今回よりまた本編を再開しますので
今後ともヨロシヘグリ!
マダムからバックを奪った犯人を捜していた雪泉と夜桜が
別のターゲットを襲う犯人である猫怪人と遭遇し、戦闘を開始した
猫怪人の素早い動きに翻弄されつつも夜桜の捨て身の一撃によって一度は倒すことに成功する
しかしそこに突然謎の少年が現れ、カギを回収してしまった
そして少年は手に戻ったカギを使い意識を失っていた彼女を再度猫怪人の姿に変貌させてしまった
今一度戦おうとする雪泉と夜桜だったが、猫怪人が妙な技で2人の武器を奪い取り、そのまま逃走してしまったのであった
猫怪人の逃走を許してしまった雪泉と夜桜は何とかして奪われたマダムのバック、そして自分たちの武器を取り返すべく彼女の行方を追っていた
「してやられましたね。まさかあのようなことになるとは」
倒したと思っていたらカギだと思っていたものが突如として少年が現れたり、再び彼女を怪人の姿にしてしまったりとわで訳が分からない状態だった
「今、みんなにも連絡を取りましたんでもう少ししたらこちらに向かうはずじゃ」
「わかりました。では我々はその間にもあの怪人を捜すとしましょう」
「はい」
夜桜が母校にいるであろう仲間たちに事の顛末を伝え、応援を要請した
だが、だからといってじっとしてもいられないので何とかして猫怪人の行方を追い、見つけ出し次第武器を取り返そうということになり、2人は捜索を続けるのだった
一方その頃
【「ッ!」】シャシャシャシャシャシャ!
雪泉と夜桜を巻いた猫怪人が俊敏な動きでビルの上を駆け巡っていた
ちなみに背中には夜桜の籠手が背負い、扇子の方はバックの中にしまっていた
しばらくしてとあるビルの一角に差し掛かったと同時に動きを止める
【「……」シュィィィィ
力を抜くと同時に姿が元の姿であるスリの白浪の姿にへと戻った
元の姿に戻ったスリの白浪がビルの上から下の様子を眺める
待ちゆく人達の姿を視界に移す中、彼女はその中から獲物となる人物を見定める
「さ~て、さっきは邪魔が入っちまったけど、今度はどいつにしようかな~?」
品定めでもするかのように道行く人たちの中から次の標的を吟味していく
「っ?」
その最中、彼女の視界に次なるターゲットである女性の姿が
「キヒヒ、見~付けた♪」ジュルリ
獲物を見つけるや不敵な笑みを浮かべ、舌なめずりをしながら目線の先にカギを見つめるのだった
その頃、雪泉と夜桜はいまだに見つけられない猫怪人の行方を追って悪戦苦闘していた
「そっちはいましたか?」
「いいえ、こっちもダメじゃ」
「…困りましたね」
普通なら逃げた相手がそう遠くに行けないのが常識だ
だが相手は目にもとまらぬほどの速さを誇っていた
故にもう街から逃げてる可能性だってあるのだ
「ですが諦めるわけにも行きますまいて」
「えぇ、奴をこのまま野放しにしてしまえば今後多くの被害が出るかもしれません、無謀だとしてもここはあきらめず探してみるのがいいかもしれませんね」
「そうですね。見つけたら今度こそ倒してやるけぇのぉ!」
これ以上の被害者を出させない、その思いが2人を突き動かし、決意を新たにさせる
「ではいきましょう夜桜さん!」
「はい!」
2人は再び猫怪人の行方を追って街を徘徊するのだった
時は少し遡り、ここは街にあるとある銀行
そこから一人の老婆が出てきた
「さて、今日はみんな来てくれるから早く帰らんとの~、奮発してやらんとじゃしな」ニコニコ
気持ちをほくほくさせながら老婆は手にする封筒を見つめる
封筒の中には多額の札束が入っていた
なぜ老婆がそんな大金を持ち帰ろうとしているかと言うと
もうすぐ孫である子たちが高校生になるとのことでその祝い金をあげるためにだった
頑張っている孫たちに贈るささやかなプレゼントのつもりだ
「喜んでくれるとよいの~」
プレゼントをもらって浮かれる孫の顔、さらにはこんな大金をプレゼントしたと知って慌てる息子夫婦の顔を早くみたいなと内心思いながら帰り道を歩いていた
だが、その時だった
ビュゥゥゥン!
「ふみゃっ!?」ドサッ
突然、前方から飛んできた影にぶつかりしりもちをつく
「あたたたた」ヒリヒリ
「大丈夫ですか?」
「えっ、えぇ、何とか…あっ、ない!わしが持っていたはずの封筒がない!」
封筒がないことに気が付き慌てふためく老婆とそれに気づいた野次馬たちが何事かと集まっていった
【「…ニャハ~」】ニヤリ
その様子をビルの上から眺めていた猫怪人がぢてやったりの顔を浮かべる
見ると彼女の手には先ほど老婆が持っていた封筒が握られていた
彼女が老婆から金を掏ったからだ
無様な姿をさらす老婆を満足いくまで見るやマダムから掏っていたバックの中に入れるとすぐにその場を去っていった
場所は変わり、ここは街近くの公園、いつもなら誰かしら人がいるような場所であるものの、彼女はここがこの時間帯は滅多に人がいないことを知っていた
【「……」シュィィィィ
あたりを見渡しながら変身を解くと同時に猫怪人の姿からスリの白浪の姿に戻った
「キヒヒ、今日は思いのほか大量大量♪」
ベンチの上に今回の収穫品を並べ、それを眺めながら満足気な顔を浮かべる
並べられたものの中にはマダムから奪ったものや雪泉と夜桜の武器、そして今手にしている老婆の持っていた封筒以外にもいくつかの宝石のついた指輪やネックレスもあり
彼女が雪泉たちと出会う前から既に他にも襲っていた事がうかがえる
「さて、とこれらはいいとしてこいつらはどうすっかな~?」
ひとしきり満足気を得たスリの白浪が視線を向けたのは雪泉と夜桜の武器だった
「これ、質屋に旨く売ればそれなりの金になるかもしれないわね」
扇子も籠手もいいとこで売れば他の収穫品にも引けは取らないかもなと浮かれていた
「そんなことはさせません!」
「っ!?」
その時、声が聞こえたと思いきや、空から着地した雪泉と夜桜がスリの白浪を取り囲む
「な、お前らは!」
「追いかけっこは終わりじゃ!」
夜桜が一気につかみかかろうと迫る
「ぐっ…っ!」
「させません!」
「ぬあっ!?」
まずいと感じ、物を持って逃げようとしたが雪泉が氷針を投げつけ、それが手の甲に命中しスリの白浪がひるむ
「今じゃ!」
「しまった!?」
その隙をついた夜桜がスリの白浪い奪われた物を取り返した
「さすがです夜桜さん!」
「ほめるのは後じゃ、それよりも雪泉!っ!」
「ありがとうございます!」
夜桜の起点によって武器が2人の手元に戻った
「さぁ、ここからが第二ラウンドの開始じゃ!」
「今度こそお覚悟を!」
「許さない、よくも…よくも!!」
コケにされたことでスリの白浪の怒りは頂点にし達した
そして彼女がカギを使い、変貌する
【「フミャァァァァ!!」】
怒りに満ちたうなり声をあげ、猫怪人と化したスリの白浪が雪泉と夜桜を激しくにらむのだった