その中で神姫と愉姫が春花たちを襲撃し、苦戦を強いられていく
だが仲間の連携によってどうにかいい分に持ち込む春花たちに痺れを切らした愉姫が潰しにかかろうとする
しかしここで光牙たちが応援に駆け付けたことで状況は一変する
神姫を残りの者たちに任せ、愉姫とは光牙が差しで戦うことになった
タイマンで挑んでくることを侮辱と捉えた愉姫が仕掛けるも光牙の戦闘スキルは彼女を上回っているため追い込まれていった
一方の春花たちのほうはとういうと本気を出した神姫が呼び出した傀儡との戦闘に発展する
先方として飛鳥が仕掛けるも刀は刃こぼれし、彼女を助けようとした葛城は傀儡からのカウンターを受け、叩きつけられてしまうのだった
ぐぽ~ん!
ドスゥゥゥン!
「ぐふっ!?」ドサッ!
「かつ姉!?」
傀儡からのアームハンマーをもろに受けた葛城が地面に激突し、血を吐く
痛みに悶える葛城を心配そうな顔を浮かべながら飛鳥が呼びかける
するとその最中、傀儡が追い打ちをかけるかのように足を上げて踏みつぶそうとする
「まずい、やああぁぁぁぁぁ!!」
葛城が危ないと感じた飛鳥が傀儡に体当たり攻撃を繰り出す
彼女の攻撃を受けた傀儡が体勢を崩し、葛城の横の地面を踏みつけた
ぐぽ~ん!
ブォォン!!
「っ、きゃあっ!?」
なんとか葛城のことを助けられた飛鳥だったがその行為によって標的を再び彼女に向けた傀儡が薙ぎ払いを仕掛ける
咄嗟に小太刀を盾に防ぐ飛鳥だったが勢いを殺し切れず吹き飛ばしてしまう
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…つ、強い…」
相手は傀儡であるにも関わらずこんなにも追い込まれてしまっていることに唖然としながらこの状況に危機感を飛鳥は覚えていた
しかしそれは飛鳥に限った話ではない
ぐぽ~ん!ビュゥゥゥゥゥン!
残る2体の傀儡のほうも標的を排除すべく残りの面々と交戦を行っていた
「蜂の巣にしてやるわ!」バババババババ!!
未来が4問の機関砲を召喚し、傀儡たちを撃つ
だが、斬撃をも耐え抜いた装甲は伊達ではなく未来の放った弾丸を尽く弾いてしまっていた
傀儡は走りを止めず突っ込んでくる
「やらせへんで!」
「我もいるぞ!」
対するように日影と叢が飛び出す
そして日影がナイフを、叢が鉈を使って傀儡を斬る
ガキィィン!
「なっ!?」
「うそやろ!?」
だがそれに対して結果は悲惨なもの、日影のナイフでも傷を負わすことも叶わず、叢の鉈に至っては肩に当たっただけで斬れだ様子がなかった
呆気に取られている2人に傀儡が仕掛けようとする
「日影ちゃん、叢ちゃん、離れて!」
次の瞬間、膠着状態の日影と叢と傀儡たちの頭上から試験管が何本も落ちてきた
「「っ!!」」バッ!
それを見て咄嗟に2人が傀儡から離れた直後だった
ドバババババババ!!
地面や傀儡の身に触れた瞬間に試験管が割れ、空気に触れた液体が大爆発を起こす
やがて勢いが収まり、静けさがあたりを包む
ガシャン!ガシャン!
「「「「「っ!?」」」」」
しかし、その静けさを破るかのように機械音の混ざる足音が聞こえると煙内から傀儡たちが顔を出した
ぐぽ~ん!
煙内の中から抜け出した傀儡たちが春花たちを睨みつけるかのように眼光を怪しく輝かせる
「あれでも傷つかないなんてどんだけ硬いのよあの傀儡?」アセアセ
「冗談きついで」アセアセ
「何と厄介な相手だ」アセアセ
爆発を受けてもぴんぴんとしている傀儡の化け物じみた硬度に未来が思わず疲弊を漏らす
「あら〜?もうバテちゃったの〜?こっちはまだまだ余裕なのに〜?」
「むっかー!あいつ腹立つー!」ムカッ
「落ち着きなさい未来!」
どうにか知恵を絞る春花たちに対し、神姫がまるで滑稽なものでもみるかのように彼女たちを煽っていた
「(向こうのほうは苦戦を強いられているようだな?)」
その様子を楡姫と戦闘をしている光牙も目にしていた
なんとかして加勢できないかと思案を巡らせる
「ちょっとあんたよそ見してんじゃないわよ!」
「っ!!」バッ
ドスゥゥゥゥゥン!
最中、光牙の態度に怒った愉姫が怒声を上げるとともに繋げていた鎖を斬られた鉄球ストラップを
直接光牙に向けてぶっ放してきた
それに気づいた光牙がすぐさま、回避をとる
「あたしを相手に無視するなんていい度胸じゃない。ますますムカつくわね!絶対にぎったんぎったんのぼっこぼっこにしてやるわ!」
「吠えるな。自分の得物をもろくに使えないお前に何ができる?」
「言ったわね。だったら見せてやるわ!」
愉姫がそう啖呵を切ると構えを取る
「【戦姫術・幻鎖】!」
術を唱えると徐にスマホを突き出す
すると斬られたスマホのチェーンの部分から鎖を象った気が飛び出してきた
鎖を象った気が光牙によって切断された鉄球ストラップの鎖部分にくっ付く
「ふぅぅん!!」
そうして愉姫が鎖を繋げたことにより再び鉄球ストラップを思いっきり振りかぶり光牙に攻撃を仕掛ける
「っ!」
間一髪のところで攻撃をかわした光牙が距離をとる
「っち、避けられたか…まぁいいわ。さぁ、第二回戦としゃれこもうじゃないかしら?」
「…まったく、面倒なやつだ」
再び得物を手にした愉姫が光牙に布告し
彼女のその言葉に対し光牙はとてもめんどくさそうな顔を浮かべていた
一方、春花たちはというと神姫の操る傀儡たちに未だ苦戦を強いられていた
ドスゥゥゥン!
「やああぁぁぁぁぁ!」
ガキィィィィン!
「~っ!?」
ぐぽ~ん!
「だりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!!」
「おりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!!」
刹那、未来が機関銃を、葛城が蹴りの奥州を繰り出す
秒間数百発の弾丸と連続蹴りが披露される中、肝心の傀儡はというと特にどうという訳もなくただただボウ立ちしていた
そうして未来の発砲していた銃の弾が切れたのと限界を迎え、距離をとった葛城が傀儡に視線を向ける
…ぐぽ~ん
「なっ…」
「おいおいマジかよ。勘弁してくれよ」
カチャ…バババババババ!!!
「「わわわわわわわわわ~!?」」
反撃とばかりに傀儡たちが腕部に装着されているガトリング砲をぶっ放してきたので葛城と未来は慌てて後方にある岩場の影に隠れる
「んも~!こんなの無理ゲーもいいとこよ!どうしろって言うのよー!」アセアセ
ガトリング砲を撃ち込まれながら未来が理不尽なまでに強敵である神姫の傀儡に対して大声で悪態をついた
「(まずいわ。本当にどうしたらいいのかしら?)」アセアセ
飛鳥や、葛城と未来の戦う様子を見て春花は頭を抱える
とてつもないほど頑丈なあの傀儡をどうやって倒せばいいのかと
「さぁさぁ、もっと足掻いて見せて頂戴。さもないとあっという間にやられちゃうわよ」
「くぅっ~」
そんな彼女たちの様子に神姫は不敵な笑みをこぼすのだった
ぐぽ~ん!