広々としたプールエリアを舞台に光牙たちと紫苑たち、そして相馬たちの3チームによるPBSが幕を開ける
各陣営が尚も今火ぶたを切る戦いを繰り広げていく
「ど、どこ?」キョロキョロ
標的を見失った紫が警戒しながらあたりを見まわしていた
ブクブクブク…
最中、近くにあったプールの水面が勢いよく泡立つ
ザバァァァァン!!
刹那、水面から勢いよく飛び出す人影が紫の頭上を捉える
「もらいましたよ!」
「――っ!?」
「えぇい!!」パシャシャシャ
「きゃあっ!?」
紫の背後を取り、液をかけたのは愛花だった
「うぅ…っ!?」
次の瞬間、液の効果が発動し、水着が消滅し、紫は生まれた時のようにすっ裸にされてしまった
「ふふん、隙を見せましたね紫さん。この勝負私の勝ちです」
「――っ!?…悔しい///」
べべたんを抱きかかえながらその場にうずくまると共に紫は相手が愛花からか珍しく悔しそうな顔を浮かべていた
一方その頃、別の場所では
「っ…」シコシコ
詠が液の補充のためにレバーを擦っていた
「詠さんあかん!?」
「えっ?」
しかしその時焦った様子の日影の声を聞き、振り返った瞬間だった
プシュシュシュ!!
「きゃあっ!?」
どこからともなく飛んできた液の接近に気づけなかった詠がそれをまともに浴びてしまった
「詠さん……っ!」
その光景を目にしていた日影が液の飛んできたほうに視線を向ける
「…ふぅ、まずは一人いっちょ上がり♪」
「あんたは相馬さん!?」
すると視線の先にいたのは詠を襲った犯人である相馬が立っていた
「なんでや、なんであんたがここにおんねん!?」
日影は驚きを隠さなかった。相馬は光牙と勝負をしていたはずなのに
実際には自分たちの目の前におり、詠に液をかけて裸にしてしまったのだから
「ふふん。単純なことさ、だって光牙は今〜」
徐に相馬が視線を向ける先に日影たちが目を向けると
「ふんっ!」パシュンパシュン!
「はっ!」プシュシュシュシュ!!
自分たちの近くで激しい撃ち合いをする光牙とそんな彼の相手をしているのは蒼馬だった
「なるほど、お得意の分裂か、それで光牙さんの相手を蒼馬さんに任せてあんたはその隙に詠さんの不意を突いたっちゅうわけやな」
「ふふん。これぞ俺とアオのファインプレイってやつさ♪」
鼻高らかに自慢げ相馬は告げていた
「何がファインプレイだ。俺に押し付けただけのくせに」
その会話を聞いていた蒼馬がやれやれと言った顔を浮かべる
「お前も苦労しているな!」
「くっ、そう思うんだったら少しは手を抜いたらどうだっ!?」
刹那、蒼馬に向けて労いの言葉を投げかけながらも容赦なく攻撃を繰り出す光牙に物申していた
その後も3組のせめぎ合いは続いていった
「やぁぁっ!!」パシュン!
「きゃあっ!?」バシャッ
両備が夜桜を狙撃し、避けることができなかった夜桜は水着を溶かされてしまった
「もらったわっ…!!」パシュシュシュ!
「うやぁぁっ!?」ビチャ
「やばぁっ!?」ビチャ
続けざまに四季と美野里が未来に不意を突かれて撃たれてしまい、すっぽんぽんにされた
「ここまでで紫ちゃんと詠ちゃん、夜桜ちゃんが脱落、うふふ、白熱してるわね」
審判役として現状を見守る春花は皆が白熱してくれているようで喜ばしそうにしていた
「「――っ!!」」パシュシュシュ!
「って、いや~ん。なんで審判を撃つのよ~!?///」
しかしその直後、その場に佇んでいたがために撃ち合いに巻き込まれ、春花も裸にされてしまった
春花が巻き沿いを食ってすっ裸にされてしまった後も3組による戦いは続いていく
「おらおらおらおら!!」
「わしは感情無いから別に裸になっても」
「いや裸になったら失格よ!」
「あっ、そうやった」
両備に水着を溶かされても気にしない日影だったがルールにのっとり敗北となってしまった
「――っ!!」パシュン!
「くっ!?…だが、これしきのことどうということは!」ビチャっ!
未来からの水鉄砲で胸の方の水着が消えかかるもまだまだという勢いを叢は見せる
「ふっ!」パシュン!
「ふえっ!?」
「トドメ!」パシュシュシュン!
「ひょえー!?」
しかしそんな意思もお面を外された途端に消え失せ、そのままやられるがままに未来に撃たれてしまうのだった
「両奈、2人で未来を仕留めるわよ!」
「はーい!」
「ちいっ!?」
戦局を優位に動かしている未来を黙らせるために両備と両奈の2人が同時に襲い掛かってきた
逃げる未来に2人の魔の手が迫りくる
だがその時だった
パシャン!パシャシャシャ!!
「「――っ!?」」
突然、上空から飛んできた水鉄砲を前に両備と両奈が慌てて回避を行う
「未来お姉さん!!大丈夫ですか!」
「愛花、ありがとう。助かったわ」
するとそこに現れたのは愛花であり、未来を助けに来たのだった
「よし、あっちも2人、こっちも2人、条件は同じ、一気に決めるわよ!」
「はい!」
愛花の加勢により意気を取り戻した未来は2人で両備と両奈への反撃に打って出る
「てやぁぁぁぁぁ!!」パシャシャシャ!
「えぇぇ~い♪」パシャシャシャ!
返り討ちにしてやろうと両備と両奈が水鉄砲を乱射する
「あまい!」
「そんなぬるい攻撃じゃ当たるものも当たりません!」
しかし未来と愛花の2人の回避により未だ当たる気配がしなかった
「くそ〜!ちょこまかと!」
「油断大敵ですよ両備さん!」
「しまった!?」
豪を煮やす両備の隙を突き、愛花が間合いに入ると同時に水鉄砲を放つ
「両備ちゃんも愛花ちゃんもずる〜い、両奈もびしょびしょにして〜♪」
ビチャチャチャ!
「はう〜ん♪」
「なっ!?」
両備を狙った愛花だったがそれを両奈が体を張って防いだ
だがそれにより両奈は丸裸となり失格に
「上出来よ両奈!!」
「はっ!?」
「食らいなさい!!」
パシュシュシュ!!
「きゃあっ!?」
「愛花!?」
盾となった両奈の背後から現れた両備によって撃たれてしまった愛花も失格となった
「ふふん」
愛花を打ち取ったことでしてやったりという顔を両備が浮かべる
パシュシュシュ!
「――っ!?」ピクッ
しかしその直後に自分めがけて液が飛んでくるのを見て慌てて回避する
「よくも愛花を!許さない!!」
それと同時にこちらに向かって飛んでくる未来の姿があった
「こっちだって負けられないのよ!」カチャ
「――っ!」カチャ
パシュンパシュン!!
互いに水鉄砲を構えると共に液を発射する
双方の液はすれすれを掠りつつもそのまままっすぐに互いのほうに飛んできた
「きゃあっ!?」
「うわっ!?」
刹那、両者共に液を浴びてしまい、水着は消え去ってしまい、失格となった
ここまでの激戦の中、チームのほとんどが脱落してしまった
残るメンバーも残り僅か、いよいよゲームも佳境を迎えつつあるのだった