閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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逃亡者たちの失踪撃 北側編 

多くの負傷者を出した佐介たちが目くらましにいよって豹姫たちから逃げることに成功したものの

 

 

逃げた先の森で自分たちを折ってきたメイド部隊の奇襲を受けてしまった

 

 

多種多様の技術と戦術を駆使して襲ってくるメイド部隊によって佐介たち以外の参加者のメンバーたちが次々と襲われる

 

 

彼らを助けながら迫りくるメイド部隊と交戦を繰り広げるもそれにも限界があった

 

 

敵の思うつぼにさせまいと複数に分かれて逃げることを選択した一行

 

 

それを追うように部隊も複数に分かれて後を追いかけていった

 

 

散り散りにになったそれぞれのチームにもメイド部隊の魔の手が迫りくる

 

 

犠牲者を増やせばそれだけ妖魔の羽化を促進させてしまう

 

 

これ以上の危険を回避するために、何よりそれぞれのチームが連れて行った負傷者を守るため

 

 

本格的にメイド部隊との交戦を覚悟するのだった

 

 

 

 

 

 

 

⦅孤島 北付近⦆

 

 

 

紫苑たちの前に現れたメイド部隊

 

 

さらにはそのメイド部隊を率いていると思われる2人のメイドが立ちはだかる

 

 

覚悟を決めた紫苑と春花たちが迎え撃つ構えを取る

 

 

「向こうもやる気になったみたいね?」

 

 

「ならば好都合です。あなた方に恨みはございませんがお嬢様のためにもここで倒させていただきます…散!」

 

 

「「「っ!」」」

 

 

メイド長Cが号令をかけると他のメイドたちが行動を開始した

 

 

「来たぞ!?」

 

 

「こんなところでやられて溜まるものか!!」

 

 

「目にものを見せてやりましょう!!」

 

 

「だ、ダメです!」

 

 

迫りくるメイドたちを見てただでやられるわけにはいかないと同行していた各チームの団員たちが応戦しにかかる

 

 

しかしメイド部隊の実力を垣間見ている紫苑たちは必死に彼らを止めようとするもすでに遅しだった

 

 

「「「っ!!」」」

 

 

「「「「うわぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」」」」

 

 

「っ!?」

 

 

案の定、返り討ちにしてやると意気込んだ彼らはメイド部隊に次々と瞬殺されてしまった

 

 

無残に倒されてしまうとともに倒れた者から次々とエネルギーが吸い取られていった

 

 

自分たちの目の前で起こる光景はまさに阿鼻叫喚といえるものだった

 

 

それによって彼女たちに恐怖を抱き、怖気づいてしまうものたちが現れだす

 

 

「…っ」ギロ

 

 

「う、うわぁぁぁぁぁぁぁ!おおお、俺はまだ死にたくない!!」

 

 

「あっ、おい!?」

 

 

メイドの威圧に怖気づいてしまった不良組のメンバーの一人が耐え兼ねて紫苑たちの忠告を忘れて我先に逃げ出そうとした

 

 

 

シュタッ!

 

 

 

「ひぃっ!?」

 

 

「おや、お一人でどちらに行かれようというのですか?」チャキン

 

 

だが、自分勝手な行動をするものが無事でいられるほど現実は甘くはない

 

 

逃げた先にメイド長Cが行く手を遮った

 

 

「い、いやだ!助けて!!」

 

 

「…っ!!」バッ!

 

 

 

ザシュゥゥゥン!

 

 

 

「ぎやぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

リーダーメイドが腰に帯刀したレイピアを抜刀し、不良組のチームメイトを瞬殺した

 

 

やられてしまった不良組のチームメイトも例にもれず、やられてしまうとともにエネルギーを吸い取られて意識を失った

 

 

「なんてこと」

 

 

次々とメイドたちによって他チームのメンバーたちが倒されていく光景が広がる

 

 

「くっ、このままでは」

 

 

メイドたちに襲われ、次々と倒されていく者たちの姿を見て紫苑は焦りを募らせる

 

 

「紫苑さん、ここはわたくしたちが引き受けます、あなたはあちらをお願いします!」

 

 

「っ……わかりました。任せてください」

 

 

「頼みました。みなさん、準備はいいですか?…いきますよ!」

 

 

詠たちはメイド部隊を迎え撃つ代わりに紫苑がメイド長Cの相手を任された

 

 

そして紫苑にメイド長Cの相手をさせている間に

 

 

少しでもまだなんとかやられずにいる生き残りの人達を助けに向かう

 

 

「はっ!てぇい!」

 

 

「やあっ!!」

 

 

迫りくるメイドたちと春花たちの交戦が繰り広げられる

 

 

「「「っ!!」」」

 

 

「ぐっ!?」

 

 

「うわっ!?」

 

 

「ぬぅ!?」

 

 

熟練された連携を駆使して春花たちを追い詰める

 

 

「(みんな……落ち着け僕、大丈夫。みんなならなんとかするはずた。僕は僕のできることをするだけだ)」

 

 

苦悶の顔を浮かべている仲間たちを見て心がざわつきを見せるもみんななら心配はいらないと自分に言い聞かせ

 

 

ひとまずその迷いを払いのけ、紫苑は自分のすべきことに専念する意を固める

 

 

その紫苑と相対するはこのメイド部隊を率いるメイド長C

 

 

「お次はあなたさまのようですね?」

 

 

「えぇ、そうです。次の相手はこの僕です」

 

 

言葉を交わしながらもその視線はしっかりと互いを捉えていた

 

 

沈黙の刻がこくこくとすぎる

 

 

「これ以上の沈黙は時間の無駄ですね。ではそろそろ始めましょうか」

 

 

様子見は終わりとメイド長Cが動きを見せ、腰につけられた二丁拳銃を手に身構える

 

 

紫苑もそれに伴い身構える

 

 

「参ります!」

 

 

バンバン!

 

 

 

直後、メイド長Cが紫苑目掛けて弾丸を発射する

 

 

「くっ!?」

 

 

クリア・ウォールで攻撃を防ぎたい気持ちはあるも

 

 

先の亜騎羅との戦闘で砕かれてしまったがために次に発動させるまでにはまだインターバルが終わってはいないのが現状だった

 

 

故に紫苑は随一の防御術が使えない状態だった

 

 

「っ、烈風の!」

 

 

「ふっ!!」

 

 

 

バンバン!!

 

 

 

反撃の一手を繰り出そうとする紫苑だったが、それよりも早くメイド長Cが正確な射撃が襲いかかる

 

 

「なっ!?」

 

 

「あなた様の能力は亜騎羅さまとの戦闘にて把握しております。残念でしたね!」

 

 

「くっ…!!」

 

 

「っ?」

 

 

迫りくる弾丸を目の当たりにした紫苑がすかさず林というこの地の利を生かして身を隠す

 

 

標的が林の中に逃げ込むのを見てメイド長Cがとぼとぼと一歩ずつ歩みながら後を追う

 

 

林の中に入るやあたりをきょろきょろと見渡すメイド長C

 

 

「(はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…)」

 

 

その様子をこっそりと覗きながら紫苑は次なる手を考える

 

 

「判断は見事ですが、どこに隠れたとて無駄な足掻きです……そこですっ!」

 

 

 

バンバンバンバン!!

 

 

 

メイド長Cが直感を働かせ弾丸を繰り出す

 

 

彼女から放たれた弾丸が一本の木に命中した

 

 

弾丸を撃ち込まれた木は重心バランスを崩壊させ倒れた

 

 

木がギギギという音を立てて倒れたとともにその後ろに隠れていた紫苑の姿が露わになる

 

 

「ふふっ、見つけましたわ」

 

 

「…っ」

 

 

やはり相当な手練れかと紫苑は改めて彼女の怖さを痛感する

 

 

「もう逃がしません、お覚悟はよろしいですか?」

 

 

「生憎ですが、僕たちはこんなところで負けるわけにはいかないんですよ」

 

 

言葉を交わすとともに紫苑は構えを、メイド長Cが銃口を向け、互いを睨み据えるのだった

 

 

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