閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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逃亡者たちの反撃 前編 

戦姫衆の術中から辛くも抜け出すことに成功した佐介たち一行

 

 

しかし、逃げても安心する暇はなかった。逃走中の彼らを追跡し、奇襲を仕掛けて現れたのは

 

 

手練れのメイド部隊だった。彼女たちの連携によって他チームの面々が次々とやられていき

 

 

このままではいけないと感じた佐介たちは光牙の発案の元、複数のチームに分かれて再度逃走を決行する

 

 

当然メイド部隊も彼らを逃すまいと同数の班を結成し、後を追う

 

 

バラバラに分かれた忍学生たちのそれぞれの前に部隊を纏めるメイド長たちとメイドたちが立ち塞がる

 

 

避けられない戦いと覚悟を決めた忍学生たちはメイド長たち並びにメイド部隊と交戦を開始していくのだった

 

 

 

 

 

 

分かれて逃走を図っている各チームらと各メイド長たち引き入るメイド部隊との戦いは激しさを増していた

 

 

「行きますよ!【分身手裏剣の術】!!」

 

 

「はあぁぁぁぁぁ!!」パシシシシシン!

 

 

「なんと?」

 

 

「こんな術でやられる僕じゃありません!やあぁぁぁぁぁ!!」

 

 

東のほうでは佐介たちが手裏剣術を得意とするメイド長率いるA部隊と対峙していた

 

 

「【忍刀術。朧斬り】!!」

 

 

「はっ!」カキン!

 

 

「…さすがお嬢さまが一目置く方々、一筋縄ではいかないということですね?」ギギギ

 

 

「貴様らこそ伊達に元忍というわけではないということか。まったく末恐ろしいものだな!」

 

 

西のほうでは光牙たちがメイド部隊Cと交戦し、忍刀を巧みに操るメイド長Cとの激闘が繰り広げられる

 

 

「完全に包囲されたわね?」

 

 

「どうしよう?ここには負傷者も大勢いるのに」

 

 

「しのごの言ってる暇はない、ともかくこの場を我々の力で切り抜けるんだ」

 

 

「まぁ、なんて勇ましいお客さまたちなのでしょう?ならばその強がりがどこまでのものか見せてもらいますわ。行きますわよ皆さん!」

 

 

南のほうでは他のチームに比べて手負いの者たちが多く、戦力不足の中にも関わらず、ジャミングによって感知をすり抜けて現れてたメイド長C率いる部隊Cとの交戦に発展してしまったのだった

 

 

「はぁぁぁぁ!!はあっ!」

 

 

「っ……見事な太刀筋ですね?」

 

 

「お褒めに預かり光栄至極に存じます。あなた方に恨みはございませんがお嬢様の崇高なる野望のため、潔く礎となってくださいまし!」

 

 

「生憎ですけど、そんなものになるのは願いさげだね!」

 

 

最後に北のほうでは紫苑たちが現れたメイド部隊Ðと交戦しており

 

 

紫苑に至ってはレイピアを手に襲い来るメイド長Dと熾烈を極めていたのだった

 

 

 

 

 

東西南北でそれぞれの戦いが繰り広げられる

 

 

 

 

 

手練れのメイドたちとメイド長たちと佐介たち一行はそれぞれの場所でこれを迎え撃っていた

 

 

最初こそ連携攻撃を駆使するメイド部隊の猛攻に追い込まれていた一行たちだったが

 

 

しかし他のチーム達ならいざ知らず、これまで幾多の試練にも打ち勝ってきた佐介たちはこの状況下においてもめげることはなかった

 

 

そうしてそれを証明するかのように戦況にも徐々に変化が訪れていった

 

 

「凍てつきなさい!」

 

 

「飛燕、抜刀!」

 

 

「恨まないでよね~!」

 

 

「両奈ちゃん、行っちゃいま~す♪」

 

 

東にて雪泉、斑鳩、四季、両奈の東組が同時攻撃でメイドたちを蹴散らす

 

 

 

 

「はっ!おりゃりゃりゃりゃ!」

 

 

「一瞬で終わらせたるわ!」

 

 

「もう…いい加減にしてぇぇぇぇ!!!」

 

 

「雷電拳!たぁぁぁっ!」

 

 

西にて葛城、日影、紫、愛花が怒涛の乱撃がメイド部隊を薙ぎ払う

 

 

「いくよみんな!私たちで傷ついたみんなを守るんだ!やぁぁっ!」

 

 

「うん!ひばりも頑張る!」

 

 

「私は戦闘には参加できないけどサポートは任せてちょうだい!」

 

 

「助かる…これで心置きなく戦えるというものだ!」

 

 

南では傷ついた者たちを守るという飛鳥の言葉に賛同するようにひばりや叢たちも加勢する

 

 

その傍らで春花は雅緋たち傷ついた者たちの側に付き添い、尚且つできうる限りのことを行い、奮闘する

 

 

「おりゃぁぁぁぁぁ!!」

 

 

「ふっ!たあっ!!」

 

 

「みのり、頑張っちゃうよ~!!」

 

 

「これでも食らいなさい!」

 

 

最後の北のほうでは焔、柳生、みのりに両備が追い込みを見せていた

 

 

4方で忍学生たちの追い込みが繰り広げられる

 

 

無論それは彼女たちだけに限った話しではなかった

 

 

「ふっ!ていっ!!」

 

 

「くうっ!?」グヌヌ

 

 

佐介とメイド長Aが対峙する東側では彼の追い込みに徐々に劣勢に立たされる

 

 

「っ、やあっ!!」

 

 

反撃といわんばかりに忍刀で斬りかかる

 

 

「っ!!」バッ!

 

 

「なっ!?」

 

 

「螺旋脚!!」

 

 

「きゃあぁぁぁぁぁ!?」

 

 

メイド長Aの斬りかかりをかがんで回避を行うと同時に佐介は必殺の螺旋脚を繰り出す

 

 

螺旋脚によって忍刀を吹き飛ばされ、そのまま連続蹴りを受けってしまったメイド長Aはそのままノックアウトを決められてしまうのだった

 

 

 

 

 

「はっ!ふぅん!」

 

 

「うぅ!?」

 

 

西側で戦闘を行なっているメイド長Bは光牙の息もつかせない弓の刃による斬術戦法によって最初の勢いは今は見る影もなくただただ防戦一方に回る他なかった

 

 

「こ、この程度で遅れをとるわけには参りません!仮にもメイド部隊の長を張るものとしてこのままでいるわけには参らないのです!」

 

 

自身の使命と名誉にかけて引き下がれないメイド長Bは構える

 

 

「その心意気は認める…だが!」

 

 

こちらに向けて仕掛けるメイド長Bに際して光牙がカウンタースラッシュを決める

 

 

繰り出された斬撃によってメイド長Bは吹き飛ばされ、そのまま気を失ってしまった

 

 

「俺たちとて負けるわけにはいかんのだ」

 

 

倒れたメイド長Cに対してぼそりとつぶやく光牙だった

 

 

 

 

 

「てやぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

「うおおおぉぉぉ!!」

 

 

飛鳥と南のほうでは手負いの者たちを守るため、飛鳥たちが自分たちのできる限りのことを尽くしていた

 

 

そして他の者たちがメイド部隊と戦う中、飛鳥と叢がメイド長Cと交戦していた

 

 

2人がかりでようやくだが、それでもいいとこまでは追い込みを見せていた

 

 

「いい気にならないでください!」

 

 

「きゃあっ!?」

 

 

「うぐっ!?」

 

 

しかしそこはメイド長の1人、次の瞬間に2人を刀による薙ぎ払いで吹き飛ばす

 

 

「これで、終わりです!」

 

 

「「っ!?」」

 

 

メイド長Cが2人に止めを刺そうとする

 

 

「秘伝忍法【ビッグサンダースラスト】!!」

 

 

「なにっ!?きゃああぁぁぁぁ!?」

 

 

突然の電撃攻撃を受け、メイド長Cは感電する

 

 

「見たか、これは雅緋の分だ!」

 

 

「忌夢ちゃん!」

 

 

「飛鳥、叢、今だ!」

 

 

「助太刀感謝する。行くぞ!」

 

 

忌夢のおかげで突破口を見いだした2人がたたみかける

 

 

「これでも食らえ【鬼牙神突】!!」

 

 

「決める!【二刀僚斬】!!」

 

 

「がはっ!?そ、そんな…あう」

 

 

3人の連携によってメイド長Cは倒されたのだった

 

 

 

 

 

「せぇぇぇい!!」

 

 

「ふっ!!」

 

 

北のほうでは残る最後のメイド長であるメイド長Dと紫苑が交戦を続けていた

 

 

レイピアによる素早い突きが紫苑を翻弄するも

 

 

負けじと紫苑も応戦する

 

 

「見事です。わたくしの攻撃をこうもいなすとは。ですが、これで終わりとさせていただきます!」

 

 

仕留めるべくスパートを決めにかかった

 

 

それに対して紫苑は無言のまま風の力を使い、手にしていた苦無を風の刃に変える

 

 

「せぇぇぇい!」

 

 

「はあぁぁぁぁぁ!!」

 

 

2人の剣劇が繰り広げれ、激しさを増す

 

 

「てぇい!」

 

 

「っ!」キュピン!

 

 

 

カキン!グルン!バッ!!

 

 

 

「っ!?」

 

 

刹那、次の瞬間に剣劇の幕が閉じた

 

 

紫苑がメイド長Dの突きに対し、自分も突き返した

 

 

その切っ先はレイピアを持つ手と柄の間をすり抜けており、振り払いの動作でメイド長Dからレイピアを奪い取った

 

 

「…お見事です。試合であるならこの勝負あなたの勝ちでしょう…ですが!」

 

 

勝負ができたことに関しては満足そうにしていたが、メイド長としての立場からしたらこのまま引き下がるわけにはいかないと武器を失って尚、体術による攻撃を繰り出す

 

 

「っ!!」バッ!

 

 

「なっ!」

 

 

しかしそれを交わされるとともに首筋にドスッという鈍い音が響くとともにメイド長Dの意識が薄れていく

 

 

「も、申し訳ございません…お嬢…さま」

 

 

主たる豹姫に対して謝罪を述べながらメイド長Dの意識は途切れた

 

 

 

 

 

東西南北にて繰り出されたメイド部隊との戦いに決着がついたのだった

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