遠慮はいらぬ。かかってくるがいい!」
今の佐介の全力をこの目と体で確かめたい
そう思うとともに佐介の構えに合わせて身構える
「たあぁぁぁぁぁぁ!!」バッ
「っ!」スッ!
「てぇぇぇぇい!!」
「ぐぬっ!?」ググッ
突っこんだ佐介が拳を突き出し、大道寺がそれを両手をクロスさせる体制で受け止める
しかし直撃した瞬間、ものすごい力が大導寺の体を走ったのを感じた
「っ~やあぁぁぁぁぁぁ!!」
「~~――っ!?」ドドドドドドド!
勢いよく突き飛ばすとともに大導寺は大きく後方へと吹き飛ばされる
地面を抉り、数メートル先でようやく勢いを殺し終えた
「(これが佐介の言うV2とやらの力か、以前に見た極限魂よりも力が増している…この我が一撃食らっただけで腕にしびれを覚えるとはな?)」
受け身を取ったものの、手にしびれが残る程の力があの拳にこもっていたのかと大導寺の驚きは尽きなかった
「――っ!!」タタタタタ!
「っ!」
そう考えている合間に佐介がこちらに向かって駆け出して来ていた
「てぇいっ!」
「ぬっ!」
間合いに入ると同時に背中からの体当たりで大導寺に攻撃する
これを合図に両者による打撃の合戦が繰り広げられる
「たあぁぁぁぁぁぁ!」
「はあぁぁぁぁぁぁ!」
ドドドドドドドドド!!
初めは両者の拳と拳のぶつかり合いから始まる
打っては打たれ、打たれては打つという攻防
「「螺旋脚!!」」
お次は回し蹴りによる蹴り合い
「「天轟拳!!」」
ブォン!ドスゥゥウウウン!
「ぐぅっ!?」
「ぬぅっ!?」
さらに続け様に両者が同時にアッパーカットを繰り出し、見事顎にクリンヒットする
突き上げられるのを堪える両者だったが同じく同時に突き上げを行なったことにより双方ともに体が宙を舞う
「「っ!」」
しかしすぐに受け身を取り、着地に合わせて距離をとった
そして着地に成功するやすかさず構えを取る
構えをとった瞬間、両手の手のひらにエネルギーをそそs魏込み、それが次第に大きく膨れ上がった
やがてそのエネルギーが最大まで蓄積された
「「獣波拳!!」」
ガオオオオオォォォォォ!!!
刹那、エネルギーを溜め込んだ両掌をちき出した瞬間、獅子の顔を象った気弾を打ち放つ
二つの気弾が直撃した瞬間、とてつもない爆発からの衝撃波が起こる
衝撃波の発生に伴う風圧によって両者は怯んでしまっていた
やがて衝撃波が収まりを見せ、互いに体の自由が利くようになった
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
「ふぅ…ふぅ…ふぅ…ふぅ…」
ここまでの戦闘によって佐介も大導寺も息が荒くなっていた
「(我を相手にここまでやるか。いやはや、恐ろしくも嬉しき夢心地なり)」
自分と差しで勝負しているというのに互角以上の戦いが展開されている
大導寺の心は高まっていた。これほどの高揚感は鈴音以来だと感じるほどに
それほど今の佐介が強くなっているということだった
「っ…!」スッ
「っ!」グッ
もっとこの戦いを楽しみたいと思う大導寺が再び仕掛けようと動きを見せ、それを見て佐介も身構えた
「そこまでじゃ!」
「「っ?」」
だが、その直後だった。
戦いの最中に待ったをかける声を聞いた佐介と大導寺が声のする方に視線を向ける
視線の先にはいつの間にか自分たちの間に佇んでいる小百合の姿があった
「小百合さま?」
「これ以上白熱すればお前さんたち歯止めが効かなくなりそうだったのでな。ここまでとさせてもらう…構わんな大導寺?」
「っ…はい。構いません」
小百合は大導寺を相手に奮闘した佐介たちの頑張りを認め、これ以上の戦闘は不要という判断を下した
それにこれ以上ヒートアップしてしまえば忍の盆踊りに支障をきたす可能性もあるが故にこの結論に至った
この直後に大導寺の施行を読んでのことか小百合は彼女に釘を刺すかのように確認を取り
大導寺もこれに対して少し不満そうな顔を浮かべつつも承諾した
「さて、お前さんたちの力と覚悟は見せてもらった。約束質問を聞いてやろう」
勝敗はつかなかったものの、功績を認められた佐介たちに小百合は約束通りに彼らが知りたいことを答えることになった
「ありがとうございます小百合さま…では改めてお伺いします。小百合さま、千年祭とはなんなのですか?」
「…千年祭、その意味を考えたことはあるかい?」
「千年祭の意味?」
小百合が最初に語ったのは「問い」
佐介たちに忍の盆踊りもとい千年祭とは何かわかるかと問うたのだ
「佐介、斑鳩、お前さんたちは学問の方も優秀じゃ。この言葉の意味を自ずと導き出すじゃろう…っ!!」シュン!
「あっ!小百合様!?」
「待ってください小百合様!?」
「ばっちゃん!?」
千年祭の問いかけを残し、小百合は足早にその場から去っていってしまった
「なんだよ!せっかく千年祭のこと聞けるチャンスだと思ったのに謎かけされておしまいかよ!」
「かつ姉、落ち着いて!」
「そうだよ」アセアセ
納得のいかない終わり方に葛城が文句を言っていた
「斑鳩さん、先ほどの小百合さまのあの言葉は?」
「…千年祭の意味を考えろ…ですか。小百合様はわたくしたちに何を気づかせようとしているのでしょう?」
一方で佐介と斑鳩は小百合の残した意味を考えろという言葉の真意について意見し合っていた
「…さて、死合いが終いとなった以上。我はこの後は好きにさせてもらう」
「あっ、師匠!」
「…行っちゃったね」
「うん…」
用が済んだことで長居は無用として大道寺もまた佐介たちを残して去っていってしまった
そうして佐介たちと別れた大導寺はただただ道を進んでいた
「…っ?」ピクッ
しかしその直後、大導寺はかすかだが、ある気配を感じ取った
「(この感じ、まさか?)」
かすかに感じた気配に大導寺は驚きの表情を浮かべていた