閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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半蔵学院を救え、紅蓮竜隊と蛇女の救出劇

 

更衣室にて汗を洗い流していた雅緋たちは通気口を突き破って出てきた焔たちと遭遇したりと事態は混乱していた

 

 

「いったい何がどうなっているんだ?どうしてお前たちあんなところから?」

 

 

「それはだな」

 

 

「まて焔、説明は私がしてやる、お前たちとこうして出会えたのは好都合だ。蛇女と焔紅蓮竜隊で合同作戦を行う」

 

 

雅緋が焔たちになぜ通気口から現れたのかを尋ねる

 

 

質問に対して焔が応えようとした際にそれを鈴音がいったん止めるとともに雅緋たちに紅蓮竜隊とともに合同作戦を行うことを宣言する

 

 

「合同作戦?どういうことですか?」

 

 

「…妖魔が現れた」

 

 

「「「「「――っ!?」」」」」

 

 

「えっ、はっ?よ、妖魔だって!?」

 

 

いきなりのことでわけがない様子の雅緋に鈴音がこの建物に妖魔がいることを伝える

 

 

妖魔がいると聞いて相馬たちはとても驚いていた

 

 

「鈴音先生、それは本当なのですか!?」

 

 

「あぁ、本当だ。しかも面倒なことにそいつがいる場所には囚われた半蔵の連中もいた」

 

 

「マジかよ?」

 

 

よもや妖魔のみならず半蔵の面々もそこにいると聞いて相馬たちはさらに驚いた

 

 

「彼女たちを救出しようにも妖魔が邪魔だ。今光牙たちもこっちに向かっている。合流次第作戦を決行する」

 

 

「やはり光牙も来ていたんですね」

 

 

雅緋が弟である光牙も来ていることを知って内心嬉しそうだった

 

 

「さぁ、では急ぐぞ。時間が惜しいからな」

 

 

「わかりました」

 

 

こうして鈴音の指揮の元、紅蓮竜隊と蛇女が手を組むこととなった

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、焔たちと相馬たちは無事に光牙と日影と合流し、いよいよ作戦を開始することになった

 

 

 

「妖魔よ、半蔵の連中を返してもらうぞ!」

 

 

「……っ」

 

 

妖魔の前に相馬たちが立ちはだかり、半蔵の面々を奪還することを宣言した

 

 

相馬たちと妖魔が睨み合いを繰り広げる中、近くにあった箱のふたが軽く開く

 

 

「……姉さんたち、上手くやっているみたいだな?作戦通りに妖魔の背後を取るぞ」

 

 

箱の中には光牙たちが潜んでおり、妖魔の背後を取る機会を今かと伺っていた

 

 

「(まだだぞ光牙、もう少し、もう少し接近してからだ)」

 

 

雅緋たちが出方を伺う光牙たちに心の中で待ったをかけていた

 

 

「(もう一息…)」

 

 

再度箱の中から光牙たちが状況を窺う

 

 

「(よし!)」

 

 

「(攻めるなら今だ!)」

 

 

様子を見るに相馬たちのほうに意識が集中していると感じ取り、行動を移そうとした

 

 

その時だった

 

 

「なかなか、腕の立ちそうな忍たちですね?」

 

 

「妖魔がっ!?」

 

 

「喋っただと!?」

 

 

突然妖魔が人語で言葉を使ったことに光牙たちと相馬たちが驚きの表情を見せる

 

 

 

ドゴン!バッ!!

 

 

 

「「「「「――っ!」」」」」シュタッ!

 

 

妖魔が言葉を介したことで光牙たちは箱の中から飛び出した

 

 

光牙たちと相馬たちによって妖魔は包囲された

 

 

「これは予想外過ぎる。まさか妖魔が喋るだなんて」

 

 

包囲網を固めながら光牙は先ほど言葉を発した目の前の妖魔を信じられないと言った顔で凝視する

 

 

「ま、マジかよ?どうなってんだよこれ!?」

 

 

相馬の方も同じ思いだったようで慌てふためくように声を荒げる

 

 

「……っ」ピクッ

 

 

「ん?」

 

 

「なんだ?」

 

 

するとその最中、妖魔は視線を光牙たちから一瞬逸らした

 

 

唐突なことで光牙たちは何事かと警戒する

 

 

「…どうやら、雪不帰が戦い始めたようですね?」

 

 

妖魔の口ぶりからして気配を察知したらしいことが伺えた

 

 

「さっきから普通に喋ってるけど、なんで妖魔が喋るわけ?」

 

 

未来が悠長に言葉を使う妖魔に不気味さを感じた

 

 

「…前々から言葉らしきものを話す妖魔がいるという報告を受けたことはあるが、まさかこんなところで実際に目にすることになるとは驚いた」

 

 

鈴音は立場上いろんな情報を得ており、その中で稀に人語を返す妖魔がいるという報告を聞いていたことがあった

 

 

「こいつ、ただの妖魔ではないな?人と同じほどの知性を持っているようだ」

 

 

「人と同じって妖魔が?」

 

 

「あの妖魔、人の匂いがします」

 

 

「む、紫、それは本当か?」

 

 

知れば知るほど皆の中に目の前の妖魔に対する疑念が生まれる

 

 

「貴様、いったい何者なんだ?」

 

 

光牙が妖魔に対して問いかける

 

 

「…さぁ、何者でしょうか?あなた方も忍なら力尽くで聞き出したたらいかがです?尤も、全員返り討ちにしますがね?」モワッ!

 

 

しかしその問いかけに妖魔は答える気はないのか知りたければ自分を倒してからにするように言ってきた

 

 

やる気なのか妖魔の身体からは殺気が漏れ出している

 

 

「今まで経験したことのない殺気です」

 

 

「何かやばいで?」

 

 

「いずれにせよ奴は倒さなければならない、みんな、やるぞ」

 

 

向けられた殺気に武者震いがする一同だったが、光牙の掛け合いにより、覚悟を決めて身構える

 

 

「覚悟は決まったようですね?ならばそろそろ始めるといたしましょうか」

 

 

そういうと妖魔も戦闘態勢に入った

 

 

「行きますよ!」

 

 

 

ブォォオオオオオ!!

 

 

 

「まずい、シールドマント!!」ブォォン!

 

 

 

ゴォォォオオオオオ!!

 

 

 

妖魔が手から禍々しい気を放ってきた瞬間、光牙が焔たちを守る様に前に立つと左肩のマントを広げ

 

 

発生させたエネルギーシールドでそれを防ぐ

 

 

「ぐっ!?」

 

 

だが、妖魔の放った気の勢いは凄まじく防御している光牙の顔に苦悶の表情が浮かぶ

 

 

「っ、おりゃ!」

 

 

「…ほう?」

 

 

しかし光牙も負けてはおらず、強大なその邪悪なる気を見事に翻し、弾き飛ばした

 

 

「光牙、大丈夫か!?」

 

 

「この程度問題ない」

 

 

焔が安否を気遣うように声をかけると光牙は心配いらぬとそう告げた

 

 

「やはり思ったとおりですね。私の一撃を弾き返すとは」

 

 

「あの程度の攻撃で俺をやれるとでも思っていたのか?だとしたら片腹痛い、そんなもので俺は倒せん!」

 

 

「それは失礼しました。でしたら小手調べはもう終わりといたしましょう。今度は余裕を持つことができないようにしてあげます」

 

 

光牙の一言に妖魔は次からは容赦なく行くことを宣言する

 

 

「言ってくれるじゃないか、だったらその実力を見せてもらおうじゃないか」

 

 

「だがな、私たちとてそう簡単にやられるような球じゃないんでな、舐めてると痛い目にあうぜ!」

 

 

すると光牙のその言葉に士気が高まったの他の皆も次々と身構える

 

 

「いいでしょう、まとめて相手をしてあげます。かかってきなさい」

 

 

「あっそう、だったら遠慮なく行かせてもらうぜ!!」

 

 

「「「「「――っ!!」」」」」

 

 

相馬が先陣を切ると同時に皆が一斉に駆け出すのだった

 

 

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