『京都編不参加メンバー控室』
「ふむふむ、なるほどなるほど…うわ~、すごい展開になってきてますね?」
控え室で椅子に腰かけながら京都編のストーリー台本を紫苑は読んでいた
「京都編も大変みたいだな~?みんな、大丈夫かな?」
今頃京都で壮絶な戦いを繰り広げているであろう旅行組の身を紫苑が案じていた
タタタタタタタタタ!ドン!
「うがぁぁぁ!ちっくしょー!!」ムカムカ
「…なんですか?唐突に?耳が痛いですね~」イラッ
すると唐突に机の上にへにゃっとしていたと思ったら怒鳴り声をあげる相馬に対して紫苑が迷惑そうな顔を浮かべながらツッコミを入れる
「少し落ち着いたらどうだソウ?いきなり大声で叫ばれちゃこちらもたまったもんではないぞ」
「うっせ!これが落ち着いていられるかっての!なんで佐介や光牙たちが京都に旅行に行って俺らが留守番なんだよ!不当な差別だろこれ!納得いかねぇよ!」
どうやら自分たちが京都編に出れないことが不満なご様子である
「そうは言っても仕方ないだろうに?原作でも京都編もとい「閃乱カグラ2 真紅」では蛇女と月閃は不参加だったんだから俺たちが不参加なのもしょうがないことだ」
「だからってはいそうですかってなるか!俺だって京都いきてぇよ!観光とかしてぇよ!温泉とかはいりてぇよ!」
自分も旅行に行きたいと駄々をこねる相馬に紫苑と蒼馬は少々困った顔を浮かべる
「ていうかお前らはどうなんだよ?」
「「えっ?」」
「お前らだって本当は旅行行きたかったと思ってんじゃねぇの~?」ジ~
相馬の質問に2人は頭を悩ませる
「それは…まぁ」ム~
「思ってないわけではないですよ。行けるなら行きたいなとは思いますが…」
確かに紫苑たちも旅行に行けなかったことが不満ではないといえば嘘になる
できることなら自分たちだって京都に旅行に行ってみたかったとは思う
「でももうすでに僕らが京都に行くというのは不可能ですよ?」
「確かに、今さら俺たちが参加しては今後の京都編の話しに支障が出てしまうからな」
だが今組みあがっているストーリーを壊すわけにもいかないので京都旅行に行きたいとは言えなかった
「ふっふっふっふ~…その言葉を待ってたぜ!」ニヤリ
「「えっ?」」
その言葉を聞いた相馬が突然目を光らせる
「旅行に行きたいというその願い、俺が叶えてしんぜよう!というわけで、はいっレッツ指パッチン!」パチン
「「えっ?」」
ポン、ポン、ポポン!
相馬が勝手に盛り上がると共に勢いよく指パッチンをする。何事かと思っている間に場所は変わり、風景は変わり、気づけば目の前には旅館が
「「はっ?…はぁ!?」」
あっという間の出来事、さらにはいつか間には雪泉たちや雅緋たちも一緒に来ていることに
「さっ、みんな行こうぜ♪」
呆気に取られている紫苑たちを他所に旅館に入ろうとする
「「待て待て待て待て待て!?」」
それを慌てて紫苑と蒼馬が止めに入る
「なんだよ?もう旅館は目の前なんだぞ?」
「いやいやいや、ちょっと待ってくださいよ!何をさも当然のような態度なんですか!?これはいったいどういうことなのかきちんと説明を要求しますよ!?」
「そうだぞ!ちゃんと説明しろ!」
見るからにそこそこ立派な旅館に当然のように入ろうとしているのかの説明を求める
「まぁまぁまぁ、ちょっと落ち着けって、心配いらねぇって…じゃ~ん!」バッ
「えっ?」
「こ、これは!?」
どこか間の抜けたにやけ顔で相馬が見せたのはとあるチケット
そのチケットはなんとここの旅館の宿泊券だったのだ
しかもちゃんとここにいる全員が宿泊できるものを
紫苑と蒼馬はそれを見せられて唖然となった
「ふっふ~ん、どうだ?驚いたか~?」
「ま、まさか、そんな…えぇ?」アセアセ
「…ソウ、お前どうやって?ま、まさか誰かから盗んだのか?」ジドッツ
「ち、違うわい!人を犯人扱いすんじゃねぇっての!?」
なぜ相馬が旅館の宿泊券を持っているのかという疑問が頭を過る
「実はな、京都編に出させてもらえなかった腹いせに作者の貯金をチョコ~っと借りてったんだw」
そう言って相馬が事のあらすじを2人に教え…って?
(゚ロ゚)?
ちょ、ちょっとまって相馬くん、そ、それってどういう意味かな?
「どうしたもなにも今言った通りだっての」
ま、またまた~、冗談にもほどがあるよ~w
「それはどうかな?」キリッ
…す、少し席を外すね!?
カッコー!数分後
(`0言0́*)<ヴェアアアアアアアア!!??
無いぃぃぃ!ない、ナイ、ないぃぃぃぃ!?!?
貯金が何処にもナイヨォォォォォ!!!!???
「あっ、帰ってきた」
あっ、帰ってきた。じゃなーい!?
私の貯金が何処にもないじゃないかぁぁぁぁ!?!?
「そらそうだろ?だってお前の貯金は俺ら(選抜メンバーたち込み)の宿泊代に消えちまったんだから」
なん…だとぉ!?
ちょっと、何してくれちゃってるんですか!?
「まぁまぁ、そう怒るなよ~ちょこ~っと借りただけだって…死ぬまでなw」
お前は魔〇沙か!?
「うるさいな~、大体これは京都編で俺らを省きやがった罰だ。少しは反省しやがれ」ドヤァ
ま、まさかの逆切れ!?グヌヌ~!?
「てなわけで早速行こうぜ。温泉とかバイキングとか楽しいこと目白押しだぜ~♪」
うぅ~、あぁ…まぁ仕方ない。もうこうなったら私も一緒に羽を伸ばすとしようかな
「はぁ?何言ってんだ作者?」
えっ?
「行くのは俺らであってお前は入ってないぞ?」
…(`0言0́*)<ヴェアアアアアアアア!!!!???
ななななな、なんですと!?
「さっきも言っただろ?「前の貯金は俺ら(ヒロインたち込み)の宿泊代に消えちまった」って、なんでこの中に自分が入ってるって思ってんだ?」
(0M0;)!?ウゾダドンドコドォォォォォォン!!
「な~んてなw安心してくれよ作者、今のは冗談さ、あんたの宿泊場所はちゃんと用意してもらってるからよ」
えっ?本当!?な~んだ、脅かさないでよ~wビックリしちゃった
「まぁともかく従業員さんが案内してくれるからついていってあげてくれ」
あらそうなの?なるほど、わかった。じゃあみんなまた後で~
「相馬くん、なんだかんだで作者さんに部屋を予約してあげてたんですね。感心しましたよ」
「そうか?まぁさすがに野宿は可哀想だからさ~、そんなことより早く部屋に行こうぜ♪」
「そうですね。ここまで着たら楽しまなきゃですしね」
「あぁ、そうだな」
一行は旅館に入っていった
一方、目的地についた作者の前には旅館とは運例の差のオンボロ宿屋が
∑(0M0;)ソウマクン!オンドゥルルラギッタンディスカー!?!?
期待して…行った先にて…裏切られ、わが心病み…悲しみに暮れ
作者、辞世の句