平和に流れる時を壊すかのように突如として巨大な城が出現した
さらにそこから複数の兵隊が現れ、街と人々に攻撃を仕掛けてきた
街を破壊し、人々を恐怖に追い込む兵士たち
だが、それを阻止するべく佐介と飛鳥が兵士たちの前に立ちふさがる
2人は一心不乱に兵士たちの進行を食い止め、薙ぎ払っていく
されど倒しても無尽蔵に湧き出る兵士たちに徐々に疲弊していった
その最中、兵士たちと交戦している佐介と飛鳥の前に2人を嘲笑うかのように謎の男が現れるのだった
佐介と飛鳥は突如として現れた謎の男と対峙する
「「…っ」」アセアセ
「ふぅ~ん」ニヤリ
2人と向かい合う男は玉座に座しながら不敵な笑みを浮かべる
佐介と飛鳥は一発で「こいつはヤバい」と感じさせられた
「しっかし、随分と派手にやってくれたな?俺様の部下たちを何体も壊しやがって。器物損害で訴えてやろうか~?」
不敵な笑みを浮かべながら男は兵士たちを倒しまくった佐介と飛鳥に文句を垂れた
「あ、あなたは何者ですか!」
「この変なのに街を壊させたのはあなたね!」
現状から目の前にいる男がこの騒動の主犯なのは明らかだった
兵士たちに街を破壊させたこの男に佐介と飛鳥は怒りの表情を浮かべる
「俺が誰かって?…知りたいなら教えてやる!この、天災にして、カリスマ性に優れ、すべてにおいても一級品な頭脳を持った男!それがこの俺様ことプロフェッサー・ペニー様だ!どうだ、恐れ入ったか~?」
高らかな自己紹介によって自身をプロフェッサー・ペニーと名乗った
「プロフェッサー・ペニー?」
「…なぜこの街を襲ったんですか!あなたの目的はいったい何ですか!」
佐介がにらみを利かせつつペニーに問いただす
たくさんの兵隊を差し向け、街や人々を襲った理由を
「俺の目的か?…そんなに知りたいなら教えてやるよ、俺様の目的はずば~り!…天下統一よ」ニヤリ
「て、天下統一?」
ペニーの最後の不敵な笑みとともにつぶやかれた天下統一という言葉を聞いた佐介と飛鳥は驚きを示す
「天下統一って…どういうことですか?」
「お前らも知っているだろう?かつてこの国日本は一人の名高い武将によって天下を統一を成されたことを」
「ま、まぁ、歴史の授業とかで習いますから誰しもが知ってることです。…でもそれが今の話しとどう関係してるっていうんですか?」
「ぬふふふ、でもな俺様がやろうとしてるのは日本の天下統一なんてちゃっちいもんじゃねぇ…この俺様がやる天下統一とは世界のすべてを丸ごと統一すること、それが俺様が計画した「真・天下統一計画」だ!」
高らかに自らが成そうとしていることの全貌を宣言する
「真・天下統一ですって?」
「そうよ。日本を含め世界各国のすべてを征服、統一し、俺様の俺様による俺様のための世界を作り上げる!…それが俺様の目的よぉ~」
「ふざけないで!そんなのただの独裁じゃない!」
「あぁそうさ、独裁だよ~?悪党がそうすることなんざ当たり前なことじゃねぇか~?」
馬鹿げた目的にたまらず飛鳥は意を唱える
だがペニーはそれを悪びれるどころかむしろ誇らしそうに語っている
そんな彼の狂気じみた言い分に佐介と飛鳥は恐怖した
「狂ってる!」
「ぬふふふ、俺様にとっては最高の褒め言葉だぜ。…俺様はこの野望を成就するためにやってきたんだ…"未来"からな」
「未来?」
「そう、俺様はお前たちが今いるこの時間よりはるか未来からやってきたのさ!」
自身が未来の人物であることをペニーが明かす、それを聞いた佐介と飛鳥は驚愕する
「ということはあなたは未来人ということですか?」
「あぁそうだ。もっとも正確に言うと当初はさらにもっと過去の時代、江戸時代あたりに飛ぶはずだったんだが、その際に"邪魔が"入ってな。その影響でこの時代に来ちまったわけだがまぁ、結果としては問題はない。この時代だろうと俺様に叶う奴らはいないんだからな~。故に手始めにまずはこの街を征服し、その後は日本全土、そしてそれを終えたらいよいよ世界各国の侵略に乗り出す。あ~さすが俺様、我ながら実に素晴らしい計画だ~♪」
自画自賛もいいとこな物言いに佐介と飛鳥は心底怒りを覚える
「そんなことはさせないわ!」
「僕たちがあなたを止めて、そんなバカげた計画を潰して見せます!」
そしてプロフェッサー・ペニーの野望を潰す事を意に決める
「ふ~ん。いっちょ前に吠えてやがるが俺様のおもちゃたちと散々遊んだおかげでもうへとへと寸前じゃねぇか?そんなんでこの俺様をぶっ飛ばすことが果たしてできるのかな~?」
「できるかどうかなんて関係ないよ!」
「街や人々にこれ以上の被害を出させないためにもあなたを倒すことが今僕らのなすべきことです!」
兵士たちを相手にし続け、疲労が溜まっているものの人々と街を守るためにも負けられないという意思が2人を振るい立たせる
「ほ~う、面白い、ならその強がりがどこまでのものか見せてもらおうか…お前たちや~っておしまい!」
【「「「「っ!!」」」」】ダダダダダダ!
「「っ!?」」
プロフェッサー・ペニーの命を受けた兵士たちが佐介と飛鳥に向かって迫ってくる
「飛鳥ちゃん、まだいける?」
「うん、まだやれるよ!」
「…なら!」
「っ!」
押し寄せる大軍を前に佐介と飛鳥は身構える
軍勢が佐介と飛鳥に攻めよっていく
その時だった
ギュォォォォン!
「「っ!?」」
「あぁっ!?」
突如空の空間がねじ曲がったと思いきやその空間から一気の飛行船が出現した
「あれは!?」
「っち、もう来やがったか?」
皆の視線が空に浮かぶ飛行船に注がれる
「うっとおしい、撃ち落としてやる!」
プロフェッサー・ペニーがそういった直後、城のほうに変化が起こり、城壁の中から無数の砲台が出現する
砲塔の照準が船に向けられた瞬間、一斉に斉射が行われる
船を撃ち落とさんというかのように砲撃の嵐が吹き荒れる
しかし、船はそれを巧みによけていく
シュンシュンシュンシュン!
刹那、飛行船から落ちてくる4つの影がこちらに向かって落下してきた
「舐めた真似を…お前ら、あれを撃ち落とせ!」
【「「「「っ!」」」」】ビュビュビュビュビュ!
プロフェッサー・ペニーが対象を空から落ちてくる影に替えさせ、迎撃させる
「撃ってきましたよ!?」
「へっ、オレに任せろ!おりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!!」
しかしそれに対して4人のうちの一人が連続ラッシュを繰り出し、それによって拳から放たれる光弾が敵の攻撃を相殺した
「ちぃっ!」
そうして4人が無事着地を成功させると同時に身にまとっていたスーツが解除される
「あ、あれは!」
佐介と飛鳥は驚きの表情を浮かべる
「ゆ、勇樹くん!?」
「えっ?…って、佐介!?それに飛鳥さんも!?」
なぜなら目の前に立つ四人は自分たちの見知った顔だったからだ