巫神楽三姉妹のいる千年祭執行部の拠点にへと乗り込んだ
雅緋たちがやってきたことを知るや巫神楽三姉妹は臨戦体制に入る
そこで蛇女メンバーは話し合いの末に3対3の形式で戦うことに決め
早々に雅緋と忌夢が名乗りをあげ、残り1人を誰にするかと言う話しになる
ここで相馬が前に出てきたので一同は3人目は相馬かと思った
だがあろうことかこの場面でまさかの他力本願な発言をするもんだら拍子抜けしてしまう
体たらくなことを責めても開き直ってばかりだったが、それを見ていたのか小百合が現れて相馬に強制参加を促す
これに対してムッとなった相馬がタブーを犯したことで小百合の逆鱗に触れてしまう
結果的に1人で3人を相手にするばかりか相馬が負けたら蛇女メンバーはその場で敗退決定と言う鬼畜条件をつけられてしまうのだった
執行部の拠点にて小百合から衝撃的な一言を聞かされて蛇女メンバーに戦慄が走る
「そ、相馬が負けたら…」アセアセ
「強制敗退…だと?」アセアセ
この試合で課せられてしまったペナルティのルールに言葉を失いそうになる
相馬がこの勝負に負けた時点で彼のみならずチーム全員がその場で敗退になってしまうからだ
「そ…相馬ぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「は、はひっ!?」ビクッ
「勝て絶対に!死んでも勝利に食らい付け!死に物狂いで勝利をもぎ取れぇぇ――っ!!」
「んな無茶苦茶な!?」ガビーン
状況が最悪な方向に向かっていると知り、雅緋がすかさず相馬に向かって狂ったかのように勝つようにと言ってきた
「そんなこと言ってる場合か!大体お前が小百合を怒らせるからこんなことになったんだろうが!いいからさっさと勝てぇぇぇぇ――っ!!」
同じく忌夢も鬼の形相を見せて狂ったように勝て勝てコールをしてきていた
「ひぃぃ!?怖い。怖いよ〜!?」
そんなものを見させられたもんだから相馬もガタガタと震えていた
『こらソウ、怖気付いてる場合じゃないぞ、しっかりしろ!?』
「な、なんだよ!なんなんだよみんなして俺が悪いってのかよ!俺は、俺は悪くねぇ!俺は悪くねぇ――っ!」
『ふざけてる暇はない、ともかくなったからには仕方がないんだ、この戦い、何が何でも必ず勝つぞ!』
「うぅ〜――っ、ああもうわかった!わかりましたよ勝ちますよ…勝たなきゃもっとどやされるのが目に見えてるしな」
仮に負けてしまえば自分達は敗退者になってしまう、そうなれば皆から更に責め立てられてしまう、そんなのは相馬もごめんであった
そうして渋々やる気を見せた相馬はシノヴァイザーを取り出しそれを左手に装備させ、巻物をスロットにセットする
シノヴァイザーから効果音が鳴り響きく中、相馬は身構える
「ちくしょう、こうなったらとことんやったるぜ、転身!」
掛け声を叫んだと同時にボタンを叩く
液晶モニターから転身の二文字が浮かび上がり、直後に発生した炎によって包み込まれた相馬がこれを払い、転身を完了させる
「てやんでい、ようやくやる気になったみたいだな?」
「あったり前のこんこんちきよ!こちとら負けたらあいつらにどんな目に遭わされるか分かったもんじゃないんでね!今回ばっかりはガチで行かせてもらうぜ!」
「どうでもいいわよそんなこと、あんたたちの都合なんて私たちには関係ないんだから、でも競争相手を潰せるまたとない機会だからこのチャンス絶対ものにするわ」
「そうっす!勝つのはうちらっす!」
両者ともに気合は十分、戦う準備は整った
「双方ともいいようだね?では……はじめ!」
小百合が号令を出す
「おりぁぁぁぁぁ――っ!!」
「行くっすぅぅぅ――っ!!」
「こっちも猪突猛進ってな――っ!」
試合が開始するや蓮華と華毘が仕掛けてきた
これに対して相馬も同じく駆け出していった
徐々に互いに間合いを詰めていく
「うちが先手っす!どっせぇぇえい――っ!」
先んじて華毘が仕掛けてきた
大鎚を振り上げ襲いかかる
「おわっと――っ!?」
それに対して相馬は後ろに後退することによって攻撃を躱した
「危ねぇ危ねぇ、もうちょいでぺしゃんこにされちまうところだったぜ」アセアセ
「安心するのはまだ早いぜ――っ!」
「――っ!?」
しかし、その直後に蓮華が追撃を仕掛けてきた
「でやぁぁぁぁぁ――っ!」
「ぐぅ~――っ!?」
バチによる殴打をシノヴァイザーを盾にすることでギリギリ防ぐことに成功する
「~――っ、でぇぇぇい!」
「ぬぅっ、くぅ――っ!?」
相馬に押し返されてしまった蓮華は深追いをせずに後退する
華毘、蓮華の連続攻撃を相馬は耐え抜いた
「はぁ…はぁ…」
「息上がってるところ悪いけど、まだ私もいるんだからね!ハチの巣にしてあげるんだから!【オールレンジ・フェスティバル】――っ!!」
「っ!?しま――っ!?」
だが忘れてはいけなかった
今自分が戦っているのは巫神楽”三姉妹“であることを
気づいた時には時すでに遅し、蓮華と華毘を退けた相馬に向けて華風流が複数の水滴を発生させ、そこから繰り出す水鉄砲を一斉射出し、狙撃してきた
発射された水が勢いよく相馬に向かって飛んでいく
躱そうにも蓮華の攻撃の直後ということもあり、逃げようにも逃げられなかった
次の瞬間ザバァンという水の音とともに攻撃が着弾する
相馬が居た場所は着弾によって水煙が発生していた
「おぉ~!お見事っす!」
「よくやったぞ華風風!」
「ふふん、ざっとこんなもんよ♪」
攻撃がヒットしたことを受け、三姉妹は自分たちの勝ちを悟っていた
「そ、そんな…相馬が…」アセアセ
「せっかくみんなまた一丸になれたッていうのに…ボクたちの千年祭はこれで終わりなのか…っ?」アセアセ
戦いの様子と巫神楽三姉妹の言葉から相馬がやられてしまったのかと絶句する
相馬の敗北は蛇女メンバーの千年祭の敗北を意味するからこそこの絶望感は計り知れないものだった
絶望感にひしがれる蛇女メンバーを他所に巫神楽三姉妹は自分たちの勝ちを確信し、勝利に酔っていた
しかしその直後だった
水煙の中がピカッと光りを放った
「……っ?」
それに華風流が気づいた瞬間
バキュン!!
銃声とともに光弾が飛んできた
「華風流ちゃん危ないっす!てぇい!」
華風流に向かって飛んでくるのを咄嗟に華毘が打ち返した
「大丈夫か2人とも――っ!」
「う、うん。なんとか…ありがとう華毘お姉ちゃん」
「気にする必要ないっすよ」
互いの身を案じつつ、三姉妹は光弾の飛んで来た方に視線と警戒心を向ける
「まったく、ひやひやものだったぞ、もう少し遅れていたらどうするつもりだったんだ?」
「いや~、わりぃわりぃ。でも何とか間に合っただろ?」
「調子のいい奴め」
水煙の中から聞こえる二つの声、同時に徐々に煙が晴れていき、中の様子が露わになる
「み、雅緋!」
「…あれは!」
煙が完全に晴れ、露わになった光景に雅緋たちは反応する
そこに立っていたのは1人ではなく2人
…相馬と蒼馬が佇んでいたのだから
「勝利の余韻に浸っているところ悪いが…」
「勝手に終わらせてもらっちゃ困るんだよね~?」
「「「っ!?」」」
相馬と蒼馬は巫神楽三姉妹に向けてそう言い放つのだった