彼らの成長した強さの前に響たちは想定外の苦戦を強いられる
追い詰められた響が4人の身と力を取り込み、更なる進化を果たした
その強さの前に相馬は圧倒され、彼女の放った技で意識不明の状態へと追い込まれた
戦闘不能となった相馬の代わりに響に雅緋たちが戦いを挑む
倒された相馬の為に響に挑んだ雅緋達
「「「「うっ…うぅぅ…」」」」
「みんな…くぅ!」
状況はあまり芳しいとは言えなかった
絶・秘伝忍法によって深淵の力を解放して新たな姿になった雅緋を除き4人は倒されてしまっていた
【「ふぅん、粘るわね?もうあんた以外全滅しちゃったってのに」】
「黙れ――っ!」
【「――っ!!」】
嘲笑う響に向かって雅緋が攻撃を繰り出し
応戦する響との激しい交戦が始まる
「はあぁ――っ!」
【「ふっ!」】ガキン!
「なに!?」
【「はぁぁっ!」】バシィィイン!
途中までは互角と思われたが、雅緋の僅かな隙を突いた響の攻撃がヒットした
ドドォォォォン!
攻撃を食らった雅緋はそのまま地面に叩き付けられてしまった
「うっ、うぅぅ――っ!?」
【「終わりよ。あんたたち全員ね――っ!」】
そう言うと雅緋に止めを刺そうと響が尖らせた爪による刺突を繰り出そうとする
「おらぁぁあぁぁぁぁ――っ!」
【「なに!?きゃあ――っ!?」】
しかしそれは突然の攻撃を受けた事で響が後方に吹き飛ばされる
「大丈夫か雅緋?」
「そ、相馬!?」
自分を助けたのが相馬だった事に驚いている様子を見せていた
「おうよ…てかなんだその姿?」
「……私の新たな力だ」
「そっか、かっけぇな~」
若干中二病心にぐっとくるなと相馬は思っていた
【「バカな、どうやって!?心を砕いた筈なのに!?」】アセアセ
「俺達の心はそう簡単に砕けたりしない、んでもって呪縛は気合いで何とかしたぜ!」
なぜここにいるのか信じられない二人は相馬の言ったその答えにはぁっ?となる
「ともかくだ。さっきは後れを取っちまったが、今度はやられたりしない、こっからが本当の勝負だぜ響っ!」
【「ふん、粋がるのも対外にしなさい、気合でだか何だか知らないけどね、それなら今度は気合いでも何ともできないようにしてやるわ――っ!」】
「上等だ。来やがれ――っ!!」
会話を交差させるや2人は駆け出し、徒手空拳による交戦に突入する
「…私もいくぞ!」
「雅緋!」
【「ちい――っ!?」】
さらにそこに雅緋も参戦し、響との戦いに加わる
【「ぐぅ、鬱陶しいわ!!」】
2人を相手するのに埒が明かないと感じた響が体内から周囲全体に広がる衝撃波のエネルギーを放つ
その勢いによって2人は吹き飛ばされる
「――っ!!」
だが、雅緋はそれを6枚の羽を使うことで勢いを軽減させ、踏ん張ったと同時に再度接近を試みる
【「バカめ!!」】
自分に向かってくるのを見て響が伸縮能力によって伸ばした腕を雅緋に向けて放つ
さらに変身能力によって巨大な口へと変化させ、雅緋を丸のみにしようとする
「させるかよ!はぁ――っ!!」バキュキュキュン!
ここで相馬がガンフレードを銃モードにし、射撃を行う
銃口から数発の光弾が放たれると共にその内の数発が変化した響の腕に命中する
【「なにっ!?」】ビクッ
「やぁぁっ!」
【「ぐあぁぁあああ――っ!?」】
深淵の姿となり、パワーアップした雅緋の斬撃が炸裂し、響の体に刀傷を刻む
【「ぐぅ…こんな傷、ぬぅぅぅ――っ!!」】
全身に力を入れると先程刻まれていた刀傷がみるみるうちに再生してしまった
「なんだと?」
【「ふっ、今の私ならこんな事お茶の子さいさいよ、あんたたちの攻撃なんて蚊ほども効かないんだから!」】
響は自分には何をしても無駄だと言い張り、再び攻撃を開始する
猛威を振るう響の攻撃を受けつつも、雅緋は応戦する
「俺も忘れるな!」
更にそこに相馬も加わり、激しい空中戦が繰り広げられる
3人の速度は音速を越え、目にも止まらないハイスピードの攻防が繰り広げられる
「はっ!ふっ!たあっ!!」
【「ぐうっ!?」】
「おらっ!せりゃっ!」
【「がぁぁ――っ!?」】
しかし、ここでも相馬と雅緋の連携が生き、怒涛の押し寄せが響にダメージを与え
それによって響は地面に落下し、倒れる
直後、2人も降り立ち、響を捉える
【「はぁ…はぁ…はぁ…い、良い気に、なってんじゃ、ないわよ。言った筈よ。あんたたちの攻撃なんて蚊ほども効かないって、ふんぬぅぅぅぅ!!」】
響きが再び力み声を上げるとダメージを回復させていく、そして先程与えた傷を治してしまった
【「いくら足掻こうとも、私にはこの回復力がある。あんたたちがあの手この手を使おうともどの道あんたたちに勝ち目なんかないのよ!」】
この回復力があれば自分は無敵だと響が誇示する
「…それはどうかな?」
【「何ですって?」】
「雅緋、決めるとしようぜ」
「あぁ、了解した!」
相馬が雅緋に呼びかけ、2人は決めにかかるべく身構える
構えた2人から力の増幅を感じる
「はぁぁああ!」ビュゥゥゥン
【「――っ!」】
刹那、先んじて動きを見せたのは雅緋だった
飛行能力によって瞬く間に間合いに入り込む
【「来させるか!」】
これに対し、響は両手の掌を翳す
すると掌から針が生成され、雅緋目掛けて飛んでいった
「ふっ!」
【「なにっ!?」】
しかし雅緋はそれを意に返さないが如く易々と弾き飛ばしてしまった
雅緋はすかさず一気に攻め込んだ
「くらえ!絶・秘伝忍法!【狂おしきimperatrice】!!」
【「うっ、うわぁっ!?」】
懐に潜り込むや妖刀で響を切り上げると共に自身も空へと舞う
更にそこから数発の斬撃を素早く繰り出す
止めの一撃と刃先を地に向けて突き出した妖刀を手に急降下を行い、それに巻き込まれる形で響は血に叩きつけられた
【「ぐぅぅ…くそっ――っ!?」】
余程食らった技の威力が凄まじかったのか叩き付けられた地面の上で苦しそうに藻掻いていた
「決めろ、相馬!」
「おう!」
【「――っ!?」】
直後、何とか立ち上がった響がその声にハッとなり視線を向けると
そこには既に自分に向かってくる相馬の姿があった
「はっ!」
間合いに入るや相馬は直前に跳躍し宙を舞う
「どりゃああぁぁぁぁぁぁぁ――っ!!!」
【「がはっ!?」】
右足に火炎、左足に蒼炎を纏った両足を突き出し、両脚蹴りを繰り出した
「はぁぁぁぁ!!――っはぁぁぁ!!」
【「うわぁぁぁぁぁぁぁ――っ!?」】
相馬の蹴りが炸裂した瞬間、凄まじいエネルギーが周囲を覆う
そして相馬が響を勢いよく蹴り飛ばした
大きく後方へと吹き飛ばされた響は何とか立ち上がるも相馬が背を向けた瞬間、断末魔が如き咆哮を上げながら爆発した