閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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逃亡者たちの反撃 後編 

戦姫衆の策略からなんとか一時撤退をした佐介たち一向

 

 

しかしそんな彼らに追跡者として追ってきたメイドたちとの戦闘が待っていた

 

 

散り散りになった忍たちを各メイド長引き入るメイド部隊の連携を駆使して戦う戦法に圧倒されそうになった

 

 

だが、彼らとてチームワークに関しては引けを取っておらず、仲間とともに皆それぞれ自分の出来うることを懸命にしていった

 

 

その互いに互いをカバーしあう戦いによって徐々に状況を覆していった

 

 

次々とメイド部隊は撃破されていき、彼女たちを従えていたメイド長たちもまたそれぞれの相手と激闘を繰り広げるも、

 

 

彼らの仲間との絆が紡ぐ底力によって奮闘も虚しく倒されていった

 

 

こうしてからかも佐介たちは追跡者として現れたメイド部隊を撃退することに成功したのだった

 

 

 

 

 

 

交戦の果てについに佐介たち一行は辛くもメイド部隊を倒した

 

 

何とか勝利を収めることができたことに皆が安堵の表情を浮かべていた

 

 

しかし皆が喜びに浸っている中、光牙はこれからのことを考えていた

 

 

「(勝つには勝ったが連戦に次ぐ連戦で皆疲弊はしている。この状況はあまり芳しくはないな)」

 

 

戦闘には勝利したものの状況事態はあまりよろしいものでもない

 

 

この戦闘によって佐介たちのチーム以外の他のチームの者たちの殆どはメイド部隊にやられてしまいさらに数を減らされてしまった

 

 

おまけに連戦に次ぐ連戦で披露も溜まっている

 

 

それに肝心なことが解決していない

 

 

自分たちが退けたのはあくまでメイド部隊、戦姫衆を倒したわけではないからだ

 

 

彼女たちを倒さない限りこのような事態がそれこそいたちごっこのように繰り返される可能性もあるのだから

 

 

どうすべきかと思案を巡らせているその最中だった

 

 

「うぅっ…」

 

 

「「「うぅっ……」」」

 

 

「っ?」

 

 

突然メイド長を含むメイド部隊がうんうんと苦しそうな唸り声をあげる

 

 

「おいおい、こりゃいったいどうなってんだ?」

 

 

メイドたちが苦しむ様子、それを見て光牙はすぐにその原因を察したかのようにメイド長の袖を急いで捲り上げる

 

 

「光牙さん、それはまさか?」

 

 

「あぁ、間違いない。俺たちの腕につけられているものと同じものだ」

 

 

そう、彼女たちが突然苦しみ出した理由とは彼女たちもまた大会に参加した際につけられているこの腕輪と同じものだった

 

 

「でもなんでこいつらもアタイたちと同じものを見につけてんだよ?」

 

 

「まさか戦姫衆さんたち仲間ですら妖魔に与えるエサとしか見てないんかの?」

 

 

自分たちにならわかるが、味方であるはずの彼女たちも同じものをつけており、尚且つエネルギーが吸い取られている様子を目の当たりにし

 

 

光牙たちは戦姫衆が仲間すら妖魔復活のための養分としか思ってないのかと思い少し腹がたってきた

 

 

「そ…それは、ちがい…ます」グヌヌ

 

 

「「「っ」」」ピクッ

 

 

その時、弱弱しくも会話に割り込んでくる声がするのを聞いた光牙たちが視線を向けると声の主はメイド長だった

 

 

「こ、この件に関して…は、お、おじょうさま、は…何も存じてはおりま…せん」

 

 

「おい、無理をするな。ただでさえエネルギーを奪われたばかりなんだ。口を開くのすら辛いだろう?」

 

 

「構い、ません…わたし、たちは…お嬢さまが拾ってくださった時から、お嬢さまのために自らの全てを、捧げる覚悟でした…故にこれは我々の意思、なの……です」

 

 

そう言い終わるとメイド長は意識を失った

 

 

「…馬鹿が」

 

 

光牙は自身の腕に抱かれながら気を失ったメイド長に悪態をつくも自分の身をも顧みず主人のために忠を尽くそうとしていた彼女たちの想いに関しては心ながらに称賛の意を抱いていた

 

 

「おうお前ら、全員やっつけてくれたようだな?感謝するぜ~」

 

 

少々上から目線の言い方で声をかけてきたのは自分たちが戦っている間、どこかで身を潜めていたであろう不良チームのリーダーとその後ろに他のチームのメンバーの数人がやってきた

 

 

「よくも散々俺らを痛めつけようとしやがって、調子に乗ってんじゃねぇよ生意気なくそメイドどもがよ!」

 

 

襲われた不良チームのリーダーがエネルギーを吸い取られて気を失っているメイドの1人を蹴りつける

 

 

「お、おいやめろよお前!そいつ意識がないんだぞ!?」

 

 

「あん?だからどうした?意識がねぇってんならむしろ好都合だ。こうして一方的に好き放題してやれんだからよ。こいつらには俺様を襲おうとした報いを受けさせてやるんだ。お前ら片っ端からこのメイドたちを着ず物にしてやれ!」

 

 

「「おっす!」」

 

 

「やめろって言ってんだろお前ら!」

 

 

意識がなく無防備なことを好都合といい、襲われたことへの恨みつらみを晴らすべく葛城の制止も聞く耳もたんとメイドたちに危害を加えようとする

 

 

「…そこまでにしろ」

 

 

「あぁ?…っ!?」

 

 

唐突なその一言に不良チームのリーダーが視線を向ける

 

 

しかし直後、彼の目の前には鋭く尖った鋭利な刃が間近まで来ていた

 

 

思わぬことに驚いた彼はそのせいもあってか地面に尻餅をついた

 

 

「光牙さん」

 

 

「てってめぇ!何しやがる!」

 

 

「わめくなやかましい」

 

 

彼に刃を近づけたのは光牙だった

 

 

光牙は不良チームのリーダーをまるで汚いものでも見ているかのような視線を向けていた

 

 

「こ、この野郎、あんまし調子に乗ってんじゃねぇ!」

 

 

屈辱的なことをされて黙ってられなかった不良チームのリーダーが腹いせというかの如く光牙にも殴りかかる

 

 

だが光牙はそんな攻撃を異に返すこともなく簡単に殴りかかってきた手を掴み上げ、素早く関節を決める

 

 

「痛たたたたた!?お、おい離せ!離しやがれ!腕が折れる!?」

 

 

 

見事に関節が決まってしまい、尚且つ抜け出そうにもびくともしない光牙に対しては不良チームのリーダーもただわめくしかできずにいた

 

 

「まだ俺たちは敵に勝ったわけではないんだ。くだらないことをする暇があったらいつまた敵が来てもいいように備えるべきだ。わかったか?」

 

 

自分たちが未だ敵のテリトリーの中にいること、その状況下で己の欲求を満たすだけの行動をするべきではないことを光牙が不良チームのリーダーに物申す

 

 

「ともかくまずはここから離れるぞ。いつ新手が来てもおかしくはないからな」

 

 

「あぁ、わかった」

 

 

「せやけど負傷した人たちはどないするん?」

 

 

メイド部隊によって多くの他チームのメンバーが倒されていった

 

 

「…お前たちよく聞け、状況が状況だ。悪いがこいつらは置いていく」

 

 

「いいのか?」

 

 

「そ、そんな。こいつらを置いてけってのかよ!」

 

 

当然以外を受けてるチームのメンバーたちからしたら仲間を置いていくなど承認できるわけもなかった

 

 

 

「致し方ないだろう、それに奴らは俺たちのエネルギーを奪うことが目的なんだ。あいつらはエネルギーを取られた奴らのことなど眼中にないだろうからな」

 

 

「了解やで」

 

 

こうして話しは纏まり、光牙たちはすぐさま移動を開始したのだった

 

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