街を守るべく軍勢に戦いを挑んでいる佐介と飛鳥の前に軍勢の首領、プロフェッサー・ペニーが現れた
自らを世界の支配者と唄い、自分が未来からやってきたこと
そしてこの時代にやってきたのは己が内に秘めし野望、「真・天下統一」を果たさんがためであることを明かした
独裁者として世界を自分色に染め上げるという
身勝手極まりないプロフェッサー・ペニーの野望を断固阻止しようとする佐介と飛鳥だったがそれを阻む軍勢との戦闘でいたずらに体力を消耗させられてしまった
尚も押し寄せる軍勢の脅威が迫ろうとしたまさにその時、空の次元が歪んだと思われたその時
空間の壁を突き破るように一気の飛行船が現れた
その飛行船から四つの影がこちらに向かって飛んできた
プロフェッサー・ペニーがそれを見るなり兵士たちに飛行船を迎撃させるもそれを一人が相殺し4つの人影が地に着地した
最中、佐介と飛鳥は驚いた。なぜなら降り立った4つの影は自分たちが見知った人物たちだった
「国際時空管理局」ことI・S・A・Bのタイムパトローラー石川勇樹たちが現れたのだった
「ゆ、勇樹くん!?」
「えっ?…って、佐介!?それに飛鳥さんも!?」
「「「えっ!?」」」
突如として現れた勇樹たちの登場に佐介と飛鳥はおろかその原因である勇樹たちもこちらの存在に驚いている様子だった
「ちょ、ちょっと待っててくれ!」アタフタ
「えっ?あっはい?」
佐介と飛鳥の姿を見た勇樹たちは何やら慌てた様子で円陣を組みながらひそひそと会話をしていた
「…あの~?勇樹くん?」
「あっ、いやすまんすまん…にしてもまさかこんな形で再会することになるなんてな」アセアセ
「あはは…そ、そうですね?」
向かい合いながら互いに気まずい顔を浮かべながら佐介と勇樹は語り合う
「でもなんで勇樹くんたちが?」
「そのことなんだがよ。オレたちはあいつを追ってきたんだ」
「まさか?」
「あぁ、そのまさかだ。今オレたちの目の前にいるあいつ、プロフェッサー・ペニーをな!」
勇樹がびしっとプロフェッサー・ペニーに向かって指を指す
「…あっ、話し終わった?」チュルルルル~
「「「「「「(なんかめっちゃだらけながらクリームソーダ飲んでる!?)」」」」」」ガビビーン
しかしせっかくのキメシーンが玉座の上でのうのうとくつろぎながらクリームソーダ飲んでいるプロフェッサー・ペニーの姿によってすべて台無しにされてしまうのだった
「~~っ///」プルプル
「あ、あの勇樹くん大丈夫?」
「野郎舐めやがって!そんな風に余裕かましてられんのも今のうちだぞ!!」
羞恥心で真っ赤になりながらも気を取り直して勇樹は宣言する
「I・S・A・B、まったくしつこい奴らだね~?俺様を追ってここまで来るなんて、うっとおしいったらありゃしないぜ」
「黙れよこの道化師野郎!」
「歴史を自分好みに塗り替えようなんてそんな横暴見過ごせると思ってるんですか!」
「あなたのしようとしてることは絶対にやってはいけないことです!」
うっとおしそうに勇樹たちI・S・A・Bを見据えるプロフェッサー・ペニーに他の3人も異を唱える
「勇樹くん、聞いてもいいですか?」
「なんだ?」
「あのプロフェッサー・ペニーとは何者なんですか?皆さん何やらご存知のようですが?」
先ほどの口ぶりからして勇樹たちがプロフェッサー・ペニーのことを知ってると察した佐介は彼のことを尋ねてみた
「…奴はオレたちの世界でもかなり名の知れた指名手配の悪の科学者だ」
「悪の科学者?」
「あぁ、奴は幾多の歴史の破壊工作を企て、様々な時代を飛び回り暗躍していて、しかも質の悪いことにそれらの動機が「楽しいから」…なんだそうだ」
「っ!?」
プロフェッサー・ペニーという男がどういう者なのかを聞いた佐介と飛鳥はその内容に思わず耳を疑う
「そういった危険思想を持ってる奴が故にI・S・A・Bは奴を捕まえるために日夜行方を追っていた。そして偶然にもオレたちが奴を見つけ後をつけていたんだが時空間内でちょっとしたトラブルがあってその隙を突かれて逃げられちまったんだ。そしてなんとか居場所を突き止めたオレたちがたどり着いたのが」
「僕らの時代だったと?」
「…」コックン
佐介が尋ねると勇樹は静かに頷いた
「丁寧な解説ご苦労様だな」
「うっせぇ、ともかく!ここであったが百年目だ!プロフェッサー・ペニー、今日こそお前を逮捕する!」
「「「っ!」」」
勇樹が言い放つと残りの三人もいつでも行けるようにと身構える
「気合十分のところ悪いが残念だな、俺様お前らにかまってるほど暇じゃないんでここいらで失礼させてもらうぜ」
「な、なんだと!」
「代わりにこいつらで我慢しな!」
【「「「「っ!!」」」」】ダダダダダダ
プロフェッサー・ペニーの命を受けた兵士たちが佐介たちと勇樹たちに襲い掛かる
「来ます!」
「っ!」
これを見て佐介と飛鳥が奴らを迎え撃とうと身構える
「待て佐介、飛鳥さん」
「えっ?勇樹くん?」
しかしそんな二人を勇樹が止める
「2人ともあいつらと戦意詰めで疲れてんだろ?」
「で、でも?」
自分たちの身を気遣ってくれた勇樹の言葉は嬉しくもあるが敵は多勢だ
それなのに手を出さないわけにはと申し訳ない気持ちが2人の心をくすぐる
「心配すんなって、オレたちがやわな奴らじゃないって事知ってんだろ?」
「「っ」」
「あとはオレたちに任せてくれ」
だが、不安がる二人に勇樹はそう尋ねると佐介と飛鳥は言葉が出なかった
2人の様子を見て大丈夫だと判断した勇樹はすかさず真剣な目になる
「いくぜみんな!」
「「「おう(うん)っ!」」」バッ!
押し寄せる兵士たちを迎えうつべく身構えると同時に一斉に向かっていった
「はあっ!」
「てぇい!!」
「おりゃっ!」
「えぇい!」
駆け出した四人がそれぞれの前方の先頭の兵士を吹き飛ばすとともに戦陣の中へと身を投じる
「さ~て、おめぇら、城に撤収だ!」
ひとしきり戦う様子を見て飽きたのかプロフェッサー・ペニーが城に戻ろうとする
「あっ、待てプロフェッサー・ペニー!」
【「っ!」】
「邪魔すんな!」
それを見てすかさず向かおうとする勇樹だったが兵士たちの妨害にあい、身動きを封じられる
「ふん、精々足掻くこったな」
プロフェッサー・ペニーはちらっと後ろを見て鼻で笑いながらその場を後にした
「せいっ、ふぅぅん!」
勇樹が所持武器「弁慶の七つ道具かご」を使い、取り出した多種多様の武器で兵士たちを蹴散らす
「行きます!えぇぇぇい!!」
陽が手にするハンマーで押し寄せる敵を薙ぎ払う
「へっ、かかってこい!ぼっこぼっこにしてやんぜ!」
伊江が両手にはめたグローブで兵士たちを殴り飛ばしていく
「やあっ!」プスッ!
【「っ?」】
「っ!」ポチッ
【「「「「っ~~~!?」」」」】ビリリリリリリリ!
桜が一人の兵士に刀を突きさし、すかさずスイッチを押すとそこから電流が流れ、近くにいた兵士たちを巻き込んで感電した
「はあっ!」
「えいっ!」
「おらっ!」
「やあっ!」
四人の連携によって兵士たちは一斉に爆発し、跡形もなく消滅した
「すごい!」
「やりましたね勇樹くん、みなさん!」
「あぁ。ありがとう」
兵士たちを倒した勇樹たちの勇姿を佐介と飛鳥が賞賛した
しかし、事態はまだ解決してはいない、プロフェッサー・ペニー、彼を止めない限りは…