閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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仲間たちの思いを胸に大導寺とともに佐介が父という強者との戦いに望む


激しい激戦の中、劣勢に追い込まれてしまう佐介たちに父が全力の獣波拳を繰り出す


佐介と大導寺もこれを迎え撃つべく獣波拳を繰り出した


双方の獣波拳が押し合い、父の獣波拳が勢いを増し、ピンチに追いやられる


しかし、佐介の諦めない思いに心打たれた大導寺も奮闘し


想いの力が2人の獣波拳にパワーを与え、父の獣波拳はかき消され、直撃を受ける


勝利を祝する佐介たちだったが、煙の中から現れた父に戦慄する


歩み寄る父を止めようとする飛鳥をもろともせずついに寸前までやってきた


この危機を悟った佐介が備えるも予想に反し、父は彼に称賛の言葉と自身の敗北を認める


父の敗北により、親と子の戦いの騒動は幕を閉じたのだった…



巫神楽三姉妹は何を思う 

 

佐介達と両親の激戦から数日が経った

 

 

両親との戦闘によって飛鳥達はなんとか数日の療養を経て大分完治したが、佐介は未だ戦闘復帰は難しいということで安静するようにと言われてしまっていた

 

 

一方、そんな現状の中、千年祭執行部の巫神楽三姉妹が何やら難しい顔をしながら姉妹会議を開いていた

 

 

「はぁ~…今日も結構歩いたっすね?」

 

 

「あぁ、もう探せるところは粗方探しちまったな。もう探せるところがない、どうなってんだ?」

 

 

「どこを探しても結局あの子は居なかったもんね……」

 

 

三姉妹はあれからも人探しを続いていた

 

 

けれど未だに手がかりも足取りも掴めず、おまけに探せる所は隅々まで探したが見つからずにいた

 

 

「おかしいっすよ!だってあの子は忍だったんすよね!それで忍務を遂行できずに死んじゃったんすよ!一体どういうことっすか、絶対あの子はいるはずっす、ここで生き返ってるはずっすよ!」

 

 

華毘は見つからない苛立ちから探し人が忍ならこの世界にいないのはおかしいと文句をたらす

 

 

「華毘お姉ちゃん落ち着いて、気持ちはわかるけど」

 

 

「どうしてっすか!どうして…ど、ど。ど~!」ゴゴゴゴゴ!

 

 

「ちょ、ちょっと待て華毘!?まずい、頭を使い過ぎた。このままじゃどっかーんてなるぞ!?」アセアセ

 

 

「蓮華お姉ちゃん!早くどっかーんを鎮めないと!」アセアセ

 

 

頭を使い過ぎた華毘が爆発仕掛けているのに気づいた蓮華と華風流が慌てふためく

 

 

「おっし、任せとけ!ほら華毘!ぽんぽこりん♪ぽんぽこりんっと♪」

 

 

どっかーんを阻止すべく蓮華がはらだいこで笑わせにかかる

 

 

「ど、ど、ど、ど、どっ、ど〜っ!」ゴゴゴゴゴ!

 

 

「あっ、あれ?」キョトン

 

 

しかし今回はいつものようにはいかず、未だに華毘はどっかーん寸前まで来ていた

 

 

「ちょ!?どどどどうするのよ蓮華お姉ちゃん!?」アセアセ

 

 

「わ、わかんないよ!?くそっ時間がない、こうなったら……華風流!お前の出番だ!」

 

 

「えぇっ!?」

 

 

「早くしな、さもないと華毘の奴がどっかーんしちまう!?」

 

 

自分の腹踊りで止まらないのならば今度は華風流に任せるしかないと蓮華が指示する

 

 

「わ、わかったわよ…ほ、ほ~ら華毘お姉ちゃん。ぽんぽこりん♪ぽんぽこりん♪」

 

 

蓮華と違い、羞恥心を必死に堪えながら華風流は必死に腹踊りを行う

 

 

「ぷ、ぷぷ…あはははははははははは!まさか華風流ちゃんの腹踊りが見られるなんてwはははははは!最高っすww」ケラケラ

 

 

「…ふ~、良かった。これで一安心ね」

 

 

「よくやったぞ華風流、それもこれもお前の腹踊りのおかげだな♪」

 

 

「あんまり褒められても複雑な気分だわ///?」アセアせ

 

 

なんとか華風流の腹踊りのおかげで華毘のどっかーんは静まりを見せ、最悪の事態を回避することに成功した

 

 

そんなこんなで華毘が落ち着きを取り戻したことで議題を再開することにした

 

 

「…さてと、話しが少し脱線しちまったけど、ともかくだ。千年祭が終わるまでの間、私たちはあの子を見つける。ただそれだけだ!」

 

 

ひねりもなくシンプルではあったが、彼女たちにとってはそれ以外の考えは思い浮かばなかった

 

 

「…そうね、それしかないわよね…だって、あの子はわたしたちのせいで死んじゃったんだから」ショボン

 

 

「………あぁ、そうだな」ショボン

 

 

「…そうっすね、うちらがちゃんとしていればあの子は…」ショボン

 

 

しかしそう考えるとともに華風流の呟かれた一言に三姉妹は皆辛い影を落としていた

 

 

「…もし今の私たちを”あいつ”が見たらどんな顔するかな?」

 

 

不意に蓮華がぼそりと誰かのことをつぶやく

 

 

「そんなの決まってるじゃない、どうせあいつのことだからきっと…「何しおらしい顔してやがんだ?もっと楽しくいこうや、でないと幸せが逃げちまうぜ?」…とか絶対言うにきまってるわ」

 

 

「あはははは!華風流ちゃんものまねうまいっすww」

 

 

3人のよく知る人物が議題に上がり、華風流がその人の真似をしてみると華毘はツボに入った様子で大笑いしていた

 

 

「ふふっ、確かにあいつならきっとそういうだろうな?あいつならいいそうだ…あいつ、今頃どうしてるんだろうな?」

 

 

盛り上がる中、蓮華が話題に出てくるその人物のことを思いだす

 

 

「もうかれこれ数年よねあいつが旅に出て行って」

 

 

「そうでしたっすね…長いようであっという間っすよね…どこにいるんすかね~?」

 

 

華毘と華風流も蓮華と同様に同じ人物を思い浮かべる

 

 

三姉妹はその人物について物思いにふける

 

 

「って、あいつのことは今はいいじゃない!この話しは一旦ストップ!」

 

 

「おっ、おう。そうだったな?」アセアセ

 

 

「す、すんませんっす」

 

 

ふと我に帰った華風流が半ば強引に脱線しかかっていた話しを元に戻す

 

 

「うっ、うん…ともかく、今更会えたとしても何ができるわけでもないんだしさ、謝るにしてもお礼を言うにしても結局は私たちの自己満足でしかない、だってあの子は死んで私たちは生きてるんだから」

 

 

「それはそうかもしれないっすけど…」

 

 

今こうしていること自体、結局は自分たちの罪悪感から来てることでもある

 

 

それを思うと心はさらに暗さを見せる

 

 

「2人とも落ち着け、たとえ自己満足だったとしても大事なことだろう?私たちの気持ちを伝えるためには…それであの子の気持ちを私たちが受け止める。そこから始めればいいんじゃないか?」

 

 

すると華風流の言葉に意を唱えるように蓮華が物申す

 

 

これが自己満足だとしても自分たちの気持ちを伝える手段はもうこれしかないのだと

 

 

「そうっすよね?…うん、きっとそうっす!難しいことは考えないで当たって砕けろっすよね!」

 

 

「うん…そうね。そうかもね」

 

 

蓮華の言葉を聞いて2人もある程度自分たちの気持ちを整理した

 

 

「ん?…ちょっと待って」

 

 

「どうした華風流?」

 

 

「…っ?」

 

 

急に考え事を始めた華風流を見て蓮華と華毘がきょとんとした顔をする

 

 

「よくよく考えてみれば私達が探してない区所がまだ一つだけあったわ」

 

 

「本当っすか華風流ちゃん!」

 

 

「そいつは良かった。だとすればそこに行けばあの子がいるってことだな!」

 

 

「きっとそうだよ。早く行ってみましょう!」

 

 

華風流の言葉を信じ、三姉妹は残る最後の場所に向かうことにした

 

 

そこに居るであろう自分たちの探し人の元へと

 

 

自分達の思いを届ける為に……

 

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