閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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居残り組の宿泊 3 

さてさて、ホテルに到着し、小競り合いはあったものの無事に受付でのホテルへのチェックインを終了させた

 

 

 

ポーン!ガタァァン

 

 

 

搭乗するエレベーターのドアが開き、相馬たちはエレベーターから降りる

 

 

さらに隣りのえエレベーターからも紫苑たちも付いた様子だった

 

 

数多くの部屋の扉が連なる廊下を受付さんから手渡されていたカードキーの番号を頼りに進んでいった

 

 

「っと、ここだな?」

 

 

ついた先の部屋の番号が渡されたカードキーと同じ番号であることを確認し終え、蒼馬らが部屋に到着した

 

 

部屋に備え付けられた認識機器にカードをタッチすると同時にロックが解除され部屋への入室が可能となった

 

 

皆がそれぞれの部屋にへと入っていった

 

 

「ほう、なかなか見事なものだな?」

 

 

自分たちに用意された部屋に入った蒼馬はその部屋の中を見てそこそこの評価を送る

 

 

きちんと整えられた室内にはベットやソファーなどが設置されており、そこにあるテーブルには茶菓子なんかもおかれており至れり尽くせりといった感じだった

 

 

「…んで、いつまでいじけてるつもりなんだお前は?」

 

 

「ぶ~ぶ~」プンスカ

 

 

一しきり部屋の様子を担当した蒼馬がここまでの道中で引きずりながら連れてきた未だにむくれ顔の相馬に問う

 

 

「だってさ~せっかく女子と一つの部屋でひと時のあっま~い時間を過ごせると思ったのによ~」

 

 

「…お前というやつは」

 

 

邪な野望を漏らし、胡坐をかきながら右へ左へと体を左右に揺らしていた

 

 

そんな馬鹿みたいに駄々をこねているような相方に蒼馬は呆れ果てる

 

 

「ともかくだ。これ以上変なことはするなよな?」

 

 

蒼馬は念押しと言わんばかりに相馬に注意を促す

 

 

「(っち、当初の計画が狂っちまったのは痛いがまぁ、仕方ない…だがまだ手はある。ふふふふ、この程度で俺が諦めると思ったら大間違いなのさ、ぐへ、ぐへへへへ~♪)」

 

 

「(はっは~ん、さては良からぬことを考えているな?)」

 

 

この時、相馬は内心邪なことを考えており、逆に蒼馬も彼が何かを企んでいると読んでいた

 

 

 

 

そして数分後

 

 

 

 

「さぁみんなお風呂に入りに行くよ~!」

 

 

「『おー!!』」

 

 

四季の後に続くように皆が声を上げる

 

 

すでに全員がこの旅館の浴衣に身を包み、その手には入浴グッズが用意されていた

 

 

「楽しみだね大きいお風呂!」

 

 

「こら美野里、はしゃぎすぎてはいけませんよ?他の宿泊者さんたちもいるんでしょうから」

 

 

「は~い」

 

 

浴場に向かう中、期待に胸を躍らせている美野里に大声をあげて他の客に迷惑をかけてはいけないと夜桜が注意を促していた

 

 

「ところで気になったんだが?…どうしたんだ紫苑その恰好?」

 

 

「そんなの、僕が聞きたいですよ?」イラッ

 

 

隣を歩く紫苑に雅緋が尋ねると紫苑は怒りに打ち震えそうな自分を済んでのところで抑えていた

 

 

紫苑がそのようになっている原因、それは彼の着ている浴衣の服に合った

 

 

現在彼の着ている服はどうにも男物の要素は残しつつもその反面女物の要素の強いという何とも言えない中途半端な浴衣姿を身にまとっていた

 

 

「期待させておいて裏切られた気分です」ムカムカ

 

 

「そ、そうか…お前も大変だな」

 

 

「えぇ、まったくもってね」

 

 

似た境遇からかわずかながらの同情を抱く雅緋の言葉に紫苑は同意しながら頷くのだった

 

 

「どうですか雅緋さん、紫苑とっても似合いますよね?」

 

 

するとそこに雪泉が入ってき多とともに紫苑の服装について尋ねてきた

 

 

「えっ?あっ、あぁ、うん、似合うんじゃないか?」

 

 

それに対して雅緋はなんやかんやで紫苑の服装が似合っていることに同意した

 

 

「そうですよね!やはり紫苑の可愛さはまごうことなき正義なのです!」

 

 

雪泉がそういうと他の面々もうんうんと頷いていた

 

 

対して紫苑は両手で顔を隠して何とも言えず羞恥心に苛まれていた

 

 

「…本当に苦労するなお前は?」

 

 

「うぅぅ…」

 

 

羞恥心で爆発しそうな紫苑に雅緋が軽く慰めの言葉を贈る

 

 

「…そういえば相馬君たちは一緒じゃないんですか?」

 

 

「あぁあいつらか、なんでも相馬たちは後で入るとのことらしいぞ?」

 

 

「ふ~ん、そうなんですか」

 

 

一緒に来ればいいのにと思いつつもひとには人のペースがあるのだと思い、それ以上のことは聞かなかった

 

 

 

そんなこんなで浴場に到着した

 

 

「ついたついた~♪」

 

 

「わ~いお風呂楽しみ~♪」

 

 

 

露天風呂はもうすぐそこだと思うと一同の気持ちが一気に高まった

 

 

「それじゃみんな、僕はこっちだからまたあとでね」

 

 

ここで紫苑は皆にそう告げ、男湯のほうに向かっていこうとする

 

 

「あら紫苑、何をなさっているのですか?そっちは男湯ですよ?早くこちらにいらしてください」

 

 

「はっ?」

 

 

刹那、雪泉が放った一言に紫苑は固まるとともに足を止めた

 

 

「そうだよ紫苑ちん、早くこっちにおいでよ?」

 

 

続けざまに四季も呼び掛けてきたり他のメンバーもうんうんと頷く

 

 

「またか!またこの流れなのか!?だから言ってるじゃないか!僕一人女湯に混ざるだなんていやだよ!?」

 

 

激しいデジャヴ感を感じさせるやり取りに紫苑は激しい抵抗をする

 

 

「大乗だぞ紫苑、ほら」

 

 

そこにまたも助け船を出すかのように雅緋が指し示す先には

 

 

 

『紫苑専用 風呂』

 

 

 

と書かれた場所が

 

 

「世界で認知でもされてるの?」

 

 

忍なのに?

 

 

っと思う紫苑だった

 

 

 

 

 

かぽ~ん

 

 

 

 

「はぁ~…気持ちいいですね~」

 

 

「あぁ、悪くない」

 

 

露天風呂に入浴し、その気持ちよさに思わず声を漏らす

 

 

他の皆もまたこの温泉を楽しんでいる様子だった

 

 

 

 

 

一方そのころ、ここは女子たちのいる露天風呂近くの山の中

 

 

 

カサカサ…カサカサ…

 

 

 

「ぬっふふ~ん」

 

 

草むらの中から顔を出したのはみんなと一緒に風呂に行くことをパスった相馬だった

 

 

「よしよし、ここまでは順調か」

 

 

少しずつ草むらをかき分けながらじりじりと女子風呂のあるとこまで近づいていく

 

 

「ぐへ、ぐへへへへ、当初の計画はお釈迦になっちまったがその失態をこれで解消してやるぜ」

 

 

相馬は相部屋の計画がぽしゃったことで計画を「女子風呂を覗く」ことに変更し、彼女たちが風呂に入るタイミングを見計らい、こうして山中を進んでいたのだ

 

 

そしてそうこうしていると向こうのほうから女湯を囲う壁が見えた

 

 

「むふふふ~ん♪ついに、ついにここまで来たぜ♪待ってろよ桃源郷!」

 

 

目的地はもはや目の前、そう意気込んで相馬は向かった

 

 

「よ~し、とうちゃ…く?」

 

 

目的地前方を前に相馬が固まる。なぜならそこには

 

 

「ふむ、予想より少し早い到着だな?」

 

 

「あ、アオ!?」

 

 

自分が来るのを予知していたかのようにたたずむ蒼馬がいた

 

 

「で、何kをしているんだお前は?」

 

 

「えっ?い、いや、おれはその~…ってそういうお前はなんだよ?」

 

 

蒼馬の質問を相馬が質問で返す

 

 

「俺がここにいる理由か?…それはな」

 

 

 

ガチャン

 

 

 

「えっ?」

 

 

「こういうことだ」

 

 

『flash!』ピカァァァァァン!

 

 

「目が、めぇぇぇぇがぁぁぁぁぁぁあ!!!」

 

 

 

 

ピカァァァァァン!

 

 

 

「『っ?』」

 

 

夜の旅館に激しい断末魔がこだまするのだった

 

 

凄まじい光が発生したことに女湯に入っている一同が何事かとざわつくのだった

 

 

 

 

一方、紫苑は…

 

 

 

チャポッ…チャポポ…

 

 

 

「はぁ~…気持ちい~……ふぅ~…ふふっ」

 

 

泡ぶろにて一人風呂を楽しんでいたのだった

 

 

 

 




ピカァァァァン!


「っ…なによもう、まぶしいわね?」イラッ


時を同じくして同じく女子風呂にてまばゆい光を鬱陶しそうに見ている少女が


「まったく、せっかくゆっくりと浸かってたのに」プンスカ


ゆったりしているところを邪魔されてご機嫌斜めな様子だった


『姫…潰す?』


すると壁を挟んだ背後から声が聞こえる


「えっ?あっ、ううんいいの、大したことじゃないから平気よアキ」


『そう?ならいいんだけど?』


「…それにしてもいいお湯ね~?アキもそう思わない?」


『うん、そうだね』


湯船に浸かりながら他愛ないやり取りをかわす


「今度はみんなも連れて行こうかしらね?」


『うん、喜ぶと思うよ』


「…さて、じゃあ上がりましょうか。早く出て先に買っておいた高級イチゴ牛乳飲まなきゃ♪」


そういって少女は湯船から上がり、風呂場を去っていくのだった


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