閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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はい、ということで明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします

無事に年が明けて何より何より


そして新年初投稿となりますが、今回は私が親しくしてもらっている


レタスさん、火神零次さん、名もなきA・弐さん、ガマさんのキャラクターをゲストに呼んだスペシャル回となっております


今回内容がかなり多めです。最後までぜひ見ていって下さい


新年会2018年 王様ゲームだよ!全員(ゲスト込み)集合! 

謹賀新年…

 

 

 

それは前の年がすぎ、新年を迎えたことを祝う一大イベントの1つ

 

 

 

人々はその聖なる日を祝福し、初詣でや初日の出、今年最初に行うものに初などをつけて多いに楽しむ

 

 

それは半蔵学院忍寮も例外ではなかった

 

 

 

 

 

「楽しみだね佐介くん」

 

 

「うん。なんたって今日はコラボということでいろんな人たちが来てくれるからね」

 

 

学生寮の玄関の前に立ち、今日この日を祝う最高の役者たちを今か今かと待ちわびる

 

 

するとその時だった

 

 

 

コンコン!

 

 

 

扉の向こうからノックの音が

 

 

 

「きたね!」

 

 

「うん。入ってきていいですよ!」

 

 

 

ガララララララ!

 

 

 

扉が開く音が、その音を聞いた2人は待ちかねたというかのように目をキラキラさせる

 

 

それと同時に次々と外から中に入ってくる者たちが

 

 

「よっ、佐介!飛鳥、あけおめ」

 

 

「佐介くん、飛鳥ちゃん。明けましておめでとう♪」

 

 

「はい、明けましておめでとうございます。ショウ兄さん。ユイちゃん♪」

 

 

「来てくれて嬉しいよ」

 

 

一番手は『超次元シリーズ』の主人公にしてこの3人にとっては強く頼もしく信頼する頼れるスーパーお兄ちゃんこと「天野翔」と未熟なところはあれど内に秘めし力は計り知れないショウの妹「ユイ」であった

 

 

 

※作者コメ 「私が小説を書き始めて始めて仲良くなれた方です。その後も私の作品にたくさんの感想をくれたり、私のキャラを何度も使って下さりと感謝がつきません」

 

 

 

 

コンコン

 

 

 

 

「あっ、次の人が入ってきたよ!」

 

 

「入ってきていいですよ!」

 

 

 

 

ガララララ…

 

 

 

 

「明けましておめでとう佐介くん。飛鳥さん。今日はお招きありがとう」

 

 

「みんなと年越しが出来るなんて僕たちも嬉しいよ」

 

 

「ようこそおいでくださいました爛さん六花さん」

 

 

「来るのを楽しみにしてましたよ♪」

 

 

 

ショウたちを通した後、次に入ってきたのは『世界最強の剣士の弟子』の主人公であり、『鬼神の帝王(クレイジーグラント)』の初号を持つ最強の騎士にして誇り高き男「宮坂爛」と『雷撃の女王(ミョルニル)』の称号を持つ、爛にゾッコンな幼馴染「葛城六花」だった

 

 

 

※作者コメ 「同じくコラボ者であることを気に知り合いまして、内容や爛さんたちのキャラクター性は目を見張るものがあり、私としてもすごいお人なんだなと感服するほどの人物であります」

 

 

 

 

コンコン!

 

 

 

 

「あっ、次の組が来たみたい」

 

 

「入ってきていいですよ!」

 

 

 

 

ガララララララ!

 

 

 

 

「明けましておめでとう。佐介に飛鳥」

 

 

「お招きいただきありがとうございます」

 

 

「いえいえ、来てくれただけで私たちも嬉しいです」

 

 

「とっても喜ばしいですよ」

 

 

 

次に入ってきたのは『王の名を持つ仮面の騎士』の主人公にして政宗探偵事務所で探偵を勤めている仮面ライダーアーサーこと「門矢戒」と幼馴染にして彼にとっては助手のような存在である「幸村琴音」だった

 

 

 

 

※作者コメ 「上のお二人と同じように親しくしてもらっており、オリジナル仮面ライダーの制作を聞いたときには思わず心が躍りました。今尚この方の作品は拝見させてもらっており、素晴らしいと言わざる負えませんね。私のあるプロジェクトの切欠を作って下さった人でもあります」

 

 

 

 

コンコン

 

 

 

 

「あっ、最後の組みが来たみたい」

 

 

「入ってきていいですよ」

 

 

 

 

ガララララララ

 

 

 

 

「佐介くん。飛鳥さん、お招きありがとうございます」

 

 

「私まで呼んでくれるなんて思わなかったけど嬉しいよ」

 

 

「いらっしゃい猫谷くん。薫さん」

 

 

「来てくれて感謝感激です」

 

 

 

最後に入ってきたのは『異世界転生物語』の主人公であり、戒同様仮面ライダーであり、ハンターに変身する「猫谷響也」とその彼の妹を名乗る謎の少女「薫」だった

 

 

 

※作者コメ 「ガマさんは私のキャラをサブキャラとして出して下さり、コラボしたりとなにかと浴させてもらっています。本当、感謝してます」

 

 

 

 

こうしてゲストたちが全員無事に到着した

 

 

ゲストたちが揃い。部屋に案内するとテーブルにはお節などが置かれており、豪華な料理が並んでいた

 

 

それを見たゲストたちは思わず目をキラキラさせる

 

 

「ではそれでは改めましてみなさん。明けましておめでとうございます!」

 

 

「今年もどうぞよろしくお願いします!」

 

 

佐介と飛鳥は改めて新年の挨拶をした

 

 

「いやいや、俺たちのほうこそ」

 

 

「年明け早々に招待をしてくれてありがとな」

 

 

「こんな楽しそうなパーティーに参加させてもらえるとは」

 

 

「しかもこんなに豪勢な料理まで用意してくれて」

 

 

2人のおもてなしにゲストたちも喜んでいるようだった

 

 

「では皆さん召し上がれ」

 

 

「今日は盛大に祝おう!」

 

 

「「「「「「「おー!!」」」」」」」

 

 

こうして新年会は幕を開け、佐介たちやゲストたちは大いに飲みに飲み、喰いに食った

 

 

「は~美味しかった~♪」

 

 

「本当、他のみんなも食べたら喜ぶレベルね」

 

 

「これね佐介くんが作ってくれたんだよ」

 

 

「まぁ、すごいですね佐介さん」

 

 

「でもなんか女としては少し妬けちゃうかな」

 

 

これらを作ったのが佐介だと知り、女性陣が佐介を褒めたたえそれに対して佐介は照れくさそうな顔を浮かべる

 

 

「本当、佐介って料理が上手なんだな」

 

 

「い、いえ。そんなことないですよ」アハハ

 

 

「そら俺の弟だからな」エッヘン

 

 

「って言っても義理だろ?てかなんでお前が得意げな顔してんだよww」

 

 

「まぁ確かにその通りではありますがね」

 

 

などと言うように会話は弾んでいた

 

 

「さて、これからどうしましょうか?」

 

 

「ん~、そうだな~?」

 

 

「そうだ!ねぇねぇせっかくこんなに人数いるんだしみんなでなんかゲームでもしようよ!」

 

 

六花がゲームを提案する

 

 

「うん。いいかもしれないね」

 

 

「賛成!」

 

 

「面白そうですね」

 

 

他のみんなもノリノリだった

 

 

「じゃあさ、ここは1つ王様ゲームでもしないか?」

 

 

「なるほど、それなら大人数でもできるな」

 

 

「よし、なら早速やろうぜ!」

 

 

という感じにみんなで王様ゲームをすることになった

 

 

だが、その時だった

 

 

 

『ウピピピピピピピ♪』

 

 

 

「「「「「「「「っ?」」」」」」」」

 

 

どこからともなく笑い声が聞こえた

 

 

『ならその王様ゲーム、ボクが盛大に盛り上げてあげるよ!』

 

 

「だ、誰だ!?」

 

 

「どこから声が!?」

 

 

「みんな!注意しろ!」

 

 

突然の声を聞き、佐介たちは全員警戒心を強めた

 

 

しかし、その時だった

 

 

「…うん?」

 

 

「どうしたの爛?」

 

 

「何かが足元に?」

 

 

爛が足元に違和感を感じ見てみるとそこには煙玉が

 

 

次の瞬間

 

 

 

 

ボォォン!!

 

 

 

 

煙玉が破裂し、あたりに煙が充満する

 

 

「ケホケホ、なんなんだよ全く?」

 

 

「みなさん大丈夫ですか?」

 

 

「うん。なんとか」

 

 

皆、煙で蒸せ、咳き込む

 

 

「けほっ、けほっ…っ?」

 

 

「どうした琴音?」

 

 

「みんな。あそこ!」

 

 

琴音が指さすと煙が立ちこむテーブルの上に影が

 

 

「何者だ!」

 

 

「ウピピピピピピピ。ボクが何者かだって?では答えてあげよう!そう、ボク、シノクマです!」ブォン!

 

 

「シノクマさん!?」

 

 

煙を払いのけ現れたのは半身黒の、半身、忍服のクマ。シノクマがいた

 

 

「ウピピ。久しぶりだね佐介くん」

 

 

「シノクマさん。どうしてここに?」

 

 

「どうしてだって?それはもちろんこの企画をぶっ壊すためさ!」

 

 

「な、なんですって!?」

 

 

突然のシノクマの発言に全員が驚く

 

 

「ど、どうしてそんなことを?」

 

 

「これはボクのことを蔑ろにした作者とボクのことを忘れてるだろう視聴者達への逆襲さ!ここにいるゲスト諸共ね。ウピピピピピピピ!」

 

 

「させません!せっかく佐介くん立ちが用意してくれたパーティーを第無しにさせるもんですか!」

 

 

「ふふん。君たちが何をしようともう手遅れなのさ!くらえクマクマ忍法!!」

 

 

するとシノクマがエネルギー状の手裏剣を投げつけそれが全員に命中する

 

 

「こ、これは!?」

 

 

「な、なんだ!?」

 

 

「さぁ、楽しいゲームの始まりだ」

 

 

シノクマは楽しげにそう言うと忍結界に包まれ別空間となった

 

 

「テメェ!これはなんの真似だ!」

 

 

「俺たちに何をした!?」

 

 

「うん?ちょっと術を施したんだ。この寮に結界と君たちに呪印をね。これで君たちは能力を使えなくなったのさ」

 

 

戒たちの質問にシノクマは答える

 

 

「なんだと!今すぐ俺たちを元に戻せ!さもなきゃ力尽で!」

 

 

シノクマを見るやショウと爛と戒は臨戦態勢をとる

 

 

「でもそんなことしたら君たち一生ここから出られないよ?ボクが消えればその瞬間、術は永遠に解けないようになってるから」

 

 

「「「「「「「「「なっ!?」」」」」」」」」

 

 

仮にシノクマを倒しても能力を封じられているこの状況ではここから出る手段はない、見事に釘を刺されてしまった

 

 

「まぁまぁそういきり立たないで、ちゃんとゲームが終わったら返してあげるよ」

 

 

「ゲーム?」

 

 

「最初に言ってたじゃないか王様ゲームをやろうって、だからこれからみんなで王様ゲームをしてもらうのさ。ちゃんとほら、棒も用意したし」

 

 

そう言いならが人数分の棒の入った箱を取り出す

 

 

「よ、用意いいわね?」アセアセ

 

 

「いや~、其れ程でも~」テレ

 

 

「ではつまりここにいる全員で王様ゲームをすれば私たちを帰してくれるんですね?」

 

 

「うん。そうだよ」

 

 

シノクマがそう言った瞬間、佐介たちは一斉に固まり円陣を組んだ

 

 

「どう思う?」

 

 

「んなもん罠に決まってんじゃねぇか。あいつが俺たちをちゃんと返すっていう保証はどこにもないし」

 

 

「何をしでかすかもわかったもんじゃないからな」

 

 

「ここはなんとかしてシノクマを倒す方法を探すべきかと」

 

 

「僕もそう思います」

 

 

皆、考えは同じだった

 

 

「ヒソヒソと何話してるかは知らないけどさ、いいのかな?その気になればいつでも君たちを閉じ込められるんだよ?」

 

 

「ぐっ!?」

 

 

シノクマの脅しに佐介たちは苦虫をかししめた顔をする

 

 

もはや残された手は1つしかなかった

 

 

「みなさん。仕方ありません…やりましょう王様ゲーム」

 

 

「…しかないみたいだしな」

 

 

「どのみち僕たちにはそれしかないみたいですし」

 

 

「しょうがないか」

 

 

「おいこのクマ!もしこれが嘘だったらただじゃ置かないからな!」

 

 

こうして半ば強引にシノクマの主催する王様ゲームに参加することになった

 

 

全員が椅子に座った

 

 

「ではこの王様ゲームのルールを説明するよ。この王様ゲームは普通のとは違うんだ」

 

 

「普通のとはって何が違うの?」

 

 

「まずこの王様ゲームの王様はボク固定!」

 

 

「「「「「「「「「はぁ!?」」」」」」」」」

 

 

思わぬ告白に一同は驚く

 

 

「王様が固定ってそんなの不公平じゃない!」

 

 

「インチキゲームもいい加減にしなさい!」

 

 

「最後まで説明を聞いて、確かに王様はボクで固定されるけど、ボクはあくまで王様の約目をするだけさ」

 

 

「…というとっ?」

 

 

「王様の約目は命令を下すこと、でも命令はボクが直接言うんじゃなくてこの箱に入ってる紙を取り出し、それに書かれた命令をみんなに実行してもらうんだ。なお、この紙の内容にはあくまで君たちの番号だけで王様は書かれてないのであしからず。さて、じゃあそろそろ始めようか、ドキドキの王様ゲームをウピピピピピピピ」

 

 

けらけらと笑うシノクマに全員が不安を感じた

 

 

「…ともかく、こんなゲーム早く終わらせて帰りましょう!」

 

 

「「「「あぁ!」」」」

 

 

「「「「うん!」」」」

 

 

「話が早くて助かる〜♪、ではまず第一回目…せ~の!」

 

 

シノクマの合図とともに一斉に棒を抜く

 

 

「みんな引いたみたいだね。番号はバレないようにしてね~…じゃあまず最初の命令は~?」ガサゴソ

 

 

確認したシノクマが箱に手をいれ紙を取ろうとする

 

 

「じゃ~ん!…っと、内容は~?…ふむふむ。序盤は軽めな奴がきたか」

 

 

「(か、軽めか…まぁ、まさか最初からやばい命令なんてこないだろうしな)」

 

 

「(ここは冷静に行かないとな)」

 

 

「(平常心、平常心)」

 

 

「(さて、最初のお題は?)」

 

 

ショウ、爛、戒は内心そんなことを考えていた

 

 

「では発表しま~す。お題は~4番は大砲で打ち上げられる!」

 

 

「「「「全然軽くねぇ!?」」」」ガビーン

 

 

予想を裏切り、しょっぱなから重いのが来た

 

 

「よ、よかった私3番だ~」

 

 

「僕は7番だったよ」

 

 

「私も違う」

 

 

「うん。私でもない」

 

 

飛鳥たちは番号が違うことに安堵した

 

 

「何もなくてよかったよ…あれ?佐介くん?」

 

 

「…」アセアセ

 

 

「お、おい佐介…まさか?」

 

 

「…アハハ」

 

 

苦笑いしながら4番の紙を見せた

 

 

「おやおや、4番は佐介くんでしたか、なんとまぁ可愛そうにw」

 

 

「やいシノクマ!こんなのアリかよ!?」

 

 

「いきなりこんな命令は重いわよ!」

 

 

「佐介が可愛そうだよ!」

 

 

もちろんショウたちも納得いかず命令に異論を申し立てる

 

 

「おんや~?みなさん忘れてませんかね?王様ゲームの絶対的ルールを…王様の命令は~」

 

 

「「「「「「「「っ!?」」」」」」」」

 

 

「そう、絶対なんですよ!!」

 

 

その言葉で反論は論破されてしまった

 

 

「じゃあさっそくいってみよう!ではよろしくお願いしますねジェリーフィッシュ快賊団のみなさん!」

 

 

「OK~!えぇぇい!」

 

 

「えっ?ちょ、誰ですかあなたたち!?うっ、うわ~!!」ポコポコポコポコ

 

 

いきなり佐介は現れた女性たちに襲われた

 

 

「…あれ?ここは?」

 

 

「入ってる入ってる~♪」

 

 

気が付いたらいつの間にか大砲の中に押し込まれていた

 

 

「えっ?ちょ、なんなんですかこれ!?「レッツゴー!」全然状況が飲み込めないんですが!?「ドッカーン!」」バキュゥゥン!!キラーン★

 

 

 

☆.:*・DESTROYED!・*:.☆

 

 

 

「「「「「「「「佐介(くん)~~!!!」」」」」」」」」ガビーン!

 

 

「ちょっとやりすぎちゃったかな~」

 

 

「た~まや~」

 

 

こうして恐ろしい王様ゲームが口火を切ったのである

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ…はぁ…はぁ…」ゼーハー

 

 

「だ、大丈夫佐介くん?」

 

 

「え、えぇなんとか」

 

 

「さ~て、じゃちゃっちゃと進めるよ~」

 

 

吹っ飛ばれた佐介が戻ったことで次のターンが始まった

 

 

「じゃあ行くぜ。せ~の!」

 

 

次は戒が仕切り再び棒を引く

 

 

「さてじゃ、次のお題は~?…えっと、1番は熱烈なハグをする!」

 

 

「げっ!?1番って俺じゃん!?」

 

 

「「「ショウ兄さん(お兄ちゃん)!?」」」

 

 

1番の棒を持っていたのはショウだった

 

 

「…っていってもよう、ハグするっていったい誰と?」

 

 

ショウが命令の内容がどういう意味かわからずにいると

 

 

『っ!?』ビクッ

 

 

「っ?…どうしたみんな?」

 

 

なぜか自分の後ろの方を見て怯えた様子をみせる皆に尋ねると

 

 

「しょ、ショウ兄さん!後ろ!」

 

 

「後ろ?」

 

 

佐介が指さすと同時にショウが振り向くと

 

 

「ク~」ギュッガシッ!

 

 

「うぇっ!?」アセアセ

 

 

そこにはいつの間にか現れたキテルグマがいた

 

 

キテルクマは瞬時にショウにハグをする

 

 

「ちょ、まさか!?」

 

 

「うんそうだよ。今回のお題はキテルグマとの熱烈なハグさ~♪」

 

 

「うぎゃーーーーーーーー!!!やめろ!HA✩NA✩SE!!」

 

 

「ク~♪」ギュゥゥゥゥゥ

 

 

逃げ出そうと暴れるショウだが、キテルグマは離してくれなかった。人懐こいのかハグ出来て嬉しそうだった

 

 

だがこの間にもキテルグマの腕力よってショウの全身の骨がピキピキと音をたてていく

 

 

「あが、あがが……ほ、骨が、メキメキって……あががががががががが」ゴボゴボ

 

 

「た、大変!お兄ちゃんが口から泡吹いてる!?」

 

 

「しょ、ショウ兄さーーーーーん!!!?」

 

 

 

 

 

 

 

あれからようやく解放されたショウは全身ガクガクな状態だった

 

 

「では次行ってみよう!」

 

 

「行くぞ…せ~の!」

 

 

ショウの後に続くように全員が棒を引く

 

 

「では次は~?…入でました~!8番がやつに追いかけられる」

 

 

「8番って俺だがやつって誰だ?」

 

 

8番の棒を持っていたのは戒だったがシノクマの言っていた奴とはなんなのかと小首をかしげる

 

 

 

♫~♪~

 

 

 

「うん?なんか聞こえるぞ?」

 

 

突然メロディが流れた

 

 

「な、なんかどっかで聞き覚えがあるような?」アセアセ

 

 

流れるメロディに心当たりがあるのか顔が青ざめる

 

 

そして次の瞬間

 

 

 

ヤラナイカ~♪

 

 

 

「「「「「「「「っ!?」」」」」」」」」

 

 

その曲とともに阿部さんが現れた

 

 

「ひ、ひぃぃぃぃ!?あ、阿部さん!?」

 

 

「ヤラナイカ?」

 

 

「い、嫌だぁぁぁぁぁ!!!」ビュゥゥゥ!

 

 

「ヤラナイカ!」ビュゥゥゥ!

 

 

逃げる戒を阿部さんが追い掛け回すのだった

 

 

「戒~。頑張れよ~ww」

 

 

「ショウ兄さん…」

 

 

「被害が及ばないとわかった途端にこれだよ」

 

 

 

 

アァーーーーー♂ GEAM♂VER

 

 

 

 

「あ、あの向こうの方から悲鳴らしきものが聞こえたような?」アセアセ

 

 

「気のせいさ」ニッコリ

 

 

戒の身を案ずる佐介にショウは満遍の笑みを浮かべてそういうのだった

 

 

 

 

 

 

先ほどの意志返しと言わんばかりのショウの言葉に佐介や爛は困った顔を浮かべた

 

 

「よし、では次行ますよ!せ~の!!」

 

 

戒が戻ってくるとともに次に響也が合図を送り、全員が一斉に棒を引く

 

 

「ではお題は~っと、ふむふむ5番の人はこれを食べてもらいます!」

 

 

そうして差し出されたのはカレーライスだった

 

 

「…5番って俺だな?」

 

 

5番は爛だった

 

 

「でも見るからに普通にカレーライスだよな?」

 

 

「なにが来るのかと思ってたけど心配して損だったかもね」

 

 

「ははは。そうだな」

 

 

爛と六花は命令の内容の軽さに拍子抜けした様子だった

 

 

「くっそ~爛のやつ、俺たちがこんな辛い思いをしたってのにあんなんでいいなんてよ~」

 

 

「俺なんて…俺なんて地獄を見たってのに~!!」ムキ~!

 

 

「まぁまぁお二人とも」

 

 

今度の命令の内容にショウも戒も自分のより簡単なようだったため不満そうだった

 

 

「ま、日頃の行いだろうな。さて、じゃあ早速いただきます。パクッ………ゴファァァァァァ!!!!???」

 

 

「「「「「「「「「「っ!?」」」」」」」」」

 

 

「ちょ、ど、どうしたの爛!?」

 

 

カレーライスを口にした瞬間突如苦しみ出した

 

 

「爛!爛しっかりして!?」

 

 

「り、りっか…おはなばたけが…おれを…よんで、る…」チーン

 

 

「爛!?」

 

 

六花の腕の中でまるで真っ白に燃え尽きたように爛は崩れ落ちた

 

 

「ど、どういうことなのですかシノクマ!?」

 

 

「ウピピピピピ。だってさ~お題の内容が「特性比叡カレー」を食べるだからさ~♪」

 

 

『』((;゚Д゚)ガクガクブルブル

 

 

その内容を聞いた皆は背筋が凍った。爛程の人物を一発でノックアウトさせる比叡カレーの恐ろしさに戦慄するのだった

 

 

 

 

 

 

「じゃあ次行くぞ!せ~の!」

 

 

ショウの掛け声とともに全員が一斉に棒を引く

 

 

「ウピピピ、では次のお題は~!……7番が、貂蝉(恋姫無双)の腋毛を抜く」

 

 

「えっ!?7番って僕だ!?」

 

 

「猫谷くん!?」

 

 

「お兄様!?」

 

 

次に命令が下されたのは響也だった

 

 

「では貂蝉さんよろしくお願いします!」

 

 

「あはーん♪シノクマちゃーん、お招きありがとうね〜♪」

 

 

「「「「「「「「「「ひぃ!?」」」」」」」」」」

 

 

シノクマが呼びかけ、呼ばれた人物が現れた瞬間、シノクマを除く全員が青ざめた

 

 

なにせ現れたのは女のパンティーを履いた三つ編みツインテールのゴリマッチョなオカマが現れたのだから

 

 

「あわわわわわわ!?」

 

 

「あら〜ん?これはまた随分と可愛らしい子ね〜♪じゃあいっちょお願いね〜ん♪」ムチュ♪

 

 

そういうと貂蝉はムキムキな豪腕を頭の後ろに置く、そして響也の視線の先にあるのは貂蝉の脇にもっさりと生えた腋毛だった

 

 

「さーさ、遠慮しないでぬきぬきしてよ〜♪」

 

 

「そ、そんなこと言われても!?」

 

 

「そら!おらっ!ぶるぁぁぁ!!」グイグイ

 

 

「ひっひぃぃぃい!!!……あっ」ドテェェェン!

 

 

「「「猫谷(くーん)!!??」」」

 

 

あまりのおぞましさにとうとう響也はショックで気を失ってしまうのだった

 

 

 

 

 

 

その後もゲームは続いていった

 

 

『猫耳を付け、猫柄パジャマを着る』対象ユイ

 

 

「うぅ~、恥ずかしいよ~///」ハズハズ

 

 

『次の番までスイカアームズ王玉モード10個持ち上げ続ける』対象佐介

 

 

「まっ、負けるもんですか~!!」グヌヌ

 

 

『ジャイアントトードに飲まれる』対象琴音

 

 

「いや~!!誰か助けて~食われる~!?」ゴクンブエッ!ゴクンブエッ!

 

 

『daisukeを踊る』対象響也

 

 

daisuke~♪

 

 

「~♪」Let'sダンシング

 

 

『裸ワイシャツ』対象飛鳥

 

 

「み、見ないで~///!」アセアセ

 

 

『映姫さまの説教』対象ショウ

 

 

「だいたいあなたと言う人はたくさんの女性に好意を持たれているというのにどこまでにぶちんなんですか?少しは自分の行いを恥ぢて彼女たちの思いに答えられるよう善行を積まなければいけないのですよわかっていますか?そもそもですね(以下略」ベラベラベラベラ

 

 

「(や、ヤベェ…足が、痺れる~!!??)」ウェ~ン

 

 

『CVを若本〇夫にチェンジ』対象薫

 

 

「いや~ん!?声野太いじゃない!?何とかしてよ!?ぶるぁぁぁぁぁ!!」ガビーン

 

 

『赤ちゃんの格好をしてバブゥっと言う』対象六花

 

 

「ば、バブゥ…うぅぅ、爛にこんな恥ずかしい姿みせたくなかったのに///」ウルウル

 

 

『フェアリーZのポーズ』対象戒

 

 

「ぐっ、ぐぅぅ…なんで俺がこんなポーズを~」キャピッ♪

 

 

『裸ネクタイ』対象爛

 

 

「イエ~イ…って何やらせんじゃ!!??」バン!

 

 

様々な命令を乗り越えていく佐介たち

 

 

 

 

 

 

そんなこんなでゲームもいよいよラスト一回となった

 

 

ここまでで全員満身創痍な状態だった

 

 

「い、いよいよこれが最後だ」

 

 

「ほ、本当にこれで終わったら術を解くんだろうな?」

 

 

「モチノロン!約束しましょう!」

 

 

シノクマはそう言い放つ

 

 

「…では皆さん、これが最後の一回です!」

 

 

「「「「「「「うん!」」」」」」」

 

 

「では行きましょう、せ~の!!」

 

 

佐介の合図とともに最後の棒を抜く

 

 

「よ~し、では記念すべき最後の命令は~?」ガサゴソ

 

 

シノクマが箱に手をいれ、中の紙を取り出す

 

 

何が来るのかと佐介たちは息をのんだ

 

 

「命令は~」

 

 

「「「「「「「「「っ!?」」」」」」」」

 

 

ついに命令が下される

 

 

「…3番はコーラを飲むです!」

 

 

「……えっ?それだけ?」

 

 

「はい、それだけ」

 

 

最後の命令の内容に全員が鳩が豆鉄砲を食らったような顔をする

 

 

「よ、よかった~!!最後だからどんな命令になるのかと思ったけど!」

 

 

「こんな命令なら大歓迎さ!」

 

 

「コーラを飲めば!ゲームは終わりだ~!」

 

 

「た、たずかっだ~」ウルウル

 

 

コーラを飲めばいい、たったそれだけでこのゲームが終わるとわかるやショウたちは抱き合うほど喜ぶ

 

 

「よかったですね」

 

 

「うん。僕、もっとひどいの想像してたよ~」

 

 

「簡単なもので良かった~」

 

 

「これで帰れる~♪」

 

 

「やった~♪」

 

 

女性陣もまた喜びに包まれた

 

 

「それじゃ3番、コーラを飲んでください」

 

 

「あっ、3番、僕だ…わかりました。飲みます」

 

 

「「「……えっ?」」」

 

 

だが、その時、コーラを飲むのが佐介だったことに気づいた飛鳥、ショウ、ユイは喜びが一気に失せ、青ざめる

 

 

「どうしたショウ?」

 

 

「顔色悪いぞ?」

 

 

「なにかあったんですか?」

 

 

それに気づいた爛たちが声をかける

 

 

「ではいただきます…」

 

 

「ま、まて佐介!早まるな!?」

 

 

「っ?」ゴクゴクゴク

 

 

「「「あぁぁぁぁ!?」」」ガビビーン!

 

 

次の瞬間、佐介がコーラを一気に飲み干した

 

 

「や、やばい…」アセアセ

 

 

「なにがやばいんだっ?」

 

 

ショウの言ってる意味が理解できずにいると

 

 

 

コトン

 

 

 

「……」フラフラ

 

 

コーラの入っていたボトルを落とし、体をふらつかせる佐介が

 

 

「佐介さんどうしたのかしら?」

 

 

「み、みんな急いで逃げて!!」

 

 

「えっ?」

 

 

飛鳥の言っている意味がすぐには理解できずにいたが

 

 

「……」ニヘ~

 

 

「「「「「っ!?」」」」」ゾクッ

 

 

とても尋常ではない佐介の様子を見て皆背筋がぞっとした

 

 

「は、早く逃げなきゃ!」ニゲルンダヨ~!

 

 

一目散に飛鳥が逃げようとすると

 

 

 

シュン!

 

 

 

「っ!?」

 

 

「「「「「「「「っ!?」」」」」」」」

 

 

「……」ニヘ~

 

 

「あぁ佐介くん!ちょっとまっt!?」

 

 

目にも止まらぬ速さで彼女の前に現れ。そして

 

 

 

 

 

 

チュ~~~~♪

 

 

 

 

 

「っ~~……」トテッ

 

 

飛鳥が静かに崩れ去った

 

 

「さ、佐介、お前何を?」アセアセ

 

 

「……」ニヘ~

 

 

「「「「「「っ!?」」」」」」

 

 

彼の目には明らかに生気のこもってはいなかった

 

 

そして目の前にいるショウたちにゆっくりと歩み寄ってきた

 

 

「に、逃げろ。今の佐介に捕まったら終わりだ~!!」

 

 

「くそ~!なんで最後の最後でこんなことに~!?」

 

 

「うわ~~!!!助けて~~!!」

 

 

「いやだ~~~!!!!」

 

 

「みなさ~ん♪待ってくださ~い♪」

 

 

必死逃げるショウたちを追いかける佐介だった

 

 

「おやおや、まぁ何はともあれ、これで王様ゲームは終了です。それではみなさん。よいお年を~ウピピピピピピピ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今年もよろしくです~~♪」チュ~~~~♪

 

 

 

 

 




ということで今年の初投稿は終了しました


読者のみなさん。これからもぜひ「閃乱カグラ 忍たちの生き様」をヨロシヘグリ!

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