閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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全力対破壊の化身 

突如として贈られてきた武闘大会の招待状を受け取った佐介たち忍学生は目的地に到着し

 

 

そこで同じく今大会の参加者としてやってきていた数々の忍チームらとともにやってきた船に乗り

 

 

一向は武闘大会の開催場所である無人島オーグ島へとやってきた

 

 

島に到着し、その島に聳え立つ館にやってきた佐介たちはそこで今大会の主催者と対面し

 

 

挨拶も早々に主催者の号令の元に武闘大会が始まり、全員が持てる力を振るって戦いに挑む

 

 

だが、彼らはすぐに思い知った。これらがすべて罠であり、この大会は彼らをおびき寄せ

 

 

所持している妖魔の繭にエネルギーを吸収させるために用意された場所であることに

 

 

それを知り、正体を見せた戦姫衆に報復をしようとするも直後に現れた亜騎羅と呼ばれる男に阻止され

 

 

彼の力を危惧した佐介ら四人が戦いに挑むも次々と劣勢に追いやられる

 

 

この状況を打破するため、佐介たちは自分らの持つ力を最大限に高め、亜騎羅と対峙するのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

緊迫感と緊張感が支配するコロシアム、そこでこの戦いを見ていた外野の者たちは啞然としていた

 

 

「す、すごい」

 

 

「あいつらが全員力を開放するとこなんて始めてみたぞ」

 

 

「あの亜騎羅とか言うやつ相当のやり手だとはわかっていたがまさかあいつらをあそこまで追い込むとは」

 

 

「どうなるのでしょうかこの戦い?」

 

 

亜騎羅との戦いにてそれぞれの最強の力を開放した佐介たちの姿を見つめながら

 

 

ここからの未知なる展開に予想がつかずに飛鳥たちや他の面々もただ見守ることだけしかできなかった

 

 

「しゃあっ!先行かせてもらうぜ!」

 

 

4人の中で先に行動を開始したのは相馬だった

 

 

「あいつ、勝手なことを」

 

 

「抜け駆けはずるいですよ相馬くん!」

 

 

先陣を切る相馬の後を追うように佐介も駆け出す

 

 

「ふっ!」

 

 

「っ!」

 

 

専用武器「デュアルガンフレード」を手に勢いよく駆け出していく

 

 

「おりゃぁぁぁっ!」

 

 

「っ!!」

 

 

間合いに入ったと同時に相馬が振り上げたデュアルガンフレードを振り下ろす

 

 

これを受け亜騎羅も迎え撃つべく得物を振りかぶり

 

 

双方、激しい剣劇戦に発展した

 

 

「おりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!!」

 

 

「っ!!」

 

 

両者凄まじい剣舞の嵐が巻き起こる

 

 

互角のぶつかり合いが続く

 

 

「……っ!?」

 

 

だが、すぐに亜騎羅が迫り来る危機を察知する

 

 

相馬とのぶつかり合いを続ける亜騎羅の頭上から佐介が急降下しながら迫ってきていた

 

 

「たぁぁぁぁぁ!!」

 

 

「っ!?」

 

 

佐介の攻撃に対し、亜騎羅がそれを得物を盾にして防ぐ

 

 

激しい衝撃が響き渡る

 

 

「っ!」ザザァァァ!

 

 

「…ぬぅっ」プルプル

 

 

すぐさまはねのけ距離を取る亜騎羅だったが衝撃による影響か得物を持つ手がしびれを覚えていた

 

 

「よし、この調子ならいけるぜ!」

 

 

「油断は大敵です。深追いは禁物ですよ」

 

 

「わかってるって!」

 

 

「っ!?」

 

 

ここまでの経緯で手ごたえを感じた相馬と佐介が一気に畳みかけるべく再び接近する

 

 

「たああぁぁぁっ!」

 

 

「はあっ!」

 

 

「ぐっ!?」

 

 

2人の一斉の一撃を亜騎羅が得物で防ぐ

 

 

「うぉぉぉぉぉぉ!!」

 

 

「てやぁぁぁぁぁ!!」

 

 

「ちぃっ!!」

 

 

そこから両者ものすごいラッシュの奥州、見る者を驚愕とさせるほどのものだった

 

 

「おらっ!」

 

 

「…ぐぅっ!?」

 

 

相馬が切りかかりそれを亜騎羅が防ぐ

 

 

「今だ佐介!」

 

 

「はいっ!てやぁぁぁぁぁ!」

 

 

「っ、ぬぅっ!?」ズザァァァ!

 

 

しかし攻撃を防いだことで生まれた隙を突き、佐介がそこに蹴りこみを入れ亜騎羅を大きく吹き飛ばした

 

 

「しゃあっ!いいのはいったぜ!」

 

 

「っ」シュタッ!

 

 

先まで圧倒的なパワーを知らしめていた亜騎羅を佐介と相馬が勢いに乗せながら押していた

 

 

「こいつら…っ!」

 

 

佐介と相馬にしてやられていることに亜騎羅が苛立ちを見せる

 

 

「…っ!」ピクッ

 

 

「お取込み中申し訳ございませんが…僕もいることをお忘れなくお願いしますよ?」

 

 

「っ…」

 

 

最中、呼びかける声に視線を向けるとそこには空から亜騎羅の前に降り立つ紫苑がいた

 

 

「っ、次から次に!」

 

 

「今度は僕が相手です。覚悟してください……っ!」

 

 

紫苑が次の相手は自分だと宣告すると同時に力を開放する

 

 

両手から陣を発生させると同時に周囲の瓦礫を地の元素の能力である重力によって浮遊させる

 

 

「…ちっ、…っ!!」

 

 

これを見て亜騎羅が好きにさせまいと駆け出す

 

 

「ふっ、はあっ!」

 

 

亜騎羅が向かってくるのを受けて紫苑もまた動きを見せる

 

 

浮かび上がらせた瓦礫たちを亜騎羅目がけて投げつけた

 

 

「っ!!」

 

 

飛んでくる瓦礫を亜騎羅が粉砕しながらなおも前に進む

 

 

「はあっ!」

 

 

「っ!?」

 

 

「てぇい!!」

 

 

「ぐぅっ!?」

 

 

刹那、瓦礫に気を取られている隙に急接近した紫苑が両手から次々と四元素の光弾を叩きつけていく

 

 

「くっ、ちぃっ!!」

 

 

光弾の連射に一瞬ひるみを見せる

 

 

しかしすかさず得物を振るい、光弾をはじき返していく

 

 

「ふぅん!!」

 

 

「っ!?」

 

 

少しずつ前進し、得物を振るい光弾を弾き続け

 

 

紫苑の間合いに入った亜騎羅が得物を振り下ろす

 

 

「ふっ!」

 

 

「ぐっ!!」

 

 

「ぬぅぅぅぅ!!」

 

 

「くぅぅ!?」

 

 

得物を振り下ろす直前に紫苑が拘束の能力で自分に振り下ろされそうになっている得物を押しとどめるが

 

 

それに対して亜騎羅が力いっぱい得物を押し込んでいく

 

 

このままでは紫苑が危ないと思われた時

 

 

 

 

 

ビュビュビュビュゥゥン!

 

 

 

 

 

刹那、気配を察知した亜騎羅が視線を向けるとこちらに向かって飛んでくる矢の数々が

 

 

「ぐっうっ!?」

 

 

着弾と同時に矢が凄まじい爆発を引き起こす

 

 

それによって亜騎羅は吹き飛ばされた

 

 

「っ!」

 

 

この攻撃の主は言わずもがなだった

 

 

視線の先には亜騎羅に向けて矢を放ったと思われる光牙がそこにはいた

 

 

「だらしないぞ紫苑」

 

 

「す、すみません。少々押されてしまいました」

 

 

「…まぁ、わかっているならいい」

 

 

光牙が紫苑に軽く指摘を受け、紫苑はそんな自分の不甲斐なに反省の顔を浮かべる

 

 

「さて…お前たちそろそろケリをつけるぞ!」

 

 

「はい!」

 

 

「わかりました!」

 

 

「おう!」

 

 

亜騎羅を討つべく佐介達が決めにかかる

 

 

「「「「秘伝忍法!」」」」

 

 

「っ!?」

 

 

四人から凄まじい力が沸き起こる

 

 

「…はぁっ!」

 

 

「っ!!」

 

 

秘伝忍法を発動させるや先んじて佐介が駆け出す

 

 

「ふぅん!」

 

 

互いに間合いに入った瞬間、亜騎羅が得物を振りかぶる

 

 

「ふっ!」

 

 

「なっ!?」

 

 

「剛・天轟!」

 

 

「ぐっぬぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

 

しかし、直後、それをよけた佐介が亜騎羅の顎に強烈なアッパーを繰り出す

 

 

それによって亜騎羅の体が宙を舞う

 

 

「くらえ、フレードブレイバー!!」

 

 

「がっ!?」

 

 

輝光の聖剣(グレイブ・ソリシュ)!!」

 

 

「ぐぅっ!?」

 

 

宙を舞う亜騎羅に相馬と光牙の追撃の一撃が浴びせられる

 

 

「今です!」

 

 

「決めろ紫苑!」

 

 

「やっちまえ!」

 

 

「はい!」

 

 

必殺の一撃を放ち終えた3人が残る紫苑にすべてを託す

 

 

既に紫苑は背後に四元素の陣を展開させ、準備は整っていた

 

 

「これで最後です!穿て!四元素の鎮魂曲(エレメンタル・レクイエム)!!」

 

 

「~~~っ!?」

 

 

 

 

 

ビュォォン!

 

 

 

 

 

 

 

ボバァァァァァァァァァァン!!

 

 

 

 

 

 

 

紫苑の放った秘伝忍法の技で亜騎羅はその身を光に包まれ、数秒後、コロシアム内に大爆発が起こる

 

 

沈黙の時がコロシアム内を包む

 

 

やがて煙が晴れ始め、視界が戻り始める

 

 

「あ、あれ見て!」

 

 

何かに気づいたひばりが指し示す先

 

 

そこには崩れた床の上に倒れる亜騎羅の姿があった

 

 

「や、や、…やった~!!」

 

 

「『うおぉぉぉぉ!!』」

 

 

亜騎羅の横たわる姿を見た皆が佐介達が勝利したと歓喜に満ちる

 

 

「…ふぅ」

 

 

「な、何とかなったな?」

 

 

「え、えぇ…かなりギリギリでしたが」

 

 

「だがこれで指物奴も終わりだろう」

 

 

一方の佐介達もここまでの攻撃を食らったことで亜騎羅はもう立てないであろうと確信し、肩の力を抜いているのだった

 

 

 

 

 

戦闘がひとまず静まる中、その様子を戦姫衆が見ていた

 

 

「おいおい。亜騎羅の奴随分な様だな?」

 

 

「まさかあきらっき~がここまで追い込まれるなんてね」

 

 

「…驚き」

 

 

しかしながらこれまでの様子を見ていながら亜騎羅がやられてしまったというのに戦姫衆たちはまるで危機感がない様子だった

 

 

「…」

 

 

「やっぱり心配なの姫?」

 

 

「ううん、心配なんてしてないわ。…いや、仮にしているのだとすればそれはあいつらに対してかしらね?」

 

 

「うふふっ、確かにね」

 

 

はたから見れば劣勢な立場であるはずなのに全くそれを感じさせないかのような会話をしていた

 

 

「(笑っていられるのも今のうちよ。あんたたちはもうすぐ地獄を思い知ることになるんだから)」

 

 

内心豹姫が不敵な笑みを浮かべそうつぶやく

 

 

 

 

 

 

 

 

「……っ」ピクッ

 

 

 

 

 

 

 

それに反応するかのように亜騎羅の手がピクリと動きを見せているのだった

 

 

 

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