起動sequence All CLEAR
皆さま初めまして、僕はナビィ。当小説のナレーションをさせていただくAiです
前回作者様が倒れてしまったゆえに代わってわたくしが担当させていただきます
では長話も悪いので早速本編へどうぞ…
⦅ホテル・エントランス⦆
気分上々に相馬たちは自動ドアを潜り抜け、ホテルのエントランスに入出した
「うわ~、すっご~い♪」
「へ~、結構いいじゃない?」
「素敵ですね?」
少しお高いだけはあって中はとても綺麗でどこか豪勢な雰囲気が漂っており、皆はその光景に目を奪われた
目移りしながらも相馬たちは受け付けカウンターに向かった
「いらっしゃいませ、ようこそ当ホテルに」
「ども、以前予約した相馬っていうんですが」
「あぁはい、団体様でご予約された方でございますね?」
「そうです」
受けつけ女さんと予約の確認などの話しが始まる
「ではお部屋についてですがどのような形にいたしましょう?」
「そらもちろん相部屋で」
「「「「「却下」」」」」
「えっ?即答!?」Σ(・□・;)
刹那、相馬が相部屋を申し込もうとした瞬間、仲間たちから瞬時に却下宣言を貰った
「冗談じゃないぞ。お前と相部屋なんてボクは嫌だぞ?」
「わ、わたしも…」
「あんたと一緒の部屋なんて何されるか分かったもんじゃないわよ」
「私も同感だ」
真っ向から否定されてしまう
「え~、両奈ちゃんは構わないよ~?みんなに蒼馬くんたちにはしたないとこ見られるって想像するだけで…はう~ん、もうたまんな~い♪」
「「黙れマゾビッチ」」
「きゃひ~ん!もういきなり罵声を浴びせられちゃった~♪りょ、両奈ちゃんうれし~♪」
唯一賛成派だった両奈だが両備と蒼馬の罵声に嬉しさのあまり喘ぎ声をあげながら床下で体をくねらせていた
「お誘いしてもらった身で言うのもあれなのですが私たちも正直それはちょっと…」
「相馬ちんには悪いんだけどちょい簡便だわ~」
「そうじゃな、相馬さんと相部屋など何が起こるか分かったもんではありませんからな、そんな危険なことを自ら進んでするなどありえん。紫苑もそう思うじゃろ?」
「えっ?なんで僕に振るの?」
仲間たちだけでなく雪泉達にすら相部屋は嫌だとさんざんな言われようだった
「な~んでだよ~いいじゃんかよ~相部屋だって~」バタバタ
それでも相馬が駄々をこねるように皆との相部屋を希望する
「落ち着け、じゃあ聞くが、なんでそこまでして相部屋を押すんだソウ?」
是が非でも相部屋になりたそうな勢いで話すので蒼馬がその理由を尋ねるといきなり型を組んで耳元でささやきだす
「いや~だってさほら、どうせならもっと楽しくしたいじゃん?みんなと一緒に楽しい思いで作りたいじゃねぇか」
せっかくの旅行、みんなとの楽しい思い出を作りたいと相馬は主張する
「なるほど、確かに一理あるな」
「だろだろ~?さすがアオ♪話が分かる~♪」
理解してくれたようで何よりと相馬は安心感を得る
「…で、本音は?」
「そらもちろん選り取り見取りな女の子たちと同じ部屋という桃源郷で一夜をともにして浴衣姿ならではのあいつらが時折見せるあれやこれやを心ゆくまで堪能したりしてウハウハしt『ドスッ!』ぐへっ!?」
「そんなことだろうと思ったよ。まったく、少しでも期待した俺が馬鹿だったな」
相馬の本心を聞きだしたと同時に蒼馬が強烈な一撃をくらわし、それによって相馬が床に倒れこみ痛みに悶える
「すまないみんな、このバカは俺が見とくから部屋の割合を頼んだ」
「わかった」
思い通りにさせるわけにはいくまいと蒼馬が相馬を抑えているうちに部屋の割合を受けつけの人に頼むように申した
「で、部屋割りはどうする?」
「ここは単純に蒼馬さんと相馬さんが相部屋で残りはそれぞれのメンバーでの部屋割りはいかがでしょうか?」
部屋の割合について雪泉が悩んでいる雅緋に提案する
「なるほど、たしかにな、ではそうしようか」
「はい、それで問題ありませんわ」
「ちょっと待ってちょっと待って、問題ありじゃないかな?」
だがそこに紫苑が異議を唱える
「あら?どうしたのですか紫苑?」
「いやいや、なにさも当然みたいな顔してるの?僕は男だよ?みんなと一緒にいちゃまずいでしょうが?」
「ソウナンですか?」
「うわっ、何その反応?」ゾクッ
雪泉がまるで何を言ってるのか分からないといった表情を浮かべる姿に思わずゾッとなる
「も~いいからさっさと終わらせて部屋いこうよ雪泉ちん、紫苑ちん」
「そうですよ?長引かせては迷惑をかけてしまいます」
「うむ、そうだな」
「みんなまで何か既に決まったって感じの流れになってる!?」
さも当然のように男で?ある相部屋にしようとしている雪泉たちに紫苑は必死に抵抗する
「なぜ嫌がるのです?大丈夫ですよきっと紫苑の浴衣姿(女もの)も素敵なものに違いないですよ♪」
「嫌そう言う心配じゃないし!第一どうして僕まで浴衣(女もの)を着る羽目になってるの!?普通は浴衣(男もの)だよね!?」
「大丈夫だよ紫苑ちんなら間違いなく似合うから♪」
「だからそういうこと言ってないってば!?」
話しをすればするほどに変な方向に話しが進んでしまう
「ほら何をバカなことをやっているんだ?さっさといくぞ?雪泉たちも紫苑も?」
「雅緋さんたちまで!?い、いやだ!僕一人みんなと相部屋なんて嫌だよ!?」
挙句の果てには雅緋たちすら雪泉たちと同じような反応をしていた
「し~お~ん~」ヒュ~ドロドロ
「ひぃっ!?」
「お前はいいよな~、お前は~」
「相馬くん怖いよ!?顔が怖いよ!?」
さらには背後から嫉妬の念に駆られた相馬が詰め寄ってきておりそのあまりの形相に紫苑は恐怖を感じ取った
もはや八方ふさがりな状態、自分に味方はいないのかと絶句する
「大丈夫だぞ紫苑、お前の部屋ならチェックしたぞ?」
「えっ?本当ですか蒼馬くん!?」
ここにきて蒼馬が助け舟を出してくれたことに紫苑は地獄に畑状態ですかさず蒼馬のもとに
「ぼ、僕の部屋あったんですか!?」
「あぁ、ほら」
そう言って記された部屋の案内書を見せる
紫苑はすぐに部屋を確認する
だが、その顔が徐々に何とも言えない顔になった
何故かというとそこに書いてあった部屋は…
『紫苑専用』
「…僕って性別なの?」
「知らん」
何ともおかしなことに思わず苦笑いをする紫苑だった
「ではこちらが部屋のカードキーになります」
「どうも、じゃあ行くぞ?」
『「はーい」』
「はっ、はーい」
こうして一行は無事に部屋とりを終えて指定された部屋に向かって行くのだった
…数名の若干の不安要素を抱かせながら