閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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番外絵巻 仮面ライダーハンター3 光牙の怒りと語られる事件の発端 

突然現れた仮面の戦士こと響也の乱入によって状況が大きく変化する中

 

 

佐介たちの前にこの事件の黒幕にして首謀者であるDr.タブーが現れ、この世界を支配すると宣言する

 

 

響也がコングルたちと激しい戦いを繰り広げる中、飛鳥たちを救いた佐介は彼らの世界の自分が仮面ライダーだったことを突き止め、ポッピーからドライバーとガシャットを手に入れると

 

 

黎斗の静止を聞かず、ガシャットを起動させた

 

 

そして見事、変身することに成功し、飛鳥たちを救うために仮面ライダーとして戦いに望むのだった

 

 

 

 

 

 

 

「はあぁぁぁぁ!!」

 

 

「ぬっ!?」

 

 

「てやあぁぁぁぁ!!」

 

 

「ぐあっ!」

 

 

仮面ライダーとなった佐介は装備した武器と元からもつ戦闘技術でコングルとメトロスを本郎する

 

 

「(強い、僕の世界の佐介くん以上かもしれない!?)」

 

 

その光景を見ていた響也は佐介の強さに驚くのだった

 

 

「ねっねぇ黎斗!どういうことなの!?なんで仮面ライダーでもないこの世界の佐介くんが変身出来ちゃうの!?」

 

 

「おちつけポッピー……これはあくまで私の想像だが、彼が変身できたのは我々がここに来たからかもしれん」

 

 

「どういうこと?」

 

 

「本来なら交わることのない我々がこの世界に来てしまったことで何らかのタイムパラドックスが起こり、この世界の佐介に影響を及ぼしたのかもしれん」

 

 

黎斗はこの不可思議な状況をそう推測するのだった

 

 

そんな黎斗と同じようなことを考え、佐介たちの戦いをDr.タブーたちが高みの見物をしていると

 

 

 

パシュシュシュシュ!

 

 

 

 

突然、タブーたちに向かって光の矢が飛んでくる

 

 

「Dr.!」

 

 

それに気づいた男たちの側らが我が身を盾にしてDr.タブーを守った

 

 

直後、タブーたちの前に着地する影が

 

 

「…見つけたぞ」

 

 

影の正体は怒りの鋭い眼光で目の前にいるタブーたちを睨みつける光牙がいた

 

 

「「こ、光牙くん!?」」

 

 

「その声は佐介か…だが、もう1人は誰だ?」

 

 

声に気づいた光牙が佐介たちに目を向け、響也たちを見るなりキョトンとする

 

 

さらにその後ろで苦しんでいる飛鳥たちにも気づいた

 

 

「…まさか、あいつらまでも」グヌヌ

 

 

「まったくしつこいですね。わざわざ追いかけてくるとは」

 

 

「貴様ら、よくも焔やみんなを!許さん!」

 

 

光牙の口ぶりから、焔たちも彼らにやられたことが容易に想像できた

 

 

そして光牙は弓を手に駆け出し、男たちに斬りかかる

 

 

男たちは身のこなしを駆使して攻撃をかわしていく

 

 

「そんなに死に急ぎたいと言うのでしたら望み通りにしてあげましょう」

 

 

そう言って男たちの傍らがガシャットを取り出し、グリップを押す

 

 

 

《ゼルダの伝説!》

 

 

 

ガシャットが起動し、男がガシャットを首元に刺す

 

 

男の姿が緑色のフードに両手に剣と盾を持つ怪人「ゼルダル」へと変身した

 

 

「はあっ!」

 

 

「ぬぇい!」

 

 

光牙とゼルダルが激しい火花を散らす

 

 

「秘伝忍法・輝弓刃!!」

 

 

「ふっ、はぁぁぁ〜!」

 

 

一気に畳み掛けるべく、光牙は秘伝忍法を発動させ、それに合わせゼルダルも剣に力を溜める

 

 

「はぁぁぁ!!」

 

 

先に仕掛けたのは光牙だった

 

 

「あまい!」

 

 

ガキィィィィィン!

 

 

「なっ!?」

 

 

「でやぁぁ!」

 

 

「ぐあぁぁぁぁ!!」

 

 

だが、光牙の秘伝忍法はゼルダルの盾に防がれ、逆に光牙は剣の一撃をもろに受け、吹き飛ばされる

 

 

「光牙くん!」

 

 

それを見た佐介が戦いを投げ出し慌てて駆けつける

 

 

「大丈夫ですか光牙くん!?」

 

 

「あっあぁ…なん、とかな」

 

 

「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」

 

 

「猫ちゃん!?」

 

 

数秒後、彼らの元に今度は響也が飛んできた

 

 

そして佐介たちの前にDr.タブー達が終結する

 

 

やられている自分達を無様なものを見るかのような目で見ながらケラケラと笑っていた

 

 

「幾ら束になろうと所詮はこの程度、我々の敵ではない」

 

 

するとDr.タブーがアイコンタクトを送ると残っていた最後の1人がガシャットを起動する

 

 

 

《MOTHER!》

 

 

 

ガシャットを起動させるとともにそれを胸に刺す

 

 

そして現れたのは赤いスーツに青と黄色のラインがついた姿の怪人「マザーズバグスター」だった

 

 

「ふぅぅぅん!!」

 

 

マザーズが両手を突き出し、力みだす

 

 

「はあっ!」

 

 

そしてマザーズが目を見開いた瞬間

 

 

 

 

ドバアァァァン!!

 

 

 

 

「うぁぁぁ!!」

 

 

「がぁぁぁっ!?」

 

 

「うぁっあぁぁ!!」

 

 

突然、爆発が起こり、佐介たちは宙を舞い、その場に倒れた

 

 

「ふん、これでわかっただろう。君たちでは我々には勝てないと言うことが。ではそろそろ失礼させてもらおうか、我々も少々忙しいのでね。…君たちはそこで見てるがいい、この世界が我々に支配されるのをね」

 

 

そう言い残し、Dr.タブーたちは消え去っていった

 

 

 

 

 

 

 

 

敵を逃した佐介たちは一先ず苦しむ飛鳥たちや同じくゲーム病にかかってしまった焔たちを半蔵学院に連れてきた

 

 

今も飛鳥たちはゲーム病に苦しんでいた

 

 

「まったく歯がたたなった。その上、焔たちをこんな目に……くそっ!」

 

 

「光牙くん…」

 

 

仲間を救うどころか返り討ちにあってこのザマになってしまっている自分への自責の念に囚われる光牙を見て佐介は自分のことのように悲しかった

 

 

「でもこのままじゃ飛鳥ちゃんたちはゲーム病で消滅しちゃうし、Dr.タブーの野望が達成されちゃう。どうしたらいいんだろ?」

 

 

「そうなんですよね…」

 

 

事は深刻な状況にまで追い込まれていた

 

 

先ほどニュースを見てみれば今も敵キャラに襲われゲーム病にかかってしまった者たちが病院に運ばれ、苦しむ様子が映されていた

 

 

「くそっ!何か手はないのか!」

 

 

「そのことなんだけどね光牙、さっき黎斗から君にこれを渡して欲すようにって言われてたの」

 

 

「何?」

 

 

悔やんでいる光牙にポッピーが語りかけ、打開策のためにガシャットを開発中の黎斗に代わり、光牙に黎斗から渡されていたゲーマードライバーを差し出す

 

 

「これは?」

 

 

「私たちの世界の光牙が使っているゲーマードライバーだよ。黎斗言ってたの「あの時の佐介を見るかぎり、彼にも変身できる可能性は十分にある」って、これを使えば光牙も仮面ライダーになれるはずだよ」

 

 

「…いいぜ、こいつで焔たちを救えるのならやってやる」

 

 

そう言うと光牙はポッピーからゲーマードライバーとガシャットを受け取った

 

 

「光牙さん。よろしくお願いしますね」

 

 

「一緒に戦いましょう光牙くん!」

 

 

「あぁ、もちろんだ」

 

 

着々と反撃の狼煙が上がり始めていた

 

 

「ところでお前たちに聞きたい、奴らは何者なんだ?奴らは何をしようとしてるんだ?」

 

 

光牙が響也たちにDr.タブーたちは何者なのか、何が目的なのかを訪ねた

 

 

「詳しいことはわかんないの、でもでも、奴らは私たちの知らぬ間に黎斗がもつガシャットの設計図をハッキングして次元を行き来するガシャットを作ろうとしたの」

 

 

「次元を行き来するガシャットを?」

 

 

「それにいち早く気づいた僕らが奴らの研究室に乗り込んだんだ。追い詰められたDr.タブーはまだ未完成のそのガシャットを使ってワームホールを発生させ僕らの世界の佐介くんたちを閉じ込めるとともに次元の扉を開いて一緒にいた奴らと逃亡を図ろうとしたんだ。それを見て僕とポッピーと黎斗さんが奴らを追ってワームホールに飛び込んだんだけど、あと一歩のところで取り逃がして、しばらく次元の狭間をさまよっていたんだ」

 

 

これにより、謎が解けた。なぜDr.タブーたちは現れたのか、その後に次元の扉が開いて響也やポッピー達が現れたのかが

 

 

「なるほど、だいたいわかった。…つまり奴が言っていたやる事と言うのはそのガシャットを完成させる事だろうな」

 

 

それを完成させれば次元を行き来することが容易になる。完成されてはやつらの思うツボであることは間違いない

 

 

なんとしてもやつらの野望を阻止しなければと佐介たちが考えをおこしている時だった

 

 

「佐介、大変だ!」

 

 

「霧夜先生?」

 

 

佐介たちの元に血相をかいた霧夜がやって来る

 

 

「どうしたんですか?」

 

 

「また奴らが兵士をひきつれ街に攻撃を仕掛けてきた」

 

 

『っ!?』

 

 

どうやらDr.タブーたちが侵略行動を再開したようである

 

 

「光牙くん!猫谷くん!急いで現場に向かいましょう!」

 

 

「あぁ!」

 

 

「もちろん!」

 

 

「私もいくよ!」

 

 

いてもたってもいられないと佐介、光牙、響也、ポッピーは慌てて現場に急ぐのだった

 

 

 

 

 

 

 

「ぶはははは~!ついに、ついにできたぞ!これで奴らの計画は水泡に帰するのだ!ぶはははは~!…ってあれ?」

 

 

開発のためにこもっていた黎斗が完成させたガシャットを手にしながら高笑いをする

 

 

しかし、部屋には佐介たちはおらず、霧夜だけがいた

 

 

「佐介たちならもう行ってしまったぞ」

 

 

「なんだと?…だとすれば早くこれを彼らの元に届けに行かねば」

 

 

黎斗がガシャットを佐介たちのもとに届けに行こうとする

 

 

「ちょっと待ちなさい」

 

 

「っ?」

 

 

だが、突然声が聞こえ、黎斗は歩みを止める

 

 

「話しは全部聞かせてもらったぜ」

 

 

「ならばその役目、我々が引き受けます」

 

 

「誰だ!?」

 

 

黎斗が辺りを見渡してみても誰もいない

 

 

しかし次の瞬間

 

 

 

シュン!シュタッ!

 

 

 

どこからかともなく降り立つ影が

 

 

「おっ、お前たちは!?」

 

 

その姿を見た霧夜が驚きの顔を浮かべるのだった

 




キャラ紹介

《ゼルダルバグスター》

Dr.タブーの側近の1人が「プロトゼルダの伝説ガシャット」によって変身した姿。片方に剣を片方に盾を装備し、時には弓矢で遠距離攻撃を仕掛けてくる


《マザーズバグスター》


Dr.タブーの側近の1人が「プロトMOTHERガシャット」によって変身した姿。様々な超能力を使い、敵を翻弄したり攻撃を仕掛けてくるなどトリッキーな相手である
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