閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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カッチャン!(スポットライト点灯)


「皆さま、明けましておめでとうございます。紫苑です。突然のことで誠に申し訳ございません。本来ならば今年もいつも通りの挨拶から始まらせていただくはずだったのですが、本日は少々事態が困惑しております…というのも」


「実はな、今朝から佐介と飛鳥が行方不明になっていてな、全員で捜索をかけている事態なんだ」


紫苑が説明をしだしてから少しして光牙が遅れてやってくる


「光牙さん、佐介くんと飛鳥さんは?」


「いや、まだ見つかってないらしい。あとこれはあまり気にする必要もないことだが作者も不在のようだしな」


「いやいや、そこは気にしてあげましょうよ?」汗


興味なさげにいう光牙に思わず紫苑は苦笑い


「うおーい!みんな大変だー!!」タタタタタタ


するとそこに血相を欠いた相馬がやってきた


「何だ騒々しい?」


「わりぃわりぃ、ってそうじゃなくてさ…今作者の部屋の中さがしてたらこんなもんが」


「これは?」


相馬が差し出したのは一冊の計画書だった


受け取った計画書を光牙と紫苑は読む


「…なるほど、つまりあの馬鹿はこのためにまた面倒事を起こそうとしてるのか……紫苑、相馬。直ちに皆を集めろ、そして至急佐介たちを救出に向かうぞ」


「わかりました」


「おう!」


「…まったく、あの男は」


皆を呼びに行った紫苑たちを見送り、光牙は企画書を机に叩き付け頭を抱えるのだった…





2023年 新年会 コラボだよ集まれ!PISグランプリ!

 

その頃、佐介はというと……

 

 

 

 

「ん…んん?あれ?ここは?」

 

 

失っていた意識が戻り、佐介が目を覚ますと

 

 

「えっ?ど、どこですかここ?」

 

 

そこは見知らぬ空間だった

 

 

しかも驚くポイントはそれだけではなかった

 

 

「…えっ?な、なにこれ?」

 

 

佐介の視線の先には自分だけではなく複数の人間がこの妙な空間に集められていた

 

 

他の皆も自分たちがどうしてここに居るのかと不思議そうにしていた

 

 

「みなさん!ようこそ集まりましたね!」

 

 

すると中央のほうから声がするので皆の視線が一斉に向く

 

 

「あっあれは?」

 

 

皆の視線の先にいる人物を見て佐介はハッとなる

 

 

「どうも初めまして、私はゲームナビゲーターの「作者さん!?」…ちょ」汗

 

 

「何やってるんですか?今日は恒例の新年の挨拶会のはずじゃ?」

 

 

「な、なんのことでしょう、私はゲームナビゲーターの「ダベリン」と申しましす」

 

 

「いや誤魔化さないで!」

 

 

どうしてこの場所にいるのか何をしているのか佐介は問いに問いただす

 

 

「お、落ち着いて佐介くん。きちんと教えてあげるから…こほん、気を取り直して、ようこそ「PISグランプリ」へ!」

 

 

「ぴ、PISグランプリ?」

 

 

なにやらおちゃらけ多様な名前がでたと皆も拍子抜けしていた

 

 

「実は今現在、ある場所で「オジャマト」と呼ばれる怪物が暴れています」

 

 

「オジャマト?」

 

 

「そしてこのオジャマトのせいで今大変なことが起こっています」

 

 

「大変なこと?」

 

 

何だろうと思っていると作者もといダベリンがモニターを表示する

 

 

「えっ?そんな、嘘!?」

 

 

モニターを見た佐介、それと同じくこの場にいる全員が絶句する

 

 

映し出されたのはオジャマトが占拠しているであろう城らしき建物の上に貼り付けにされた飛鳥やそのほかの複数の人たちだったのだ

 

 

「おい、これはいったいどういうことだ!」

 

 

「どうしてみらいがあんな所にいるんだ!」

 

 

「…先生」

 

 

すると映像を見た3人の男子が問いただしてきた

 

 

見たところ1人は自分と同年くらいで1人は中学生食らい、そして最後の1人はまだ幼い子供だった

 

 

どうやら3人も大事な人があそこにいるようである

 

 

「そう、これがオジャマトの厄介なところです。オジャマトはありとあらゆる迷惑を及ぼす存在。人々の邪魔をすることを生甲斐にしているのです」

 

 

「ではそのために?」

 

 

「そう、あの人たちはそんなオジャマトによってあそこに連れ攫われてしまったのです。このままではあの人たちの安全は危ういのです」

 

 

「そんな」

 

 

このままでは飛鳥たちが大変な目に合うと知り、佐介含む一同は慌てふためく

 

 

「そこでこのPISグランプリなのです。これより皆さんをオジャマトのいるあの島に転送します。そしてどこかにいるであろうボスオジャマトを倒せば勝利となります。そして勝者には豪華プレゼントを進呈します!」

 

 

「「「「っ!?」」」」

 

 

その言葉に一同は反応する

 

 

中でも4人はプレゼントなどどうでもよく、大切な人意を今から助けに行けると知ったことに反応していた

 

 

「では皆さんその気になったところで。PISグランプリ、開幕です!」

 

 

ダベリンがそういうと会場が光に包み込まれる

 

 

「…っ、ここは?」

 

 

ハッと気づくともう底はさっきまでの会場ではなく森の中だった

 

 

見ると人数が4分の1に減っていた

 

 

『転送が完了しました。今皆さんは東西南北それぞれにランダムで配置されております。それぞれの場所から中心である城を目指し、囚われてしまった方たちを救出してください。ではゲームスタート、ご健闘を祈ります!』

 

 

説明を終えるとダベリンは通信を斬った

 

 

同時にゲーム開始の鐘の音が響いた

 

 

「…よし、待っててね、飛鳥ちゃん。今行くよ!」

 

 

ゲーム開始とともに東西南北に別れたプレイヤーたちが一斉に動き出すのだった

 

 

 

 

 

【城side】

 

 

 

一方その頃、プレイヤーたちが目指す城のほうでも動きが

 

 

「ん…んん…?えっ?」

 

 

囚われの身となっている飛鳥が目を覚ます

 

 

「えっ?なに…うぇっ!?」

 

 

目覚めた瞬間、飛鳥は動転した

 

 

両手両足は十字架に固定されて身動きが取れないのだから

 

 

「いったい何なの?」

 

 

 

訳が分からず困惑していた

 

 

「ちょ、ちょっとなんなのよこれ!?」

 

 

「っ?」

 

 

すると近くのほうから次々と声が

 

 

見てみるとそこには自分と同じく拘束された女性たちが同じく状況を見るなり慌てていた

 

 

「手足を縛られてる!?」

 

 

「う、動けません!?」

 

 

誰もがこの状況に騒然としていた

 

 

そんな時だった

 

 

どこからともなくドスンドスンと響く足音が

 

 

音のする方に一同の視線が視線を向けると同時に驚愕する

 

 

【「オ、ジャジャ~~!!」】

 

 

彼女たちの前に現れたのは10メートル程の大きさの怪物だった

 

 

「な、なんですかあれ!?」

 

 

「ヨクバール…じゃないけど、なんかとても嫌な感じがする!?」

 

 

「こ、こんなのいるなんて、もうほんとなんなのよ!?」

 

 

「い、いったいなんなの?」

 

 

現れた怪物を前に飛鳥たちは燥ぐ子供のような仕草はするが特に飛鳥たちに危害を加えるようなことはしてこなかった

 

 

どういうことなのかと一同が思っていると怪物が動作を取り

 

 

何もないところを指さしたと思えばそこにモニターが出現する

 

 

一体なんだと思った一同だったが、モニターに映るものを見てざわめきだす

 

 

そこには東西南北の各エリアに散りばめられたプレイヤーたちの姿が映し出されていた

 

 

「あっ、あれは!」

 

 

最中、飛鳥の視界にあるものが映る

 

 

彼女が見たものは参加者の中に混じる佐介の姿だった

 

 

「ちょ、あれって白堊!?」

 

 

「あれは一馬くんだ!?」

 

 

「そんな…結ちゃんまで!?」

 

 

すると隣にいた3人も参加者に知人がいるようで驚いていた

 

 

 

ゴォォン!ゴォォン!

 

 

 

ここで突然鐘の音が鳴りだす

 

 

鐘の音が鳴った途端、モニターに映るプレイヤーたちが一斉に自分たちのいるこの城に向かって駆け出していた

 

 

当然その中には4人それぞれの知人たちの姿もあった

 

 

「(佐介くん…)」

 

 

飛鳥はモニターに映る佐介を見て彼の身を案じるのだった…

 

 

 

 

 

 

 

佐介side

 

 

 

「急がなきゃ!待っててね飛鳥ちゃん!」

 

 

ゲーム開始を告げる鐘の音を聞いた僕は走っていた

 

 

目の前にある城を目指して

 

 

なぜならそこには飛鳥ちゃんがいるからだ

 

 

正直どうしてこうなったかは今でも謎だ

 

 

だけど今僕にできるのは一刻も早くあの城に行って飛鳥ちゃんを助けることだ

 

 

でも驚いたのはこのゲームに参加したのが僕以外にもこんなにもいたなんて

 

 

散り散りにこそなったけど僕の周りにはそれでも複数人はいた

 

 

全員があの城に囚われいる大事な人を助けようとしてるに違いない

 

 

飛鳥ちゃんを助けるため、僕も張り切っていた

 

 

でも僕はその時、どうしてか不意に視線を後ろに向けた

 

 

視線の先を見て僕は思わずは知りを止めた

 

 

「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ!」トテテテテ

 

 

「(あの子は確か?)」

 

 

僕が見たのは会場内で見かけたあのまだ幼い子だった

 

 

「(…あの子もこっち側だったんだ?)」

 

 

同じ場所に転送されてると思ってなかったので僕は少し驚いた

 

 

関心しているうちに男の子は僕を追い越していった

 

 

「(あんな小さい子も頑張ってるんだ。…よし、僕も負けてられないな!)」

 

 

小さい子も頑張っているのだからと僕も後を追うように再び前に向かって走った

 

 

そうしてしばらく進んだ頃でした

 

 

「っ!」ピクッ

 

 

前方に気配を感じ僕は立ち止まる

 

 

いや、僕だけじゃない、みんなも気配を感じたのか動きを止めた

 

 

するとその時

 

 

「「「「オ、ジャジャ~~!!」」」」

 

 

「っ!?」

 

 

森の影から次々と映像で見た化け物たちが現れたんです

 

 

さっきまで静まり返っていた森が一気に騒がしくなりました

 

 

「なるほど、第一の関門という訳ですね。受けて立ちますよ!」

 

 

現れた敵を前に僕は戦う気満々でした

 

 

「オ、オジャ、オジャジャ!」

 

 

「「オー!!」」

 

 

「っ?」

 

 

けれど化け物たちは攻撃してくるそぶりを見せず、それどころか何やら用意をし始めました

 

 

よく見てみると化け物たちはなにやら料理をし始めてます

 

 

それ以外の化け物が他の準備をいそいそとしているようです。

 

 

僕たちが啞然としていると準備をしている化け物たちが長テーブルと椅子を用意しました

 

 

「「オ、オジャ、ジャ!」」

 

 

すると化け物たちがこっちに近づいてきました

 

 

「来ましたね。返り討ちにしてあげます!」

 

 

敵を排除しようと僕は構えました

 

 

「くらいなさい、獣波拳!」

 

 

一気に蹴散らそうと僕は獣波拳を繰り出した

 

 

…はずでした

 

 

 

ブッブー!

 

 

 

「えっ?あれ?」

 

 

ですがどうしてかエラー音が響き、肝心な獣波拳が出ないのです

 

 

「ど、どうして?」

 

 

訳が分からないでいると参加に伴い着させられていた服のポケットからブザーが鳴り、僕はその音が鳴っている端末を手にする

 

 

すると端末から文章が表示される

 

 

「えっとなになに?「注意、ゲーム開始当初は個人の持つ特殊能力は封じ込められております。エリアをクリアする度に能力のロックは解かれます。最終ステージに到着したものはすべてのロックが解除され能力を全開放できます」…って、ええっ!?」

 

 

つまりそれって今の僕には何もできないってこと!?

 

 

「「オジャジャ!」」

 

 

「うわっ、ちょ、何を!?」ストン

 

 

呆気に取られている隙を突かれて僕は、いや、プレイヤー全員が捕まり、なぜか椅子に座らされました

 

 

訳も分からないまま座らされていると

 

 

「「オジャジャ!」」

 

 

「っ!?」ストン

 

 

「(あ、この子?)」

 

 

別の化け物が僕の隣の椅子に座らせたのはまたしてもあの男の子だった

 

 

「オジャ、オ~ジャ!(へい、お待ちどう!)」

 

 

「「っ?」」

 

 

前のほうから声がし、僕と男の子は振り向く

 

 

そこには先ほどまで料理をしていた化け物が立っていた

 

 

化け物はせかせかと僕と男の子の前にあるものを差し出す

 

 

「こ、これは?」

 

 

僕たちのまえにだされたもの、なんとそれは「そば」だった

 

 

「ジャ~ジャ(お上がりよ)!」

 

 

どうしてそばを出してきたのかと思っていると料理を作っていた化け物が食えと言っているようなそぶりを見せる

 

 

さらにその横で別の化け物がカンペを見せる

 

 

そこには「年越しそば大食いチャレンジ」と文字が書かれていた

 

 

使用制限時間10分の10杯連続食いというルールらしい

 

 

「オジャジャ!(スタート)」ポチッ

 

 

すると化け物の1人がタイマーのスイッチを押す

 

 

カッチ、カッチとタイマー音が鳴る。ゲームが始まったようだ

 

 

プレイヤーたちが一斉にそばにがっついていく

 

 

「よし、僕も!」チュルルルル!

 

 

時間をロスするわけにはいかないと僕もそばを啜る

 

 

「ん!」チュルルルル!

 

 

でも僕はこの時、あることを知った

 

 

「(なにこれ…このそば美味しい!!)」

 

 

一口すすって見て僕はそう思った

 

 

ふと見ると男の子も同じか笑みをこぼしていた

 

 

…おっと、行けない行けない、目的を見失うところだった

 

 

「(美味しい子のそばをできればゆっくりと味わいたい…でも今はそれよりも10杯完食が優先だ!)」

 

 

気合いを入れ直し、僕は次々とそばを啜っていった

 

 

しばらくして時間も8分に差し掛かった

 

 

「…ぷは~…美味しかった♪」

 

 

僕はなんとか目標の10杯を完食した

 

 

「オジャー!ジャァ(お粗末)!」

 

 

「オジャ、ジャジャジャ(第一エリアクリアおめでとう)!」

 

 

化け物がサムズアップしてるということはクリアということだ

 

 

それを裏付けるようにフィールドの一部が開いた

 

 

「(よし、これで次のステージに行ける!)」

 

 

次のステージに行こうとした時だった

 

 

「っ?」

 

 

「~~っ!?」チュルルルル汗

 

 

不意に隣を見ると男の子がまだ食べている途中だった

 

 

さらの数は今食しているのを含めて8つ

 

 

目標の10杯まで残り2杯もあり、時間がない

 

 

それをわかっているのか男の子に焦りが見える

 

 

「…っ」

 

 

本当ならば飛鳥ちゃんを助けるためにも先に進むべきだろうけど僕にはどうしてもそれができなかった

 

 

「ねぇ」

 

 

「っ?」ピクッ

 

 

「良ければ僕にも手伝わせて」

 

 

気づけば僕は男の子に声をかけていた

 

 

 

 

結side…

 

 

僕の名前は上代 結

 

 

インフィニット・ストラトス、通称「IS」というパワースーツを乗りこなすIS学園の1年生です…

 

 

同級生であり僕にとっては親しき間柄の一夏お兄ちゃんたちと訓練所で訓練してたはずなのに気づけばこの世界に居ました

 

 

しかも最悪なことに僕にとって良き理解者である山田先生もこの世界に来ていてこの島を拠点しているオジャマトなる怪物たちに他の人たちと一緒に城にて人質にされてるという事態です

 

 

先生を助けるために渋々僕はこのゲームに参加しました

 

 

転送された森の中でゲームが開始されました

 

 

他の人たちは一斉に城に向かって行きます

 

 

でも僕は効率よく行こうと思い、意識を集中させました

 

 

理由はISを装着するためです

 

 

ISならば空から森を素通りして先生を助けられるからです

 

 

「来て【ガーディアン】!!」

 

 

僕はペンダントの形をした待機状態のISを呼び出そうとした

 

 

でもISが装備されることはなかった

 

 

「…どうして?」

 

 

事態に困惑している途端からメッセージが来ており、ゲーム開始時は能力がアンロックされていることを知った

 

 

「…仕方ない」

 

 

アンロックされてしまっていてはどうしようもないので僕は急いで他の人たちを追いかけた

 

 

そしてたどり着いた先で悪い奴らたちが現れた

 

 

現れたのはいいんだけど

 

 

いざ現れた彼らは何やら準備し始めてそして僕たちは強制的に座らされた

 

 

目の前に出されたそばを制限時間内に食べることが関門だった

 

 

時間がスタートし、みんなが一斉に食べ始め、僕も箸を進めた

 

 

でも8杯目で残り時間が迫っていることに気づき、焦りを感じた

 

 

残り2杯、8杯目はもうすぐ食べ終わるけど今から食べても1杯が限界

 

 

「(ここまでなの!?)」

 

 

先生を助けることもできず仕舞いなのかと諦めかけた時

 

 

「ねぇ」

 

 

「っ?」

 

 

「良ければ僕にも手伝わせて」

 

 

隣にいたお兄さんが僕に声をかけてきた

 

 

「えっ?どう…して?」

 

 

この人はもう目標の10杯を食べきっている

 

 

本来なら次のステージに行けるのにもかかわらず僕に声をかけてきたんだ

 

 

「話しは後だよ。早くしないと時間が無くなっちゃう」

 

 

「で、でも、ありなんですか?」

 

 

他プレイヤーのそばを食べるのはいいのかと思い恐る恐る怪物たちを見ると特に何の反応もせずジーっと見てるだけだった

 

 

「…見てる限り大丈夫そうだね。ほら、早く」セカセカ

 

 

「は、はい」アセアセ

 

 

言われるがままに僕は8杯目を食べ終え、9杯目を食べ始める

 

 

お兄さんのほうも10杯目のそばを食べていく

 

 

そして10分が過ぎ、タイマーがチリリとなった

 

 

「ジャジャ(時間切れ)!」

 

 

時間が終了した

 

 

結果はというと

 

 

「オジャ、ジャジャジャ(第一エリアクリアおめでとう)!」

 

 

「や、やった。クリアした」

 

 

「やりましたね」

 

 

「はい、ありがとうございます」

 

 

僕はお兄さんの助けによって僕はギリギリで目標を達成した

 

 

すると僕の先のフィールドの一部が開き、通れるようになった

 

 

「よし…では行きましょう…えっと?」

 

 

「僕、上代 結って言います」

 

 

「結くんか。いい名前だね、僕は佐介です。よろしくね結くん」

 

 

「はい、佐介お兄さん」

 

 

僕は佐介お兄さんと自己紹介をし

 

 

お兄さんとともに先に進んだ

 

 

「オジャ~(おにショタもいいものですな~)♪」

 

 

仲良く並んで走る姿にコックオジャマトがぼそりとつぶやくのだった

 

 

 

 

 

城side…

 

 

 

「よかった、佐介くんクリアできたみたい」

 

 

佐介がクリアしたことに飛鳥は安堵した

 

 

「……ふぅ~…よ、よかった。結ちゃんが無事に通れて」

 

 

見ると眼鏡をかけた4人の中では一番年長の女性が一先ず安心した様子を見せた

 

 

「あの、もしかして佐介くんと一緒にいる男の子の知人さんですか?」

 

 

「えっ?あっ、もしかしてあなたは結ちゃんを助けてくれたあの人の?」

 

 

「はい、彼は私の幼馴染です」

 

 

「…そうでしたか、結ちゃんを助けてくれたあの人には感謝してもしきれません」

 

 

飛鳥が佐介の知人と知るや彼女はとても感謝していた

 

 

「気にしないでください、佐介くんはそういう人なんで…あっ、私飛鳥って言います」

 

 

「私は山田真耶って言います」

 

 

成り行きで飛鳥と真耶が互いに自己紹介する

 

 

「ちょっと、あんたら私たちを挟んで会話に花咲かせてんじゃないの」

 

 

「まぁまぁ、そういってあげないでください」

 

 

ジド目で飛鳥と真耶を見る黒髪ロングの少女とそれを宥めるこの中で最年少の少女がそれを宥める

 

 

「ご、ごめんなさい…えっと?」

 

 

「あっ、私、朝日奈 みらいって言います」

 

 

「…椿よ」

 

 

「みらいちゃんに椿ちゃんですかよろしくお願いしますね。私は山田真耶って言います」

 

 

みらいと椿が自己紹介をし、真耶が挨拶を返す

 

 

「私は飛鳥です…それにしても」

 

 

「どうしました?」

 

 

「ううん、私の知人にも未来って名前の子がいるから」

 

 

「そうなんですか。へ~」

 

 

飛鳥から理由を聞いてみらいはなるほどと頷く

 

 

「お二人もここに居るということは知人があの中に?」

 

 

「みたいです。今も頑張っているみたいで…椿さんのほうはどうですか?」

 

 

「ま、まぁ。似たようなもんよ」

 

 

会話を交わすことで4人は交流していった

 

 

しかし直後の出来事が空気を一変させる

 

 

「きゃあぁぁぁぁ!!??」

 

 

「「「「っ!?」」」」

 

 

悲鳴が聞こえたので4人が振り返ると女性が張り付けられた十字架ごと触手に掴まれている光景が

 

 

見るとそれは後ろにあった玉からでていた

 

 

十字架の根元を折る形で女性を手繰り寄せる球体

 

 

程なくして女性は球体に吸収されてしまった

 

 

すると彼女のみならず次々と人質たちが球体に吸収されていった

 

 

その後、球体は触手を収めて大人しくなった

 

 

妙なことに飛鳥たちもそうだがまだたくさん人が残っていた

 

 

「どういうことなのよこれ?」

 

 

「さ、さぁ?」

 

 

「…あっ、もしかすると」

 

 

何かに気づいた様子の真耶がモニターを見る

 

 

モニターには脱落者の名前と数が記されていた

 

 

「…まだ確信は持てませんが、さっきの人たちは脱落した参加者さんの知人の方だと思います」

 

 

「ちょっと待ってよ。じゃあつまり?」

 

 

「そうです。仮にもし私たちの知人が脱落したら私たちもあの玉に飲み込まれる事になると思われます」

 

 

真耶の考察に3人は震えを感じた

 

 

つまりまさに飛鳥たちの運命は佐介たちにかかっているのだった

 

 

 

 

 

 

白堊side

 

 

 

俺の名前は白堊、いつの間にかこの世界に飛ばされてきた忍だ

 

 

今俺は囚われの身となっている椿を助けにあの城を目指している

 

 

目指しているんだがどうにもそのためにはゲームという名の関門を突破しなきゃならない

 

 

おまけに今のところ能力の一部が使えないっていうおまけつきだ

 

 

「まったく厄介な話しだ」

 

 

だが実は今、俺は第一関門を突破して第二関門があるであろう場所を目指していた

 

 

「しかし何だったんだろうなあれ?」

 

 

やるせない思いを抱きつつ俺はさっきのことを思い返す

 

 

 

 

ゲームが開始され、各自が城に向かって進んでいた時、あの化け物どもが俺たちの前に現れた

 

 

「オジャ、オッジャジャ~!」

 

 

「「「ジャジャ~!!」」」

 

 

「きやがったな!」

 

 

俺はすぐさま身構える

 

 

「オ~ジャッジャ!」

 

 

「「オジャ~!!」」

 

 

「な、なんだ?」

 

 

すると化け物たちが何やら準備を始めだした

 

 

そうして準備が終わると俺は鳩が豆鉄砲を食ったような顔を浮かべる

 

 

「えっ?これって?」

 

 

「オ~ジャジャ!」

 

 

俺と奴らの前に置かれたのはコマ回しに使う台座

 

 

「ジャジャ」

 

 

「はっ?」

 

 

訳が分からずにいる俺に別の化け物がコマとそれを回す紐を渡してきた

 

 

とどのつまりこれって

 

 

「ベイゴマで勝負ってことか?」

 

 

「オジャ!」コックン

 

 

頷くということはどうやらそうらしい

 

 

不意に視線を向けると他の参加者が次々とベイゴマをし始める

 

 

その結果はまちまちだ

 

 

化け物が振るうコマはどれも通常よりも勢いよく回り、並大抵のコマなんて弾き飛ばされ

 

 

負けた参加者が悔しんだ様子を見せると次の瞬間、まるで削除されるデータのように消えていった

 

 

唖然としていると支給された端末に参加者がフェードアウトしたことを知らせる告知が来ていた

 

 

だが中にはコマ回しが得意な人もいるようでそういう人は化け物のコマを弾き飛ばし勝利を収め次のステージに通じる発生した穴を通っていった

 

 

「(こうしちゃいられねぇ。どうにも釈然としないが、ともかくこいつを倒して次に進む)」

 

 

俺は意気込みを示すと化け物と対峙する

 

 

「ジャ~、ジャジャ!(GoShoot)!!」

 

 

化け物がコマを勢いよく台に投げつける

 

 

「ジャ~ジャ(さぁ、かかってきなさい)!」

 

 

この態度、よほど自信があるようだが…

 

 

「…行くぜ、GoShoot!!」

 

 

意識を集中させ、俺もまたコマを投げつけた

 

 

互いのコマが台に立ち勢いよく回転しながら互いに近づいていく

 

 

すると相手のコマがこっちのコマに向かっていく

 

 

「オー(いけー)!!」

 

 

掛け声に好悪してか化け物のコマがこっちのコマに突進する

 

 

「…あまいな」

 

 

「ジャ?」

 

 

しかし俺のコマは相手のコマの突進をかわす

 

 

「オジャ~(なにー)!?」

 

 

標的を見失ったコマが動きを鈍らせる

 

 

「そこだ。いけー!!」

 

 

この俺の言葉に反応してかコマが勢いよく突進し、相手のコマを場外に飛ばした

 

 

「オジャ~(バ、バカな~)!!!??」

 

 

「うっし!」

 

 

化け物がその場に崩れ落ち俺は勝利をもぎ取った

 

 

同時に次のステージに行く道が開けた

 

 

「オジャ、オージャ(いい勝負だったぜ)」サムズアップ

 

 

「何言ってんだかわかんねぇっての…」

 

 

俺は化け物を一見して次に進んでいった

 

 

 

 

そんなこんなで今に至る

 

 

「まさかベイゴマで勝負とは、正月だからか?…ま、まぁ、ちょっと楽しかったのは内緒にしとこ」照

 

 

ガキの頃に戻ったみたいで楽しかったしな

 

 

何はともあれ俺は次のステージに向かって駆け出していった

 

 

 

 

 

 

一馬side

 

 

 

俺の名前は一馬、みらいと幼馴染の津成木第一中学校の二年生だ

 

 

正直、突然この世界に飛ばされたと思ったらみらいが人質にされてるわ

 

 

みらいを助けるために訳の分からないゲームに参加させられるわで散々だぜ

 

 

んでもって俺はそんなみらいを助けるために城を目指してる訳なんだが

 

 

「どういう状況だよこれ?」

 

 

唐突過ぎてわけがわからないよ

 

 

何せ目の前には怪物たちがいるわけだがなぜか手に持ってるのは羽根つきに使う羽子板を持っていたんだから

 

 

しかも他を見ると怪物たちと羽根つきで勝負してるし

 

 

負けたやつはなんか消えてったしで意味がわかんねぇ

 

 

「オジャ!」

 

 

そうこうしているうちに怪物の一体が俺に近づき羽子板を渡してきた

 

 

「オジャフフ~ン(よくきたわねチャレンジャー)!」

 

 

んでもって俺の前にはやたら気合いを入れた恰好の怪物が

 

 

「やるしかねぇのかよ」

 

 

俺は渋々勝負を受けることにした

 

 

出されたカンペを見る限り3本中2本取ったら勝ちらしい

 

 

「オ~オジャァァァ(まだまだいきますわよ)!!」

 

 

「させるか!」

 

 

こうして俺と怪物の羽根つきが幕を開ける

 

 

「どりゃっ!」

 

 

「オジャ(なんですって)!?」

 

 

「うっし!」

 

 

まず一本目は俺が制した

 

 

「ジャジャー(お返しですわ)!!」

 

 

「しまった!?」

 

 

だが反撃を食らい一本取られ、残りはあと一本になった

 

 

最後の一本は互いに一歩も引かぬ接戦になった

 

 

「オ~~~!オジャ~~!ジャジャーー(受けてみなさい、わたくしの最強の奥儀を)!!」

 

 

「っ!?」

 

 

すると怪物が渾身の一発を打ってきた

 

 

スマッシュされた羽根が飛んでくる

 

 

しかし俺も負けられない

 

 

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!負けるかぁぁぁぁ!!」

 

 

気合いを入れて俺は羽子板を振るった

 

 

そして俺の渾身のスイングが羽根を打ち返す

 

 

「ジャジャ(そ、そんな)!?」

 

 

バコン!

 

 

「オジャァァァ(いやーー)!?」

 

 

跳ね返った羽根が怪物に命中し、そのままノックアウトされた

 

 

勝負は俺の勝ちだった

 

 

「オ、オジャオジャジャ(わたくしが負けるだなんて)…」

 

 

「オジャ(通れ)」

 

 

別の怪物が無効を指さすとフィールドに隙間ができており、先に進めるようになっていた

 

 

「おっし、行くぜ!」

 

 

俺は空いた隙間を通り先に進んでいった

 

 

「みらい、待ってろよ!」

 

 

 

 

 

総視点side

 

 

 

第一関門を見事突破した4人はそれぞれ先を進んでいった

 

 

するとその時だった

 

 

「「「「オジャ、ジャジャジャ~!」」」」

 

 

「「「「っ!?」」」」

 

 

はやりというかのように第二関門としてまた新たなオジャマトが4人それぞれの前に現れた

 

 

「今度は何をさせる気なんでしょう?」

 

 

「分かりません。でも油断しないように」

 

 

佐介と結が互いに示し合わせをする

 

 

白堊と一馬も警戒していた

 

 

するとなにやら箱を持ったオジャマトが残った参加者たち全員の前に来る

 

 

「オ~ジャ(どうぞ)」

 

 

徐に箱を差し出す

 

 

「佐介お兄さん、これって?」

 

 

「うん、多分引けってことなんだと思います。とりあえず引いてみましょう」

 

 

「は、はい…」

 

 

そうして佐介と結、さらには別場所で白堊と一馬も箱に手を入れる

 

 

出てきたのはくじ引きで使われるタイプの紙だった

 

 

何だろうと思いつつ紙を開く

 

 

「「「「っ!?」」」」

 

 

刹那、4人は驚愕する

 

 

「こ、これは?」

 

 

紙を開くとお題が書いてあり、それを行うように指示されていた

 

 

「あ、あの~?このお題っていったい?」

 

 

恐る恐るオジャマトに尋ねる佐介

 

 

彼の紙にはこう書かれていた

 

 

※親しい女性を5分間パフパフする

 

 

内容を見て何のことだかさっぱりだった

 

 

「オ~ジャッジャ(ん~ハッ)!!」

 

 

するとオジャマトが念動力を使いなにやら小さい空間を作り出した

 

 

「これが何だと?」

 

 

「オ~ジャ!(これね、こうするんだよ!)」

 

 

「むごっ!?」

 

 

「佐介お兄さん!?」

 

 

次の瞬間、空間を覗き込んでいた佐介の頭をオジャマトが無理やりねじ込んだ

 

 

「…ふぁっ///!?」

 

 

「ど、どうしたんですか飛鳥さん!?」

 

 

城のほうで急に飛鳥が赤面し、もぞもぞし始める

 

 

「な、何かが私の胸に触れてるような…ぬあっ///!?」

 

 

「えっ?えっ?」

 

 

「どどど、どういうことよ?」

 

 

「も、もしかして?」

 

 

真耶がモニターを見ると佐介が押し込まれている映像が目に入る

 

 

「ひょっとして幼馴染さんが顔をうずめてるあれがなんらかの方法で飛鳥さんと繋がっているのでは?」

 

 

「ま、まさか?」

 

 

「マジかよ?」

 

 

「ぬあぁ~っ///!?」

 

 

ゲートによって肉体とリンクしてしまっている飛鳥の喘ぎ声が場に木霊する

 

 

「ぶふぉ!?」鼻血

 

 

「さ、佐介お兄さん!?……っ、ど、どうしよう?」汗

 

 

佐介がそんなハプニングに見舞われている頃

 

 

他3人も思いつめたような顔をしていた

 

 

「…言わなきゃダメなんだよね?」

 

 

「オジャ」コクコク

 

 

「…は、恥ずかしい///」

 

 

結は正直困った

 

 

こんな大衆の面前で言わなければならないのだと

 

 

しかし真耶を助けるためにもと結は意を決する

 

 

「や、山田先生…』

 

 

「結ちゃん?」

 

 

画面越しに囚われの身となっている真耶に声をかける

 

 

「好き…大好き……誰よりも、大好き。愛してます。世界中の誰よりもあなたのことを///』

 

 

「ゆ、結ちゃん…な、何を///?」照

 

 

「真耶さん愛されてますね♪」

 

 

「まさか生でおねショタを見ることになるなんてね~?」ニヤニヤ

 

 

真耶は画面越しの結から愛の告白を受けると思っておらず、みらいと椿の茶々入れもあり赤面する

 

 

当然その声は他の人の耳にも入ってるので言った本人的にはたまったものではなかった

 

 

羞恥心の限界で顔がゆでだこのように真っ赤だった

 

 

「…もう、いや///」汗

 

 

「~~~////」汗

 

 

無論、言った結のほうもダメージは大だった

 

 

 

※結のお題「最愛の人に愛を唱える」

 

 

 

「えっ、えっと…ま、マジでか?」

 

 

一馬のほうも紙の内容を見て困惑していた

 

 

 

※一馬のお題「パートナーに隠している事を言え」

 

 

 

「これってつまりみらいにってことだよな……っ」汗

 

 

どうしたらいいのかと一馬は悩んでいた

 

 

「どうしたんだろう一馬くん?」

 

 

彼の様子を画面越しで未来は見ていた

 

 

「…オジャ(イラッ)」ポチッ

 

 

なかなか言おうとしない一馬に痺れを切らした一体のオジャマトがリモコンのスイッチを押す

 

 

するとモニターが表示され、とある映像が

 

 

「こ、これは!?」

 

 

「っ?」

 

 

次の瞬間、映像を見た一馬は顔面蒼白に、きょとんとした顔を浮かべる

 

 

映し出された映像はどこかの旅館の風呂場であり、みらいやリコたちが入浴している頃だった

 

 

彼女たちが浸かる浴槽の後ろ側に大きな岩がある

 

 

するとその岩場の影に人影らしきものが

 

 

「あ、あわわわわわわ!す、すまねぇみらい!!」

 

 

「えっ?一馬くん?」

 

 

「あそこに映ってるのは俺だ!!」アセアセ

 

 

「は?……はぁぁぁぁぁぁぁ///!?」

 

 

一馬からの爆弾発言に驚きつつ映像を見直してみると確かにそれはみらいたちの様子を窺う彼の姿が

 

 

「す、すまぇ!悪気はなかったんだ。俺が入った後が丁度男湯と女湯が入れ替わる時間帯だったみたいで出ようとした直後にみらいたちが来たもんだから、で、でも悪気はなかったんだ。不可抗力だ///!?」

 

 

「な、ななな……‥か~ず~ま~くぅぅぅん!!」ゴォォォォォォォ!

 

 

「み、みらい落ち着け!?」

 

 

「そ、そうですよみらいさん!?」

 

 

知らずにいたことを知らされてみらいは怒りに怒っており、椿と真耶が宥める形となっていた

 

 

一方、残る白堊も紙の内容を見てどうしたものかと考えていた

 

 

 

※白堊のお題「今から見る映像に耐え抜け」

 

 

 

「んん…?」汗

 

 

白堊はお題の内容の意味がまるで解らなかった

 

 

するとオジャマトがモニター映像を再生する

 

 

映し出されたのは椿が寝ているシーン

 

 

「えっ?、ちょ、ちょ、なにあれ///!?」

 

 

自分の寝顔シーンが出るなんて思わなかった椿が慌てふためく

 

 

「えっとこれがなんなんだ?」

 

 

どういう事かと小首をかしげていると映像の中の椿が目を覚ましたようで大きく欠伸をする

 

 

寝ぼけながら起き上がった椿があろうことか着換えを始めた

 

 

「っ///!?」

 

 

「見、見ないで!見ないでよ///!?」

 

 

必死に訴える椿だったが、映像は止まることなく上半身が下着一張になり、次にズボンに手をかけ、下半身も同じく一張裸に

 

 

そしてそのまま下着に手をかけ、下にずり落とそうとした次の瞬間、映像が止まった

 

 

 

「「「「オ~!ジャジャ(合格)!!」」」」

 

 

「ご、合格…できたのか。良かった~」

 

 

「~~~…バ、バカァ~!///」

 

 

そうこうしているうちに4人はお題をクリアしたようで最終ステージに駒を進める事ができるようになった

 

 

だがその足取りは羞恥心によってとても重々しいものであった

 

 

 

 

第二関門を突破した4人が向かうこと数10分後

 

 

ようやく彼らの前に城が現れた

 

 

「ここか。ここに飛鳥ちゃんたちが」

 

 

「はい、行きましょう佐介お兄さん」

 

 

「えぇ、そうですね!」

 

 

佐介と結が城に入る

 

 

場内に進入すると自分たちの通った出入口の他に3つの出入口があり、その4つの向かい先に奥へ通じる道が

 

 

奥へ行こうとした時だった

 

 

残る3つの出入口の内2つから階段を駆け上がる足音が

 

 

「「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」」

 

 

「「っ?」」

 

 

それぞれのほうから現れたのは佐介たち同様にここまでやってきた白堊と一馬だった

 

 

「ついたか…ん?」

 

 

「はぁ…はぁ…ふぅ~…長かった~…って、ん?」

 

 

「「っ…」」

 

 

ここに4人が鉢合わせする形となった

 

 

「えっと、あんたらも勝ち残った感じ?」

 

 

「まぁそうなるな」

 

 

「えぇ、僕たちもそうです」

 

 

「うんうん」

 

 

互いにここに居る経緯を確認する

 

 

「よし、ともかくここに居てもしょうがないから奥へ進むとしよう」

 

 

「そうだな」

 

 

「確かにそうですね」

 

 

「行きましょう」

 

 

白堊の意見に賛同して4人が奥へ進む

 

 

入口を突破し、4人は奥へと侵入する

 

 

「「「「っ!?」」」」」

 

 

やってきた4人は初っ端からとんでもないものを目にする

 

 

「「「「「~っ」」」」」」汗

 

 

【「オ~ジャッジャ!」】

 

 

そこには佐介たちより先にこの場所に来たであろうプレイヤーたちが台の上に載っており、その前には槌を持った巨大オジャマトが

 

 

さらに見るとプレイヤーたちはどこか焦っていた

 

 

というのも先頭に立つ一人がモニターに出されている問題の回答に悩んでいるようだったからだ

 

 

すると意を決したように先頭の1人が用意された台座の赤と青の内赤のスイッチを押す

 

 

数秒の沈黙が流れる

 

 

 

…ブー!!

 

 

 

次の瞬間、不正解を知らせるブザーが鳴る

 

 

【「オジャ、オ~~~!オジャァァァ!!」】カキィィィィィン!

 

 

「「「「「うわぁぁぁぁぁぁぁ!?」」」」」

 

 

「「「「っ!?」」」」

 

 

不正解を出した途端、巨大オジャマトが持っていた槌を勢いよくスイングし、乗っていた台座ごと5人を吹っ飛ばしてしまったのだった

 

 

「「「「「いやぁぁぁぁぁぁ!?」」」」」

 

 

それにあわせるように彼らの知人たちが球体に吸収されてしまった

 

 

おぞましい光景が広がる

 

 

「あ、おいあれ見ろ!」

 

 

不意に一馬が指さす先を見るとそこには

 

 

「飛鳥ちゃん!」

 

 

「山田先生!」

 

 

「椿!」

 

 

「みらい!」

 

 

探し求めていた4人の大切な人たちがいた

 

 

「さ、佐介くん!」

 

 

「結ちゃん!」

 

 

「白堊!」

 

 

「一馬くん!」

 

 

4人も佐介たちに気づいたようだった

 

 

何としても助けなければと思った時

 

 

【「オ~ジャッジャ!」】

 

 

行く手を阻むように最後の関門たる巨大オジャマトが立ちはだかる

 

 

「やっぱこいつと勝負しなきゃみんなを助けられないみたいだな?」

 

 

「だったらやることは一つですね」

 

 

「さっさとこのアホみたいなゲームを終わらせるぞ」

 

 

「はい」

 

 

4人の心が1つになった

 

 

【「オ~?ジャジャ、オッジャジャ!」】

 

 

すると巨大オジャマトが何か怒っている様子を見せる

 

 

何だろうと思っているとそこにカンペを持ったオジャマトが

 

 

見るとそこには「このゲームは5人いないとできません」と書かれていた

 

 

「な、なんだと!?」

 

 

「ご、5人いないとなんて!?」

 

 

「…どうしましょう、僕たち4人しかいないのに」

 

 

まさかの事態に佐介たちは困惑する

 

 

「フハハハハハ!心配は不要だよみんな!」

 

 

「「「「っ!?」」」」

 

 

明後日の方向から声が聞こえ、振り返るとそこには見知らぬ仮面をつけた人物が

 

 

「あ、あのあなたは?」

 

 

「やだな佐介くん。私だよ、わ~た~し」

 

 

「もしかして作者さん!?」

 

 

「そ、お困りのようだったので作者権限で飛び入り参加させてもらったよ!」

 

 

思いもよらぬ人物の登場に皆が驚いた

 

 

【「オ~…オジャァァァ!」】

 

 

5人そろったことを確認した巨大オジャマトが能力を使う

 

 

それにより5人は先ほどの人たちが乗っていた台座と同じものに乗せられた

 

 

違いとしては1段ではなく5段であることを除き

 

 

「作者さん、これはいったい?」

 

 

「最終ステージは10問クイズなんだ。オジャマトが出す問題を10問答えたらクリア、もしそれまでに私たちが全滅したらそこでゲームオーバーってわけさ」

 

 

「なるほど」

 

 

作者によってルールの概要を把握した

 

 

「よし、ともかくこいつをクリアしてみんなを助けようぜ!…っと、そういえば名前聞いてなかったな?俺は一馬だ。よろしくな」

 

 

「はい一馬くんよろしくお願いします。僕は佐介って言います」

 

 

「白堊だ」

 

 

「上代 結です。よろしくお願いします」

 

 

4人が自己紹介をし、いよいよゲームがスタートする

 

 

「よ~し、まずは私から行こう!大船に乗った気でいなさ~い♪」

 

 

「作者さん!」

 

 

「任せるぞ」

 

 

「頼んだぜ!」

 

 

自身に満ち溢れた作者に皆の期待が高まった

 

 

そして次の瞬間、早速モニターに問題が出てきた

 

 

※この漢字を答えろ「世襲制」

 

 

「お、出てきたぞ!」

 

 

「お願いします作者さん!」

 

 

「むふ~♪」

 

 

4人が作者にエールを送る

 

 

…だが、どうしたことか余裕そうな顔を浮かべているにも関わらず一向に口を開かない

 

 

「ちょ、作者さん?」

 

 

「おいおい、何やってんだよ早く答えてくれよ?」

 

 

タイムが1秒ずつ進んでいく、それでも作者は動かない

 

 

「あの…作者さん?」

 

 

残り1秒となった時だった

 

 

「てへ、ごめん。わかんにゃい♪」

 

 

「「「「…はい!?」」」」

 

 

 

どぉぉぉん!!!

 

 

 

「「「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!??」」」」

 

 

不正解によって台が揺れる

 

 

「ちょ、どういうことですか作者さん!?」

 

 

「いや~だって私、漢字苦手なんだもの~♪」

 

 

「「照れてる場合じゃねぇだろ!?」」

 

 

作者の態度に白堊と一馬が突っ込んだ

 

 

【「オ~、オジャ~!ジャジャ~~!!」】

 

 

「「うわっ!?」」

 

 

「「ぬあっ!?」」

 

 

次の瞬間、台座の一番舌を巨大オジャマトが槌で吹き飛ばしてしまった

 

 

残る台座はあと4つになってしまった

 

 

「佐介くん!?」

 

 

「結ちゃん!?」

 

 

「白堊!?」

 

 

「一馬くん!?」

 

 

台座を吹き飛ばされた佐介たちを見て飛鳥たちは慌てふためく

 

 

「~~っ、もしかしてこれって?」

 

 

「言うなればダルマ落とし?」

 

 

「つまりあと4回間違えたら俺たちもさっきの人たちの二の舞ってことか」

 

 

だんだんこのゲームのルールを4人が把握した

 

 

「…ってあれ?作者さんは?」

 

 

さっきまで居たはずの作者の姿が消えていた

 

 

すると空から1枚の紙が

 

 

「これは…」

 

 

紙にはこう書かれていた

 

 

※探さないでくださいby作者

 

 

「……っ!」グシャ!

 

 

「「「「ふざけんなぁぁぁぁぁ!」」」」

 

 

思わず4人が一斉に叫ぶのだった

 

 

しかしともあれ残り4人で何とかしなければならないことに変わりはなかった

 

 

「よし、次は俺がいく」

 

 

「お願いします白堊さん」

 

 

「頼んだぜ」

 

 

「頑張ってください」

 

 

回答者が白堊に変わり、再度クイズが開始される

 

 

「その答えは「せしゅうせい」だ!」

 

 

白堊が答えを言うすると直後正解音が鳴る

 

 

【「オジャ~!?」】ボバァァン!

 

 

さらに正解した瞬間、巨大オジャマトがダメージを受けた

 

 

「なるほど、正解すれば奴にダメージを与える事ができるんだな」

 

 

「そうと決まれば次だ!」

 

 

「やりましょう!」

 

 

「必ず勝ちましょう!」

 

 

これにより4人は勢いをつける

 

 

その後もクイズは続いた

 

 

白堊が2問目まで答え、3問目で脱落

 

 

次に一馬がチャレンジする

 

 

※この人は誰「世界でもっとも邪悪な男と呼ばれた錬金術師」

 

 

「わかった。答えは「アレイスター・クローリー」だ!!」

 

 

【「ジャジャ~!?」】ボバァァン!

 

 

「おっしゃ!」

 

 

運よく魔法に関わる問題だったので一気に2問答え、5問到達したところで脱落

 

 

「次は僕ですね!」

 

 

次は佐介が回答者となり、クイズのお題に応える

 

 

※鉄砲が初めて日本にきたのはいつの頃?

 

 

「えッと確か…あっ「1543年」頃です!」

 

 

【「オオ、ジャマ~!?」】ボバァァン!

 

 

「この調子なら…っ!」

 

 

佐介も早くも2問答え、8問目に到達

 

 

次でゴールに近づくと……そう思っていた矢先だった

 

 

 

※この漢字を「鸚鵡」を答えろ

 

 

 

「えっ?えぇぇっ!?」

 

 

終盤ということもあり、難易度は爆上がりし、さしもの佐介も解けず脱落

 

 

【「オ~ジャッジャ!」】ドゴォン!

 

 

「「「「うわぁっ!?」」」」

 

 

とうとう台座も残り一つとなり、後がなくなった

 

 

「す、すみません」ショボン

 

 

「気にするな。あんなの俺でもわからない」

 

 

「だよな」

 

 

落ち込む佐介に白堊と一馬がフォローを入れてくれた

 

 

「最後は僕ですね」フンス

 

 

「頼むぞ結」

 

 

「お前が頼りだ」

 

 

「僕の分も頑張ってください」

 

 

最後の希望は結に託された

 

 

そうしてゲームが再開される

 

 

「答えは…「オウム」です!」

 

 

結が答える

 

 

 

ピンポーン!

 

 

 

【「オジャ~!?」】

 

 

問題に正解し、巨大オジャマトにダメージを与える

 

 

「す、すごいです結くん!」

 

 

「やるじゃねぇか!」

 

 

「これは期待できるか!」

 

 

難問漢字をクリアした結に希望を見いだす

 

 

その次の難問題も結は答え、いよいよ最後の問題に

 

 

最後の問題がモニターに表示される

 

 

※この数式の答えを述べよ「 3x+6x=?」

 

 

「「「えぇっ!?」」」ザワザワ

 

 

最後に出たのは数式だった

 

 

だが出された問題を見ても3人は答えが分からなかった

 

 

よりにもよって最後の最後でこのような問題が来るとは思わなかった3人は不安を抱く

 

 

一方の結はモニターに表示された問題を見て答えを模索する

 

 

しかし刻一刻と時が迫る

 

 

4…3…2…1…

 

 

カウントが残りわずかとなった時だった

 

 

「わかった。…答えは「9x」です!」

 

 

結がギリギリで答えを告げる

 

 

場に緊張が走る

 

 

果たして結果は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピンポンピンポンピンポン!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

鳴り響いたのは正解のブザー

 

 

【「ジャ、ジャマ~~!?」】ドスゥゥゥン

 

 

正解したことでオジャマトが爆発の衝撃で地面に倒れた

 

 

「やった。やったぞぉぉぉ!」

 

 

「勝った。俺たち勝ったんだな?」

 

 

「えぇ、そうです。結くん!」

 

 

「うわっ!?」

 

 

クイズを残りの難問全問正解させた結を3人が囲む

 

 

「よくやったな結!」

 

 

「お前のおかげだぞ!」

 

 

「これで皆さんが助かります!」

 

 

「…~~///」

 

 

3人に褒め称えられ、結は頬を赤らめる

 

 

「やった。佐介くんたちやったみたい!」

 

 

「ホントだね!」

 

 

「すごいよ!」

 

 

「…結ちゃん」

 

 

4人の姿を見ていた飛鳥たちも健闘を称える

 

 

するとその直後、彼女たちを拘束していた拘束具が外れ、4人が自由の身に

 

 

「佐介くん!」

 

 

「結ちゃん!」

 

 

「白堊!」

 

 

「一馬くん!」

 

 

飛鳥たちはすぐさま佐介たちの元に駆け付けた

 

 

「あ、飛鳥ちゃん。無事で何よりだよ」

 

 

「うん♪」

 

 

「結ちゃん。よく頑張りましたね」

 

 

「~///」

 

 

「白堊。この後、わかってるわよね?」ギロリ

 

 

「……あっ、あぁ」アセアセ

 

 

「一馬くん、助けてくれたのはうれしかったけど帰ったらさっきのこと小一時間聞かせてもらうからね?」ゴォォォォォォ

 

 

「そ、そりゃないぜみらい~!?」

 

 

無事に大切な人を佐介たちは取り戻すことができた

 

 

だが、その時だった

 

 

 

ゴゴゴゴゴ!

 

 

 

【「オジャママママママ~~!!」】ズガァァァァァァァ!

 

 

「「「「「「「「っ!?」」」」」」」」

 

 

なんと倒したと思っていた巨大オジャマトが復活した

 

 

相当ご立腹で襲う気満々だった

 

 

「おい汚ねぇぞ、話しが違うじゃねぇか!」

 

 

「ゲームは俺たちの勝ちのはずだろ!」

 

 

白堊と一馬が文句を言う

 

 

【「オジャ~!!」】ドォォォン!

 

 

「「「「「「「っ!?」」」」」」」

 

 

しかし向こうはお構いなしというかのように攻撃してきた

 

 

「くそっ、好き勝手やりやがって!」

 

 

「やられっぱなしでいられるか!」

 

 

「えぇそうですね!」

 

 

「許せません!」

 

 

4人の思いが団結する

 

 

ピピピ!

 

 

「「「「っ?」」」」

 

 

するとこのタイミングで端末からメッセージが来た

 

 

内容はロックされた能力の解禁とあった

 

 

「これは」

 

 

「おぉ、グットタイミングってやつだな!」

 

 

「そうですね!」

 

 

「やりましょう!」

 

 

示し合わせると4人は解除ボタンを押す

 

 

その瞬間、ロックされた力が元に戻る

 

 

【「オジャ~!!」】

 

 

佐介たちのその様子に巨大オジャマトが激昂していた

 

 

「椿、みんなを連れて離れろ!」

 

 

「えっ?でも」

 

 

「飛鳥ちゃんもお願い!」

 

 

「…わかった。椿ちゃん。ここは佐介くんたちに任せよう」

 

 

白堊と佐介が椿と飛鳥に指示をだす

 

 

「みらい、2人についていけ」

 

 

「で、でも」

 

 

「リコやモフルンがいないお前じゃプリキュアに変身できないだろ?」

 

 

「…わかったよ」

 

 

一馬に痛いところを突かれ、渋々みらいは従った

 

 

「山田先生も行って」

 

 

「結ちゃん…」

 

 

「大丈夫。僕たちは平気」

 

 

「…無茶はしないでくださいね」

 

 

額を合わせ、結の健闘を祈る

 

 

そうして飛鳥たちはこの場から離れた

 

 

「これで心置きなく戦えますね。皆さん、行きますよ!」

 

 

「「「おー!!」」」

 

 

巨大オジャマトを前に佐介たちは身構える

 

 

「忍、転身!!」

 

 

「来て、【ガーディアン】!!」

 

 

「転身!!」

 

 

「装着!!」

 

 

4人がそれぞれの掛け声を唱えるとともに戦闘時の姿へと変わる

 

 

「あれ?白堊くんも忍だったんですか?」

 

 

「そうみたいだな?」

 

 

「うぉ~、すげ!なにそれかっけー!」

 

 

「あ、ありがとうございます」照

 

 

変身を完了させた4人は互いに互いの変身後の姿に興味津々な様子だった

 

 

【「オ~ジャァァァァ!!」】

 

 

「「「「っ!!」」」」

 

 

直後、仕掛けてきた巨大オジャマトの攻撃を4人がかわす

 

 

「たぁぁぁぁぁ!」

 

 

さらにこの間に一馬が巨大オジャマトの腕を足場にして急接近する

 

 

「ふっ、はぁっ!」

 

 

刹那、腕の根元まできたところで一馬は勢いよく跳躍し、巨大オジャマトの顔の前まできた

 

 

「食らえ!【ブラキニウム・ブロー】!!」

 

 

【「オジャ!?」】

 

 

一馬渾身の一発が巨大オジャマトの顔面にクリンヒットする

 

 

ダメージを与えた一馬が地面に着地する

 

 

【「オジャ?…オージャー!」】

 

 

攻撃されたことに怒りを見せオジャマトが一馬を叩き潰そうとする

 

 

しかしその最中だった

 

 

先ほど一馬が拳を打ち込んだ顔面に粘りついていた粘菌が緑から徐々にオレンジ色に変わる

 

 

そして次の瞬間だった

 

 

 

ボォォォォォォン!!

 

 

 

 

【「オジャ、ジャジャ~!?」】モクモク

 

 

粘菌が爆発を起こし、巨大オジャマトは顔面が黒焦げになった

 

 

「~っ!!」

 

 

爆発の衝撃でよろけている隙間を突いて白堊が一気に懐に飛び込む

 

 

「はぁぁぁっ…だあぁっ!!」

 

 

【「ジャ、ゴフゥッ!?」】

 

 

そのまま巨大オジャマトの腹部に渾身の蹴りこみを食らわせ、追撃を食らわせた

 

 

最中、巨大オジャマトの頭上を舞う、身武装の騎士の姿が

 

 

騎士の正体はISを装着した結だった

 

 

「…ふぅん!!」

 

 

【「ブゴジャ!?」】

 

 

彼のISの唯一の無二の武器である大盾を装備するとそれを構え、勢いよく急降下する

 

 

落下による加速と勢いをつけた結の一発が巨大オジャマトの後頭部にヒット

 

 

先の二発のダメージも相まってたまらず地面に頭をぶつけた

 

 

【「オ、オジャ…オジャジャ…」】

 

 

痛む後頭部を抑えながら巨大オジャマトが顔を上げた時だった

 

 

「…秘伝忍法」

 

 

シュン!バッ!

 

 

【「オジャ!?」】

 

 

「【裂・天翔拳】!!」

 

 

【「ジャゴォォォォ!?」】

 

 

佐介の繰り出す強烈なアッパーカットが巨大オジャマトの顎にヒットし

 

 

その勢いは倒れ込んでいた巨大オジャマトの身体を宙に浮かばせるほどだった

 

 

【「オジャァ~!?」】

 

 

うつぶせにたおれていた巨大オジャマトが今度はあおむけに倒れた

 

 

【「…オジャ、オ~~~オジャァァァァ!!」】

 

 

怒りに満ちた叫びを上げるとともに口から無数の針を吐き出し、佐介たちを攻撃する

 

 

「まずい、装着、【ダイミョウザザミ】!」

 

 

「佐介お兄さん、白堊お兄さん!」

 

 

針が飛んでくる最中、一馬が防御特化のフォルムチェンジを、結がガーディアンの盾で佐介と白堊を庇いながら攻撃を防ぐ

 

 

巨大オジャマトは攻撃をやめず、防戦一方になる

 

 

「(どうしよう…このままじゃ!?)」

 

 

「『(なに情けないこと言ってやがんだお前。こんな程度で根を上げやがって?)』」

 

 

この状況に危機感を結が抱く中、彼の脳裏に声が聞こえる

 

 

「ファン…トム?」

 

 

「『(どれ、オレに任せてみろ。ちっと身体借りるぜ!)』」

 

 

「っ!?」ドックン

 

 

次の瞬間、内部からの干渉によって結の意識が消える

 

 

「攻撃が止みません!」

 

 

「くそっ、どうすれば?」

 

 

「『…ぐだぐだ泣き声言ってんじゃねぇよサルども?』」

 

 

「「っ?」」

 

 

最中、結が口を開く、しかしそれは佐介たちが知るものとは違い、荒々しい物言いだった

 

 

「えっ?ゆ、結くん?」

 

 

「『オレは結じゃねぇ。オレはこいつに宿るもう一つの意思…平たく言えば別人格ってやつさ』」

 

 

いきなり現れた結の別人格の登場に佐介たちは驚く

 

 

主人核(こいつ)やお前らがあまりにも不甲斐ないから、見てられなくて出てきたんだよ』」

 

 

「随分ないいようだがならお前はできるのか?この状況を打破を?」

 

 

「『まぁ、見てな!』」

 

 

白堊の問いにファントムはイタズラめいた笑みを浮かべながら巨大オジャマトの方を向く

 

 

「『さぁ、ここからが見せ場だ!』」

 

 

そういうとファントムはISの手首部分を回転させ始める

 

 

同時に手に持っていた盾も凄まじい勢いで回転し始めた

 

 

巨大オジャマトの攻撃を弾き飛ばしていく中、頃合いを見計らうと盾の戦乱付近からアンカーをを展開し、地面に突き刺して固定する

 

 

盾は地面に固定されても尚、螺旋状のエネルギーを展開を継続させながら巨大オジャマトの攻撃を弾き飛ばす

 

 

「す、すごい。シールドが自動的に攻撃を弾いてる!」

 

 

目の前で起こっていることに佐介と白堊は息をのむ

 

 

「『はあっ!!』」

 

 

この間にファントムはブースターを展開し、宙を舞い素早く巨大オジャマトのほうへと接近する

 

 

「『おい、いい加減鬱陶しいからその攻撃、やめやがれ!!』」ブォン

 

 

【「オジャ!?ガフッ!?」】バキン!!

 

 

反応で来ぬまま巨大オジャマトはファントムに顔面を勢いよく殴られ

 

 

勢いのあまり地面に倒れた

 

 

「やった。攻撃を止めるどころか敵をダウンさせましたよ!」

 

 

「すごいじゃねぇかファントム」

 

 

「『ふっ、ざっとこんなものさ。んじゃ後は任せるぞ……』っ、あいつったら…」

 

 

敵の鼻っ柱をへし折ったことに満足したのかファントムがフェードアウトし、再び結が表に出る

 

 

【「オ、オジャ〜」】

 

 

ファントムからの一撃が相当応えたのか巨大オジャマトは満身創痍の状態だった

 

 

「今がチャンスです。一気に畳み掛けますよ!」

 

 

「「「おー!」」」

 

 

「そうと決まれば、装着!… 豪火・リオレウス!」ボオオォォ!!

 

 

ここチャンスを逃すまいと佐介たちは決めるため、身構え、一馬に至ってはフォームチェンジする

 

 

「ふっ!」

 

 

「「「っ!」」」

 

 

【「オジャ!?」】

 

 

佐介を先頭に4人が突き進む

 

 

【「オー!!ジャァァァァ!!」】

 

 

巨大オジャマトが巨腕を使い薙ぎ払いを仕掛ける

 

 

だが4人はそれを寸前で跳躍し、宙を舞うことで攻撃を回避する

 

 

「秘伝忍法!」

 

 

「…っ!」スッ!

 

 

「ふっ!」

 

 

「ソルフレア…っ!」

 

 

4人は最後の一撃を繰り出すべく構える

 

 

「【獅子虎脚(ライガーキック)】!!」ビュゥゥゥゥゥン!

 

 

「【雷槍】!!」シュゥゥゥゥゥン!

 

 

「はあぁぁぁぁ!!」ブォォン!

 

 

「バースト!!」ボォォォォォォ!

 

 

刹那、4人が一斉に必殺の一撃を繰り出す

 

 

【「オジャジャジャ!!オジャ!?~~~っ、オ、オジャァァァァァァァァァ!!!!???」】

 

 

 

ボバァァァァァァァァァァァン!!!

 

 

 

大技を4発も受けた巨大オジャマトは悲痛の叫びを上げながら爆発四散し、完全消滅した

 

 

 

≪<GAM ECLEAR!!>≫(エグゼイド風)

 

 

 

巨大オジャマトが倒された瞬間、場内に一斉に祝福の花火が上がる

 

 

「佐介くーん!」

 

 

「結ちゃーん!」

 

 

「白堊ー!」

 

 

「一馬くーん!」

 

 

すると向かい側から自分たちを呼ぶ声が聞こえ、振り返るとそこにはこっちに駆け寄ってくる飛鳥たちの姿が

 

 

「飛鳥ちゃん、よかった。無事で」

 

 

「うん、佐介くんも無事でよかったよ」

 

 

「結ちゃん、よく頑張りましたね。とってもかっこよかったですよ」

 

 

「〜〜////」

 

 

「やるじゃない、さすがね白堊」

 

 

「まぁな。この程度でやられる俺じゃないんでな」

 

 

駆け付けた飛鳥たちと佐介たちは互いを労っていた

 

 

「お~い、皆の衆~!お疲れ~」

 

 

「「「「「作者(さん)!」」」」」

 

 

するとその最中、彼らの元にやってきたのは先のクイズ対決で行方を眩ませていた作者だった

 

 

「見事オジャマトを倒したみたいだね。いや~お見事お見事」

 

 

「なに呑気にしてるんですか!」

 

 

「そうだぞ。だいたいあんたが初っ端からリタイアしやがったせいであの後大変だったんだぞ!」

 

 

「俺たちがどんな気でいたかも知らないでのこのこと現れるなんていい度胸だな!」

 

 

作者に対して佐介、白堊、一馬が不満を垂れ流す

 

 

「ごめんごめんって、あの時は本当に悪かったよ。お詫びと言ってはなんだけど、みんなは覚えてるかな?このPISグランプリに優勝したらどうなるか?」

 

 

「確か豪華な賞品が渡されるんでしたっけ?」

 

 

グランプリ開催前に作者が説明していたことを思いだす

 

 

「そうだよ。本来なら優勝者1人に渡すはずの物だけどさっきの私のせいもあるから特別に勝ち残った君たち全員にプレゼントするよ♪」

 

 

「「「「な、なんだって!?」」」」

 

 

思わぬ作者からの言葉に4人は驚いた

 

 

「おいおい気前がいいじゃんかよ作者さんよ~♪」

 

 

「まぁ、それくらい用意してくれなきゃ割に合わないしな」

 

 

「これでさっきの件はなしにしてあげます」

 

 

「でもこんなのは今回ばかりですからね?」

 

 

全員にプレゼントされると聞いて手のひら返しをする4人だった

 

 

「むふふ~。彼女たちも一緒に楽しんでくれ給えよ~」

 

 

「「「「おー!」」」」

 

 

太っ腹な作者に感謝をしつつ4人は声を張り上げるのだった

 

 




そんなこんなで戦いが終わった佐介たちは作者からもらったプレゼントに喜びを浮かべていた……はずだった


「「「「「「「「…///」」」」」」」」モジモジ


しかし4組の顔はどこか頬を赤らめ、気恥ずかしそうにしていた…というのもそれは彼らがいる場所がその原因だった



かぽ~ん♪



佐介たちがいる場所、そこは混浴露天風呂だったのだ


そうとも知らず一同は成すがままに今に至る


「「「「「「「「(ど、どうして…こんなことに…///)」」」」」」」」


今更悔やんでも後悔先に立たずな一同だった



一方その頃



「…ぷぁ~♪風呂に漬かりながら飲むコーヒー牛乳はまた格別だね~。そう思わない”勇樹”くん?」


「何がそう思わないなんですか?もうひどいですよ作者さん、いきなり俺を呼び出させたと思ったらあんな手の込んだもの(PISグランプリ)を急ピッチで作らせるは、参加者を各次元からここに連れてこさせられるわ、おまけにこんな旅館まで作らせて。人使いが荒いのなんのって」プンスカ


「ハディまえ、ごめんって、君にしか頼めないことだったからついね」


申しわけなさそうに作者は頭をポリポリとかく


「今回は温泉とこのコーヒー牛乳で勘弁してあげますけど次はやめてくださいよ?…ごくっ」


「分かってるよ。今日は本当にご苦労様…さてと、皆さん。そんなこんなで今年も無事に新年がやってまいりました。今年もいろいろあるとは思いますが今後とも「閃乱カグラ 忍たちの生き様」をヨロシヘグリ♪」


その後、勇樹によってオジャマトに拉致された人々は記憶をリセットされて元の生活に戻され、結、白堊、一馬も元の世界に戻された


さらにその後、佐介たちは島を特定して救助にきた光牙たちに救助された


ただしこの騒動を招いた作者は光牙たちからの制裁を受けたのは後の話し…



To Be Continued



※麻婆豆腐メンタル様、屍モドキ様、ドッカン様、そしてシークレットゲスト水岸薫様。この度のコラボ誠にありがとうございました。


こちらの方々の作品も面白いものばかりなので是非ご覧になってください。




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