閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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拠点に逃げ帰った佐介たちだったが、しばらく経たぬうちに大導寺を退けたとされる佐介両親が現れた


佐介にとって師であり、皆にとっても先輩である大導寺がやられたと知り


動揺する一同に対して佐介母が佐介を引き渡せばこれ以上の危害を加えないと最後の提案する


この状況の中、佐介はそれも仕方なしなのかと考えていると飛鳥を筆頭に自分を除く他のメンバーは立ち上がる


そんな彼女たちを迎え撃つべく母が単身でこれに相対する


沈黙を挟み、双方は駆け出し、間合いに入った瞬間に激しくぶつかり合った


だが、5人で挑む飛鳥たち佐介母は1人で押して行く


徐々に劣勢に追い込まれるも気を引き締め、尚も挑もうとする飛鳥たち


その最中だった、突如としてミサイルが飛んできたと思えばその次に現れたのは本来ここにいるはずのない両備の姿だったのであった


思わぬ増援 

 

鬼気迫る半蔵たち、そのタイミングで現れた人物はまさかの両備だった

 

 

両備の登場に一同は困惑する

 

 

「どういうことですか?なんで両備さんが?」

 

 

「アタイに聞かれても?」

 

 

誰もこの事態を把握できずの現状だった

 

 

「みなさぁぁぁぁぁん!」

 

 

「「「「「「っ?」」」」」」

 

 

するとまたも頭上から声がするので見てみるとそこにはこちらに降り立つチェルシーとレイナの姿があった

 

 

「チェルシー、レイナも!」

 

 

「おまえたち今までどこに行ってたんだ?」

 

 

拠点を離れていたはずの2人がこうして現れたことに佐介たちはとても驚いていた

 

 

「あぁうん。言いたいことはわかるけど話しは後だよ。レイナ!」

 

 

「うん、皆さん、じっとしててくださいね」

 

 

「「秘伝忍法!【MaxRelaxShower】――っ!」」

 

 

 

キュピン!シャワワ~

 

 

2人が合体技を発動させ、互いに手を取り、空いている左右の手から光のシャワーを発生させる

 

 

「…なにこれ、すごく気持ちいい♪」

 

 

「今までの疲れとか疲労とかが消えてくみたいだ♪」

 

 

飛鳥たちを包み込んだそれは彼女たちに治癒の効果をもたらした

 

 

「チェルシーちゃん。レイナちゃん。ありがとう」

 

 

「いえいえ、間に合ってよかったです」

 

 

体力を回復してもらったことに飛鳥たちは感謝し、レイナはお礼は大丈夫だと宥めた

 

 

「でもどうして2人が両備ちゃんと一緒に?」

 

 

「実は帰って来て早々にこの現場を目撃したもんでさ、やばいと感じて助けを探しに行ってたんだ」

 

 

「ですけど他の皆さんもいろいろ忙しいようで手を貸してもらえなかったんです。そんな時に偶然両備さんに会って事情を話したら一目散に駆け付けてくれたわけです」

 

 

どこのチームにも助けを得られなかった2人にとって両備が手を貸してくれたのはまさに渡りに船だった

 

 

一方そんな中、佐介母と両備は対峙する

 

 

「質問するけどあなたが佐介の母親かしら?」

 

 

「えぇそうだけど、あなたは誰かしら?」

 

 

「両備は両備よ。って、それはいいの。あいつら(チェルシーとレイナ)から聞いたわ、あなたたちが佐介をこの世界に閉じ込めようとしてるんですって?」ギロリ

 

 

両備が佐介母に質問を投げかける

 

 

だがその目は抜き身でたナイフのようにぎらついた視線を向けていた

 

 

「人聞きが悪いわ、私たちはただ息子と一緒にこの世界で穏やかに暮らそうとしているだけよ?まぁ、代わりにあなたたちとは永遠にさよならしてもらうことになるけどね」

 

 

「そう…ならっ!」カチャッ!

 

 

佐介母からその返答を聞いた両備はライフルを構える

 

 

「あら、随分と物騒なものを向けてくるじゃないの?」

 

 

「うっさいわね!いくら親だからって何でもして言い訳じゃないのよ!あいつを連れてかせなんか絶対にさせないんだから!両備があんたたちをボコしてそんなこと辞めさせてやるわ――っ!」バキュン!

 

 

「おっと!」ヒュン!

 

 

烈火の炎を燃やすが如く両備が佐介母と戦闘を開始した

 

 

「両備…ちゃん」

 

 

飛鳥はそんな両備の姿に驚きながらも共感するような感覚を抱く

 

 

「両備のやついつもよりすごくないか?」

 

 

「う、うん。あんな両備ちゃん初めて見たかも?」

 

 

佐介母と戦闘をしている様子に葛城たちは驚きを隠せない

 

 

「…みんな、もうひと踏ん張りいける?」

 

 

「「「「っ?」」」」

 

 

すると飛鳥が皆に声をかけながら立ち上がる

 

 

「私たちも両備ちゃんに続こう!」

 

 

決死の覚悟で佐介母と戦う両備の姿に飛鳥は自分も負けてられないと勢いを取り戻す

 

 

「飛鳥さん…‥えぇ、そうですわね、私たちも参りましょう!」

 

 

「この勝負アタイたちも負けれないしな!」

 

 

「あぁ、確かにな!」

 

 

「うん、行こう!」

 

 

飛鳥とともに4人も復帰する

 

 

「レイナ、ボクたちは支援に回るよ!」

 

 

「うん!」

 

 

チェルシーとレイナも自分たちの役割を全うすべくポジションにつく

 

 

「両備ちゃん!私たちも戦うよ!」

 

 

「あんたたち…ふ、ふん、別にこの場は両備だけで十分なんだから」

 

 

「まぁそういうなって、同じ佐介のことを思う者同士仲良く戦おうぜ♪」

 

 

「べ、別に両備はあいつのことなんか!?」

 

 

葛城の言葉に両備は赤面する

 

 

「お前ら、戦いに集中しろ!」

 

 

柳生の一喝が入りながらも戦闘は継続され、両備を加えた6人で佐介母と戦う

 

 

「「「「「「はあぁぁぁぁぁぁ!!」」」」」

 

 

6人が自分の持てる精一杯を駆使して追い込みをかける

 

 

「(こんなにもかわいい子たちに慕われて…あの子がどれほどまっすぐに育ったかよくわかるわね)」

 

 

戦闘の中、佐介母は飛鳥たちを見ながら心の声でつぶやく

 

 

「あなたちの意気込みは素晴らしい、感服するわ…だから、そんなあなたたちに敬意を賞し、教えてあげる」

 

 

「「「「「――っ!?」」」」」

 

 

だが、直後に佐介母が動きを見せる

 

 

「上を…知りなさい!!」

 

 

「「「「ぐっ、きゃあぁぁぁぁぁ――っ!?!?」」」」

 

 

「「うわぁぁぁぁぁぁぁ――っ!?」」

 

 

次の瞬間、佐介母が繰り出した一撃によって飛鳥たちは宙を舞い、落下したり、地面に叩き伏せられるという事態に

 

 

「みなさぁぁぁぁぁん!?」

 

 

佐介母の繰り出した技が炸裂し、飛鳥たちは一斉に彼女の前に崩れ落ちた

 

 

「…秘伝忍法【虎詩乱々(こしらんらん)】」

 

 

技を放つとともに飛鳥たちが崩れた直後に佐介母は静かに呟いた

 

 

技を受けた飛鳥たちは全身に走る痛みに悶えていた

 

 

「身に染みてわかったかしら?実力の差が?あなたたちは強い、それは認める。だけどそれはあくまで忍学生の中ではというだけ、私たちのような熟練の忍とではこれほどに格差があるのよ」

 

 

力の差を見せつけながら佐介母は足元でもがく飛鳥たちを見ていた

 

 

「ぐっ…くぅぅ~!」

 

 

「――っ?」

 

 

だが、直後に飛鳥が痛みに耐えながらも立ち上がった

 

 

「よく立ち上がれるわね。さすがはあの子の娘で半蔵様と小百合様の孫ね?」

 

 

息を切らしながらも尚も小太刀を構え、こちらに向けて闘志を絶やしていない飛鳥の姿を見て佐介母は称賛の言葉を送る

 

 

「はぁ…はぁ…ま、負けられないです。私たちは佐介くんとこれからも一緒に強くなっていきたいから!」

 

 

飛鳥は痛みを堪えながらも心の底から思いを吐き出した

 

 

「…言ってくれるわねあの子と一緒にいたい、ね。でもね私たちはそれができなかった。なぜなら、私たちが死んだ原因はあなたにあるからよ」

 

 

「…えっ?」

 

 

「えっ!?」

 

 

「「「「「「――っ!?」」」」」

 

 

その瞬間、佐介母の語った一言に佐介たち全員が固まったのだった

 

 

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