閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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第一試合を終えて

白熱を極める禅羅怒ッ血暴流(ぜんらドッチボール)

 

 

激しい戦いの中、大将を仕留めるべく仕掛けたかぐらに紫苑がカウンターを放った

 

 

かぐらを守るために蓮華が彼女を庇い、ボールの直撃を受けたことで試合は紫苑たちの勝ちとなった

 

 

「くぅ〜!悔しい!みんなすまえねぇ!私のせいで!?」

 

 

試合後、蓮華が仲間たちに自分のせいで負けてしまったと謝罪をする

 

 

「気にしないでくださいっす蓮華お姉ちゃん!?」

 

 

「そうよ。それにまだ試合は残っているんだからここから巻き返せばいいんだよ」

 

 

そんな彼女に妹である華毘と華風流はまだ名誉挽回のチャンスはあるからとフォローを入れる

 

 

「2人の言う通りだぞ蓮華」

 

 

すると2人の後ろからかぐらたちと共に疾風がやってくる

 

 

「みんな…でも私」

 

 

「自分を責めちゃいけないよ蓮華。蓮華のおかげで私助かったんだから」

 

 

「そうだぞ。お前が守ってくれたおかげでかぐらに怪我がなかったんだ。自分からしたら勝負なんかよりもそっちの方が大事だからな、感謝しているぞ」

 

 

自責の念に苛まれる蓮華に対し、かぐらと奈楽が慰めるように語り掛ける

 

 

「ていうか、むしろ守る側の私が逆に守られちゃって情けないよ。おまけに勝負も負けちゃうしさ」

 

 

「い、いやかぐら、そんなこと言わないでくれ、奈楽のいう通り私もかぐらを守れてほっとしたんだから」

 

 

しかし今度は実質的な敗因を引き起こしてしまったとしてかぐらのほうがしょぼんとしてしまっていた

 

 

「ほーい、塩らしい話はそこまでにしとけよお二人さん?」

 

 

「っ…」

 

 

「疾風?」

 

 

すると二人の間に割って入るとともに頭をぽんぽんとする疾風が声をかける

 

 

「お前らはよく頑張った。それはここにいる全員が知ってる。もしそんなお前に文句なんか言いやがったやつは俺様がぶっ飛ばしてやるから、だからもうめそめそすんな?かわいこちゃんにそんな顔は似合わねぇよ」

 

 

労いの言葉をかけながら疾風が蓮華の頭を撫でる

 

 

「…も、もう、子ども扱いすんなよ///」

 

 

「な~に照れてんだ小娘が、俺からしたらかぐら以外の奴らはまだまだ尻の青いガキだってのw」

 

 

まるで自分が泣きじゃくる子供みたいだと恥ずかしがっている蓮華に対して疾風がからかうようにそう言ってきた

 

 

「じゃあつまり、疾風は私はおばさんだとでも言いたいの~?」

 

 

「おいおい、誰もそんなこと言ってないだろ?」アセアセ

 

 

「「「「「あはははははw」」」」」

 

 

そんなことを言う疾風に対してかぐらが皮肉めいた一言を訪ね、そんな返しをされるものだから今度は彼自身が困惑してしまう

 

 

かぐらたちはしっぺ返しを食らって困った顔を浮かべる疾風を見ておかしそうに笑った

 

 

 

 

一方その頃、かぐらたちから勝利を手にした紫苑たちは全員で互いの奮闘を称え合っていた

 

 

「紫苑流石でしたね。一瞬焦ってしまいましたが」

 

 

「まさかクリア・ウォールを反射板のようにしてそのままに返すとは思いませんでした」

 

 

「紫苑ちゃんかっこよかったよ~!」

 

 

「うむ、見事だったぞ」

 

 

雪泉たちは勝利を手にした要因である紫苑に感謝と賞賛を送った

 

 

「ありがとうみんな、それと四季もお疲れ様」

 

 

「えへへ、ありがとう紫苑ちん♪」

 

 

皆からの言葉を貰う中、紫苑は試合の中で唯一リタイアし、丸裸になった体を隠すために用意されたローブを纏っている四季に声をかけた

 

 

月閃の全員が全員を称え合っている時だった

 

 

「よぉっ」バン!

 

 

「うぐっ!?」

 

 

「「「「「紫苑(ちん)(ちゃん)!?」」」」」

 

 

後ろから声をかけられると同時に紫苑が背中を叩かれる

 

 

急いで振り返って見てみるとそこにはいつのまにかやってきていた疾風とかぐらの2人が立っていた

 

 

「し、疾風さん、それにかぐらさんも?」

 

 

「さっきはやってくれたね。おかげでやられちゃったよ~」

 

 

「まったくだな。よくもしてやってくれやがったな?」

 

 

2人が自分たちの元を訪れるやいきなり皮肉交じりに負けたことに対して一言いってくる

 

 

「何のつもりですか、まさかわしらが勝ったことを納得できないからと直接ちょっかいをかけにきたんですか!」

 

 

「「「――っ!!」」」

 

 

いきなり何の前触れもなく紫苑の背中を叩いてきたことで疾風たちは夜桜たちから警戒の目を向けられる

 

 

「おいおいそう殺気だつなって、最近のガキどもはどうも血の気の多い奴ばっかりだな?」

 

 

「疾風が一手余計なことするからだよ?勘違いしないで、私たちはちょっと話しがあるから君たちの元に来ただけだから」

 

 

「話し?」

 

 

「うん」

 

 

かぐらの口から自分たちに話しがあるということで紫苑と雪泉が2人への対応にあたり、場所を変えることになった

 

 

「ここらへんでよろしいでしょうか?」

 

 

「おう、問題ないぜ」

 

 

紫苑と雪泉、疾風とかぐらの4人は人気のない場所にやってきた

 

 

「えっと、それでお二人とも私たちに何か御用でしょうか?」

 

 

本題に入るべく紫苑が2人が自分たちのもとを尋ねてきたことを問う

 

 

「うん。ちょっとね、君たちに注意を促そうと思ってね」

 

 

「注意ですか?」

 

 

「雪不帰ちゃんには気を付けた方がいいよ。あの人只者じゃないから」

 

 

それに対してかぐらたちが紫苑たちの元にやってきたのは注意を呼び掛けるためだと語った

 

 

雪不帰に警戒するようにと言われて紫苑も雪泉も驚いた様子を見せる

 

 

「あの嬢ちゃんもそうだが、あいつらの中にいるあの仮面の奴にも注意をしておけよ?」

 

 

さらにはかぐらに続くように疾風がアピスのことを警戒するように紫苑たちに警告する

 

 

「実はあの仮面の人なんですが、僕と雪泉、それからここにはいませんが夜桜も一度接触したことがあるんです」

 

 

「えっ、そうだったの?」

 

 

話しを聞いて紫苑が疾風とかぐらに自分たちが以前にアピスと会ったことがあることを告げる

 

 

予想外の情報を聞き、疾風たちも驚いていた

 

 

「まさかお前らが奴と接点を持ってたとはな。なら話しは早い、お前らも感じただろう奴の得体の知れなさを」

 

 

「はい、僕らも感じておりました。あの者がいったい何を考えて何を企んで雪不帰さんたちと一緒にいるのか気がかりですね」

 

 

享楽的で陽気な感じで絡んできたりして掴みどころが見えないような奴だと感じていた

 

 

「なんだか少し疾風に似てる感じなんだよね~」

 

 

「おいおいかぐら、冗談はよせよ?俺とあいつのどこが似てるんだよ?」

 

 

「う~ん…おちゃらけてるところ?」

 

 

「あらっ!?…うぉぉいかぐら~!」

 

 

これまでアピスを見ていたかぐらはその様子を見てなんとなく疾風に似てるようだと語り

 

 

かぐらからそう言われてしまった疾風はガックリとするのだった

 

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