閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

582 / 810
シノビマスターズ開催!始まる戦い

突如として紫苑たちの前に姿を見せた雪不帰の開会によってシノビマスターズは始まった

 

 

その時、気配を察知した雪不帰の手引きによって隠れていた飛鳥があぶりだされる形で姿を見せた

 

 

「飛鳥さん、どうしてここにいるのですか?」

 

 

この大会に来ていたことを知り、雪泉たちは驚きを隠せなかった

 

 

「ごめんね雪泉ちゃん。でもやっぱり居ても立っても居られなかったんだ。この大会にのどこかに斑鳩さんたちがいるだろうし、それにきっと佐介くんも来てるかもしれないって思うと私は…」

 

 

「…飛鳥さん」

 

 

一度は雪泉や紫苑たちにこの大会のどこかに囚われしまっているであろう救出や佐介のことをお願いしたが

 

 

やはりどうしてもこのままじっとしてはいられず、独断で大会に忍び込んだのだ

 

 

「残念ですが、招待状が届いていない者はシノビマスターズへの参加はできません。あくまでゲストと言うのであれば観客席から眺めるくらいは許可してあげますよ」ニヤリ

 

 

「……っ!」ムッ

 

 

雪不帰の軽んじるような言葉に飛鳥は若干ムッとなりそうになるも、それを握り拳を作ることで抑えていた

 

 

「飛鳥さん、ご安心してください。必ず私たちがこの大会を勝ち抜いて皆さんを助け出して見せます。そうすれば佐介さんも帰ってきてくれるはずです!」

 

 

「雪泉ちゃん…」

 

 

そんな飛鳥に雪泉がフォローをいれる

 

 

「勝手に盛り上がっているところ悪いが、今のは聞き捨てならないぞ雪泉」

 

 

すると2人の会話に割って入るように雅緋がやってくる

 

 

「お前たちが何をしようと私たちは別に構いはしない。だがな、この大会勝利するのは我々蛇女だ。お前たちの勝利など万に一つもないことをこれからわからせてやる。覚悟しておくんだな」

 

 

雅緋は大会を勝ち抜くという言葉を聞き、対抗するかのようにそう宣言する

 

 

「雅緋さん…」

 

 

「雅緋さんたちが何と言おうとも僕たちは僕たちのやり方を貫くだけだす。そして必ず半蔵学院のみんなを助けます…だよね雪泉?」

 

 

「紫苑…はい!」

 

 

いがみ合う両者の間に紫苑が割って入るとともに自分たちは自分たちの思うままに大会に臨むことを告げる

 

 

紫苑の言葉に雪泉も同意する

 

 

「ふん。面白い、戦うのがますます楽しみになってきた」

 

 

そんな2人に対して雅緋はこれから始まる対戦への期待を高める

 

 

「お話しは済みましたでしょうか?であればそろそろ次に進ませていただきたいのですが?」

 

 

頃合いを見計ったかのように雪不帰が紫苑たちや相馬たちに語り掛けてきた

 

 

「えぇ、こちらはもう何時でも構いませんよ」

 

 

「私たちのほうも問題はない」

 

 

「もちろん私たちも準備OKだよ!」

 

 

雪不帰の問いに対して紫苑、雅緋、かぐらが順に問題ないということを伝える

 

 

「よろしい…では月光、閃光ルールの説明をお願いします」

 

 

「はい、かしこまりました。雪不帰さま。では皆さんにルールのご説明をさせていただきます。一つ、試合は3チームによる総当たり戦で行います」

 

 

「二つ、各チームには試合ごとに大将を決めてもらう」

 

 

「三つ、その大将がやられた時点で試合終了となります」

 

 

了承を得たところで雪不帰が月光と閃光にルール説明を支持し、2人は交互に試合のルールのについてを皆に説明する

 

 

「勝敗についてはどうするんだ?」

 

 

途中、相馬が今聞かされたことの勝敗の条件についてを尋ねる

 

 

「四つ、シノビマスターズにおける決着は行われる試合によって異なる。そのため試合ごとの発表とする」

 

 

「なに?」

 

 

「ふぅん。試合ごとにルールに沿って競う訳か、なかなかに面白い試行じゃないの~?」

 

 

試合内容を聞いて驚く雅緋たちとそれとは対照的に疾風はそれを楽しみ気にしている様子だった

 

 

「ルール説明は以上となります」

 

 

「例えどんなことをするとしても僕たちは絶対に負けません。全力で受けて立ちます」

 

 

「ふふっ、素晴らしい、それでこそお招きした甲斐があったというものです」

 

 

どんなことがあろうと挑むという紫苑や、彼と同じ想いを秘めた他の面々を見て雪不帰は笑みを零しながら賞賛の言葉を送った

 

 

「ただし、すべてが終わったら半蔵のみんなを解放してもらいます。いいですね?」

 

 

「えぇ、もちろんです……”すべてが終われば”ね」

 

 

紫苑は雪不帰に対して大会終了後に囚われている半蔵学院の面々を解放してもらうことを要求する

 

 

それに対して雪不帰は承諾の意を伝える…その内に何かを潜めながら

 

 

 

 

 

 

 

 

開会式を終えた紫苑たちはこれから始まる試合に備えて各陣地にて待機を指示された

 

 

「やっぱうちらの大将って言ったら紫苑ちんだよね」

 

 

「そう?」

 

 

「はいそうですよ、紫苑は列記とした私たちのリーダーですから」

 

 

「改めて言われると照れくさいからやめてほしいんだけどな~?」

 

 

試合前に大将を決める話し合いが行われ、雪泉たちは日頃からリーダーとして自分たちをまとめている紫苑を大将に推薦する

 

 

皆にこれでもかと自分がリーダーとして素晴らしいかを語られた紫苑はこの上ないほど恥ずかしい感じがした

 

 

「でもさ~、シノビマスターズってなんかおかしくない?半蔵のみんなを人質にしておきながらこーんな派手な大会を始めるなんてさ」

 

 

「確かに、試合を動画で配信するというのも解せないですしね?」

 

 

「世界中に自分たちの悪事を広げるだけだもんね?」

 

 

早々に大将が決まると今度はシノビマスターズやそれを開催した雪不帰たちの目的についてを考えていた

 

 

「彼女たちの目的が何なのかはわからない、けれど今は勝利することを考えよう。僕らが勝ち抜いて絶対に半蔵のみんなを助けるんだ」

 

 

「「「「「うん!」」」」」

 

 

この大会(シノビマスターズ)を開催した雪不帰たちの目的、佐介、飛鳥を除く半蔵学院の拉致

 

 

謎が謎を呼ぶことだらけではあるが、一先ずその迷いを後回しにし、目の前のことに専念することを決めた

 

 

自分たちの手で半蔵学院の面々を助け出すという飛鳥との約束を果たすために

 

 

「皆さん。そろそろお時間がやってきましたよ!」

 

 

紫苑たちが決意を固めた直後、月光が皆に試合の時間が来たことを告げる

 

 

その言葉を聞いた一同の目が変わる

 

 

「いよいよか」

 

 

「えぇ、そうですね」

 

 

「…よし、行こうみんな」

 

 

「「「「はい(うん)(うむ)!」」」」

 

 

準備もやる気も充分であることを確認し、紫苑たちは中央へ向かって行く

 

 

同じくして相馬たち蛇女子学園も、疾風たち巫神楽たちも中央にやってきた

 

 

「全員揃いましたね?ではこれより!」

 

 

「シノビマスターズ第一試合を行う!」

 

 

月光と閃光が高らかにシノビマスターズ第一試合の開催を宣言するのだった

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。