第零章 始まりの再会
とある日、とある昼間、ここは
都会の真っただ中にある最高設備の整った名門校である
そんな学院の裏を牛耳り、実権を握っているのが生徒会を務めているこの学園の
ここは生徒会室、表向きは学院の生徒会の役員の仕事をこなす場所である反面、同じく
⦅生徒会室⦆
「うわ~、いい香り♪…う~ん、香りだけでなく味もいい♪」
「でも紅茶もいいけど今日のお茶菓子も美味しいよ。あむっ♪」
「まぁ、悪くはないかな」ボソッ
「うふっ、喜んでいただけたなら何よりですね」
現在、生徒会室ではゾディアック
美味しいお菓子と美味しいお茶、これらに皆大満足してくれているようだった
「それにしても銀ちゃん遅いね?どこに行っちゃってるんだろう?早くしないとお菓子なくなっちゃうってのに?」
メンバーの一人、朱里が唯一この場に居ない
「そんなに心配しなくてもすぐ戻ってくるよ。…まぁ、お菓子を残しておくという選択肢はないけどね」
「あっ!
「こういうのは早い者勝ちってやつだよ♪」
お菓子を巡って他愛ないやり取りをしているのが
「こらこらお2人とも…まぁ、それはさておき、心配いりませんよ
じゃれあう二人に注意を呼びかけつつ、
そんな時だった
バタン!
「「「「っ?」」」」
「はぁ…はぁ…
噂をすればなんとやらというかのように生徒会室のドアが勢いよく開くとともに何やら慌てた様子の
「ギン、どうしたのです?そんなに慌てて?」
「どうしたもこうしたもありません、これをご覧ください!」
困惑する
「…っ!?」
刹那、写真を見た
その写真にはとある少女が映っていた
「…ギン、これはいつのものです?」
「送り主からによるとつい数分前に撮られたもののようです。」
写真をまじまじと見ていた
「皆さん、これより緊急忍務を発令します。直ちに飛行機で現場に直行します。準備なさい、至急に!」
「はい、了解です!」
「わかったわ!」
「では私も準備に向かいます」
「えぇ、頼みましたよ」
後に続くように
そうしてあっという間に部屋に残ったのは
「…
「なんです
「正直に言ってやめておいた方がいいと思うよ、気持ちは察するけど…うん、やっぱりね」
「結果は?」
「逆位置のカード、strength、death、さらに正位置のthe・devil。ここまで縁起でもない結果とは…悪いことは言わない、ここは大人しく手を引くべきよ?」
占いの結果を見て
「…お気持ちはありがたいです。ですがこれはまたとないチャンスなのです。このチャンスを逃せば次はいつになるかもわからない。だからこそ手が届くのならばわたくしはどんな逆境下の中でも伸ばしたいのです」
「…あっそ、あなたがそうしたいのならもう止めないわ。でも悪いけど私はパスさせてもらうわね。今回は乗り気がしないから」
「…わかりました。では留守を任せますね」
ギュォォォォォ!ビュゥゥゥゥゥゥン!
そうしてしばらくして用意が整った
「
飛び去る飛行機を生徒会室の窓から
「無事に帰ってこれるかしら?…いや、難しいかもね。"あの子"のバックには"彼"がいるんだから」
少し不安げな顔を浮かべながらそうつぶやく
⦅日本国 D県⦆
この県は海外との交流が
そしてここはとある高級レストラン
セレブ御用達の5つ星の店である
「お待たせしました。こちらが当店自慢のビーフステーキと当店オリジナルのフルーツカクテルでございます。ではごゆるりと」
定員がとある席にこの店で一番のメニューを
責に座しているのはどう見ても少女であり、店にいる他の客たちとは明らかに空気が違う
だがそんなことを気にすることなく少女は目の前に置かれたビーフステーキにナイフに切り込みを入れ、フォークに刺さった肉片を口に運び、ゆっくりと味わう
「ごっくん……ふぅ~」
口の中で広がる肉汁と触感を堪能し、続けざまにフルーツカクテルを一口飲み喉を通る果汁の味わいを楽しむ
「…ふん、なかなか悪くないわね」
ステーキとカクテルの味に少女は賞賛の声をあげ、食事を続けていた
「っ?」
だが、そんなディナーを楽しむ少女の手がぴたりと止まってしまった
それは彼女が見据える先に原因があった
彼女が見据える先にはこの店の主人らしき者と会話している
会話をしていた
「…っ」
少女はそれをただ黙って見る以外しなかった
そうこうしているうちに
「ようやく見つけたわ」
「…ふふっ」ニヤリ
「案内ありがとうございました。ここからは私たちだけで」
「はい、分かりました。では失礼します」
連れてきてもらったことに礼を述べ、
一方、少女の方は口元についているソースを用意されていた拭きもので拭っていた
「ここではなんですから場所を変えましょう」
「えぇ、構わないわよ」
重要なことであるがゆえに話しをするために場所を変えることになり、
場所は移り、ここは
「探しましたよ。あなたが
「…」
「どうして?生きていたのならどうして連絡をくれなかったのです?わたくしやギンがどれほど心配だったかわかりますか?」
「…心配させていたことに関しては悪かったと思ってるわ。ごめんなさいねお姉さま…でも、それと私がお姉さまの元に戻るのは別の問題よ、はっきり言うわよ。私は戻るつもりはないわ」
「っ…!?」
少女の言い放ったその一言に
「なぜですか?なぜ戻る気がないなどと!」
「お姉さま、私はあの出来事を経てわかったの、この世界は腐ってる。このままでは世界に待つのは絶望だけ、だから私はこの世に変革をもたらすの、その変革を成すまではどこにも帰るつもりはないわ」
断固たる意志を少女が見せるも
「…ならば仕方ありません、なるべく手洗い真似はしたくありませんでしたが…皆さん!」
「「「っ!」」」
「っ?」
「あら
「…妹さま。まさかこのような再会になろうとは思いませんでした」
「で、1人捕まえるために4人がかりなわけ?」
「白々しくしても無駄です。少なからずあなたの情報は得ています…あなたがその身に妖魔の力を宿していることくらい」
「あら、知ってたとは意外ね。確かに今の私は妖魔の力を宿しているわ」
少女は少し驚いた程度であっという間にネタ晴らしをした
「気をつけてください皆さん、今のこの子は生半可な相手ではございません!」
「「「っ!」」」
「せっかちね。でもどうやらお姉さまたちが知ってるのはその程度の情報のようね?」
「その程度?…何が言いたいんです?」
「…私が何の策もなく誘いに乗ったとでも?」
「っ?」
少女が
シュン!ヒュゥゥゥゥ!!
「「「っ!?」」」
「全員散開!」
突如上空から降りてくる影に驚きつつも
すかさず視線を戻すと少女の前に土煙で隠れた人影が
「何者です!」
その直後だった
ブオッと言う音とともに豪快に土煙が払われ、露わになったのは背の丈くらいの大きさの鈍器を手に持った自分たちと年の近しいような不棒の少年だった
「姫、大丈夫?」
「えぇ、ありがとうアキ」
守るように立ちはだかる青年に少女は礼を述べる
「まさか伏兵がいたなんて」
「な、なんだかすごく怖そうな人?」
「どうします
思わぬ伏兵の登場によって
「で、こいつらどうしたらいいの姫?」
「そうね…まぁ、少なくとも殺さない程度には痛めつけていいわ」
「…わかった」
少女からの指示を受けた少年がギロリと
「皆さん、行きますわよ。やられる前にこちらから仕掛けます!」
「「「はい(うん)!」」」
「いざ、参ります!たあぁぁぁぁぁぁぁ!」
「「「やあぁぁぁぁ!!」」」
先手必勝といわんばかりに
「…」グポーン
それに対して青年の目が怪しい光を放っていた
数分後の時が発った
戦場とかした教会はどうなったかというと
「う、うぅぅ…」
「ぐっ…あう…」
「にゅ~…」
その身をズタズタにされ、アスファルトの上に転がっている
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
かろうじてレーザーブレードを支えに
一方の少年の方は全くと言っていいほど無傷でスタミナ切れすら起こしていない、すなわち圧勝だった
「こ、ここまで強いなんて…」
実力差に
「しぶといな…」
「アキ、もういいわ」
「…わかった」
少年が
「これでわかったでしょうお姉さま?これに懲りたらもう私のことを追うのはやめることね。行くわよアキ」
「うん」
「お、お待ちなさい」
「それじゃお姉さま、バーイ♪」
背を向け様に一声かけ手を振り終えるや少女は少年を連れて去っていった
「…うっ」ドサッ
こうして姉妹の再会は最悪な形で幕を閉じたのだった
緊急速報!
其の者は破壊する。自らの本能のままに
「「「「っ…!」」」」アセアセ
「っ!!」
ザシュゥゥゥン!!
新たなる章、ここに解禁!
ヒュゥン!サクッ!
「「「「っ?」」」」
突如として忍学生たちに届いた招待状
「こ、これは」
それは歴戦の忍たちの忍による武闘大会への参加権
佐介たちを戦いの舞台へと誘う島、オーグ島
「うぁー!すごい!」
「「「「っ…」」」」
この大会に呼び寄せられた数々の猛者
「いよいよね…革命の時、ここに極まれりよ」
裏で蠢く者たちの陰謀が佐介たちに牙を剥く
ドガァァァン!
「「「「うわぁぁぁぁぁぁ!!」」」」
「みんな!?」
「嘘だろ!?」
次々と破れる仲間たち
「まだよ。ショーは始まったばかりよ!」
猛威を振るう謎の集団、「戦姫衆」
「何者だ?」
「……っ!」
そして、佐介、光牙、紫苑、相馬の前に立ち塞がるは絶対強敵!
長き時を経て掟を破り
五人目の男「亜騎羅」がついにその牙をむく!
新章「戦姫衆編」第一章近日投稿
「…潰す。姫の前に立ちふさがるものを…たとえそれがどんな奴だろうと」
その力に刮目せよ