「おいおいおいおい!?何かってに終わらそうとしているんだ!?」
「別に。ただこういうのは気が向かないだけだ」
「まぁまぁせっかくの視聴者様方への挨拶なのですから」
「そうやで光牙さん」
「みんなで楽しく行きましょうよ!」
「ほらほら、もう一回。今度は私たちも一緒にやるから」
「…わかった」
「じゃあもう一度」
「「「「「「新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」」」」」」
「ということで早速本編スタート。見てくれないとあなたも私のお人形さんに、し・ちゃ・う・わ・よ♪」
新年会。それは新年を迎えたことを楽しく騒いで祝う会
それはいつもは厳しい修行や訓練をしている蛇女とて例外ではなかった
そう、今日は新年ということで学園の生徒たちが修行のことや任務のことを忘れ、思いっきり羽を伸しているのだ
そしてここ焔たちのいる忍部屋でもそれは例外ではなかった
「ということで、無事に新年を迎えられたので~!」
「「「「かんぱ~い♪」」」」
カラン カララ~ン
春花の掛け声を合図に一斉に互相のグラスをコツンと当ててジュースを飲んでいる
そんな楽しい空間に1人浮いている人がいた
「……なんだこれは?」
そう、光牙だった
「なにって新年会でしょ?」
「そうじゃないどういうことだ説明しろ」
「今日は無事に新年を迎えられたのでみなさんでお祝いをするって」
「…春花、俺を騙したな!今日はこれから特別訓練をするから忍部屋に来いと言っておきながら「あれは嘘だ」貴様!!」
光牙は春花を睨む
「まぁまぁ落ち着いてよ~ああでも言わないと光牙くん参加してくれないから」
「当たり前だ!新年を迎えたくらいではしゃぎおって!…俺はもう帰らせてもらう」
そう言って忍部屋のエレベーターに乗ろうとボタンを押す
「?」
だがいくら押してもエレベーターは来ない
「いくら押しても無理よ~。既に
「…今すぐこの場で貴様を消してやる!!」
光牙は光刃を手にし春花に迫る
「光牙さん落ち着いてください!!」
「そうだよ!せっかくの新年会が殺伐としてちゃまずいって!!」
「わしにはようわからんけどとにかくおちつきぃや」
「みんなの言うとおりだぞ光牙!!」
焔たちが四人掛りで怒る光牙を押さえ込む
「離せお前ら!俺はコイツを今すぐぶっ殺ぉぉぉぉぉぉぉすぅぅぅぅ!!!」
数分後~
「ということで仕切り直しよぉ!」
「「「「お~!!」」」」
「……くそぉ」チッ
あれからなんとか光牙を押さえ込むことに成功し新年会を始める面々
ちなみに光牙には逃がさないために春花に片腕に縄付き手錠をはめられていた
「あぁそうそう今日は候補メンバーの子達も呼んでいるわ」
「あいつらを?」
「そろそろ来るはずよ」
すると先程
「ふん。強さと美しさを兼ね揃えた私が直々に来てあげたわ。ありがたく思うことね」ドヤ
誇らしげにそして高らかに声を上げるのは候補メンバー筆頭の総司だった
その時、総司は光牙の片手が拘束されていることに気づいた
「ふふふ…これは好気!光牙、今日こそお前を倒し、強く可憐なこの私が最強だということを思い知らせてやるわ!!」
武器である鎖鎌を振るい光牙を襲おうとする
「強く可憐、ねぇ…」
光牙はめんどくさそうな態度を取りながら総司が投げつけてきた鎖鎌を軽く小首をかしげただけでかわしてしまう
さらにその鎖鎌の鎖の部分を掴む
「なっ!くそっ!」
引っ張るも鎖鎌はうんともすんとも動かない
すると光牙は鎖鎌をある程度力を込めて引っ張る
「うわっ…うわぁぁぁ!?」
力負けした総司は勢いのまま光牙に引き寄せられる
そして~……バキィィィィン!
「へぼっ!」
光牙が総司の顔面に手の甲をぶつけると総司はゆっくりとその場に倒れた
「ハンデがあってもこれとは情けないな総司」
自分の横で目を回しながら倒れている総司を呆れたように光牙は見た
「千歳ちゃん来てくれて嬉しいです」
「べっ、別に来たくてきたわけじゃないんですからね。詠さんの頼みだから仕方なく来ただけですから…それに今日は光牙さんも居るって聞いたから」ボソッ
「どうしたのですか?千歳ちゃん?」
「なっ、なんでもないです!」
千歳はちらっと光牙を見て顔を赤らめ
詠が声をかけると我に返り慌てる
「春花さま、光牙さま。あなた方の中実な犬、伊吹が参りました!」
「駄犬がギャーギャー騒ぐな、狩るぞ?」
「そうよ伊吹ちゃん。そんな喧しい犬にはお仕置きが必要かしら~?」
「お二人からお仕置き!?はうぅ~んなんて光栄な~。是非ともそのお仕置きこの伊吹にしてくださいませ!」
二人にお仕置きしてもらえると思うと伊吹のテンションはMac状態になっていた
「ふふふ、今宵の宴への誘い、これも邪神様のお導きか。あぁ~邪神様、この芦屋。感謝感激にござります!」
「…芦屋ったら相変わらず何言ってんのか理解不能だわ」アセアセ
芦屋は蛇女屈しの変人なのである
「しからば今宵は邪神様のうつしみであられるあなたさまに我が身を供物としささげとう存じます」
「勝手に人を邪神呼ばわりするな」
「何を仰られる!あなたさまのその力、まさに全てに破滅を齎す光の邪神セルケトの如し!これを邪神様のうつしみと言わずしてなんとされましょう!ですので是非に我を邪神様の永遠の伴侶となさりませ!」
「断る」
きっぱりと言い張る光牙に芦屋は絶句した
「あっ、あの…光牙先輩」
「ん?芭蕉か」
にじり寄りながら芭蕉が光牙のとなりに来た
「はい、あの…今日はお誘いただきありがとうございます」モジモジ
「誘ったのは春花だ。礼なら春花にいえ」
「…はい、そう、ですね」
「……ふっ、」
しょんぼりとしてしまった芭蕉の頭を撫でる
「先輩?」
「でもお前の気持ちはありがたく受け取るとしよう。お前は本当にいい子だ」ナデナデ
「…いえ、先輩こそお優しいですよ」テレ
互いにいい雰囲気を醸し出す二人だった
「「「「「「「「「「ご馳走様でした!!」」」」」」」」」」
それから少ししてみんなで楽しくバーベキューを堪能した
ちなみに最初、光牙がカロ○ーメイトなどの軽食系で済まそうとしていたため、全員でそれを阻止した
「あ~、食った食った~♪」ポンポン
「焔ってば肉ばっかりで野菜とか全然食べてない」
「野菜よりも肉だ。肉!」
全くと言いながら呆れる面々
そんな中、詠がふと何かに気づいた
「光牙さん。にんじんが残ってますわよ?」
光牙の皿は殆どは綺麗に無くなっていたがなぜかにんじんだけ残っていた
「嫌いなんだよ、にんじん」
「「「「「「「「「「えっ!?」」」」」」」」」」
「何だその反応?」
皆一斉に反応したことに光牙が突っ込みを入れる
「光牙先輩にも苦手なものがあったんですね」
「俺とて1人の人間だ。嫌いなものもある」
「いけませんわ!好き嫌いしては!」
「そうです!その通りです!」
すると突然詠と千歳が光牙に意義を唱える
二人は貧民街で育ったためなんでも好き嫌いせずにものを食べてきたため好き嫌いをする人を見ると我慢できないのだ
「光牙さん!わたくしたちがにんじんを克服し、美味しく食せるお手伝いしましょう!」
「いや、俺は別に…」
「遠慮はいりませんよ光牙さん!」
「おっおいお前ら!?」
光牙の両側に座るとともに箸でにんじんをつまむ
「さぁ光牙さん。召し上がれ♪」
「いっ、嫌だ!」
にんじんをすすめる詠を頑なに拒む光牙は断固として口を開けない
「光牙さん、往生際が悪いです!」ガシ
「うむっ!?…
抵抗する光牙の口を千歳が無理やり開ける
「いいですわ千歳さん!…えい!!」
「むぐっ!?」
「どうですか?」
「ムッ…ムゥゥ~」ウエェ
にんじんを噛み締め続けるとともにだんだんと顔を青ざめ飲み込んだ際には吐き気をするかのような顔をしていた
「さぁ、まだまだにんじんは残ってますわよ!」
「頑張って克服しましょうね光牙さん♪」
「かっ勘弁してくれぇぇぇぇぇ!」
いつもの彼らしからぬ弱々しい叫びが学園に響くのだった
「みんなは今年の抱負ってある?」
春花が光牙たちに今年の抱負がなにかと尋ねる
「あるぞぉ!私の抱負は…!」
すると焔は立ち上がると自分の反対側の正面に座る光牙を指さす
「私の抱負は光牙!今年こそお前を倒す!打倒光牙!私の望みはそれだけだ!!」
「それを言うなら私もよ!光牙、あなたを倒して最強という美しき称号を手にするのはこの私よ!」
光牙を指さし高らかに宣言する焔と総司
「そうか…ならその抱負は遂げられずに今年を終えることになるだろうな」
「「なにを!?」」
光牙の挑発に怒りと闘志を燃え上がらせ、さらに打倒光牙を目指す焔たちだった
「わたくしは今年もみなさんと一緒に日々を過ごすことですわ」
「さすが詠お姉ちゃん!素敵よ~!」
「わしは特にこれと言ってないから詠さんのと同じでええわ」
「日影は適当すぎ!!」
日影の発言に未来が突っ込んだ
「そう言う未来はどうなん?」
「ふふふ…あたしの抱負?そんなの決まってる!あたしの抱負はもちろん!!」
オン オン イエ~イ
「今年こそはバインバインになってみんなにそんなあたしを見せてやることよ!!」ドヤ
っと意気込む未来だっだがそれを聞いた全員が内心同意見だった
「「「「「「「「「「(ないな)」」」」」」」」」」
そうその一言であった
「私は…光牙先輩のように強い忍になりたいです」
芭蕉もまた恥ずかしそうにそうつぶやく
「千歳さんはなにかありますの?」
「私の抱負は今も変わりません。自分の出来ることを精一杯やることです」
「そうですか、とても素敵な抱負ですわね」
「そっ。そんなことありませんよ」
千歳は詠に褒められたことが少し照れくさかった
「伊吹は今年も春花さまと光牙さまに可愛がってもらえたらそれで満足です。わんわ~ん♪」
「なら私だって今年もいっぱい
「きゃい~ん♪是非にお願いします!!」
それを聞いて感極まる伊吹だった
「ふふふ、いよいよ我の番が来たようだな。今年の我の抱負は邪神様とn「ところで光牙の抱負ってなんなんだ?」おい我を無視すれば邪神様のたたりがふりかk「確かに興味あるわね光牙くんの抱負」何故だ!何故無視をする!無視されるのは未来の役だろうに!?「なんだとぉぉぉぉ!?」」
窓辺に座りながら夜空を眺める光牙に焔たちが問う
その際に芦屋の言い分に怒った未来が叫び芦屋との乱闘が始まっていた
「どうなんですの?光牙さん」
「何だお前ら、そんなこと聞いてないがいい?」
「いいじゃない減るもんじゃないし」
「…全く。抱負、抱負ねぇ……一つあるな」
その言葉を聞いた瞬間全員が興味深々な表情を浮かべる
「俺を超える強者との血湧き肉躍る戦い。あえて言えばそれだな」
そう言って窓の外の夜空を見る
「…それも叶わなそうね。だって光牙を倒せる人なんていないもの」
「私がいるだろ!」
「私もいるわ!」
「あんたたちは負けてばっかじゃん!」
未来に突っ込まれてしまう焔と総司だった
「(…………もしかして、あいつなら俺を本気にさせてくれるかも知れない。あいつとの戦いはそう思わせてくれるものを感じた)」
夜空に浮かぶ月に佐介の顔が映し出される
「(次に会うときを待っているぞ佐介)」
ふっと次の対戦を楽しみにしていると言わんばかりに小さく笑みをこぼし飲み物を一口飲むのだった