ではどうぞご覧下さい
「ふんふふ~ん♪」
学生寮にて飛鳥は1人、自分の部屋で偶然締まっていたアルバムを見つけ、久しぶりにそれを見ていた
「うわっ、これ懐かしい。佐介くんと一緒にじっちゃんに海に連れてってくれた時のやつだ♪」
それは幼い頃の自分と佐介が半蔵に連れられ海水浴に行った時の写真だった
楽しく遊ぶ自分たちの姿に思わず笑が溢れる
「もうあれから何年もたったんだよね~」
今や自分たちも忍学生となり、日々修行をこなし、立派な忍になる為に頑張っている
そう実感できた
「それに佐介くんもかっこよくなったし」キャッ
自分の成長も嬉しいが、それと同じくらい想い人が逞しく成長したことも嬉しいことであった
こうして飛鳥が思い出に思いを馳せている時だった
『飛鳥ちゃーん?起きてますか~?』
ドアの向こうから佐介の声が聞こえる
『そろそろ時間ですよ~?』
「あっ、もうそんな時間か、は~い!」
登校時間が近づいていると伝えに来た佐介の呼びかけに応じ、飛鳥は急ぎ部屋を出ていった
だが、この時彼女は気づいていなかった
先ほどまで見ていた写真にドクロの顔をしたメカが写りこんでいることを
学院につくとともに授業として戦闘訓練が開始され、メンバーたちはそれぞれの相手と訓練を始めていた
フォン!シュタタタタタタタタ!
「…はっ!」
「ふっ!」
「っ!?」
「やあぁぁぁっ!!」
シャキィィィン!
「うわっ!?」
シュン!ザザァァ!
「…ふう、危ない危ない」
「さすがは佐介さんですね。今のはいけたと思ったんですけどね」
「えぇ、僕も危うくやられるかと思いましたよ!」
「っ!」スッ
バシィン! グググググ!
バッ! ダダダダダダダダダダダ!!!
佐介の戦術と斑鳩の剣術がぶつかり合う
「おぉ~!向こうはすんげぇ白熱してんな…こりゃアタイ達も負けてらんないな飛鳥!」
「うん、そうだね!いくよかつ姉!」
「柳生ちゃん、ひばりたちも頑張ろう!」
「ふっ、そうだな。では行くぞ!」
佐介と斑鳩の戦闘を目にし、気持ちが高ぶった飛鳥たちもそれぞれの相手と訓練に精をだした
そうして訓練が続いている時だった
「っ!」ピクッ
「っ?…どうしました佐介さん?」
『っ?』
突然、戦闘中にピタリと止まった佐介に斑鳩が声をかけ、同じく他の面々も佐介に目をむける
「この感じ…どこかで戦闘が行われているみたいですね?」
「どういうこと?」
「詳しくはわかりません…ですが大きなエネルギーがぶつかり合ってるような感じがします」
感知能力を最大限に上げ、サーチする
「…見つけた。町の近くの森の方です」
「じゃあ行こうよ!なんなのかはわかんないけどなんか物騒だよ!」
「町に被害が及ばぬ内に現況を突き止めなければ!」
「おっし!みんな、急いで現場に直行だー!」
葛城が号令し、他の皆も声を張り上げるのだった
しばらくして佐介たちは町近くの森に到着した
「佐介、この辺りで間違いないんだな?」
「えぇ、その筈です」
佐介が感知した通りならば戦闘が行われている場所はここのはずだった
全員が周囲を捜索していると
ドバァァァァァン!!
『っ!』
向こうの方から爆発音が
「佐介くん!」
「えぇ、みなさん行きましょう!」
佐介の後に続き、現場に急行する
現場に駆けつけた佐介たちがその先で見たのは
ドバババババババババ!
『うわー!!』
巨大なトラの形をしたロボットにやられている集団だった
トラロボットから放たれたミサイル攻撃によって大きく後方まで吹き飛ばされる
「くっ、くそあいつらめ~!」
「伊江、気持ちはわかるけど落ち着いて。気持ちはわかるけど」
「だがよ太田!あんに野郎ども調子に乗りやがって~」キィ~!
吹き飛ばされたことに怒り心頭な黄色のショートヘアの女の子を灰色の短髪の子がなだめる
「確かに今回はしてやられましたね。まさか移動中に攻撃を仕掛けてくるなんて。どうしましょう勇樹君?」
「そうは言われてもよ佐々木さん。あいつらのせいでマシーンは壊れて動かなくなったし、修理しようにもこの状況じゃ無理だし…くそ、やられたぜ」グヌヌ
紫色のロングヘアに桜色のカチューシャをしている女性と黒色のおかっぱの少年が困ったような顔を浮かべていた
『は~はっはっは~!いいざまだな国際時空管理局~?今度こそはオレたちの勝ちみたいだな~?」
「ブン・ボーグ!」
するとトラロボットの頭部分が開き、そこから4人の女性が現れた
「勝てる…今日こそは勝てますわ沙市音さま!今まで負け続け、それでも諦めずにやってきた甲斐があったってものですね~」ウルウル
「おう、これも円の作戦とこの改良マシーンのお陰だぜ♪」
「い、いえそれほどでも」テレ
沙市音と呼ばれる男勝りな女性が勝利を確信したように高らかに声をあげ、勝利を目前に他の3人も嬉しそうだった
「へへへっ、あたしたちが今日ここでお前たちに引導を渡してやるぜ、なっ双味♪」
「うっうん。…そうだね白井ちゃん。きょ、今日こそは…覚悟してください!!」
白井と呼ばれる沙市音に負けず劣らずの勝気な性格の少女とおどおどした双味と呼ばれる少女が勇樹たちにそう言い放つ
「さぁ、これで終いにしてやるぜ!行くぞ野郎ども!」
「「「分かりましたのハマグリ真下!」」」
その掛け声とともに4人が再びマシーンに乗り込み、勇樹を踏みつぶそうとする
巨大な足が勇樹達に迫り来る
もはやダメか、そう思い、ギュッと目を閉じる
「(くそ~!こんなとこで終わっちまうのかよ!?)」
勇樹が諦めかけようとしていた
『これでオレたちの勝ちだ~!!』
絶対絶命のピンチ…
ドッゴォォォォォォォォォォン!
だが、いつまでも痛みも苦しみも感じない、恐る恐る勇樹が目を開けると
「大丈夫ですかみなさん?」
『っ!?』
自分たちの目の前に巨大なトラロボットの足を支え、自分たちを助けてくれた佐介の姿があった
『な、なんだ!?何が起きてんだ!?』
『わ、わたくしたちにもさっぱりです!?』
何が起きたのか分からず困惑するブン・ボーグたち
「今のうちに早く逃げて…みなさん!この人たちを!」
「うん。任せて!」
佐介が呼ぶと飛鳥たちが飛んできて勇樹達を抱える
「さ、こっちに」
「あ、ありがとう」
そうして飛鳥たちが無事に逃げると佐介は安心した様子でトラロボットに目を向ける
『くそ~!邪魔しやがって!円!フルパワーでこいつを踏みつぶせ!』
『はい!』
するとトラロボットのパワーがあがる
「なるほど、確かになかなかのパワーですね。…ですが、このくらい怨櫓血と戦った時に比べたら、どうって事~!」ゴゴゴゴゴ!!!
『うわ~!?えっ、ちょ、マジかよ!?』
『な、なんでたった1人の人に持ち上げられてるんだよ~!?』
『ひ、ひぇぇぇぇぇぇぇぇ!?』
思わぬ事態に慌てふためくブン・ボーグ
「ふっ!はっぁぁぁぁぁぁぁ!」
すかさず佐介がトラロボットをジャイアントスイングの要領で回す
「でやあぁぁぁぁぁぁ!!」
さらに今度は一本背負いのような形でトラロボットを地面に叩き伏せた
「「「「きゃああぁぁぁぁ!!」」」」
その反動でブン・ボーグたちはロボットからたたき出された
「す、すげぇ…」
「ぶ、ブン・ボーグのロボットをたった一人で」
「な、なんてパワーなんでしょうか」
「いったい何ものなんだ?」
佐介の凄じさに驚く勇樹達達だった
「くそ~!よくもよくもよくも~!!こうなったらお前らもあいつら同様、こてんぱんにのしてやるぜ!構えな野郎ども!」
「「「分かりましたのハマグリ真下!」」」
沙市音の合図とともに3人が一斉に武器を構え、駆け出した
「佐介くん。ここは私たちに任せて!」
「飛鳥ちゃん!」
するとそこへ飛鳥たちが駆けつけ、代わりに応戦する
「なんだか知らねぇが邪魔すんならテメェらから片付けてやんぜ!」
ブゥン!ガキン!
「ぐっ!ううっ!?」
「おらおらおらおら!」
沙市音が大剣を振り回し飛鳥を襲う
「飛鳥さん、助太刀しますわ!」
「ちぃっ!」
「斑鳩さん!」
そこに斑鳩が参戦し、飛鳥と共に沙市音と対峙する
「これでもくらいやがれ!」
「おっとと、へへっ。そんなへなちょこな攻撃じゃアタイには通じないぜ!」
「なにを!言わせておけば!」
葛城はイレイザー=白井と対峙し、彼女の操る鉄球を諸共しなかった
「うっ、ううぅ、あの人、怖いよ…」
「っ」ギロリ
「ひぃっ!」
そんな中、双味は柳生の眼光に怯えていた
「どうした?来るならさっさとかかってこい、全力で相手をしてやる」
「…が、頑張れ僕!こんなとこで逃げてたら他のみんなに笑われちゃう。そんなのやだ!」
意を決して双味が武器を手にする
「…ふっ、ふふふふ…あぁ、やってやるよ眼帯。だけど、余裕ブッこくのもそこまでだ覚悟しろや!」
「そうだ。そうでなくては面白くない…来い!」
武器を手にし性格が豹変した双味が柳生に襲いかかる
「ひやぁぁぁぁぁ!」
「ほらほら、逃げてばかりではわたくしには勝てませんわよ!大人しくお逝きなさい!」
円が雲雀に向って矢を放つ、それが彼女を射抜こうとした
その刹那
ガシッ!
「なっ!?」
「はっ~、佐介くん!」
「大丈夫ですかひばりちゃん?」
「うん、ありがとう佐介くん」
間一髪のところで矢を掴んで止めるとそれを握りへし折った
「うっ、うぅっ!」
「野郎ども、一旦引け!」
沙市音の指示を受け、ブン・ボーグたちがまた集まる
「くそ~、なんて野郎だ!」
「もうやめてください、こんなことは無意味です。無駄な争いはしたくありません」
「ふざけんな!お前がなんて言おうがオレたちは戦うぜ!」
忠告しても沙市音たちは言うことを聞かない
「どうしてそこまで?」
「やつらがこの世界に来たのはこの世界の時空鍵。「服部半蔵」を狙ってのことなんだ」
「えっ!?じ、じっちゃんを!?」
ブン・ボーグの狙いが半蔵だと聞いて佐介たちは驚く
「そうさ、オレたちはこの世界の時空鍵の人生を狂わせるために来んだ。オレ達のご先祖様のためにな!」
沙市音の言葉に他の3人もうなづく
「させない、そんなことさせてたまるかよ!」
負けじと勇樹たちも反論する
「ほざいてろ。すべてはご先祖さまn「…せない」ふぇっ?」
「させない!」ゴォォォォォォ!!
するとその時、佐介からとてつもない気が溢れ出る
それは周囲の者たちが震えを感じる程だった
「半蔵さまの人生が狂ってしまえば飛鳥ちゃんやショウ兄さんたちにも影響が出てしまう……そんなことあっていいはずがなかろうがぁぁぁぁぁ!!」ゴォォォォォォ!!
いつもと違い、激怒な佐介は叫ぶとともに構え、両手に気を高める
「ま、まずいんじゃありませんかあれ!?」アセアセ
「まずいって!超まずいって!?」アセアセ
「あわっ!あわわわわわわわわわ!?」アセアセ
「ちょ、ちょっとタンマ!?」アセアセ
危機感がやばいと感じたブン・ボーグたちが必死に止めようとするも
「滅!!」ギュイィィィィィィン
それでも佐介は止まらなかった
「うわぁぁぁぁぁ逃げろ~~~!!!??」
『きゃああぁぁぁぁ!!』
「獣王けぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!」
ブウウウゥゥゥゥゥゥゥゥン!!
『っ!!!????』シュィィィィィ
ドバアァァァァァァァァァァァァァン! プゥゥゥゥゥ~~~ン
逃げ出そうとしたブン・ボーグだったが、もはや手遅れだった
佐介の放ったかめはめ波によってマシーン諸共大爆発を起こし、同時にドクロの爆煙が空に浮かぶのだった
カンカンカンカン!ジジジジジ!
「ふ~…よし、修理完了」
ブン・ボーグを撃退後、勇樹たちは彼女たちによってボロボロにされたマシーンを修理した
「へ~、勇樹さんってすごいですね。あんな状態から綺麗に直してしまうなんて」
「佐介さん程じゃないですよ。あんな凄まじいパワー俺見たことないっす」
修理をしている間に他の仲間たちも飛鳥たちとすっかり意気投合している様子だった
「もう行かれるんですか?」
「えぇ、まぁ、この世界の時空鍵のことは心配ないんで俺たちはそろそろ失礼します。あまり別の時間軸にいるのはまずいんで」
「そうなんですか…少し残念な気もしますが、また会える日を楽しみにしてますね」ニッコリ
ニッコリと笑みを浮かべた瞬間、勇樹は一瞬ドキッとなった
「…さ、佐介さんって男ですよね?」
「はいそうですが?」
「(なんか女の子っぽい感じがしたな~)」
内心、そんなことを思う勇樹だった
ギュイィィィィィィン!
「さようなら~!またいつかお会いしましょう!」
『えぇ、いつか必ず~』
「約束だよ~!」
マシーンに乗り込み、出発しようとする勇樹たちを精一杯手を振って送り出そうとする
するとマシーンの前方から次元の扉が開き、そこに突き進んでいく
やがて姿が消えたと同時に扉が閉じるのだった
「また会えるかな…」
すると佐介は徐に目線を下に向ける
そこには自分たちと勇樹たちが写っている写真が
これは先ほど…
『そうだ、別れる前に記念に一枚写真撮りませんか?』
『写真ですか、いいですね。それ』
勇樹の提案に佐介たちは同意した
『なら、こういう場合は…』
テッテレ~!
『高画質自動シャッターカメラドローン♪』
そして勇樹がカメラをつけた高性能ドローンをだした
ドローンが自動で動き出し、佐介達の前に出る
全員がカメラ内に入る
『準備はいいっすか?じゃあ今から3秒後にシャッターが切れるから…』
3…
『(あれ?こんな音声入れてたかな?)』
2…
1…
『はいっチーz『宇宙キタ━(゚∀゚)━!』えぇぇぇぇぇぇぇ!!!???』パシャッ!
取られた写真は佐介たちを前に後ろに白い姿で右手にロケットを装備した何者かが写っており、それに驚く佐介達の姿だった
「結局なんだったんだろうねあれ?」
「さぁ?」
あのあと、すぐに飛び去ったため、詳細は分からず終いだった
「きっと会えるよね佐介くん」
「そうですね…いつかきっと」
飛鳥の言葉に頷き、いつかまた会えると信じて空を眺めるのだった
その頃、次元の空間内を勇樹たちのマシーンが飛んでいた
「しっかし、すんげ~やつだったなあの佐介ってやつ」
「うん。この世にはまだまだ僕たちの知らないすごい人がいるんだって改めて思い知ったよ」
「また会えるといいですね」
「だな。さぁ、もうすぐ俺たちの世界だ。帰ったらなんかうまいもんでも食いに行こうぜ」
勇樹の意見に3人も賛成するのだった
だが、この時、勇樹たちは気づいていなかった
「ちっくしょ~!あとちょっとだったってのになんなんだよあいつ~!?」キィィィ~!
「あぁ~わたくしたちの華やかな勝利が~」ウゥゥゥ
「あんな人間この世いるなんておかしいって!?」
「あの人怖いあの人怖いあの人怖いあの人怖いあの人怖いあの人怖いあの人怖いあの人怖いあの人怖い」((;゚Д゚)ガクガクブルブル
いつの間にかマシーンの後ろに先端が吸盤状のロープがくっついており、その先にはブン・ボーグたちがおり、佐介に対しての不満を爆発させており、双味に至ってはトラウマになっていた
「くそ~!あんにゃろ~いつか覚えてろ~!だが、まずは無事に帰ることが先決、今度こそ国際時空警察のやつらを切ったん切ったんにして、その後あいつに復讐だ~!」
「「「分かりましたのハマグリ真下!」」」
そして復讐を誓うブン・ボーグたちを連れ、勇樹たちは元の世界に向かって突き進んでいくのだった
最後に出てきたのに関しては今度の映画に出演すると聞いていたし、同じようにメカを使うのでちょっとしたゲストとして出しましたw